3人で異世界転移しました。

りゅり

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27,黒狼

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その後、俺たちは無事に屋敷に戻ってこれた。

漆黒色の扉を開ける。

「おかえり。みんな。」

扉の向こうにはグドがいた。

「ただいま。」

ミリアが疲れきった声でいった。

「なー。さっきの狼なんだったの?」

あるまが言う。

「あれは黒狼。あの鉱山にすみついてるの。人を襲うわ。まぁ、めったに遭遇することは無いと聞くから、大丈夫だと思ってたけど……運が悪かったわ。」

「ミリアちゃん。いくらなんでも、蹴らなくてもいいと思うけど?身代わりを置いて逃げるなんて。なんかかっこわりーっつーか。」

「そうだよ。私だっていざとなったら戦うし。」

「黒狼は不死の生物。目をつけられたらもう終わり。私たちが死ぬまで襲いかかってくる。人類は勝てない。」

「う……。」

「黒狼は凄く音に敏感。私たちの会話が黒狼の耳に届いたのね。だから黒狼は私たちの元に姿を現した。完全に目をつけられていたわ。」

「あるまくん。納得できないかもしれませんが、そうするしかなかったのです。あの男を蹴って大声を出させ、黒狼の注意をあの男にそらすしか。世の中、綺麗ごとだけじゃ生きていけません。」

「わかってるよ」

あるまは、自分の髪をくしゃくしゃしながら、たぶん自分の部屋に行った。

「今日はみんな疲れたでしょう。それぞれ部屋に戻って体を休めましょう。」

そう言って、ミリアはその場を去った。

俺、リア、桃華もそれぞれ自分の部屋に戻った。



俺は部屋に入り、剣をそこらへんの棚に立て掛け、自分の身をベットに放り投げて横になった。




一方あるまは…。
「はー。」
深いため息をついた。
もう何回ため息をついたか分からない。

"ガチャ"

ノックもせずに、ドアをあけたのは

「ももか……んだよ。ノックぐらいしろよ」

「突然入らないと、開けてくれないでしょ、今のあんたは。」

と言いながら、俺の隣に座った。

「まあなー」



ちょっとの沈黙


「なに?元気ないじゃん。いつもなら、いっぱい話題提供してくれるのに。」

「あいにく、そーゆー気分じゃなくてね」

「え、なに?まさか身代わりを盾に逃げたこと、まだ納得してないんだ?」

桃華が意地悪そうな笑顔で言った。

「んー」

「あるまって意外とやわなんだねぇ。そんな見た目のくせに」

「そんな見た目ってなんだよ」

「えー?なんか、右サイドの髪の毛をピンでとめてるとことか、毛先を跳ねてさせてるとことか(笑)どこのチャラ男だよ」

「はっ(笑)べつにチャラ男じゃないし(笑)この髪形が俺には似合う」

「へー自分で言っちゃうんだ(笑)」

「ぅるっせ」

「まぁ、あんまり気にしないことだね。あのこと。これからまだ長いんだし。元の世界では考えられない事が、この世界では起きる。殺しが許可されているとか、笑っちゃうよね」

桃華は席をたった。

「まぁ、この世界はゲームの中だと思って、柔軟に対応してこうや、チャラ男くん」

といって、部屋を出ていった。








あるまの部屋を出た桃華は…


あるまの部屋を出た桃華は、自分の部屋に足を運んだ。

"ボフッ"

ふっかふかのベットに倒れこむ。

「人殺しとか、ホント笑っちゃう。あるまやれおには、荷が重すぎるよ」

と、呟いた。












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