3人で異世界転移しました。

りゅり

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34,ノブァイ島⑥

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そのころのミリア。

「えーっと、あ、ちがう。こっち?ちがう。」

ケオンの光具合を見ながら動く。
ホーリーストーンを探しだすのに、頼れるのはケオンだけ。

「あ、このあたりね」

ケオンが強く光る場所を探しだせた。
あとはそれらしき石をとって、ケオンにかざし、確かめればいい。
手当たり次第、今いるあたりにある石を拾ってかざしてみる。

「んー。」

が、どれも違う。反応がない。

「ここじゃないのかしら」

と近くにあった木にもたれかかる。

「あれ?」

微妙に光の強さが強くなったような…。
もしかして。と、ミリアは魔法で木を上から真っ二つに切った。

"ドサァ"

と木が半分だけ倒れる。

「まぁ、」

残った木の半分に、ホーリーストーンらしき石が埋まっていた。

「目に見えるところだけ探しても駄目ってことね。」

といいながら、ホーリーストーンらしき石を手にとった。
ケオンにかざしてみる。
ケオンが反応した。眩しいくらいに光った。

「これね。」

ミリアはホーリーストーンをふところにしまった。
リアに連絡をと、テレパーシーを送ろうとしたその時…

「あーら。ホーリーストーン発見❤」

声のするほうへ顔を向ける。
そこには派手な感じの女と、部下的な男が数十人いた。

「あなたたちはだれなの」

「なぜ名乗らなくてはならないの?そんなのいいじゃない面倒くさい。それに…」

女が手を向ける。

「あんたは死ぬんだよ!! 」

女の手から出た黒い光のようなものがミリアに向かってくる。
ミリアはそれをすかさずガードで防ぐ。

「私にそのホーリーストーンを譲ってちょうだい❤」

「いやよ」

「素直に譲ってくれれば痛い目には合わさないわよ❤」

「欲しいなら奪いにこればいい。」

「気の強い女。私嫌いだわ。あんたみたいな人。」

女は2本指をミリアに向け、またまた黒い光を発射。
ミリアはそれを器用にかわしつつ、女に向かって突進する。
女まであと一メートル。攻撃を仕掛けようとしたとき…!


"ミリア様!今すぐ来られませんか⁉"

とリアからテレパーシーが。
同じ時、その女のもとにも、  


"リリィ。今すぐ合流だ"

とホセからテレパーシー。


リアの声の調子から、ただことではないことを悟ったミリアは

「申し訳ないですが。急用です。」

といい、マントをひるがえし、消えた。
瞬間移動。
リアから脳に転送してもらった地図のもとへ。


一人取り残された女。

「私もだっての」

その女もその場から立ち去った。
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みんなの感想(2件)

2017.03.23 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

りゅり
2017.03.24 りゅり

ありがとうございます
嬉しいです!

解除
ユルゲーマー

タイトルですが異世界召喚『しました』で良いのでしょうか?『されました』とかでは?
『召喚しました』では呼んだ側になってしまいませんか?
もしくは異世界『転移しました』じゃないでしょうか?

のっけからこんな突っ込みですいません

りゅり
2017.02.12 りゅり

そうですね!すみません。
タイトルですが、「3人で異世界転移しました。」に変えさせていただきます。
これからも突っ込みお待ちしております(笑)
ありがとうございました!

解除

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