零式

Lemon

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エピソード1

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「なんだ」


「嫌な匂いがした」


「感覚の話か?」


「いや、実際の匂い。俺の鼻は犬のそれを優に凌ぐって知ってるだろ」


「ああ、嗅覚というより五感全部人間のそれじゃないな。で、どんな匂いだった」


「鉄の匂い。銃の匂いがした」


「講演会が始まるまであと15分か…。見つけ出せるかその銃の持ち主」


「余裕。見つけ出して締めてやる」


「頼んだぞ。俺は引き続きひかりさんの護衛をする。何かあれば無線ですぐ知らせろ」


「ずっりいぞ!お前ばっかり見えるところでカッコつけやがって」


「俺はお前のような嗅覚は持ち合わせていないしお前は俺のように対人の武術があるわけじゃない。役割が綺麗に割れてるだろ」


「いいとこ取りしやがって」


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