1 / 38
第一章:オレはシンデレラ!?
1.午前零時の鐘が鳴る
しおりを挟む
きらびやかなドレス、きらめくダンスホール、ほっぺが落ちてしまいそうな豪華な食事に後ろ髪をひかれながら彼女は走った。午前零時を告げる鐘はもう六回鳴っているのだ。
幸いにも、追いかけてきた王子はパーティーへ参加しているほかの客人に足止めされていてはるか彼方となっている。これならばれずに外まで出られるだろう。
王城の玄関先までやってくると、行きに乗ってきたかぼちゃの馬車がすでに停まっていた。あわてて飛び乗ると馬車は走りだし、城を出て一つ目の角を曲がったところで十二回目の鐘が鳴りひびいた。
同時に、かぼちゃの馬車はロバとネズミがくくりつけられた荷車へと戻り、ドレスは使い古しのシーツに、ガラスのハイヒールは薄汚い木の靴へと姿を変えていく。
地べたに放り出された女はホコリを払いながら立ち上がり、夢から覚めたことを知ったのだ。
◇◇◇
彼女の名はシンデレラ、古い言語で灰を被った少女と言う名で呼ばれていた。そのような呼び名は一般的に掃除婦を侮蔑するときに使われる。そしてその通り、彼女は家で掃除をはじめとする雑用ばかり言いつけられていた。
『やあシンデレラ、今日も掃除に精が出るね。ホントにキミは働き者だよ。いつか苦労が報われるんじゃないかと僕は考えているんだ』
『天国のお母さんもきっとあなたを見ていてくれるはずよ。だから今は耐えて頑張りましょうね』
「ええ、いつも励ましてくれてありがとう。わたしにはこんな素敵な友達がいるのだからきっと大丈夫。絶対にへこたれたりなんてしないわ。お父様だっていつかお義母様たちの本性に気づくはずよ」
シンデレラは、窓にとまった小鳥や粗末な部屋に出てきたネズミに励まされていると空想する。そうでもしないと辛い日々を耐え忍ぶことは難しい。
後は唯一の財産と言ってもいい、トルソーに着せた母の形見のドレスも励みの一つである。涙が出そうになるたびにそのドレスへ母の優しさを重ね乗り越えてきた。
それがずたずたに引き裂かれたのは、このナルオー国で王子の花嫁候補を探すという王令が出された直後のこと。シンデレラには犯人がわかっているが、かと言ってどうすることもできない。
「シンデレラ? あなたまさか王子様と結婚できるだなんて夢見ているんじゃないでしょうね? あなたのような灰かぶりがパーティーへ行かれるわけないじゃないの」
「お姉さまの言うとおりだわ。あんたみたいな汚らしくみすぼらしい姿は、華やかなダンス会場にふさわしくないもの」
「そんな…… こんなむごい仕打ちをしなくてもわたしが最終的な花嫁候補になれるはずがないのに……」
先に出された王令では、すべての女性を書類審査し一時通過した者が大臣による二次面接へ進めることになっていた。シンデレラはその審査を通過し、最終面談である王子主催のダンスパーティーへ参加が決定している。
書類審査ではねられてしまった義姉たちは、みすぼらしいシンデレラが自分たちよりも上だと評価されたことが気に喰わないのだ。
「ふん、そりゃあんたが選ばれる可能性はゼロに近いかもしれないわ。でもなぜか他人に好かれる性質の男たらしみたいだから念には念を入れておかないとね」
「そうよそうよ、最終的に選ばれるのはこの由緒正しきキノエネー家の長女であるお姉さまに決まっているわ!」
「それはそうかもしれない。でもチャンスは全ての女性に平等なのだから簡単ではないでしょうね(お父様に取り入って我が家へ寄生した売女の娘のくせに!)」
なんの考えもなしに、肉欲におぼれた父が後妻として迎えた母娘たちは最悪の人選だった。忙しい父親のいない隙にと贅沢ばかり。節約のためだと言って使用人は全て解雇してしまった。
代わりに家事のすべてを押し付けられたシンデレラは、つらい日々を送っているというのに、父親は気が付いていないボンクラなのだから救えない。
それでも今までは我慢を続けていた彼女だったのだが、この日、命よりも大切だと言っても過言ではない母の形見を引き裂かれ、とうとう我慢しきれなくなってしまった。
「とにかくあなたはいつも通り家事をやっていればいいの。分不相応な夢を見るのはやめておくことね。私たちは新しいドレスの採寸へ出かけてくるから、それまでに部屋をピカピカに磨いておくように」
「いいこと? 少しでも手を抜いたら許さないんだからね」
「かしこまりました。いってらっしゃいませ(許さないなんてどんな権利があって言ってるんだ? だいたい新しいドレスを買うお金があるなら使用人を首にする必要なんてなかったじゃないか!」
「ちょっと? 今何か言った? まさか逆らおうっていうの? 私たちに逆らうなんて絶対に許さないわよ!」
「そうよそうよ、お義父様がうちのママを溺愛していることを忘れたのかしら?」
「許さないならどうすると言うの? まさかそのワイングラスより重いものは持てない非力な腕でわたしを殴るとでも言うのかしら? アーおかしいったらありゃしない(いえいえ、逆らおうだなんてみじんも思っていません) ええっ!? 今のは私が言ったの!?」
「ふざけたこと言ってんじゃないわよ! 生意気言って、何様のつもり!?」
「お姉さまにたてつくなんて許されないわ、シンデレラのくせに!」
「い、いえ、違うの、そんなこと言うつもりじゃ―― いったい今のは誰の声なの!?」
思わず本音? が漏れてしまったシンデレラに、激高した義姉妹が詰め寄った。抵抗しようとしたが二人がかりで迫られたらどうすることもできない。
義姉に胸を突かれたシンデレラは、そのまま背後の壁に頭を打ち付け意識を失ってしまった。
『ちょっとお姉さま、まさか死んでしまったのではないでしょうね?』
『わ、私にはわからないわ。お母様も留守だしどうすればいいかしら…… とりあえず部屋へ寝かせておきましょう。もしもの時には知らんぷりして寝てる間に死んでしまったと言えばいいわ』
「う、うーん、わたしはいったい―― ああっ、義姉様? お二人ともなぜわたしの部屋にいるのですか?」
「あ、あら、目を覚ましたのね。突然倒れたから部屋まで運んであげたのよ。感謝しなさい」
「そう、そうなのよ。あんた突然倒れたんだからね? もしかして仕事をさぼるために気絶した振りでもしたんじゃないの?」
「いえ、そんなことはありません(おまえたちが突き飛ばしたんだろ)」
「目が覚めたなら早く夕飯の支度に取り掛かるのね。もうすぐお義母様が帰ってくるわ。外はもう暗いから水はカメから使っていいわ」
「早くしなさいよ? あんたの看病で疲れてしまったんだからね」
生死にかかわるような出来事があったにもかかわらず、義姉妹は相変わらずシンデレラにつらく当たりこき使うのだった。
幸いにも、追いかけてきた王子はパーティーへ参加しているほかの客人に足止めされていてはるか彼方となっている。これならばれずに外まで出られるだろう。
王城の玄関先までやってくると、行きに乗ってきたかぼちゃの馬車がすでに停まっていた。あわてて飛び乗ると馬車は走りだし、城を出て一つ目の角を曲がったところで十二回目の鐘が鳴りひびいた。
同時に、かぼちゃの馬車はロバとネズミがくくりつけられた荷車へと戻り、ドレスは使い古しのシーツに、ガラスのハイヒールは薄汚い木の靴へと姿を変えていく。
地べたに放り出された女はホコリを払いながら立ち上がり、夢から覚めたことを知ったのだ。
◇◇◇
彼女の名はシンデレラ、古い言語で灰を被った少女と言う名で呼ばれていた。そのような呼び名は一般的に掃除婦を侮蔑するときに使われる。そしてその通り、彼女は家で掃除をはじめとする雑用ばかり言いつけられていた。
『やあシンデレラ、今日も掃除に精が出るね。ホントにキミは働き者だよ。いつか苦労が報われるんじゃないかと僕は考えているんだ』
『天国のお母さんもきっとあなたを見ていてくれるはずよ。だから今は耐えて頑張りましょうね』
「ええ、いつも励ましてくれてありがとう。わたしにはこんな素敵な友達がいるのだからきっと大丈夫。絶対にへこたれたりなんてしないわ。お父様だっていつかお義母様たちの本性に気づくはずよ」
シンデレラは、窓にとまった小鳥や粗末な部屋に出てきたネズミに励まされていると空想する。そうでもしないと辛い日々を耐え忍ぶことは難しい。
後は唯一の財産と言ってもいい、トルソーに着せた母の形見のドレスも励みの一つである。涙が出そうになるたびにそのドレスへ母の優しさを重ね乗り越えてきた。
それがずたずたに引き裂かれたのは、このナルオー国で王子の花嫁候補を探すという王令が出された直後のこと。シンデレラには犯人がわかっているが、かと言ってどうすることもできない。
「シンデレラ? あなたまさか王子様と結婚できるだなんて夢見ているんじゃないでしょうね? あなたのような灰かぶりがパーティーへ行かれるわけないじゃないの」
「お姉さまの言うとおりだわ。あんたみたいな汚らしくみすぼらしい姿は、華やかなダンス会場にふさわしくないもの」
「そんな…… こんなむごい仕打ちをしなくてもわたしが最終的な花嫁候補になれるはずがないのに……」
先に出された王令では、すべての女性を書類審査し一時通過した者が大臣による二次面接へ進めることになっていた。シンデレラはその審査を通過し、最終面談である王子主催のダンスパーティーへ参加が決定している。
書類審査ではねられてしまった義姉たちは、みすぼらしいシンデレラが自分たちよりも上だと評価されたことが気に喰わないのだ。
「ふん、そりゃあんたが選ばれる可能性はゼロに近いかもしれないわ。でもなぜか他人に好かれる性質の男たらしみたいだから念には念を入れておかないとね」
「そうよそうよ、最終的に選ばれるのはこの由緒正しきキノエネー家の長女であるお姉さまに決まっているわ!」
「それはそうかもしれない。でもチャンスは全ての女性に平等なのだから簡単ではないでしょうね(お父様に取り入って我が家へ寄生した売女の娘のくせに!)」
なんの考えもなしに、肉欲におぼれた父が後妻として迎えた母娘たちは最悪の人選だった。忙しい父親のいない隙にと贅沢ばかり。節約のためだと言って使用人は全て解雇してしまった。
代わりに家事のすべてを押し付けられたシンデレラは、つらい日々を送っているというのに、父親は気が付いていないボンクラなのだから救えない。
それでも今までは我慢を続けていた彼女だったのだが、この日、命よりも大切だと言っても過言ではない母の形見を引き裂かれ、とうとう我慢しきれなくなってしまった。
「とにかくあなたはいつも通り家事をやっていればいいの。分不相応な夢を見るのはやめておくことね。私たちは新しいドレスの採寸へ出かけてくるから、それまでに部屋をピカピカに磨いておくように」
「いいこと? 少しでも手を抜いたら許さないんだからね」
「かしこまりました。いってらっしゃいませ(許さないなんてどんな権利があって言ってるんだ? だいたい新しいドレスを買うお金があるなら使用人を首にする必要なんてなかったじゃないか!」
「ちょっと? 今何か言った? まさか逆らおうっていうの? 私たちに逆らうなんて絶対に許さないわよ!」
「そうよそうよ、お義父様がうちのママを溺愛していることを忘れたのかしら?」
「許さないならどうすると言うの? まさかそのワイングラスより重いものは持てない非力な腕でわたしを殴るとでも言うのかしら? アーおかしいったらありゃしない(いえいえ、逆らおうだなんてみじんも思っていません) ええっ!? 今のは私が言ったの!?」
「ふざけたこと言ってんじゃないわよ! 生意気言って、何様のつもり!?」
「お姉さまにたてつくなんて許されないわ、シンデレラのくせに!」
「い、いえ、違うの、そんなこと言うつもりじゃ―― いったい今のは誰の声なの!?」
思わず本音? が漏れてしまったシンデレラに、激高した義姉妹が詰め寄った。抵抗しようとしたが二人がかりで迫られたらどうすることもできない。
義姉に胸を突かれたシンデレラは、そのまま背後の壁に頭を打ち付け意識を失ってしまった。
『ちょっとお姉さま、まさか死んでしまったのではないでしょうね?』
『わ、私にはわからないわ。お母様も留守だしどうすればいいかしら…… とりあえず部屋へ寝かせておきましょう。もしもの時には知らんぷりして寝てる間に死んでしまったと言えばいいわ』
「う、うーん、わたしはいったい―― ああっ、義姉様? お二人ともなぜわたしの部屋にいるのですか?」
「あ、あら、目を覚ましたのね。突然倒れたから部屋まで運んであげたのよ。感謝しなさい」
「そう、そうなのよ。あんた突然倒れたんだからね? もしかして仕事をさぼるために気絶した振りでもしたんじゃないの?」
「いえ、そんなことはありません(おまえたちが突き飛ばしたんだろ)」
「目が覚めたなら早く夕飯の支度に取り掛かるのね。もうすぐお義母様が帰ってくるわ。外はもう暗いから水はカメから使っていいわ」
「早くしなさいよ? あんたの看病で疲れてしまったんだからね」
生死にかかわるような出来事があったにもかかわらず、義姉妹は相変わらずシンデレラにつらく当たりこき使うのだった。
5
あなたにおすすめの小説
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる