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第二章 少女と盗賊
9.盗賊の終焉
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「それじゃなにかい?
お前さんは自分の家へ身代金の要求をしろと言っているのか?
いくらなんでもそれは無茶じゃないか?」
「そうね、素直にお金を渡してくれるとは思えないわね。
でも要求をしてから向こうの出方を観察することはできるわ」
実はこの狂言の狙いはお金ではない。ルルリラがどの程度本気で追われているか確かめたかったのである。もし本気で捕らえるつもりで手配されているようならもっと遠くまで逃げた方が良さそうだし、そうでも無ければこの田舎に居ればまあまあ安全だろうと考えたのだ。
グランを利用するつもりはないのだが、今は何より身の安全を考えたい。自分の人生を奪われてしまった上に、こちらでも不幸続きでは身も心も持たないと言うものだ。
その後あーでもないこーでもないと作戦を練りつつ、グランが脅迫状を作成した。私はドレスの端を少し切って提供し、それを凸凹コンビがアーマドリウス家へ届ける運びとなった。
受け渡しには、盗賊の中でも一番高齢でいかにも使いの老人といった風体の男が選ばれ、約束の日時に指定の場所へ向かう。指定の森にはあらかじめ数人の盗賊たちが潜伏して身代金の到着を待った。
「お嬢様はどちらでしょうか?
ご無事なのでしょうね?」
そう居ながら老人の後をついてきた執事、いや執事風の男には見覚えがない。実行前に決めておいたように少し離れた場所でカバンを開けさせて老人が中身を確認するとどうやら本物の金貨が入っていたようだ。
大木の下に吊るされている私を見て、執事風の男は安心したのか笑顔を見せる。この場所まで誰かがつけてきた様子はないのかどうか知らないが、金貨の入ったかばんに老人がロープを結び付けそれを森に潜んだ別の盗賊が回収した。
「それではお嬢様を返してもらいますよ」
どうやら本当に連れ帰るつもりなのだろう。なんだ意外に罪は軽く済ませてくれるようなので取り越し苦労だったかもしれない。そんなことを考えて安堵していたその瞬間、数頭の馬に乗った警備隊らしき人たちが走ってきた。おそらく結構遠くから様子を見ていたのだろう。
しかしこれは想定内の出来事だった。森の中の盗賊たちが走ってくる馬に合わせて仕掛けてあったロープを引くと、行く手に網が張られて全員が落馬した。
その直後、私はグランの馬に乗せられて他の盗賊と共にその場を立ち去った。これではっきりした。私が殺されても構わず盗賊を捕らえる気であったようだし、生きて戻ったとしても極刑か重罰は間違いないだろう。
アジトへ戻るとすでにテントは片付けられており、数台の馬が荷物を満載にして待機していた。もしかして引っ越し?
「よおし、予定通り移動するぞ。
罠の準備はできているか?
終わっているなら出発だ、今日は祝杯だぜ」
グランが合図をすると盗賊たちは王都から遠のく方向へ走り始める。いったいどこまで行ってしまうのだろうか。まあどうせ帰る場所は無いのだからどこまでもついていくしかない。少しだけ涙が零れ落ちたがすぐに気を取り直し、私はグランにしがみついた手を強めた。
どのくらい走ったのかわからないが、今日から新しいアジトとなるらしい廃墟のような場所へと到着した。今までいたのは荒野の岩場だったのでひと気がまったくなかったが、ここは以前に人が住んでいた形跡がある。
「ここはすでに廃村になり見捨てられた土地だから危険度は少ない。
だが隣国と近いからむやみに出歩くんじゃないぞ。
他の盗賊に捕まるなんてこともあり得るからな」
馬の上では返事ができないが、せめてものつもりで首を縦に振った。到着後すぐにテントが組み立てられた。すごい手際の良さに思わず拍手していると、グランが中へ入るよう促してくる。
するとそこには申し訳程度ではあるが一部に仕切りが作ってあるではないか。私はすぐにしゃがみ込んで地面へお礼を書いた。
「いやな、さすがに野郎どもの中で一緒に雑魚寝じゃかわいそうだからよ。
あらかじめ大工へ頼んでおいたのさ」
もちろん本物の大工ではなく、テントの設営を担当している盗賊のことだ。私はその人のところへ言って同じようにお礼をしたのだった。
「お嬢気にすんな。
俺には家族が居ねえから何をしてやればいいのかわからねえ。
でももしなにか欲しいものがあったら遠慮はしなくていいからな」
まだ数日の付き合いだが、盗賊たちは意外と人懐っこく付き合いやすかった。凸凹コンビでさえも意地悪なことをしてくることはないし、果物をくれたこともある。
それにしても身代金をせしめた主犯になってしまったし、このまま私は女盗賊になってしまうのだろうか。これまでは真っ当に生きてきたと言うのにまさかこんなことになるなんて……
いやでも、あのお金は自分の家から自分の身を使って受け取ったのだから自分の財産と言ってもいい。そうだ、そう思うことにしよう。とは言え盗賊に食べさせてもらっているのだから同罪同類と言われても否定はできない。
「よお、ルルリラ、俺はちんけな盗賊の真似はもうやめるぜ。
さっきのやつらはお前の命を何とも思って無さそうだったじゃねえか。
一体何があったのか知らねえが、貴族ってのはやっぱり好かねえ。
もちろん王族なんてものはもっと嫌いだぜ」
私がきょとんとして見つめていると、グランは恥ずかしかったのか視線を外してから言葉を続けた。
「だからよ、この国を変えて見せるぜ。
この金を元手にして貴族社会をぶっ潰してやる」
「そんな簡単に出来るものじゃないでしょ?
下手すれば死んでしまうわよ」
「その時は俺の命はそこまでの価値だったってこった。
ただ死んじまったらお前のことを護れなくなっちまうかもしれないから覚悟はしておけよ?」
「それまではどうするの?
私は何をすればいいの?」
炊事洗濯くらいはできると思うが、なにせ言葉が話せないのだからお互い不自由なこともあるだろう。それでも良ければ何でも手伝おうと考えていた。
「そうだな、まだ子供なんだからどうせなにもできないだろ?
せいぜいみんなに笑顔を振りまいていてくれ。
お前が来てからアジトがなんだか明るくなった気がするからな」
なんとも気恥ずかしい、そして嬉しいことを言ってくれるのだろうか。グランって見た目よりもずっといい男だ。私は身振りで照れていることを示してみたがうまく伝わったようだ。
それから具体的に何をするのかなにも聞かされないまま数日が過ぎた。
「おーい、ポポ、今日は材料がそろったからベッドを作ってやるぞ。
これで少しは快適になるだろうて」
大工がそう声をかけてくれたので私は飛び上がって喜んでしまった。さらに凸凹コンビが何やら大き目のトランクを運んできた。
「お嬢、この中にいろいろ必要そうなものが入ってるから。
足りないものがあったら何でも言ってくれよ?」
その場で開けてみると洋服が数着に肌着まである。それにかわいらしい靴やブラシまで入っていた。どこでこんなもの手に入れてきたのだろう。私がしゃがみ込んで確認しようとすると凸兄貴が先に教えてくれた。
「絶対に誓って盗んできたりはしてねえよ?
ちゃんと街へ言って買ってきたんだ。
女の子へのプレゼントだからって言って店のやつに選ばせたから何が入ってるかは知らねえ」
このいかつい図体でそんなことをしに行ってくれていたなんて驚きだ。思わず抱きついてお礼を言うが、やっぱりポポポポポなのでちゃんと伝わったか心配だった。しかし凸兄貴は満足そうに笑ってくれて私も嬉しくなった。
そこへ凹子分が近寄ってきて何かを手渡してくれた。なんとそれは小ぶりの黒板とろう石だ。これで地面へしゃがまなくても筆談ができる。なんとも気が効いたことをしてくれてとても嬉しい気分になり、こちらも同じように抱きついてお礼を言った。
「おいおい、お前らに抱きついたらポポが穢れちまうぜ。
しっし、早く離れろ」
「頭ずりいや、俺たちだってお嬢を可愛がりてえのによ。
自分だけの妹じゃないんだからな」
グランが凸凹コンビをからかうと、二人も負けじと言い返している。それを見て笑っている私はいつの間にかすっかり元盗賊たちになじんでいるのだなと感じていた。
お前さんは自分の家へ身代金の要求をしろと言っているのか?
いくらなんでもそれは無茶じゃないか?」
「そうね、素直にお金を渡してくれるとは思えないわね。
でも要求をしてから向こうの出方を観察することはできるわ」
実はこの狂言の狙いはお金ではない。ルルリラがどの程度本気で追われているか確かめたかったのである。もし本気で捕らえるつもりで手配されているようならもっと遠くまで逃げた方が良さそうだし、そうでも無ければこの田舎に居ればまあまあ安全だろうと考えたのだ。
グランを利用するつもりはないのだが、今は何より身の安全を考えたい。自分の人生を奪われてしまった上に、こちらでも不幸続きでは身も心も持たないと言うものだ。
その後あーでもないこーでもないと作戦を練りつつ、グランが脅迫状を作成した。私はドレスの端を少し切って提供し、それを凸凹コンビがアーマドリウス家へ届ける運びとなった。
受け渡しには、盗賊の中でも一番高齢でいかにも使いの老人といった風体の男が選ばれ、約束の日時に指定の場所へ向かう。指定の森にはあらかじめ数人の盗賊たちが潜伏して身代金の到着を待った。
「お嬢様はどちらでしょうか?
ご無事なのでしょうね?」
そう居ながら老人の後をついてきた執事、いや執事風の男には見覚えがない。実行前に決めておいたように少し離れた場所でカバンを開けさせて老人が中身を確認するとどうやら本物の金貨が入っていたようだ。
大木の下に吊るされている私を見て、執事風の男は安心したのか笑顔を見せる。この場所まで誰かがつけてきた様子はないのかどうか知らないが、金貨の入ったかばんに老人がロープを結び付けそれを森に潜んだ別の盗賊が回収した。
「それではお嬢様を返してもらいますよ」
どうやら本当に連れ帰るつもりなのだろう。なんだ意外に罪は軽く済ませてくれるようなので取り越し苦労だったかもしれない。そんなことを考えて安堵していたその瞬間、数頭の馬に乗った警備隊らしき人たちが走ってきた。おそらく結構遠くから様子を見ていたのだろう。
しかしこれは想定内の出来事だった。森の中の盗賊たちが走ってくる馬に合わせて仕掛けてあったロープを引くと、行く手に網が張られて全員が落馬した。
その直後、私はグランの馬に乗せられて他の盗賊と共にその場を立ち去った。これではっきりした。私が殺されても構わず盗賊を捕らえる気であったようだし、生きて戻ったとしても極刑か重罰は間違いないだろう。
アジトへ戻るとすでにテントは片付けられており、数台の馬が荷物を満載にして待機していた。もしかして引っ越し?
「よおし、予定通り移動するぞ。
罠の準備はできているか?
終わっているなら出発だ、今日は祝杯だぜ」
グランが合図をすると盗賊たちは王都から遠のく方向へ走り始める。いったいどこまで行ってしまうのだろうか。まあどうせ帰る場所は無いのだからどこまでもついていくしかない。少しだけ涙が零れ落ちたがすぐに気を取り直し、私はグランにしがみついた手を強めた。
どのくらい走ったのかわからないが、今日から新しいアジトとなるらしい廃墟のような場所へと到着した。今までいたのは荒野の岩場だったのでひと気がまったくなかったが、ここは以前に人が住んでいた形跡がある。
「ここはすでに廃村になり見捨てられた土地だから危険度は少ない。
だが隣国と近いからむやみに出歩くんじゃないぞ。
他の盗賊に捕まるなんてこともあり得るからな」
馬の上では返事ができないが、せめてものつもりで首を縦に振った。到着後すぐにテントが組み立てられた。すごい手際の良さに思わず拍手していると、グランが中へ入るよう促してくる。
するとそこには申し訳程度ではあるが一部に仕切りが作ってあるではないか。私はすぐにしゃがみ込んで地面へお礼を書いた。
「いやな、さすがに野郎どもの中で一緒に雑魚寝じゃかわいそうだからよ。
あらかじめ大工へ頼んでおいたのさ」
もちろん本物の大工ではなく、テントの設営を担当している盗賊のことだ。私はその人のところへ言って同じようにお礼をしたのだった。
「お嬢気にすんな。
俺には家族が居ねえから何をしてやればいいのかわからねえ。
でももしなにか欲しいものがあったら遠慮はしなくていいからな」
まだ数日の付き合いだが、盗賊たちは意外と人懐っこく付き合いやすかった。凸凹コンビでさえも意地悪なことをしてくることはないし、果物をくれたこともある。
それにしても身代金をせしめた主犯になってしまったし、このまま私は女盗賊になってしまうのだろうか。これまでは真っ当に生きてきたと言うのにまさかこんなことになるなんて……
いやでも、あのお金は自分の家から自分の身を使って受け取ったのだから自分の財産と言ってもいい。そうだ、そう思うことにしよう。とは言え盗賊に食べさせてもらっているのだから同罪同類と言われても否定はできない。
「よお、ルルリラ、俺はちんけな盗賊の真似はもうやめるぜ。
さっきのやつらはお前の命を何とも思って無さそうだったじゃねえか。
一体何があったのか知らねえが、貴族ってのはやっぱり好かねえ。
もちろん王族なんてものはもっと嫌いだぜ」
私がきょとんとして見つめていると、グランは恥ずかしかったのか視線を外してから言葉を続けた。
「だからよ、この国を変えて見せるぜ。
この金を元手にして貴族社会をぶっ潰してやる」
「そんな簡単に出来るものじゃないでしょ?
下手すれば死んでしまうわよ」
「その時は俺の命はそこまでの価値だったってこった。
ただ死んじまったらお前のことを護れなくなっちまうかもしれないから覚悟はしておけよ?」
「それまではどうするの?
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「そうだな、まだ子供なんだからどうせなにもできないだろ?
せいぜいみんなに笑顔を振りまいていてくれ。
お前が来てからアジトがなんだか明るくなった気がするからな」
なんとも気恥ずかしい、そして嬉しいことを言ってくれるのだろうか。グランって見た目よりもずっといい男だ。私は身振りで照れていることを示してみたがうまく伝わったようだ。
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足りないものがあったら何でも言ってくれよ?」
その場で開けてみると洋服が数着に肌着まである。それにかわいらしい靴やブラシまで入っていた。どこでこんなもの手に入れてきたのだろう。私がしゃがみ込んで確認しようとすると凸兄貴が先に教えてくれた。
「絶対に誓って盗んできたりはしてねえよ?
ちゃんと街へ言って買ってきたんだ。
女の子へのプレゼントだからって言って店のやつに選ばせたから何が入ってるかは知らねえ」
このいかつい図体でそんなことをしに行ってくれていたなんて驚きだ。思わず抱きついてお礼を言うが、やっぱりポポポポポなのでちゃんと伝わったか心配だった。しかし凸兄貴は満足そうに笑ってくれて私も嬉しくなった。
そこへ凹子分が近寄ってきて何かを手渡してくれた。なんとそれは小ぶりの黒板とろう石だ。これで地面へしゃがまなくても筆談ができる。なんとも気が効いたことをしてくれてとても嬉しい気分になり、こちらも同じように抱きついてお礼を言った。
「おいおい、お前らに抱きついたらポポが穢れちまうぜ。
しっし、早く離れろ」
「頭ずりいや、俺たちだってお嬢を可愛がりてえのによ。
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