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第五章 戦いの日々
59.魔女か女神か
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ドレメル卿からの親書を持って来た配下のキマタ子爵に案内された屋敷、というより古民家がせいぜいの別宅は、意外すぎるほど質素な建物だった。王都直轄地隣接の領主ではないからこうやって別宅を設けているのだろうか。私は毎月貴族会合で王都へ来ても宿屋すら取らずに帰ってしまうため、わざわざ別宅を持つことなんて考えたこともない。
「どうぞお入りください。
ここは城に近く広いわりに家賃が安いんですよ。
月に一度泊まるにはこれでも贅沢ですがね」
「これはドレメル侯爵閣下、お初にお目にかかります。
レン・ポポ・アローフィールズと申します。
この度は突然のご訪問、失礼いたします」
招かれた先で室内をキョロキョロ見回し失礼をしていたことが恥ずかしく、緊張して声が上ずってしまった。こういうところは自分でも子供だと感じてしまう。それにしても家賃が安いとは、まさかの賃貸物件だった。とても貴族とは思えないがなかなか気が合いそうである。
「いやあ、こちらこそ初めまして。
思いのほかかわいらしいお嬢さんですな。
これは失礼、私の娘も昔はかわいかったのでつい」
「閣下にはお嬢様がいらっしゃるのですね。
昔は、と言うことは今はもう大人と言うことでしょうか」
「はい、北部の街へ嫁に行きました。
貴族社会が嫌いな子だったこともあって嫁ぎ先は商家です。
もう四十を超えてますからすっかり街のおばさんといったたたずまいですな」
「幸せな日々を送られているのならよろしいのではございませんか。
私も田舎の小娘ですしね」
「詳しくは存じませんがご苦労なさったと聞いておりますよ。
それが今や王国への貢献目覚ましい少女伯爵として名をはせておるのですからご立派です」
ニコニコしながら褒めてくれるが本心なのかお世辞なのかどうにも掴めない。ここまでは隙がない人物と言う印象なので決して油断してはならないだろう。
「侯爵様、お茶が入りました。
伯爵様も男爵さまも、ええ、お嬢様もこちらへどうぞ」
別宅とは言え下働きを使わずにキマタがお茶を淹れるとはこれまた驚いた。まあうちでもグランに淹れてもらうことはあるが、生まれた時から貴族である彼とグランでは事情が違い恐縮してしまった。
「侯爵様、こちらは配下のルモンド男爵でございます。
そして…… こちらのお嬢さんはトーラス卿のご息女のモーデル様」
「はて? 城でご紹介いただいた時とは印象が大分違いますなあ。
なんというか、その…… ふくよかで……」
モーデルは嬉しそうに笑っている。体型のことは気にしていないどころか褒められていると感じるようだ。確かに貧しい民が多い世の中でふくよかなのは幸せの象徴と言えなくもない。
「実はハマルカイト皇子と婚約したモーデルはトーラス卿の娘ではありません。
イリアと言う平民の娘とモーデルとを入れ替えて婚姻させようとしているのです。
これは間違いなくハマルカイト皇子の意向でしょう」
「なんと!? ではこの本物のモーデル嬢はなぜ伯爵殿とご一緒に?
事情がさっぱり分かりませんな」
「このモーデル嬢ですが、実は城の地下牢に閉じ込められておりました。
先日の会合で私が捕らえられて地下牢へ入れられた際に出会ったと言うわけです。
それと閣下、私のことはレンとお呼びください」
「なるほど、不思議なことをするものですな。
トーラス卿がやったことなら実の娘を牢へ入れたことになる。
まさかハマルカイト皇子や国王が捕らえたのであろうか。
レン殿は何かご存じなのかな?
そうだ、私のことはタバスと呼んでくださって結構です」
「かしこまりました、タバス様。
私の調べによると、まずはイリアとモーデル嬢を交換しハマルカイト皇子と結婚させる。
その後モーデルを養子として迎え入れるつもりのようです。
ハマルカイト皇子はイリアを溺愛しておりますし、トーラス卿は王族の親族になれます。
この二人の利害が一致し計画されたものでしょう」
「随分詳しく調べておいでだ。
教育係がアーマドリウス家からトーラス家に変わったことも関係あるのだろうか。
それと肝心の、今回起こった国王暗殺についても……」
「無関係ではないと考えております。
御三家からアーマドリウス家を追い出しトーラス家が優位に立つための――」
自分でここまで話をしてからハッと気が付いた。もとはと言えば私、というかルルリラの傷害事件が切っ掛けですべてが動き出したのか? あのわがまま令嬢のせいで何人の人生が狂ったのだろう。
ルルリラがもっとまともな子供であったなら婚約を破棄されることもなく、そうすればイリアが見初められることもなかった。もちろんアーマドリウス家が王族の教育係から外されることもなく、モーデルは他人と交換される人生でもなかったし、トーラス卿がハマルカイトとともにおかしな野望を持つこともなかっただろう。
しかし今はそのルルリラとは私なのだから私が全てを背負って生きていくしかないのだ。ここまで一気に考えると無性に腹が立って仕方ないが、本当のルルリラは私の肉体と人生を道連れに死んでしまい後の祭りだ。
いつもならここで涙を流してしまうところなのだが、ここが他人の家であると言うことで、最後の一線を越えず耐えることが出来たように思う。
「レン殿? いかがなされた?
顔色が悪いようですが、少し横になりますかな?」
「お気遣いありがとうございます、大丈夫です。
頭の中で恐ろしい計画をなぞっていたら気分が悪くなってしまいました。
なんとしても止めなければなりません。
ですがその前に――」
今こそ目の前のドレメル卿の考えを聞かせてもらおう。一旦深呼吸をしてから続きを話そうとしたその瞬間、モーデルが横やりを入れてきた。
「あのう、わたくしはここでお話を聞いていてもよろしいのでしょうか?
どうも父が逆賊であるように聞こえておりまして、このままでは少々居心地が悪いのです」
「それもそうね、あなたには気を使わずに悪いことをしたわ。
目の前で父親のことを悪く言われるのは辛いものね」
「いいえ、そうではありません。
聞かれてしまったからには消すしかないとか言われたらどうしようかと思いましてえ。
でもわたくしはあの人が悪人と言われてもなんとも思いません。
ただお屋敷にいるお母さまはきっとなにも知りませんのでお助け下さいませんか?」
「そんなのもちろんよ。
でも父親のことをあの人だなんて、あなたもなかなか言うわね」
「わたくし最近分かったんですの。
なぜお母さまに異国への留学へ命じられたのか。
なぜお父様がわたくしをかわいがってくれていたのかを」
「それはどういうことかしら?
娘なのだからかわいがって当然じゃないの?
今みたいに別人と交換するなんておかしいでしょ」
「いいええ、あの人は義理の父なのです。
わたくしはお母さまの連れ子ですからあ。
小さいころからお父様はわたくしと一緒に湯あみをしたり着替えを手伝ってくれました。
でも今はもうそれがおかしなことだったとわかる歳になったのです」
つまり…… 母親は我が子に対するトーラス卿の行いが続いていくのを危惧して遠方の異国へ留学させたと言うことか。赦せない…… そんなこと絶対に許せない!
ここで私が立ち上がるよりも早くルモンドが私の両肩へ手を置いた。その優しい感触で何とか我に返ったが怒りは全く収まっていない。
「ありがとうルモンド……
ついでになにか石ころでも拾ってきてくれない?
このままじゃ気持ちが収まらないのよ」
「畏まりました、姫様」
そう言ってから表へ出たルモンドはすぐにこぶし大の石を拾って戻ってきた。不思議そうにこちらを眺めるタバスとキマタに構わず、私は手渡された石ころを思い切り握りつぶした。
「なんと!? まさか、そんな……」
「床を汚してしまって申し訳ございません。
こうでもしないと今にも飛び出してしまいそうで……
掃除道具を貸していただけますか?」
「いえいえ、そのままで構いませんよ。
とても面白いものを見せていただきました。
これならトーラス卿が辺境の小さな魔女と呼びたくなるのもわかると言うものだ」
「タバス様…… お恥ずかしいところをお見せしました……
でもその呼び名は、あの……」
「おっとこれは失礼した。
魔女ではなく女神とお呼びするべきでしょうな。
民に平等をもたらす小さな女神ですから」
「民に平等を? それはどういう意味でしょうか」
一瞬不安がよぎりとぼけて見せたがタバスは笑顔を絶やさずこう答えた。
「夢をね、見たのですよ」
「どうぞお入りください。
ここは城に近く広いわりに家賃が安いんですよ。
月に一度泊まるにはこれでも贅沢ですがね」
「これはドレメル侯爵閣下、お初にお目にかかります。
レン・ポポ・アローフィールズと申します。
この度は突然のご訪問、失礼いたします」
招かれた先で室内をキョロキョロ見回し失礼をしていたことが恥ずかしく、緊張して声が上ずってしまった。こういうところは自分でも子供だと感じてしまう。それにしても家賃が安いとは、まさかの賃貸物件だった。とても貴族とは思えないがなかなか気が合いそうである。
「いやあ、こちらこそ初めまして。
思いのほかかわいらしいお嬢さんですな。
これは失礼、私の娘も昔はかわいかったのでつい」
「閣下にはお嬢様がいらっしゃるのですね。
昔は、と言うことは今はもう大人と言うことでしょうか」
「はい、北部の街へ嫁に行きました。
貴族社会が嫌いな子だったこともあって嫁ぎ先は商家です。
もう四十を超えてますからすっかり街のおばさんといったたたずまいですな」
「幸せな日々を送られているのならよろしいのではございませんか。
私も田舎の小娘ですしね」
「詳しくは存じませんがご苦労なさったと聞いておりますよ。
それが今や王国への貢献目覚ましい少女伯爵として名をはせておるのですからご立派です」
ニコニコしながら褒めてくれるが本心なのかお世辞なのかどうにも掴めない。ここまでは隙がない人物と言う印象なので決して油断してはならないだろう。
「侯爵様、お茶が入りました。
伯爵様も男爵さまも、ええ、お嬢様もこちらへどうぞ」
別宅とは言え下働きを使わずにキマタがお茶を淹れるとはこれまた驚いた。まあうちでもグランに淹れてもらうことはあるが、生まれた時から貴族である彼とグランでは事情が違い恐縮してしまった。
「侯爵様、こちらは配下のルモンド男爵でございます。
そして…… こちらのお嬢さんはトーラス卿のご息女のモーデル様」
「はて? 城でご紹介いただいた時とは印象が大分違いますなあ。
なんというか、その…… ふくよかで……」
モーデルは嬉しそうに笑っている。体型のことは気にしていないどころか褒められていると感じるようだ。確かに貧しい民が多い世の中でふくよかなのは幸せの象徴と言えなくもない。
「実はハマルカイト皇子と婚約したモーデルはトーラス卿の娘ではありません。
イリアと言う平民の娘とモーデルとを入れ替えて婚姻させようとしているのです。
これは間違いなくハマルカイト皇子の意向でしょう」
「なんと!? ではこの本物のモーデル嬢はなぜ伯爵殿とご一緒に?
事情がさっぱり分かりませんな」
「このモーデル嬢ですが、実は城の地下牢に閉じ込められておりました。
先日の会合で私が捕らえられて地下牢へ入れられた際に出会ったと言うわけです。
それと閣下、私のことはレンとお呼びください」
「なるほど、不思議なことをするものですな。
トーラス卿がやったことなら実の娘を牢へ入れたことになる。
まさかハマルカイト皇子や国王が捕らえたのであろうか。
レン殿は何かご存じなのかな?
そうだ、私のことはタバスと呼んでくださって結構です」
「かしこまりました、タバス様。
私の調べによると、まずはイリアとモーデル嬢を交換しハマルカイト皇子と結婚させる。
その後モーデルを養子として迎え入れるつもりのようです。
ハマルカイト皇子はイリアを溺愛しておりますし、トーラス卿は王族の親族になれます。
この二人の利害が一致し計画されたものでしょう」
「随分詳しく調べておいでだ。
教育係がアーマドリウス家からトーラス家に変わったことも関係あるのだろうか。
それと肝心の、今回起こった国王暗殺についても……」
「無関係ではないと考えております。
御三家からアーマドリウス家を追い出しトーラス家が優位に立つための――」
自分でここまで話をしてからハッと気が付いた。もとはと言えば私、というかルルリラの傷害事件が切っ掛けですべてが動き出したのか? あのわがまま令嬢のせいで何人の人生が狂ったのだろう。
ルルリラがもっとまともな子供であったなら婚約を破棄されることもなく、そうすればイリアが見初められることもなかった。もちろんアーマドリウス家が王族の教育係から外されることもなく、モーデルは他人と交換される人生でもなかったし、トーラス卿がハマルカイトとともにおかしな野望を持つこともなかっただろう。
しかし今はそのルルリラとは私なのだから私が全てを背負って生きていくしかないのだ。ここまで一気に考えると無性に腹が立って仕方ないが、本当のルルリラは私の肉体と人生を道連れに死んでしまい後の祭りだ。
いつもならここで涙を流してしまうところなのだが、ここが他人の家であると言うことで、最後の一線を越えず耐えることが出来たように思う。
「レン殿? いかがなされた?
顔色が悪いようですが、少し横になりますかな?」
「お気遣いありがとうございます、大丈夫です。
頭の中で恐ろしい計画をなぞっていたら気分が悪くなってしまいました。
なんとしても止めなければなりません。
ですがその前に――」
今こそ目の前のドレメル卿の考えを聞かせてもらおう。一旦深呼吸をしてから続きを話そうとしたその瞬間、モーデルが横やりを入れてきた。
「あのう、わたくしはここでお話を聞いていてもよろしいのでしょうか?
どうも父が逆賊であるように聞こえておりまして、このままでは少々居心地が悪いのです」
「それもそうね、あなたには気を使わずに悪いことをしたわ。
目の前で父親のことを悪く言われるのは辛いものね」
「いいえ、そうではありません。
聞かれてしまったからには消すしかないとか言われたらどうしようかと思いましてえ。
でもわたくしはあの人が悪人と言われてもなんとも思いません。
ただお屋敷にいるお母さまはきっとなにも知りませんのでお助け下さいませんか?」
「そんなのもちろんよ。
でも父親のことをあの人だなんて、あなたもなかなか言うわね」
「わたくし最近分かったんですの。
なぜお母さまに異国への留学へ命じられたのか。
なぜお父様がわたくしをかわいがってくれていたのかを」
「それはどういうことかしら?
娘なのだからかわいがって当然じゃないの?
今みたいに別人と交換するなんておかしいでしょ」
「いいええ、あの人は義理の父なのです。
わたくしはお母さまの連れ子ですからあ。
小さいころからお父様はわたくしと一緒に湯あみをしたり着替えを手伝ってくれました。
でも今はもうそれがおかしなことだったとわかる歳になったのです」
つまり…… 母親は我が子に対するトーラス卿の行いが続いていくのを危惧して遠方の異国へ留学させたと言うことか。赦せない…… そんなこと絶対に許せない!
ここで私が立ち上がるよりも早くルモンドが私の両肩へ手を置いた。その優しい感触で何とか我に返ったが怒りは全く収まっていない。
「ありがとうルモンド……
ついでになにか石ころでも拾ってきてくれない?
このままじゃ気持ちが収まらないのよ」
「畏まりました、姫様」
そう言ってから表へ出たルモンドはすぐにこぶし大の石を拾って戻ってきた。不思議そうにこちらを眺めるタバスとキマタに構わず、私は手渡された石ころを思い切り握りつぶした。
「なんと!? まさか、そんな……」
「床を汚してしまって申し訳ございません。
こうでもしないと今にも飛び出してしまいそうで……
掃除道具を貸していただけますか?」
「いえいえ、そのままで構いませんよ。
とても面白いものを見せていただきました。
これならトーラス卿が辺境の小さな魔女と呼びたくなるのもわかると言うものだ」
「タバス様…… お恥ずかしいところをお見せしました……
でもその呼び名は、あの……」
「おっとこれは失礼した。
魔女ではなく女神とお呼びするべきでしょうな。
民に平等をもたらす小さな女神ですから」
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笑って泣けるコメディです。この作品のアイデアが浮かんだ時、男女の恋愛以外には考えられず、BLじゃない物語は初挑戦です。貴族的表現を取り入れていますが、あくまで違う世界です。おかしいところもあるかと思いますが、ご了承下さいね。
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