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1.愛の女神と天使
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ここは天界にある愛の女神の管理区域、通称愛の園である。地上を観察する愛の女神は憂いていた。なんと乱れた世界になってしまったのか。何とか改善できないものだろうか、と。そこで女神は一つの計画を思いつき実行することにした。
「天使よ、愛の遣い、我が使徒の天使よ。
誰かここへおいでなさい」
「お呼びでしょうか、愛の女神さま」
「まずはこれを見てください。
地上界に住んでいる少年と少女ですが、あまりにも乱れています」
女神は天使へ免許証のようなカードを二枚手渡した。一枚目、少年の名は高波孝、十六歳の高校二年生、特記事項にはナンパ成功率60%で性交率は100%となっている。現在はセフレの家を転々としながら学校へ通っているようだ。
次の一枚は少女のもので名は道川美知子、十五歳の高校一年生、被ナンパ成功率99%性交率100%で通称『公衆便所のサセ子』と呼ばれているらしい。家庭と精神に問題を抱えており他人へ依存しやすく暴力的な、いわゆるギャルであった。
「この二人がどうかしたのでしょうか。
まさに愛を体で体現しているような男女でございますね」
「いいえ、それは違います。
確かに肉体を重ねることは愛の形の一つです。
しかしそれは目的であってはならないのです。
愛、それは魂の繋がり、天使よ、あなたもまだまだ学ぶ必要がありそうですね。
今回の役目にうってつけと判断しました」
「役目とはいったいなんでしょうか。
私は何をすればよろしいでしょう」
「簡単なことです。
私はこれからこの二人に愛の矢を打ちこみます。
すると二人の魂は引き合い、本当の愛を育もうとするでしょう。
あなたはそれを監視し、必要ならば愛の成就を助けてあげなさい」
「ですが私にはなんの力もございません。
監視することくらいはできるでしょうが、助力は難しいでしょう」
「案ずることはありません。
そのためにこれを授けましょう。
これは愛を注ぐ水差しと言って、愛を汲みあげ再び注ぐことができます」
「つまりこれで愛を加えてあげれば良いと?」
「まずは二人から愛を汲みあげ、お互いを求めあうようにするのです。
そして満たされたと思えるようなタイミングで戻すと良いでしょう。
きっと二人はお互いの愛を共有したことで幸福感を覚えるはずです」
「なるほど、かしこまりました。
必ずやご期待に応えましょう」
『強制的に愛を出し入れするのは本当の愛なのかは置いといて……』
こうして天使は二人が住むとある街へと降り立つことになった。
「天使よ、愛の遣い、我が使徒の天使よ。
誰かここへおいでなさい」
「お呼びでしょうか、愛の女神さま」
「まずはこれを見てください。
地上界に住んでいる少年と少女ですが、あまりにも乱れています」
女神は天使へ免許証のようなカードを二枚手渡した。一枚目、少年の名は高波孝、十六歳の高校二年生、特記事項にはナンパ成功率60%で性交率は100%となっている。現在はセフレの家を転々としながら学校へ通っているようだ。
次の一枚は少女のもので名は道川美知子、十五歳の高校一年生、被ナンパ成功率99%性交率100%で通称『公衆便所のサセ子』と呼ばれているらしい。家庭と精神に問題を抱えており他人へ依存しやすく暴力的な、いわゆるギャルであった。
「この二人がどうかしたのでしょうか。
まさに愛を体で体現しているような男女でございますね」
「いいえ、それは違います。
確かに肉体を重ねることは愛の形の一つです。
しかしそれは目的であってはならないのです。
愛、それは魂の繋がり、天使よ、あなたもまだまだ学ぶ必要がありそうですね。
今回の役目にうってつけと判断しました」
「役目とはいったいなんでしょうか。
私は何をすればよろしいでしょう」
「簡単なことです。
私はこれからこの二人に愛の矢を打ちこみます。
すると二人の魂は引き合い、本当の愛を育もうとするでしょう。
あなたはそれを監視し、必要ならば愛の成就を助けてあげなさい」
「ですが私にはなんの力もございません。
監視することくらいはできるでしょうが、助力は難しいでしょう」
「案ずることはありません。
そのためにこれを授けましょう。
これは愛を注ぐ水差しと言って、愛を汲みあげ再び注ぐことができます」
「つまりこれで愛を加えてあげれば良いと?」
「まずは二人から愛を汲みあげ、お互いを求めあうようにするのです。
そして満たされたと思えるようなタイミングで戻すと良いでしょう。
きっと二人はお互いの愛を共有したことで幸福感を覚えるはずです」
「なるほど、かしこまりました。
必ずやご期待に応えましょう」
『強制的に愛を出し入れするのは本当の愛なのかは置いといて……』
こうして天使は二人が住むとある街へと降り立つことになった。
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