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第三章 戦乙女四重奏(ワルキューレ・カルテット)始動編
56.見えない恐怖
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一体目の岩巨人に苦戦したミーヤだったが、集中し落ち着いて捌けばなんてことない相手だった。動きは早くないし、攻撃はパンチか踏み潰してくるかのどちらかだ。たまーに両腕を伸ばしてグルグルと回りながら近づいてい来ることもあるが、足元はがら空きなので却ってチャンスである。
「ねえイライザ? 私にはチカマみたいな武芸技って言うの使えないの?
体術には無いのかしら」
「いや、そんなことないはずだよ。
武芸がまだ低いんじゃないか?
チカマはいくつになったんだ?」
「え? ボク十七歳」
ちょっと? 今すぐに抱きしめていいですか? と言いたくなるのをぐっとこらえていたが、つい笑って吹きだしてしまった。
「ミーヤさま! 探索いそがしいから大きい音出さないで!」
「ごめん…… 集中してたのね」
イライザは声を殺して肩を震わせているし、レナージュは自分の弓を咥えて声が漏れないようにしながら笑いをこらえていた。
「まあ冗談はさておき、体術の武芸技は一つも知らないから正直わからん。
もしかしたらすでに使ってるかもしれないしなあ。
武芸が作用するかは個人差もあるから数値だけじゃわからないってのもある」
「個人差かあ…… じゃあチカマには剣術の才能があるのかもしれないね。
すごい! 偉いよチカマ!」
「ミーヤさま、しー」
本日二度目のお叱りを受け、ミーヤは少しへこんでしまった。でもチカマが頑張ってるのは嬉しいし、それがミーヤのためだなんて言ってくれるんだから、もう最高である。
「その先に草原があるから一休みしてお昼にしましょうか。
私もうのどが渇いちゃって仕方ないわ」
「お酒はダメだからね?
レナージュは余裕でも私はまだ未熟なんだからさ」
「そんなこと言ってさ、すでに私よりも強いわよ?
これはお世辞とかじゃなくて本当にね。
弓と体術の差もあるけど、やっぱり基礎的な部分に差があるのよ」
「それは神人だから? なんか素直に喜べないよ。
そうじゃなくて戦術的、知力的なことを伴った強さになりたいの」
「それは経験しかないものね。
でもそれだってすぐに覚えていけるわよ
だから岩巨人はもう余裕になったでしょ?」
確かにレナージュの言う通り、一度戦った相手には早々遅れは取らない。でもこの先もっと強い魔獣と戦うこともあるだろう。それこそナイトメアのような遠近どちらもこなせる相手だと、体術の接近戦だけではなかなか大変だと考えている。
かといって今更他のことを覚えなおすのも大変だし…… まあその時はきっとうちの子であるナイトメアが頑張ってくれるだろう。ミーヤはナイトメアの背中をポンポンと叩いた。
ミーヤ達四人は草原に着き、熊の干し肉を串焼きにしたものを頬張りながら相談していた。選択肢としては、草原の先にある森へ行くか、戻って岩巨人を相手にするかだ。
「森にはどんな魔獣がいるの?
できればぶにゅっとしたやつ以外がいいんだけど……」
「ボクはなんでもいい。
ミーヤさまの行くところがボクの行くところ」
「私は森がいいわね。
岩巨人は矢が通らないからつまらないわ」
「そうだな、じゃあ森にするか。
虫系魔獣はチカマが相手すると言うことで。
森に同化する植物系がいるから油断しないようにな」
植物なのに魔獣なんて微妙におかしな気もするけど、分類の問題で言葉の意味がすべてではないことくらいわかる。それにまだ見たことないだけで、植物の形をした獣がいるのかもしれない。
こうして行き先の決まった戦乙女たちはさっそく森へ向かった。
「すごく沢山果物がなってるわね。もいでもいいのかしら?
もうだいぶ減ってるから補充しておきたいわ」
「構わないけど街で売ってるやつみたいに甘くないし、渋いのとかもあるからな。
一つ食べてみたらわかるよ」
イライザがそういうと、ミーヤより先にチカマが手を伸ばして黄色い身を一つもいでかじってしまった。すると、見る見るうちに表情がクシャクシャになっていく。
「ミーヤさま、これすっぱい」
「どれどれ―― 本当だ! 凄く酸っぱいわね。
これは使えそうだわ」
「えー、ボク酸っぱいのきらい」
「アタシは平気だけどわざわざ食おうとは思わないな。
なにか料理に使うのか?」
「ええ、そのまま食べるには酸っぱすぎるけど、こういうのがいいアクセントになるのよ。
まあ楽しみにしてて」
そんなことを話しながら進んでいると、チカマの探索に何か反応があったようだ。指さした方角には何もいないので、また猿でもいるのかと木の上のほうまで良く見ていたが何もいない。
「チカマ、あの辺に向かってアイスアロー撃ってみてくれ」
イライザがひそりと耳打ちをしている。と言うことはあのあたりに何かいると言うことか。指示に従ってチカマがアイスアローを飛ばすと、森の風景が歪んだように見えた。
「構えろ! 来るぞ! ミーヤはなにか色のつく実を投げる準備だ!」
イライザがそう、言ったか言わないかのうちに森の風景は動きだし、こちらへ迫ってきているように見えた。投げろ! と叫んだのが聞こえたので目の前に完熟トマト並みに赤く熟れた果実を投げつける。
すると、空中なのに何かに叩きつけたようにはじけたではないか。その果実の当たった跡は、そのまま迫ってくる。よくわからないがアレを目印にして戦えばいいのだろうか。
ミーヤが戸惑っているのを悟ったのか、レナージュが矢をつがえてすぐに放った。すると破裂した果実と同じように空中に矢が刺さっている。
そこにはたしかに何かがいるようで、刺さった矢に対し怒りの雄たけびを上げている。もうためらっている場合ではない。ミーヤは真っ直ぐ突っ込んでいき、そのまま正面の見えない何かを拳で突いた。
レナージュも次の矢を命中させ、チカマはアイスアローで攻撃している。近くに味方がいないのなら思い切り暴れても大丈夫だろうと、両手両足をめいっぱい使って攻撃を続けた。別に焦っているわけではなかったが、正体不明の相手と言うのはやっぱり怖いものなのだ。
結局正体はわからないままに、その大きな相手は魔鉱となって消えた。
「はあ、はあ、今のはなんなの?
大きさは熊くらいだったと思うんだけど、最後まで形がわからなかったわ」
「今のは虹色大熊(カメレオンベア)よ。
体の色を変えて周りの景色と同化するからちょっと厄介だけど、強さはそれほどでもないわね」
「あんなに大きいのに中型なの?」
「強さ的にはしょせん熊と変わらないし、特殊な攻撃もないからね。
分類は大きさだけで決めているわけではないってとこかしら」
「色々難しいし紛らわしいのね。
見えない恐怖って言うのを初めて味わった気がするわ」
レナージュはこんなのまだまだ入門よ、なんて言って先に行ってしまった。まあ確かにそんなものなのかもしれない。多分次にであったらもっとうまく立ち回れるだろうけど、見えないことが怖いのは変わらないかもしれない。
だが幸いにも陽が傾くまでに虹色大熊に出会うことはなく、一同は本日の予定を終えてローメンデル山を降りて行った。
「ねえイライザ? 私にはチカマみたいな武芸技って言うの使えないの?
体術には無いのかしら」
「いや、そんなことないはずだよ。
武芸がまだ低いんじゃないか?
チカマはいくつになったんだ?」
「え? ボク十七歳」
ちょっと? 今すぐに抱きしめていいですか? と言いたくなるのをぐっとこらえていたが、つい笑って吹きだしてしまった。
「ミーヤさま! 探索いそがしいから大きい音出さないで!」
「ごめん…… 集中してたのね」
イライザは声を殺して肩を震わせているし、レナージュは自分の弓を咥えて声が漏れないようにしながら笑いをこらえていた。
「まあ冗談はさておき、体術の武芸技は一つも知らないから正直わからん。
もしかしたらすでに使ってるかもしれないしなあ。
武芸が作用するかは個人差もあるから数値だけじゃわからないってのもある」
「個人差かあ…… じゃあチカマには剣術の才能があるのかもしれないね。
すごい! 偉いよチカマ!」
「ミーヤさま、しー」
本日二度目のお叱りを受け、ミーヤは少しへこんでしまった。でもチカマが頑張ってるのは嬉しいし、それがミーヤのためだなんて言ってくれるんだから、もう最高である。
「その先に草原があるから一休みしてお昼にしましょうか。
私もうのどが渇いちゃって仕方ないわ」
「お酒はダメだからね?
レナージュは余裕でも私はまだ未熟なんだからさ」
「そんなこと言ってさ、すでに私よりも強いわよ?
これはお世辞とかじゃなくて本当にね。
弓と体術の差もあるけど、やっぱり基礎的な部分に差があるのよ」
「それは神人だから? なんか素直に喜べないよ。
そうじゃなくて戦術的、知力的なことを伴った強さになりたいの」
「それは経験しかないものね。
でもそれだってすぐに覚えていけるわよ
だから岩巨人はもう余裕になったでしょ?」
確かにレナージュの言う通り、一度戦った相手には早々遅れは取らない。でもこの先もっと強い魔獣と戦うこともあるだろう。それこそナイトメアのような遠近どちらもこなせる相手だと、体術の接近戦だけではなかなか大変だと考えている。
かといって今更他のことを覚えなおすのも大変だし…… まあその時はきっとうちの子であるナイトメアが頑張ってくれるだろう。ミーヤはナイトメアの背中をポンポンと叩いた。
ミーヤ達四人は草原に着き、熊の干し肉を串焼きにしたものを頬張りながら相談していた。選択肢としては、草原の先にある森へ行くか、戻って岩巨人を相手にするかだ。
「森にはどんな魔獣がいるの?
できればぶにゅっとしたやつ以外がいいんだけど……」
「ボクはなんでもいい。
ミーヤさまの行くところがボクの行くところ」
「私は森がいいわね。
岩巨人は矢が通らないからつまらないわ」
「そうだな、じゃあ森にするか。
虫系魔獣はチカマが相手すると言うことで。
森に同化する植物系がいるから油断しないようにな」
植物なのに魔獣なんて微妙におかしな気もするけど、分類の問題で言葉の意味がすべてではないことくらいわかる。それにまだ見たことないだけで、植物の形をした獣がいるのかもしれない。
こうして行き先の決まった戦乙女たちはさっそく森へ向かった。
「すごく沢山果物がなってるわね。もいでもいいのかしら?
もうだいぶ減ってるから補充しておきたいわ」
「構わないけど街で売ってるやつみたいに甘くないし、渋いのとかもあるからな。
一つ食べてみたらわかるよ」
イライザがそういうと、ミーヤより先にチカマが手を伸ばして黄色い身を一つもいでかじってしまった。すると、見る見るうちに表情がクシャクシャになっていく。
「ミーヤさま、これすっぱい」
「どれどれ―― 本当だ! 凄く酸っぱいわね。
これは使えそうだわ」
「えー、ボク酸っぱいのきらい」
「アタシは平気だけどわざわざ食おうとは思わないな。
なにか料理に使うのか?」
「ええ、そのまま食べるには酸っぱすぎるけど、こういうのがいいアクセントになるのよ。
まあ楽しみにしてて」
そんなことを話しながら進んでいると、チカマの探索に何か反応があったようだ。指さした方角には何もいないので、また猿でもいるのかと木の上のほうまで良く見ていたが何もいない。
「チカマ、あの辺に向かってアイスアロー撃ってみてくれ」
イライザがひそりと耳打ちをしている。と言うことはあのあたりに何かいると言うことか。指示に従ってチカマがアイスアローを飛ばすと、森の風景が歪んだように見えた。
「構えろ! 来るぞ! ミーヤはなにか色のつく実を投げる準備だ!」
イライザがそう、言ったか言わないかのうちに森の風景は動きだし、こちらへ迫ってきているように見えた。投げろ! と叫んだのが聞こえたので目の前に完熟トマト並みに赤く熟れた果実を投げつける。
すると、空中なのに何かに叩きつけたようにはじけたではないか。その果実の当たった跡は、そのまま迫ってくる。よくわからないがアレを目印にして戦えばいいのだろうか。
ミーヤが戸惑っているのを悟ったのか、レナージュが矢をつがえてすぐに放った。すると破裂した果実と同じように空中に矢が刺さっている。
そこにはたしかに何かがいるようで、刺さった矢に対し怒りの雄たけびを上げている。もうためらっている場合ではない。ミーヤは真っ直ぐ突っ込んでいき、そのまま正面の見えない何かを拳で突いた。
レナージュも次の矢を命中させ、チカマはアイスアローで攻撃している。近くに味方がいないのなら思い切り暴れても大丈夫だろうと、両手両足をめいっぱい使って攻撃を続けた。別に焦っているわけではなかったが、正体不明の相手と言うのはやっぱり怖いものなのだ。
結局正体はわからないままに、その大きな相手は魔鉱となって消えた。
「はあ、はあ、今のはなんなの?
大きさは熊くらいだったと思うんだけど、最後まで形がわからなかったわ」
「今のは虹色大熊(カメレオンベア)よ。
体の色を変えて周りの景色と同化するからちょっと厄介だけど、強さはそれほどでもないわね」
「あんなに大きいのに中型なの?」
「強さ的にはしょせん熊と変わらないし、特殊な攻撃もないからね。
分類は大きさだけで決めているわけではないってとこかしら」
「色々難しいし紛らわしいのね。
見えない恐怖って言うのを初めて味わった気がするわ」
レナージュはこんなのまだまだ入門よ、なんて言って先に行ってしまった。まあ確かにそんなものなのかもしれない。多分次にであったらもっとうまく立ち回れるだろうけど、見えないことが怖いのは変わらないかもしれない。
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