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第二章
10 小さな護衛
「ふう……」
よし、これで今日納品分の魔道具は全部できた。
魔獣退治も本格的になり、初めて一級災害に認定された。
連絡のしようがないけど、ディートハルトはどうしているのだろうか……。
せめて手紙……。
私は思い切り首を振った。
彼とレイン君を守ると誓ったんだ。
私は胸元で光る翡翠の宝石に触れた。
どうか、無事でいて……。
棚に積み上がった箱を見上げる。
皆が頑張って作った魔道具。
討伐地で、役に立ちますように……。
その時、積み上がった上部の箱が揺れた。
――落ちる!
私は身をかがめて、大きくなったお腹を抱く。
ガタン!
箱は大きな音をたてて、下に落ちた。
あれ……?
視界に影ができる。
痛く、ない……。
上を見上げると、サラサラの水色の髪に同じ色の瞳と目が合った。
「ルシアン! だ、大丈夫!? ケガしてない?」
私はお腹を支えながら立ち上がり、ルシアンの体を確認した。
血が出ているところはない……。
ルシアンは肩を押さえながら、「大丈夫ですよ」と笑った。
ほっと息を吐く。
私は落ちた箱を確認する。
「良かった。中身は無事ね……」
「というか、アーシュレイさん! 魔道具は壊れても直せばいいですけど、アーシュレイさんと赤ちゃんはそうはいかないですからね!少しは自分のこと……」
私は思わず笑っていた。
エクリアさんや母みたいだ……。
「ありがとう、ルシアン。そうね、気をつけるわ……」
「旦那さんは……? まだ、連絡来ないの?」
「えっ? あ……、うん。お互い忙しいじゃない? だから、いいのよ……」
しっかりとした力で、腕を掴まれた。
「いいって……。もう、子ども産まれちゃうじゃないですか!? こんなに大事な時に、一緒にいないなんて……。いくら討伐だって言ったって……」
鋭い視線に、息を飲む。
――もう、妊娠8か月になった。
あのあと、所長に申請書を出して、時短勤務にしてもらうことができた。
つわりのひどい時は何日も休みをもらった。
もちろん、良く思わない人もいた。
でも、エクリアさんやルシアンが私の分の仕事を請け負ってくれた。
私は彼の頭をなでた。
「ルシアン……。あなたやエクリアさんのおかげで、ここまで働くことができたと思っているわ……。本当に感謝を……」
なでた手を掴まれる。
その手には小さな傷がたくさんあった。
「――そうじゃない! もっと大事にされるべきなんですよ! あなたは……! 赤ちゃんだって……」
ルシアンは知らない……。
――私のずるさを。
婚姻を保ったまま、逃げたのは私だから。
こんな方法しか、思いつかなかった。
「うん……。 ルシアンの気持ち、嬉しいよ……。ありがとう……。明日から、家でゆっくり過ごすわ」
「俺だったら、もっと大事にするのに……」
かすれた吐息のような声だった。
「……? 今なんて……?」
ルシアンは顔に似合わない、大きなため息をつき、髪の毛を掻いた。
「まあ、いいです。産休に入っても、連絡くださいね! 俺もエクリアさんも、いるんですからね!」
「うん。ありがとう。頼りにしてますよ! 魔道具課のエース君!」
「あ、また俺のこと子ども扱いして……」
「あはは。だって、弟みたいに大事だから」
彼は口を結んで、何とも言えない顔をした。
ふわりと花の香りに包まれる。
赤や黄色、ピンクの花の束を渡された。
「みなさん、本当にお世話になりました! 赴任早々、妊娠してしまって……」
門の入り口で、私は頭を掻いた。
「もう! まるで辞めるみたいじゃない! 産んで休んだら、また戻って来てね! 良い乳母さんなら紹介できるから!」
エクリアさんが眼鏡の奥で笑った。
所長さんもルシアンも見送りに来てくれた。
「そうだ! アーシュレイさんにこれあげる!」
茶色い紙袋をエクリアさんから渡された。
私はお礼を言って受け取り、中を見た。
ハーブティーと書かれた小さな袋と、ティーカップが入っていた。
――私にいつも飲ませてくれた。
紙袋に丸いシミが落ちる。
それはとめどなく流れていった。
ふいに、花の香りが強くなった。
――エクリアさんの香り。
彼女は小声で囁いた。
「お休みの間、どうするのか考えるといいわ。あなたなら、いつでも復職もできる。でもね、赤ちゃんとの時間は帰ってこないから。――仕事は逃げないわ。これは、産後すぐ働いてしまった私からの助言と思って……」
ぐずぐずの顔のまま、エクリアさんを見る。
彼女は慣れないウィンクをした。
後ろで、従者が馬車を止めた。
中から母が顔をだし、会釈した。
エクリアさんがハンカチで私の顔を拭く。
「こんな顔見せたら、お母様が心配するわ!お腹の赤ちゃんもね……。それに、せっかくの美人さんが台無しよ」
彼女は大きく口をあけて、笑った。
私はみんなにお辞儀をして、馬車に向かう。
手に持っていた荷物が、奪われた。
上を見ると、ルシアンが「馬車まで持ちます」と言ってくれた。
私は笑って甘えた。
◇◇◇
「アーシュ、どうなの~?仕事人間のあなたがずっとお休みって……」
「イヴェッタ、私別に仕事人間なわけじゃないわよ……。――ただ、魔道具が好きなの」
「知ってるわよ、そんなこと」
イヴェッタは相変わらずでほっとする。
イヴェッタが遠距離でも話せる魔道具を送ってくれた。
こんな高性能なもの、かなりの魔力量がないとできない。
イヴェッタはさすがだ。
「最近の王宮はどうなの? 魔道具課は……」
「相変わらずの仕事量よ。みんな泊まり込みでやってる。魔獣の出現が止まらないみたいね。兄さんの話では、あと三年はかかるって。大規模な住民の移動に仮設の住宅の設置、治療士不足は魔道具でなんとか補っているらしいけどね……」
――治療士。金色の天使のような青年が頭をよぎる。
チクリと胸が痛んだ。
「そう……なんだ」
つい最近まで、その世界にいたはずなのに。
まるで違う世界の話のよう……。
視線の先の窓辺には、植物や花が咲き誇っていた。
揺れる長椅子に腰かけて、手元には赤ちゃん用の編み物。
「ディートハルトは無事だって……」
その言葉に、ヒュッと喉が鳴る。
「そっか……。それは良かったよ」
ピクッとお腹が動いた。
口元が緩み、お腹をさする。
「このまま、こっちには戻らないの? 誰にも知らせずに……?」
「うん……。私と婚姻関係にあるうちは、彼を守れるし。それに、あの時の人が本当にディートハルトかどうかは……」
仮面が外れ、寝息を立てていた彼の顔を思い出す。
「そっか。そうだね。アーシュがそう決めたんなら、私は応援するよ! 今度、遊びに行くね……。って、いつになるかは分からないけど……」
私たちは笑って、話を終えた。
イヴェッタの言ったとおり、
――魔獣討伐隊が帰還したのは、それから四年後だった。
◇◇◇
木製の扉を開ける。
朝日に目を細めた。
私はお手製の看板を両手に持ち、外に出る。
「お母様まって!」
腰に木の棒を下げた、幼い子供が顔を出す。
私は微笑む。
深紅の髪に翡翠の瞳。
――私の小さな護衛だ。
私は空に思い切り両手を伸ばす。
草の濃い香りが胸いっぱいに広がった。
「さぁ、開店の準備するわよ!」
「はい、お母様!」
よし、これで今日納品分の魔道具は全部できた。
魔獣退治も本格的になり、初めて一級災害に認定された。
連絡のしようがないけど、ディートハルトはどうしているのだろうか……。
せめて手紙……。
私は思い切り首を振った。
彼とレイン君を守ると誓ったんだ。
私は胸元で光る翡翠の宝石に触れた。
どうか、無事でいて……。
棚に積み上がった箱を見上げる。
皆が頑張って作った魔道具。
討伐地で、役に立ちますように……。
その時、積み上がった上部の箱が揺れた。
――落ちる!
私は身をかがめて、大きくなったお腹を抱く。
ガタン!
箱は大きな音をたてて、下に落ちた。
あれ……?
視界に影ができる。
痛く、ない……。
上を見上げると、サラサラの水色の髪に同じ色の瞳と目が合った。
「ルシアン! だ、大丈夫!? ケガしてない?」
私はお腹を支えながら立ち上がり、ルシアンの体を確認した。
血が出ているところはない……。
ルシアンは肩を押さえながら、「大丈夫ですよ」と笑った。
ほっと息を吐く。
私は落ちた箱を確認する。
「良かった。中身は無事ね……」
「というか、アーシュレイさん! 魔道具は壊れても直せばいいですけど、アーシュレイさんと赤ちゃんはそうはいかないですからね!少しは自分のこと……」
私は思わず笑っていた。
エクリアさんや母みたいだ……。
「ありがとう、ルシアン。そうね、気をつけるわ……」
「旦那さんは……? まだ、連絡来ないの?」
「えっ? あ……、うん。お互い忙しいじゃない? だから、いいのよ……」
しっかりとした力で、腕を掴まれた。
「いいって……。もう、子ども産まれちゃうじゃないですか!? こんなに大事な時に、一緒にいないなんて……。いくら討伐だって言ったって……」
鋭い視線に、息を飲む。
――もう、妊娠8か月になった。
あのあと、所長に申請書を出して、時短勤務にしてもらうことができた。
つわりのひどい時は何日も休みをもらった。
もちろん、良く思わない人もいた。
でも、エクリアさんやルシアンが私の分の仕事を請け負ってくれた。
私は彼の頭をなでた。
「ルシアン……。あなたやエクリアさんのおかげで、ここまで働くことができたと思っているわ……。本当に感謝を……」
なでた手を掴まれる。
その手には小さな傷がたくさんあった。
「――そうじゃない! もっと大事にされるべきなんですよ! あなたは……! 赤ちゃんだって……」
ルシアンは知らない……。
――私のずるさを。
婚姻を保ったまま、逃げたのは私だから。
こんな方法しか、思いつかなかった。
「うん……。 ルシアンの気持ち、嬉しいよ……。ありがとう……。明日から、家でゆっくり過ごすわ」
「俺だったら、もっと大事にするのに……」
かすれた吐息のような声だった。
「……? 今なんて……?」
ルシアンは顔に似合わない、大きなため息をつき、髪の毛を掻いた。
「まあ、いいです。産休に入っても、連絡くださいね! 俺もエクリアさんも、いるんですからね!」
「うん。ありがとう。頼りにしてますよ! 魔道具課のエース君!」
「あ、また俺のこと子ども扱いして……」
「あはは。だって、弟みたいに大事だから」
彼は口を結んで、何とも言えない顔をした。
ふわりと花の香りに包まれる。
赤や黄色、ピンクの花の束を渡された。
「みなさん、本当にお世話になりました! 赴任早々、妊娠してしまって……」
門の入り口で、私は頭を掻いた。
「もう! まるで辞めるみたいじゃない! 産んで休んだら、また戻って来てね! 良い乳母さんなら紹介できるから!」
エクリアさんが眼鏡の奥で笑った。
所長さんもルシアンも見送りに来てくれた。
「そうだ! アーシュレイさんにこれあげる!」
茶色い紙袋をエクリアさんから渡された。
私はお礼を言って受け取り、中を見た。
ハーブティーと書かれた小さな袋と、ティーカップが入っていた。
――私にいつも飲ませてくれた。
紙袋に丸いシミが落ちる。
それはとめどなく流れていった。
ふいに、花の香りが強くなった。
――エクリアさんの香り。
彼女は小声で囁いた。
「お休みの間、どうするのか考えるといいわ。あなたなら、いつでも復職もできる。でもね、赤ちゃんとの時間は帰ってこないから。――仕事は逃げないわ。これは、産後すぐ働いてしまった私からの助言と思って……」
ぐずぐずの顔のまま、エクリアさんを見る。
彼女は慣れないウィンクをした。
後ろで、従者が馬車を止めた。
中から母が顔をだし、会釈した。
エクリアさんがハンカチで私の顔を拭く。
「こんな顔見せたら、お母様が心配するわ!お腹の赤ちゃんもね……。それに、せっかくの美人さんが台無しよ」
彼女は大きく口をあけて、笑った。
私はみんなにお辞儀をして、馬車に向かう。
手に持っていた荷物が、奪われた。
上を見ると、ルシアンが「馬車まで持ちます」と言ってくれた。
私は笑って甘えた。
◇◇◇
「アーシュ、どうなの~?仕事人間のあなたがずっとお休みって……」
「イヴェッタ、私別に仕事人間なわけじゃないわよ……。――ただ、魔道具が好きなの」
「知ってるわよ、そんなこと」
イヴェッタは相変わらずでほっとする。
イヴェッタが遠距離でも話せる魔道具を送ってくれた。
こんな高性能なもの、かなりの魔力量がないとできない。
イヴェッタはさすがだ。
「最近の王宮はどうなの? 魔道具課は……」
「相変わらずの仕事量よ。みんな泊まり込みでやってる。魔獣の出現が止まらないみたいね。兄さんの話では、あと三年はかかるって。大規模な住民の移動に仮設の住宅の設置、治療士不足は魔道具でなんとか補っているらしいけどね……」
――治療士。金色の天使のような青年が頭をよぎる。
チクリと胸が痛んだ。
「そう……なんだ」
つい最近まで、その世界にいたはずなのに。
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視線の先の窓辺には、植物や花が咲き誇っていた。
揺れる長椅子に腰かけて、手元には赤ちゃん用の編み物。
「ディートハルトは無事だって……」
その言葉に、ヒュッと喉が鳴る。
「そっか……。それは良かったよ」
ピクッとお腹が動いた。
口元が緩み、お腹をさする。
「このまま、こっちには戻らないの? 誰にも知らせずに……?」
「うん……。私と婚姻関係にあるうちは、彼を守れるし。それに、あの時の人が本当にディートハルトかどうかは……」
仮面が外れ、寝息を立てていた彼の顔を思い出す。
「そっか。そうだね。アーシュがそう決めたんなら、私は応援するよ! 今度、遊びに行くね……。って、いつになるかは分からないけど……」
私たちは笑って、話を終えた。
イヴェッタの言ったとおり、
――魔獣討伐隊が帰還したのは、それから四年後だった。
◇◇◇
木製の扉を開ける。
朝日に目を細めた。
私はお手製の看板を両手に持ち、外に出る。
「お母様まって!」
腰に木の棒を下げた、幼い子供が顔を出す。
私は微笑む。
深紅の髪に翡翠の瞳。
――私の小さな護衛だ。
私は空に思い切り両手を伸ばす。
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