白雪姫と口付けを

あまとう

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初恋編

気になるあの子

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僕が白井さんに恋をしたあの日から丁度1週間経った。あれから僕は図書委員になっており、何故か白井さんも一緒に図書委員になっていた。白井さんは学級委員に推薦されていたが、本人が「私には向いていない。」とか、「学級委員はもっと声の大きい人が向いていると思う
。」とか、やんわり断っていたので、クラスの人達も 乗り気じゃないなら… と言って引き下がっていた。ついでに白井さんから、先述の話の後に「一緒の委員会になったから 白井さん じゃなくて 由紀 と呼んで。」と言われたが丁重にお断りさせて頂いた。彼女は1年生以外にも沢山のファンが居るのだ。由紀呼びしたらファンの人に殺されてしまう。自分で死を選ぶならともかく、顔も名前も知らない人に殺されるなんて以ての外もってのほかだ。なんて考えていたら白井さんはどこで聞いたか、僕の中学時代の渾名「サーシャ」と呼び出した。
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