文字作品に思うこと

白川顕教

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読み手は時間を割いていることに気づいてますか。

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   こちらのサイトの作品を読ませていただくようになって「おや?」と思ったことがあります。それはなにかと言いますとね。

   自己紹介欄に「書籍に◯◯がなりました。副業作家です」とか書いてあって、近況報告の欄に「感想はプラスのもののみをお願いします」とか「素人なんです。メンタル豆腐の」というようなコメントが書いてあるのを見かけると、呆れにも似た感情を持ってしまうんです。

   それならまず、感想欄が停止した状態での投稿にしておくべきだと思うんです。
感想欄が稼働した状態で、マイナスのコメントはいらないっていうのは、いただけないなと思うんです。

「無料だし、対価を要求した訳じゃない。何も失ってないんだから、そんな事言わないでほしい」って方もいるかもしれませんが、時間を失ってるんです、読み手は。

時間、これって回復しませんよね。
取り戻せませんよね。

もしかして、読み手との関係性を【友だち】か何かと錯覚してませんか。
読み手は【顧客】ですよ。

自己紹介に【書籍になった】旨が記載されていた創り手の作品に興味をもったので、読んだ。
でも、気になったことや相違点をコメントしたら、悪意あるユーザーのように扱われた。こんなことされたら、どう思いますか。

少し想像してみて下さい。
あなたが客で、新規の喫茶店に入ってからの流れが下記のようなら、どんな気持ちになりますか。
チラシ見ました→店に行ってみました→接客や味で気になったことを伝えました→店長以下スタッフが耳を塞ぎました。
 
また、行きたいな、って思えるでしょうか。私なら無理です。黙って居なくなります。呆れにも似た虚しさをもったまま。

作品を投稿し、公開するということは、そういうことなんです。厳しいことを言っているように思える方は「投稿サイト」ではなく「ブログ」でやることをオススメします。





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