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「浮気!?」
「おいおーい、これくらいで浮気って言われちゃあなぁ?それなりのことをさせてもらわないと、割に合わないんだが?」
突然のロイ様登場の上、浮気だとかありもしないことを言われ大慌ての俺に対して、リカルドは余裕の笑みで俺の肩に腕を回し、引き寄せる。
「へぇ……久しぶりに手合わせします?ちょっと今は手加減ができないかもしれませんけど」
「やるか?」
「やらないっっ」
リカルドの怒りを助長する態度に、好戦的な笑みを浮かべながら練習場の壁に立てかけてあった模擬刀をロイ様が手に取り、リカルドを煽る。
もちろんその煽りに嬉々として乗ろうとするリカルドに、慌てて俺が割って入った。
「ロイ様!討伐から帰還したばかりなんですから、身体を休めないとっ。リカルドもっ!」
リカルドは数日前の魔法師団との合同演習中に肩口に怪我をした。魔法師団の新人が魔法の軌道を狂わせ、それが直撃する寸前だった騎士団員を庇った時に少しかすったらしい。もし、あのまま直撃していたら、その騎士団員はかなりの重症を負っていただろうとロイ様から聞いた。
その場合は当然、魔法師団と騎士団との関係性悪化も考えられる。ただでさえ、貴族出身ばかりの魔法師団と叩き上げのイメージが強い騎士団は仲が悪い。
そんな中、魔法師団の新人の名誉も守った形になった今回の出来事によって、リカルドはいまや魔法師団の方々からも一目置かれているらしい。
魔法がかすっただけで大したことないと本人は言っているが、傷が悪化でもしたらせっかくの雪融けムードが瓦解する。大事を取って当分は筋力維持のみで手合わせは禁止、とミハエル様からの通達があった。
やる気満々の二人をなんとか諫め、改めてロイ様の誤解を解く。
「リカルドとは話をしていただけですよ。それもロイ様の話ですからっ」
ロイ様は俺が自分の話をしていたと聞き、少し機嫌を直す。
「私の話をしていたにしても、少し近すぎです。トールはリカルドには特に心を許しているようなので」
「そりゃまぁ、貴族様とは違って俺達は平民だからな?剣術大会で優勝しないと何もできない団長と違って、俺とトールなら明日にでも婚姻できる。トール、するか?」
「……それは、私に対する宣戦布告、か?」
また……。
リカルドはすぐ思ってもないことを言って、ロイ様を煽る。
予想通り、せっかく直りかけたロイ様の機嫌がまた悪くなってきた。
「はい、終わりっ!リカルドはもうふざけた事を言わないで下さい!ロイ様、俺を呼びに来てくれたんですよね?お肉、たくさんですか!?」
このお二人はすぐ手合わせにもっていこうとするんだから。何だかんだで、仲良しなんだよな。
なんとか話題を変えよう。
「……あぁ。今回は報告にあった通り、魔獣の群れだったから」
「群れ!?」
聞いてない!
「そんな危険な討伐に、剣術大会前のロイ様が参加したらダメなのでは!?」
「問題ない」
即答したロイ様の真顔が信じられず、バッとリカルドの方を見ると、苦笑しながら首を横に振っている。
「ロイ様……」
俺は出せるだけ低い声を出しながらロイ様に近づき、威嚇するように下から睨みつける。……まぁ、身長差があるのでそうなってしまうんだけど。
「俺、言いましたよね?絶対に危険があるような討伐には参加しないと約束して下さいって」
「トール!無理はしていない。群れといっても私は傷一つない。約束は守っている」
「それは結果論ですから!今回みたいなことがあれば、俺は今後ロイ様からお肉は受け取りませんっ」
俺は目一杯怒った表情を作り、反省を促した。
「……すまない。剣術大会まで、討伐はもう、ひかえよう」
ロイ様は俯き、声も少し震えている。
少し、怒りすぎただろうか?
「あの、分かって頂ければいいんです。たくさんのお肉、ありがとうございますっ。近くの子供達にも振る舞えます!お肉、厨房ですよねっ。今から向かいますか?みなさーん!今日は鍛錬後に肉、お出ししますねー!」
まだ俯いているロイ様が気になりつつも、新鮮なうちに調理したくて足早に厨房へ向かうために練習場の出入口へと向かう。その際に、蜜漬け果実を貪った後の騎士団員のみなさんにも忘れずに声をかけた。その時の怒号のような歓喜の声にかき消されて、背後の会話の声は聞こえなかった。
「……いつまで笑ってるんだ、団長」
「ふっ、ふふ。あれで、私のことを叱っている顔のつもりなんだ。必死で顔を上げて……可愛いなぁ。本人に自覚がないのが厄介だ。敵が多すぎる。本当に……剣術大会が、待ち遠しい」
「……勝てよ」
「勝つさ。あの時のリカルドよりも強い相手なんて、そういない」
「はっ!」
いつまでもその場にいるお二人を振り返って見ると、リカルドが笑いながらロイ様を小突いている。
ロイ様も屈託のない笑顔だ。
そんなお二人を見ていると、俺も自然と笑顔になる。先程は怒りすぎたかと心配したが、リカルドがフォローしてくれたみたいだ。
一安心し、あと数歩で出入口という所で、突然その扉が開かれる。そこにはミハエル様が満面の笑みで立っていた。
「トール、ここに居ましたか!ロイ様もご一緒で丁度いい。トールの夜会服の仕立てが完成したので、一度試着をして欲しいと思いましてねっ」
「夜会服!?」
聞いてない。
「採寸とか、されてない、ですよね?いつの間にそんな……」
「あぁ、それはロイ様が」
ん?
背後のロイ様を振り返ると、ロイ様は笑顔で皆がいる前でとんでもないことを言い出した。
「採寸する者にベタベタ触られたくないので、私が自ら採寸しました。ちょうどトールが絶頂後に気を失ったので、清拭するついでに計りましたから正確ですよ」
「……は、はぁーーーー!?」
何言ってんの!何言ってんの!?
俺はたぶん誰が見ても顔が真っ赤になっていると思う。めちゃめちゃ熱い。
聞いてたよな……?恐る恐る、視線をロイ様の背後の騎士団員に移すと、みんなこちらを見ていない。
よ、良かった……。
「なんだよ、もうやることやってたのか!」
リカルド、聞いてたー!
「いや、挿入はしていない」
「ロイ様ー!早く行きましょう!はいはい、行きましょう行きましょう!じゃ、じゃあ、リカルドまたー!」
俺はロイ様の手を掴むと、これ以上何か言われる前に早く立ち去ろうとぐいぐい引っ張る。
「トールから手を繋ぐなんて……」
違うっ!
俺は涙目になりつつ、嬉しそうにしているロイ様を強引に練習場から連れ出そうと歩みを早めた。
優雅に騎士団員達に一礼しているミハエル様を横目に練習場を後にした途端に、どっと湧いた声が響いた。
やっぱりみなさんにも聞かれてた……俺は羞恥のあまりその場にへたりこんだ。
「おいおーい、これくらいで浮気って言われちゃあなぁ?それなりのことをさせてもらわないと、割に合わないんだが?」
突然のロイ様登場の上、浮気だとかありもしないことを言われ大慌ての俺に対して、リカルドは余裕の笑みで俺の肩に腕を回し、引き寄せる。
「へぇ……久しぶりに手合わせします?ちょっと今は手加減ができないかもしれませんけど」
「やるか?」
「やらないっっ」
リカルドの怒りを助長する態度に、好戦的な笑みを浮かべながら練習場の壁に立てかけてあった模擬刀をロイ様が手に取り、リカルドを煽る。
もちろんその煽りに嬉々として乗ろうとするリカルドに、慌てて俺が割って入った。
「ロイ様!討伐から帰還したばかりなんですから、身体を休めないとっ。リカルドもっ!」
リカルドは数日前の魔法師団との合同演習中に肩口に怪我をした。魔法師団の新人が魔法の軌道を狂わせ、それが直撃する寸前だった騎士団員を庇った時に少しかすったらしい。もし、あのまま直撃していたら、その騎士団員はかなりの重症を負っていただろうとロイ様から聞いた。
その場合は当然、魔法師団と騎士団との関係性悪化も考えられる。ただでさえ、貴族出身ばかりの魔法師団と叩き上げのイメージが強い騎士団は仲が悪い。
そんな中、魔法師団の新人の名誉も守った形になった今回の出来事によって、リカルドはいまや魔法師団の方々からも一目置かれているらしい。
魔法がかすっただけで大したことないと本人は言っているが、傷が悪化でもしたらせっかくの雪融けムードが瓦解する。大事を取って当分は筋力維持のみで手合わせは禁止、とミハエル様からの通達があった。
やる気満々の二人をなんとか諫め、改めてロイ様の誤解を解く。
「リカルドとは話をしていただけですよ。それもロイ様の話ですからっ」
ロイ様は俺が自分の話をしていたと聞き、少し機嫌を直す。
「私の話をしていたにしても、少し近すぎです。トールはリカルドには特に心を許しているようなので」
「そりゃまぁ、貴族様とは違って俺達は平民だからな?剣術大会で優勝しないと何もできない団長と違って、俺とトールなら明日にでも婚姻できる。トール、するか?」
「……それは、私に対する宣戦布告、か?」
また……。
リカルドはすぐ思ってもないことを言って、ロイ様を煽る。
予想通り、せっかく直りかけたロイ様の機嫌がまた悪くなってきた。
「はい、終わりっ!リカルドはもうふざけた事を言わないで下さい!ロイ様、俺を呼びに来てくれたんですよね?お肉、たくさんですか!?」
このお二人はすぐ手合わせにもっていこうとするんだから。何だかんだで、仲良しなんだよな。
なんとか話題を変えよう。
「……あぁ。今回は報告にあった通り、魔獣の群れだったから」
「群れ!?」
聞いてない!
「そんな危険な討伐に、剣術大会前のロイ様が参加したらダメなのでは!?」
「問題ない」
即答したロイ様の真顔が信じられず、バッとリカルドの方を見ると、苦笑しながら首を横に振っている。
「ロイ様……」
俺は出せるだけ低い声を出しながらロイ様に近づき、威嚇するように下から睨みつける。……まぁ、身長差があるのでそうなってしまうんだけど。
「俺、言いましたよね?絶対に危険があるような討伐には参加しないと約束して下さいって」
「トール!無理はしていない。群れといっても私は傷一つない。約束は守っている」
「それは結果論ですから!今回みたいなことがあれば、俺は今後ロイ様からお肉は受け取りませんっ」
俺は目一杯怒った表情を作り、反省を促した。
「……すまない。剣術大会まで、討伐はもう、ひかえよう」
ロイ様は俯き、声も少し震えている。
少し、怒りすぎただろうか?
「あの、分かって頂ければいいんです。たくさんのお肉、ありがとうございますっ。近くの子供達にも振る舞えます!お肉、厨房ですよねっ。今から向かいますか?みなさーん!今日は鍛錬後に肉、お出ししますねー!」
まだ俯いているロイ様が気になりつつも、新鮮なうちに調理したくて足早に厨房へ向かうために練習場の出入口へと向かう。その際に、蜜漬け果実を貪った後の騎士団員のみなさんにも忘れずに声をかけた。その時の怒号のような歓喜の声にかき消されて、背後の会話の声は聞こえなかった。
「……いつまで笑ってるんだ、団長」
「ふっ、ふふ。あれで、私のことを叱っている顔のつもりなんだ。必死で顔を上げて……可愛いなぁ。本人に自覚がないのが厄介だ。敵が多すぎる。本当に……剣術大会が、待ち遠しい」
「……勝てよ」
「勝つさ。あの時のリカルドよりも強い相手なんて、そういない」
「はっ!」
いつまでもその場にいるお二人を振り返って見ると、リカルドが笑いながらロイ様を小突いている。
ロイ様も屈託のない笑顔だ。
そんなお二人を見ていると、俺も自然と笑顔になる。先程は怒りすぎたかと心配したが、リカルドがフォローしてくれたみたいだ。
一安心し、あと数歩で出入口という所で、突然その扉が開かれる。そこにはミハエル様が満面の笑みで立っていた。
「トール、ここに居ましたか!ロイ様もご一緒で丁度いい。トールの夜会服の仕立てが完成したので、一度試着をして欲しいと思いましてねっ」
「夜会服!?」
聞いてない。
「採寸とか、されてない、ですよね?いつの間にそんな……」
「あぁ、それはロイ様が」
ん?
背後のロイ様を振り返ると、ロイ様は笑顔で皆がいる前でとんでもないことを言い出した。
「採寸する者にベタベタ触られたくないので、私が自ら採寸しました。ちょうどトールが絶頂後に気を失ったので、清拭するついでに計りましたから正確ですよ」
「……は、はぁーーーー!?」
何言ってんの!何言ってんの!?
俺はたぶん誰が見ても顔が真っ赤になっていると思う。めちゃめちゃ熱い。
聞いてたよな……?恐る恐る、視線をロイ様の背後の騎士団員に移すと、みんなこちらを見ていない。
よ、良かった……。
「なんだよ、もうやることやってたのか!」
リカルド、聞いてたー!
「いや、挿入はしていない」
「ロイ様ー!早く行きましょう!はいはい、行きましょう行きましょう!じゃ、じゃあ、リカルドまたー!」
俺はロイ様の手を掴むと、これ以上何か言われる前に早く立ち去ろうとぐいぐい引っ張る。
「トールから手を繋ぐなんて……」
違うっ!
俺は涙目になりつつ、嬉しそうにしているロイ様を強引に練習場から連れ出そうと歩みを早めた。
優雅に騎士団員達に一礼しているミハエル様を横目に練習場を後にした途端に、どっと湧いた声が響いた。
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