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「何ですか、その顔」
東屋で呆然とロイ様を見送っていると、なぜかミハエル様が先程までロイ様が座っていた席に腰掛けていた。
侍女の方がロイ様の使っていた茶器を下げ、新しい物がミハエル様に用意された。俺は先ほど自分に用意されていたお茶を口にしていなかったが、冷めたことを気遣ってか、同じように新しい物が準備された。
「あ、あれ?ミハエル様、ロイ様を呼びに来られたんじゃあ?」
「文官が声をかけられないと泣きついてきたので、仕方なく声をかけに来ただけです。で?なぜトールがボロ布のようになっているんです?」
ボロ布って……言い方!
いや、実際ひどい顔だとは思うけど。
落ち着くために目の前のお茶に口を付ける。良い香りのする蒸気を鼻から吸い、喉に温かいお茶が流れると、ほっと一息つけた。
対面のミハエル様は優雅にお茶を楽しんでいる。ロイ様同様、剣術大会をひかえてお忙しいはずなのに。
「あの、俺に何か用ですか?」
「いいえ、特には。ただ休憩しているだけですよ。まぁ、あと数日でカナン国へ発ちますから、今さらロイ様とトールが仲違いされるのは困る、が本音です」
なるほど。
まぁ、俺は一応国王陛下代理だし、ロイ様は剣術大会の我が国代表として出場する。その二人が険悪な仲、は確かにまずいよな。
「別に仲違いとかではなくて、俺がいろいろ考えてしまって、ぐちゃぐちゃになっているだけです」
「まぁ、そんな所でしょうね」
ミハエル様に軽くいなされる。
通常運転のミハエル様に苦笑が漏れた。
「はぁっ……俺がミハエル様だったらもっと自信が……あっ」
つい、そんな甘ったれたことを口にしてしまった。ミハエル様からいつものように辛辣な一言が浴びせられると覚悟していたら、なぜか当のミハエル様は茶器を持つ手を止め、考え込んでいる。
どうされたんだろう?
「自分が誰かだったら、などと、今まで一度も考えたことがありませんでした。とても、面白い」
えっ。
そんな反応されるとは思わなかった。
「誰にするか……」
ミハエル様は顎に手を当て、真剣に誰と変わりたいか考え始めたようだった。
そんなに考え込むことじゃないんだけど。
むしろ、他の人になりたいなどと考えることがなかったのなら、ミハエル様は自分自身に不満がないということで。
それが、とても羨ましい。
俺は具体的に誰に、と思わなくても、いつも自分自身に不満ばかりだった。
もっと身長が高ければ、もっと格好いい顔に生まれれば、もっと器用にこなせれば……そんな風にいつも考えてしまう。
この歳になると、ただのないものねだりだと分かっている。分かっているのに、どうしても頭に浮かんでしまうんだ。
「難しいので、もっと熟慮したいですが、まぁ、今の最善の解を出すとしたら、トール、ですかね」
「はぁ!?」
いや、ありえない。ミハエル様が俺になりたい?いつも辛辣な言葉で俺を戦闘不能にしているのに?
……あっ、もしかして、俺を慰めようとして?持ち上げて、良い気持ちにさせようと?
ミハエル様のそんな優しさが貴重すぎて、ちょっと良い気持ちにしてもらいたくなってしまった。
「ミハエル様は俺のどんな所に憧れてますか?」
「いえ、憧れは欠片もありません」
はい、戦闘不能。
欠片もって、酷くないか?
思わず項垂れ、恨みのこもった目で見つめるも、ミハエル様はどこ吹く風だ。
「じゃあ、なんで俺になりたいって思うんですか……」
瀕死の状態ながらも、一応希望にすがってみる。
「普通なので」
普通。
うん、それは言われ慣れてる。
なるほどね。
ミハエル様ほどになると、普通になってみたいと思うんだな。まぁ、お仕事の重圧もそうだし、この美貌でまだ婚姻されていないので、誘惑も多いだろう。ご本人が望んでいないなら、ストレスだろうしなぁ。
完璧すぎる故の悩みか。
やっぱり、みんなないものねだりなんだよな。
ミハエル様は意図していなかったかもしれないが、少し気持ちが軽くなった。
「なんか、ありがとうございます。みんなそれぞれ不満はあるんだなって、楽になった気がします」
「?……たぶん、私の意図は伝わっていないと思いますが、まぁ、いいです。新しい考えに触れて、私も有意義な時間でした」
ミハエル様が珍しく、邪気のこもっていない微笑を見せる。
ミハエル様とこんな風にゆっくり過ごすのは初めてかもしれない。
改めて、ミハエル様をまじまじと見た。東屋に吹く風がミハエル様の銀糸の髪を揺らす。
ラズイール国王陛下とロイ様、ミハエル様の三人が国の要として共に在るイメージが強い。
国王陛下とロイ様はご兄弟なので、一見とても似ている。騎士団長として鍛練されているロイ様の方が体格は良いが、身長はさほど変わらない。ロイ様は黄金の髪を腰ほどまで伸ばされているが、国王陛下は少し襟足が長い程度で短く切られていて、ロイ様が昔、並んだ時にすぐ見分けをつけるために髪を長くしているとまで言われていた。
近年では、国王陛下は父君、ロイ様は母君に似てきているそうで、昔ほど似ていないらしい。まぁ、そもそも話されると全くイメージが違うお二人だ。
そんなお二人だが、無言で並ぶと高身長かつその美貌で圧がすごい。
そこに常に共に在って、より周囲に圧を与えているのがミハエル様だ。つまり、お二人に引けをとらない存在感を放っている。
身長はお二人よりは少し低く、痩躯ではある。何よりも特筆すべきはその美貌だ。
ミハエル様は絹糸のような銀髪を肩下で切り揃えられている。瞳は、怜悧な印象を与える深い紫水晶のような切れ長の二重だ。公にはされていないが、実は一見同じ色に見える左眼は銀灰色で、左右の瞳の色が違う。
いわゆるオッドアイというやつだが、この国では縁起が良いものではなく、中には忌み嫌う人までいるそうだ。宰相として人と会われるミハエル様は、相手を不快にさせないために、左右同じ色だと誤認される魔法をかけているらしい。しかし、完全に変容させている訳では無いので、その両眼は長め前髪に少し隠されている。
俺からすれば、正直もったいない。
一度だけ魔法を解いて見させて頂いた銀灰色の瞳は、本当に吸い込まれるような美しさだった。
だが、その瞳の美しさを差し引いたとしても、高い鼻梁と白い肌に映える赤みのある唇、時折覗かせる紫水晶の瞳が蠱惑的な魅力をもち、国王陛下やロイ様とは違った中性的ともいえるその美貌は、老若男女を魅了している。
俺的にも初めてお会いした時にはその人外のような美貌から、妖精がいたのかと思って息を呑んだ。
ぼーっと頭の中でそんな考え事をしながら見つめていると、さすがに訝しまれる。
「この国で、私をそこまで凝視するのは、トールくらいですよ」
「わー、すみませんっ。ついつい」
「まぁ、悪い気はしませんよ?トールが私を心の中で絶賛しているのでしょうから」
「ははっ」
さすが。謙遜なんてしない。思わず、笑みが漏れた。
「あ、あのぅ……」
背後から消え入りそうな声が聞こえ、思わず振り返る。
「ようやく、声をかけましたか。ちらちらこちらの様子を伺っているのが見えているのに、一向に何も行動しないので、もう立ち去ろうかと思いましたが」
「も、も、申し訳ありませんっ」
「イナス様?」
ミハエル様の冷めた一声に即座に頭を下げたその方は、魔法師団長のイナス様だった。
国の要として三人が一緒に居るイメージが強いが、本来ならばイナス様を加えた四人が正しい形だ。
国の攻守の要として、騎士団と共に魔法師団が存在している。
だが、イナス様はほぼ表舞台には出られない。
それは、眼前にいるミハエル様がイナス様の天敵だからだ。
東屋で呆然とロイ様を見送っていると、なぜかミハエル様が先程までロイ様が座っていた席に腰掛けていた。
侍女の方がロイ様の使っていた茶器を下げ、新しい物がミハエル様に用意された。俺は先ほど自分に用意されていたお茶を口にしていなかったが、冷めたことを気遣ってか、同じように新しい物が準備された。
「あ、あれ?ミハエル様、ロイ様を呼びに来られたんじゃあ?」
「文官が声をかけられないと泣きついてきたので、仕方なく声をかけに来ただけです。で?なぜトールがボロ布のようになっているんです?」
ボロ布って……言い方!
いや、実際ひどい顔だとは思うけど。
落ち着くために目の前のお茶に口を付ける。良い香りのする蒸気を鼻から吸い、喉に温かいお茶が流れると、ほっと一息つけた。
対面のミハエル様は優雅にお茶を楽しんでいる。ロイ様同様、剣術大会をひかえてお忙しいはずなのに。
「あの、俺に何か用ですか?」
「いいえ、特には。ただ休憩しているだけですよ。まぁ、あと数日でカナン国へ発ちますから、今さらロイ様とトールが仲違いされるのは困る、が本音です」
なるほど。
まぁ、俺は一応国王陛下代理だし、ロイ様は剣術大会の我が国代表として出場する。その二人が険悪な仲、は確かにまずいよな。
「別に仲違いとかではなくて、俺がいろいろ考えてしまって、ぐちゃぐちゃになっているだけです」
「まぁ、そんな所でしょうね」
ミハエル様に軽くいなされる。
通常運転のミハエル様に苦笑が漏れた。
「はぁっ……俺がミハエル様だったらもっと自信が……あっ」
つい、そんな甘ったれたことを口にしてしまった。ミハエル様からいつものように辛辣な一言が浴びせられると覚悟していたら、なぜか当のミハエル様は茶器を持つ手を止め、考え込んでいる。
どうされたんだろう?
「自分が誰かだったら、などと、今まで一度も考えたことがありませんでした。とても、面白い」
えっ。
そんな反応されるとは思わなかった。
「誰にするか……」
ミハエル様は顎に手を当て、真剣に誰と変わりたいか考え始めたようだった。
そんなに考え込むことじゃないんだけど。
むしろ、他の人になりたいなどと考えることがなかったのなら、ミハエル様は自分自身に不満がないということで。
それが、とても羨ましい。
俺は具体的に誰に、と思わなくても、いつも自分自身に不満ばかりだった。
もっと身長が高ければ、もっと格好いい顔に生まれれば、もっと器用にこなせれば……そんな風にいつも考えてしまう。
この歳になると、ただのないものねだりだと分かっている。分かっているのに、どうしても頭に浮かんでしまうんだ。
「難しいので、もっと熟慮したいですが、まぁ、今の最善の解を出すとしたら、トール、ですかね」
「はぁ!?」
いや、ありえない。ミハエル様が俺になりたい?いつも辛辣な言葉で俺を戦闘不能にしているのに?
……あっ、もしかして、俺を慰めようとして?持ち上げて、良い気持ちにさせようと?
ミハエル様のそんな優しさが貴重すぎて、ちょっと良い気持ちにしてもらいたくなってしまった。
「ミハエル様は俺のどんな所に憧れてますか?」
「いえ、憧れは欠片もありません」
はい、戦闘不能。
欠片もって、酷くないか?
思わず項垂れ、恨みのこもった目で見つめるも、ミハエル様はどこ吹く風だ。
「じゃあ、なんで俺になりたいって思うんですか……」
瀕死の状態ながらも、一応希望にすがってみる。
「普通なので」
普通。
うん、それは言われ慣れてる。
なるほどね。
ミハエル様ほどになると、普通になってみたいと思うんだな。まぁ、お仕事の重圧もそうだし、この美貌でまだ婚姻されていないので、誘惑も多いだろう。ご本人が望んでいないなら、ストレスだろうしなぁ。
完璧すぎる故の悩みか。
やっぱり、みんなないものねだりなんだよな。
ミハエル様は意図していなかったかもしれないが、少し気持ちが軽くなった。
「なんか、ありがとうございます。みんなそれぞれ不満はあるんだなって、楽になった気がします」
「?……たぶん、私の意図は伝わっていないと思いますが、まぁ、いいです。新しい考えに触れて、私も有意義な時間でした」
ミハエル様が珍しく、邪気のこもっていない微笑を見せる。
ミハエル様とこんな風にゆっくり過ごすのは初めてかもしれない。
改めて、ミハエル様をまじまじと見た。東屋に吹く風がミハエル様の銀糸の髪を揺らす。
ラズイール国王陛下とロイ様、ミハエル様の三人が国の要として共に在るイメージが強い。
国王陛下とロイ様はご兄弟なので、一見とても似ている。騎士団長として鍛練されているロイ様の方が体格は良いが、身長はさほど変わらない。ロイ様は黄金の髪を腰ほどまで伸ばされているが、国王陛下は少し襟足が長い程度で短く切られていて、ロイ様が昔、並んだ時にすぐ見分けをつけるために髪を長くしているとまで言われていた。
近年では、国王陛下は父君、ロイ様は母君に似てきているそうで、昔ほど似ていないらしい。まぁ、そもそも話されると全くイメージが違うお二人だ。
そんなお二人だが、無言で並ぶと高身長かつその美貌で圧がすごい。
そこに常に共に在って、より周囲に圧を与えているのがミハエル様だ。つまり、お二人に引けをとらない存在感を放っている。
身長はお二人よりは少し低く、痩躯ではある。何よりも特筆すべきはその美貌だ。
ミハエル様は絹糸のような銀髪を肩下で切り揃えられている。瞳は、怜悧な印象を与える深い紫水晶のような切れ長の二重だ。公にはされていないが、実は一見同じ色に見える左眼は銀灰色で、左右の瞳の色が違う。
いわゆるオッドアイというやつだが、この国では縁起が良いものではなく、中には忌み嫌う人までいるそうだ。宰相として人と会われるミハエル様は、相手を不快にさせないために、左右同じ色だと誤認される魔法をかけているらしい。しかし、完全に変容させている訳では無いので、その両眼は長め前髪に少し隠されている。
俺からすれば、正直もったいない。
一度だけ魔法を解いて見させて頂いた銀灰色の瞳は、本当に吸い込まれるような美しさだった。
だが、その瞳の美しさを差し引いたとしても、高い鼻梁と白い肌に映える赤みのある唇、時折覗かせる紫水晶の瞳が蠱惑的な魅力をもち、国王陛下やロイ様とは違った中性的ともいえるその美貌は、老若男女を魅了している。
俺的にも初めてお会いした時にはその人外のような美貌から、妖精がいたのかと思って息を呑んだ。
ぼーっと頭の中でそんな考え事をしながら見つめていると、さすがに訝しまれる。
「この国で、私をそこまで凝視するのは、トールくらいですよ」
「わー、すみませんっ。ついつい」
「まぁ、悪い気はしませんよ?トールが私を心の中で絶賛しているのでしょうから」
「ははっ」
さすが。謙遜なんてしない。思わず、笑みが漏れた。
「あ、あのぅ……」
背後から消え入りそうな声が聞こえ、思わず振り返る。
「ようやく、声をかけましたか。ちらちらこちらの様子を伺っているのが見えているのに、一向に何も行動しないので、もう立ち去ろうかと思いましたが」
「も、も、申し訳ありませんっ」
「イナス様?」
ミハエル様の冷めた一声に即座に頭を下げたその方は、魔法師団長のイナス様だった。
国の要として三人が一緒に居るイメージが強いが、本来ならばイナス様を加えた四人が正しい形だ。
国の攻守の要として、騎士団と共に魔法師団が存在している。
だが、イナス様はほぼ表舞台には出られない。
それは、眼前にいるミハエル様がイナス様の天敵だからだ。
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いつもミハエル様を気に掛けて下さりありがとうございます!!🥹本音ですが推してて良かった….…
笑ってないミハエル様の笑顔も素敵だと思います〜🥰
もくれんさん~いつもいつも感想ありがとうございますっ♡お返事も更新も遅くなってしまって申し訳ないですっ!!
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年内の更新は最後になります!
また、来年も更新頑張りますので、読んで頂けると嬉しいです♪
ねこまんまるさん~感想ありがとうございます!とても嬉しいです♡
まさしく!そうです!!
トールの成長物語だとも思ってます。
応援したくなると言って頂けるのは本当に有難いです(´;ω;`)
ここまで自分に自信がないのも読んでると不快かな?と思いつつ、前世でも今世でもずっと誰にも愛されなかったからだってことで異世界転生させたので( ˊᵕˋ ;)
更新頑張りますので、また読んで頂けると嬉しいです♪