戦場を駆ける死神

Lowless.L,Surkin.

文字の大きさ
23 / 74
交響詩〜Town And Glass〜

passage2

しおりを挟む
“遠慮はいらない。好きにやるといい”

さっきから、姉さんの声が、燐姉の声が聞こえる。

“安心しな、俺がずっとそばいついていてやる”

でもあの時、俺を置いて...

“そうだったな、でもこれからは一緒だ。これを受け取って欲しい”

これは、...ありがとう、安心させてくれて

“あぁ、どういたしまして。今はお守り程度だがいつかは...。”

燐姉が遠ざかっていく、また置いていかれるのか、いや、いつかは燐姉のそばに立てるような

そう想いを並べていうちに、目の前が少しづつクリアになると、目の前には誰もいなかった

ただ、遠くの方で怯えた騎士の、いや女騎士の人がいた

ーー

ーRot Ritter Ernest of viewー

私はフェルベングという国のファルべという街の出身で、今は第三王女の騎士となり、働いているものだ

ある日、私を撒いて第三王女様が街の方に行ってしまった

私は無事、第三王女様を見つけ護衛しつつ城に戻る時に少し、様子がおかしかった

あれほどの武術は見た事がない、出来れば味方に引き入れたい、等を小声で呟いていた

少し調べると、そのものはつい最近冒険者ギルド、職人ギルドのふたつに登録しており、ランクも両方ともFランクと低い者だった

また、第三王女様が私を撒いて街の方へ行ってしまった

今回は出て行ってからすぐに帰ってきたが、客人がいるみたいだ

私は、護衛として傍に同行させて頂いたが、旅人の服装をした奴が第三王女様にタメ口で話していた

さすがに注意をしたが、急に聖女からは旅人の方が強いと言われた

自分が弱いと思われた怒りと、自分よりも強者がいるという喜びが頭の中を掻き乱した

不意にも私は試合を願ってしまった

この試合のフィールドはたとえ死ぬような致命傷でも完治させてからフィールド外に転送される

その時にまだ動くことができるなら動いてからフィールド外に転送されることもできる

それに、防音の機能があるため聞こえたとしても試合の相手と見届け人の人しか聞こえない

私は普段通りの全身甲冑に突撃長槍と大盾を装備し、旅人を待った

あの旅人はあの聖女と戦士二人と棒術師の人達と友人のようだ

少し不安そうな聖女と戦士から何かを言われて、笑顔で返していた旅人

だが、これはなんだ?

〔奴を殺さねばならない〕

急に雰囲気がガラッと代わり、この雰囲気は、そうだ、暗殺者と対峙した時のような、殺気が静かに流れ出るような雰囲気

旅人の服装は一変して、訓練用の服にソルレットと大鎌を装備していた

私は、試合開始の合図と共に前に突っ込んだ

旅人の彼は避ける素振りもなく突撃長槍の一撃をくらったが、不意に目の前から消え、背中に重い一撃が走った

〔ちっ、殺しずらい〕

熟練の槍使いの速さよりも速い蹴りの応酬が続く少し躊躇いがちだった蹴りが徐々に重みを帯びていく

〔奴を殺すために〕

先程からなにを、言っているのだろうか

私は1度距離を置くために後ろへ飛んだ

〔やつの命を刈り取るために〕

旅人は急に立ちどまり、大鎌を見たあと

〔首〕

こちらへ詰め寄ってきた、首を狙っているのだろう、目が首へいっている

だが、1度は避けたが大盾をつ腕を刈り取られた、鎧の間を縫って

〔殺す覚悟がないからだ〕

熱い、焼けるように熱い

だが、私は第三王女様の盾であり、矛だ

負ける訳にはいかないのだ

それから旅人は逃げようとすると追ってくる

いや、旅人ではないな、あれは正しく死神だ

〔躊躇いもなく殺せる〕

死神はフィールドを確認してから、なんといった?

躊躇いもなく、殺、せる?

あれから私は、103回ほど殺された

完治する瞬間をついて、103回殺された

しかも、至って冷静に、0.01コンマの間で103回殺された

恐らく、まだあれでも本気では無いのだろう

そう思うと、頭の中が恐怖で埋まった

死神の冷たい表情の顔を見るだけで理性は脅え、本能は逃げ出そうとしている

そう怯えているとまだフィールドに残っている死神が少し悲しい顔をしていた


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

商人の男と貴族の女~婚約破棄から始まる成り上がり~

葉月奈津・男
恋愛
「あなたとの婚約、破棄させていただきます!」 王立学院の舞踏会。 全校生徒が見守る中、商家の三男カロスタークは、貴族令嬢セザールから一方的に婚約破棄を突きつけられる。 努力も誠意も、すべて「退屈だった」の一言で切り捨てられ、彼女は王子様気取りの子爵家の三男と新たな婚約を宣言する。 だが、カロスタークは折れなかった。 「商人の子せがれにだって、意地はあるんだ!」 怒りと屈辱を胸に、彼は商人としての才覚を武器に、静かなる反撃を開始する。 舞踏会の翌日、元婚約者の実家に突如として訪れる債権者たち。 差し押さえ、債権買収、そして“後ろ盾”の意味を思い知らせる逆襲劇が幕を開ける! これは、貴族社会の常識を覆す、ひとりの青年の成り上がりの物語。 誇りを踏みにじられた男が、金と知恵で世界を変える――!

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

ペットになった

ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。 言葉も常識も通用しない世界。 それでも、特に不便は感じない。 あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。 「クロ」 笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。 ※視点コロコロ ※更新ノロノロ

恋い焦がれて

さとう涼
恋愛
小学校時代の担任教諭・佐野に七年ぶりに再会し、話の流れで佐野の恋人へのエンゲージリングを選ぶために一緒にジュエリーショップに行くことになってしまった二十歳の女子大学生・輝。 最初はそんなつもりはなかったのに、次第に佐野を意識してしまうようになり、自分でも困惑してしまう。 必死に自分の想いを打ち消そうとする輝。 だけど佐野も恋人との関係に悩んでいるようで、複雑な想いを抱え続けることになる。 そんな輝を見守る(ちょっかいをかける?)バイト先の店長。 さらに佐野の恋人は意外な人物で、輝は大混乱。 ※ドロドロではなく純愛系を目指していますが、ビターテイストなお話です ※理想的で格好いいヒーローではありません(…すみません) ※調べながら執筆をしているのですが、無知なところも多々あるので、間違っているところがありましたら教えてください。ツイッターでも受け付けています。 https://twitter.com/SATORYO_HOME

処理中です...