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29. 話し合い
しおりを挟む「いきなり、誰かと思っら可愛らしい嬢ちゃんじゃねえか!
こっちに来な!
おじちゃん達が、気持ちいい事をたくさん教えてあげるから。
俺の注射はとても大きいから入らないかもしれないが、無理矢理ヒィヒィいわせながら突っ込んであげるよ」
狼人族の男が巨大なナニをおっ立てながら姫に近付いてきた。
姫の後に控えていたペロが飛び出し、狼人族の巨大なナニを引きちぎった。
「ペッペッ」
ペロ1が引きちぎったナニをすぐに口から離し、汚いものを口にしてしまったと、唾をはいている。
「ワァァァ………!!」
狼人族の男がひきちぎられた自分のナニを拾い何やら叫んでいる。
「マスターへの無礼を詫びなさい!」
「いきなり、乗り込んできて何しやがるんだ!」
痩せ型のイケメン風の男が剣を持ち、襲いかかってきた。
「ガウ!」
イケメン風の男の肉棒も、ペロ2に引きちぎられた。
「アァァァ…………!!」
イケメン風の男は、ドクドク流れる血を抑えるため、肉棒が無くなったアソコを両手で押さえ、涙を流しながら唸っている。
「マスターに謝りなさい!」
「何を謝れっていうの?
私達が何かしたの?」
裸の女性達が臨戦態勢を整えながら質問してくる。
姫の体から目に見える程の赤い闘気が、ユラユラと覆《おお》っていく。
「謝りなさい」
姫は赤い闘気を発しているのだが、周りは凍えそうなほどの寒さになっている。
というか、凍っている。
裸の男女の足はすでに凍り付いており、身動きできない状態になっているのだ。
「姫様。なにやら楽しそうな事をしてますな。私も交ぜてはくれませぬか?」
姫の影から、ヌッと何かが現れた。
「誰じゃ?」
「お…お忘れになられてしまったのですか?
私は今朝、姫様に敗れて配下になったデーモン男爵で御座います」
姫の前に現れたデーモンは片膝を付き、姫の足にキスをした。
「アイツ、爵位持ちのデーモンだったのか?
あまりに弱かったので、てっきり普通のデーモンだと思っていたニャ!」
「私が弱いのではありません!
姫様が強すぎるのです!
それから美しく、恐ろしい。
あぁぁぁあ…………
考えただけで心臓の鼓動が激しくなるのです……
あぁぁぁぁ……
至高の姫様あぁぁぁ……
下半身も熱くなってきましたあぁぁぁ…
姫様の事を考えると頭がおかしくなってしまうのですあぁぁ……」
ドビュ!!
デーモン男爵のビンビンにおっ立たナニから、白い液体が飛んだ
「お前何やってるニャ!
何しにきたんニャ!
変態野郎!」
「えっと? どちら様で?」
「何言ってんニャ!お前!
私は、ご主人様1番の性奴隷!
ブリトニー様なのニャ!
頭が高いのニャ!」
「フッ。性奴隷の分際で男爵であるこの私に頭が高いとは、愚かな。
例え、グランドマスターの性奴隷だとしても、口の聞き方には気を付けたほうが良いのではないでしょうか?」
「愚かなのはお前の方ニャ!
お前が敬愛する姫様だってご主人様の奴隷なのニャ!
奴隷の配下のお前は私より当然身分が低いのニャ!
そう、お前は奴隷以下のゴキブリなのニャ!
解ったら、土下座して私の足を舐めるのニャ!」
「そうであられましたか!
それは申し訳ございませんでした!」
デーモンはブリトニーの前で深々と土下座し、足に濃厚なキスをした。
「ウッ!!……わ…解ればいいのニャ!」
「で、ブリトニー様。今はどのような状況なのですか?」
「この部屋を話し合いで譲ってもらおうとしたら、こいつらがご主人様に対して暴言を吐いたのニャ!
それで、姫様がお怒りになってこの惨劇なのニャ!」
「では、どのような結末がお望みなのですかな?」
「1番の目的は、話し合いでこの部屋を譲って貰うこと。
2番目は、この人達にご主人様の無礼を謝ってもらう事。
3番目は、この人達が心の底からご主人様の偉大さを解るように、教育する事かニャ?
姫様。こんな感じでどうでしょう?」
「ハイ。良いでしょう。
マスターの偉大さを世間に知らしめる事はとても重要な事ですからね!」
「姫様、そういう事ならこの私《わたくし》めにお任せ下さい!
私はこう見えても、拷問いや失礼。調教には自信があるのです!
そうですね……。今からお食事に行かれたらどうでしょうか。
その間にこの者達の調教を終わらせておきましょう。
是非とも私にご命令下さい。
必ずや、姫様のご期待に答えてみせます。」
「マスター! どうしましょう?」
どうしましょって……
今の段階でやりすぎだろ……
チンコちょん切っちゃって治るのか?
しかし、やってしまった事はしかたがない。
店の人には話し合いで交渉すると言ったのに、既に手を出してしまっている。
口止めとして、この人達を【魅了】を使って支配下にするか!
いや駄目だ!
【魅了】は姫とブリトニーにしか使わないと決めたのだった。
ここは、この怪しいデーモンに任せるのが得策か……
「解った。デーモンに任せよう。
ただし、言う事を聞かないからといって殺しては駄目だ!
ちゃんと話し合いで解決するように。
それから調教が終わったら、その人達の傷をちゃんと治す事!」
「マスターのお許しがでました!
ゴキ男爵! 失敗は許しませんよ!」
「ハハー!!
イエス!マイミストネス!
イエス! マイロード!」
いつの間にかデーモンの名前は、ゴキ男爵になったようだ……
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