【R18 】必ずイカせる! 異世界性活

飼猫タマ

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181. ヨチヨチ

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「す……すみませんでした!
 神獣様とは知らずに、無礼な言葉を吐いてしまいました!」

 光の妖精シャンティーは、ガクガク震えながら飛ぶのを止めて、地面にひれ伏し土下座をして、ブリジアに謝っている。

 あれ程、誰に対しても生意気だったシャンティーが、ブリジアに これ程おびえるとは……

 不死の魔女ブリジアは、本当はとんでもなく凄い奴だったのか?

 元『拳神』のシロー爺さんでさえ、ブリジアに対し、頭が上がらないようだったしな……

「まあ、良いワン!
 お前達は、ご主人様の客人だワン!
 そんなに、緊張しなくても良いワン!」

 シャンティーは、尚も頭を下げ続けている。

「シャ……シャンティーさん。ブリジアも、頭を上げて良いと言ってるんだから、もうそろそろ頭を上げても良いんじゃないのかな……」

「ゴトウ·サイト! お前、此方が一体誰だか分かっているのか!
 此方は、1000年前、突如として現れて、世界中の街という街を全て火の海にし、恐怖のドン底にしたと言い伝えられてれる伝説の厄災、『二尾の銀狼』様であらせられるぞ!
 その時、最強の神獣と言われていたケルベロスでさえ3柱いないと、抑える事ができなかったと言い伝えられる程の伝説の神獣様が、何でお前のオナペットなんだ!」

 伝説の厄災って、ブリジアって そんなに悪い奴だったのか……

「でも、ブリジアって、それ程強そうだと思えないのだけどな?」

「ゴトウ·サイト…… 気付かないのか?
 人型から、子狐モードに変身した時点で、魔素総量が100倍近く膨れ上がったのを!
 私が思うに、本来の姿の『二尾の銀狼』の姿になったら、この子狐モードの10倍以上の魔素総量になると思うのだけど……」

「ハッハッハッハッ!
 小さき妖精よ! 魔素の放出を完璧に抑えているつもりじゃったのだが、よく気付いたのだワン!
 確かに、妾は、人型に変身すると戦闘力や魔素総量が格段に落ちてしまうワン!」

「……」

 元『拳神』であるシロー爺さんが恐れるだけの実力が、本当にあったという訳か……

 やはり、この世界の創成に関わりのある『始まりの魔女』のペットという肩書きは、伊達ではなかったようだ。

『始まりの魔女』のただの料理人のガリクソンでさえ、少し前までは『剣帝』をしていたのだ。

 『ブリジアが、実は強かった』という話が、このまま続きそうなのだが、
 既にブリジアを仲間にしている俺には、取るに足らない、どうでも、どうでも、どうでも良い話である。

 そんな事よりも、俺には、とても、 とても、 何をおいても重要な、 気になる事がある。

 そう、もしかすると、エリスさんが、モフウフのアジトに来ないかもしれないのだ!

 先程、シャンティーさんが、「モフウフのアジトには行かない」と、宣言していたのだが、俺としては何としてもモフウフに、エリスさんに来てもらわないと、何も進展しないし、何も始まらない。

 ここは、シャンティーさんが恐れているブリジアを上手く使って、なんとか説得してもらうというか、命令してもらうしかない!

「ブリジア! 今からシャンティーさん達を連れて、モフウフのアジトに行こうと思ってたのだが、ブリジアが裸でいたせいで、どうやら俺はシャンティーさん達にエロスの帝王だと思われてしまったようだ!
 なんとか、シャンティーさん達の誤解を解いてもらえると助かるのだがな」

「フム。任せるワン!
 そこの妖精よ、ご主人様は、エロスの帝王ではないワン!
 ロリコンの帝王だワン!」

「ち……違うだろ!!
 そうじゃなくて、誰彼構わず 幼女を襲う人間……
 いや、違った……女性を襲う人間ではないと、ちゃんと説明しろよ!」

「そういう事かワン!
 ご主人様の好みは、年端もいかない幼子が好みだワン!
 小さき妖精は、ダダ小さいだけのオバサンであって、幼女ではないのじゃ!
 なので、ご主人様のストライクゾーンに、ほんの少しもカスってもないのだワン!
 そういう事なので、小さき妖精さんはモフウフのアジトに行っても、ご主人様に襲われる心配は、全くもってないので、安心してモフウフに出かけると良いのじゃワン!」

 子狐モードのブリジアが、話の最後にだけ誰にも解るような、一般人なら失禁して失神してしまうような、凄まじい闘気を発して、シャンティさんに言い聞かせた。

「ハイ! 勿論行かせてもらいます!」

 シャンティーさんは、冷や汗を垂らしながら、直立不動で答えた。

 フフフフフ……
 上手くいったようだ。
 流石はブリジアだ。
 俺は見逃さなかった。

 シャンティーは、オバサンと言われた時点で、眉間にシワが寄っていた。

 ブリジアが喋り終わった後に、間違いなく、『誰がオバサンだ! お前の方がババーだろ!』
 と、ブリジアに対し怒りに任せ、言い放っていた筈だ。

 しかしブリジアは、それを察し、話の終わりに強烈な闘気をシャンティーに浴びせて、その言葉を呑み込ませ、逆に有無を言わせず従わせたのだ。

 流石は、3000年も生き続け、酸いも甘いも知り尽くした、不死の魔女ブリジアだ。

 そんなブリジアにかかれば、『腹黒』の二つ名を持つシャンティーでさえも、ヨチヨチ歩きの赤子のように、軽くいなされてしまうのだ。

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