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192. 鼻血ブー
しおりを挟むアンちゃんとシャンティーさんの修行方法は置いといて、エリスさんと会えないのは大問題だ。
いつ『三日月旅団』が、シャンティーさんの課題をクリアーできるかも分からない。
エリスさんに会いたい。
会えないと思うと、余計に会いたくなるのが人の心情だ。
もしや、エリスさんは、俺にわざと試練を与えているのではないのか?
そうだ、そうに決まっている!
これは、エリスさん流のお預けプレイなのだ!
フフフフフ……そうだ。そうなのだ!
そうと解れば、真性M気質であるゴトウ·サイトにかかれば、なんて事はない。
お預けプレイは、M男の俺にとっては、ご褒美と一緒なのだ!
今は、ただ辛いだけかもしれないが、お預けが解除された時の達成感を想像しただけで興奮して、きかん坊の先っちょから我慢汁が出てきてしまうくらいだ。
そうだ! いい事を思いついたぞ!
このエリスさんの事を思って勃起した きかん坊を、オナペットのブリジアを使って、処理してもらえば良いのだ!
丁度良い事に、姫はお風呂でのぼせて、気を失ってしまっている。
今がチャンスだ!
姫は、いつも俺についてきてしまう。
お子様の姫に、俺のオナニーシーンを見せる訳にはいかない。
姫付きメイドのメイドさんを呼び出し、姫を起こさないように大奥で休ませるように命令し、その足でムササビの『ウルフデパート』のペントハウスに【聖級移転】で急いで移動した。
ペントハウスの大リビングに到着したが、ブリジアが見当たらない。
もう既に寝ているのか?
寝ているのなら、叩き起さねば!
「ブリジア! 居るか?」
「書斎にいるワン! すぐにそちらに行くので、待っててワン!」
俺はペントハウスのリビングの中央で、産まれたままの素っ裸の状態で、チンコをピンッ! と、立てて待っている。
早く抜きたくて、風呂から上がったそのままの状態で、ブリジアの元に駆けつけたのだ。
「ご主人様、どうしたのだワン?」
スッポンポンの状態で、チンコをビンビンに立たせている俺を見て、エロCEO姿のブリジアが質問してきた。
「ブリジア、お願いがあるのだが……」
「何だワン?」
「そ……そのぉ……エリスさんに、変身できるかなぁ……と思ってブリジアに会いに来たんだが……」
「妾は、誰にでも変身できるワン!
但し、魔素の源である尻尾だけは、どうしても残ってしまうワン!」
「そ……そうか。変身できるのか。
尻尾なんて、そんな些細な事など問題ない。
寧ろ、モフモフの好きの俺にとっては、尻尾があった方が良い位だ!
それで、お願いなんだが、エリスさんに変身してくれないか……」
俺は、モジモジしながらブリジアにお願いする。
「理解したワン! 妾がエリスに化けて、ご主人様はそれを見て、発情するという事なのじゃな!
それくらい、オナペットとしてお安い御用だワン!」
ブリジアは、そう言うと、エリスさんにパッと変身した。
ブシュー!! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!
エリスさんに変身したブリジアを見た途端、鼻血と精液が、盛大に発射された。
な……なんて、神々しいのだ。
エリスに化けたブリジアの周りには、後光が光り輝いている。
鼻血と精液が全く止まらない。
エリスさん本人と対面した時には、緊張のあまり勃起もしないのだが、エリスさんに化けたブリジアなら大丈夫のようだ。
しかし、体が固まって動けない。
あまりにも神々しすぎるのだ。
その神々しいエリスさんモドキが、オナペットとしての職務を果たす為に、色々なエロいポーズを一生懸命とっている。
処女のブリジアが、考えたエロポーズなので、それ程エロいポーズではないのだが、元が俺の好みドンピシャのエリスさんなので、何も問題ない。
「どうじゃ! 発情したかワン!
こんなポーズはどうじゃ!」
ブリジアは肩幅ぐらい足を広げ、後ろ向きになり、二股の尻尾をピンッと、上に立たせ、足の間から顔をひょこっと出した。
「エ……エリスさんに、なんてポーズを取らせるんだ……」
エリスさんの毛が生えていない、ツルツルのお股とケツの穴が丸見えになってしまっている。
ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!
射精が止まらない。
本物のエリスさんでは無いと、解っているのだが、それでも射精が止まらないのだ。
「フフフフフ……
とても発情しているようじゃな!
それでは、こんな事もしてみるのだワン!」
ブリジアは毛が生えていない、ツルツルのお股の割れ目を指でパッと広げてみせた。
バタン!!
ブシューーーーーーー!!
ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!
目の前が真っ暗になった。
ペロペロ。ペロペロ。
ん? 誰だ?俺の顔をペロペロしているのは?
「うぅ……ん………ハッ!」
目を開けると、そこには、子狐バージョンのブリジアが、俺の顔をペロペロしながら、心配そうに俺の顔を覗き込んでいる。
「ア……アレ? ブリジア?
俺は、一体……」
「ご主人様、良かったのじゃ。
いきなり鼻血と精液を、有り得ない程大量にぶちまけながら倒れてしまったので、とても心配したのだワン!
もう少し、血と精液が無くなってしまっていたら、流石の不老不死の体でも危なかったかもしれないワン」
どうやら俺は、鼻血と精液を流し過ぎて、意識を失ってしてしまっていたようだ。
ブリジアが変身した偽物のエリスさんで、この有り様なのか。
だとしたら、もしも本物のエリスさんが、さっきのようなシチュエーション……
て、いうか、エリスさんがお股を指で広げて、中身を見せつけるような行為をするとは到底思えないが……
もし、エリスさんが、それと同等か似たような行為をしたとしたら、俺はどうなってしまうのだ……
今回のように、精子ドバドバ、鼻血ブー所ではないだろう。
これから、何とか努力して、エリスさんと付き合う事に成功した場合、俺は、もしかしたら、死を覚悟しないといけないのかもしれないな……
ーーー
この日は、血と精液を流し過ぎ、とても疲れてしまったので、モフモフのアジトには帰らず『ウルフデパート』のペントハウスに泊まる事にした。
しかし、この何気ない決断が、後に起こる、姫とエリスの確執の始まりになるとは、ゴトウ·サイトには気づきようがなかったのだった。
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