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204. 超高性能魔道具
しおりを挟む俺は今、アジトの大浴場の湯船に浸かっている。
姫はいつもの様に、勃起したチンコの前にチョコんと座っている。
『三日月旅団』のメンバーはというと、アジトの豪華な大浴場にテンションが上がりまくったのか、ミカサ、ララ、モモのエロフ、サキュバス姉妹は、【魅惑】スキルをシルマン、ザーマン汁男2人だけに解放したようだ。
サキュバスの固有スキルである【魅惑】スキルは、異性限定で、精子不足になると勝手に発動し、辺りにいる全ての異性に【魅惑】スキルをかけてしまうという無差別スキルなのだが、ミカサ、ララ、モモ姉妹が身につけている【魅惑】スキルを抑える指輪型魔道具は、どうやらゾイ爺さんが昔、開発したサキュバス専用の魔道具らしく、無駄に高性能で、【魅惑】をかける人物を特定できる機能が付いているらしいのだ。
それにより、俺はミカサ達姉妹を見ても、全く持って興奮しない。
代わりに、ミカサ達の【魅惑】スキルを解放された『三日月旅団』の汁男達は、チンコをビンビンに反り返えらせて、ミカサ達に欲情しているのだ。
「アッアッアッアッ、ブリトニー姉様、そんなに激しく、お股を擦られたら……アッアッアッアッ……」
ブリトニーとアンちゃんは、『三日月旅団』とは関係なく、いつものようにボディー洗いを楽しんでいる。
それを見ていた『三日月旅団』の面々も、見様見真似で石鹸を体中に塗りたくり、真似し始める。
「ララ、気持ちいい?」
「アッアッ……ミカサお姉ちゃん、気持ちいいよぉ……」
ミカサは、自分の乳房に石鹸を塗りたくり、よく滑るようにしてから、ララのオッパイ。特に、乳首を刺激するように上下に動きながらスリスリしている。
「シルマン、ザーマン、私の体、気持ちいいかなぁ?」
「アアいいです! 気持ちいいです!
モモちゃんのオッパイ気持ちいいです!」
「モモちゃん気持ちいいよぉ! すっごく気持ちいいよぉ!」
まるで生きたコブラのように、チンコをピクピクさせて寝そべっているシルマン、ザーマンのお腹の上で、テーマーでもあるモモが、まるでインドの蛇使いの如く、ツルツル上下左右に滑りながら泡踊りをしている。
「モモちゃん、イイ、イイ、気持ちイイょぉー!」
ドピュ! ドピュ! ドピュ!
シルマンのコブラの口から白い毒液が発射される。
それをモモは、サキュバスのなせる技か、射精するのが分かっていたのかのようにお口を開けて、空中でキャッチする。
「シルマンのお汁は美味しいのぉ!
もっとモモに、お汁を飲ませるのぉ!」
「アッアーン、モモだけズルいよォ……
アッアッアッ……私もお汁飲みたいよぉ……」
ララが、ミカサの乳首スリスリ攻撃に耐えながら、羨ましそうに、ヨダレを垂らしてモモを見ている。
「アッアッアッモモちゃん、イイ、イイ気持ちいいよぉ! モモちゃんの体、すべすべピチピチで、アッアッ!
イクイクイッちゃいます!」
モモは、ザーマンのおチンチンから、ザーメンが発射する事が、最初から分かっていたかのような素早さで、ザーマンのオチンチンをサッと、咥える。
「ウッ!!」
ドピュドピュ!
「ゴックン」
モモは、少し口からはみ出しした白い液体を、ペロリと舐める。
「もう我慢できない!」
ミカサとララも、シルマンとザーマンのお腹の上に移動し、3姉妹で汁男達を攻め立てる。
「アッアッイイです。凄くイイです!」
「イイのシルマン? もっとスリスリして欲しい?」
「ハイ。ミカサさん! アッ、もっとスリスリお願いします!」
「アッアッイイ、イイ、イイよぉー!
シルマンの体ゴツゴツして気持ちイイよぉー!」
スポッ!!
「アッ!!」
どうやら、ハプニングが起こった様だ。
前の世界でも、ソープランドでよく有るというか、大抵、必ず起こるハプニングだ。
「アッアッイイ! いいよぉ! シルマンの固くて大っきいの! アッアッ! イイ、アッアッアッ!イイよぉ」
「アッアッ! ミカサさんのオ〇ンコは、最高です、アッアッイイ……イイ……気持ちイイですよぉ………」
ドピュ! ドピュ! ドピュ!
こんな調子で、『三日月旅団』のエロフ、サキュバス姉妹のお食事タイムが続くのだが、俺にはサッパリ、ミカサ達からエロさが感じられない。
と、いうか、いつもなら率先してボディ洗いに乱入しそうなブリトニーでさえ、全く興味を示さないのだ。
ミカサ達『三日月旅団』のメンバーは、相当エロい事をしている筈なのに、俺には、オッサン達が背中を流しあってる程度にしか見えないのだ。
やはり、ゾイ爺さんが開発した指輪型魔道具の性能が物凄いのだろう。
ミカサもララとモモも、相当ヤラシイ体をしていると思うのだが、全くチンコが反応しないのだ。
多分、ミカサ達姉妹が、素っ裸で町を歩いてたとしても、誰も興味を示さないであろう。
それどころか、町の中心で、青姦したとしても、誰も興味を示さないと思う。
それ程、ゾイ爺さんが作った指輪型魔道具が高性能だという事なのだが、逆に、影が薄くなりすぎるのは問題ではないのか……
『三日月旅団』のミカサ達姉妹は、冒険者として、名を上げようと必死に頑張っている。
今回のS6ダンジョンの探索に参加するのも、その為のシャンティーさんの常軌を逸した修行に耐えたのだって、全ては冒険者としての名を上げる為なのだ。
名前を上げる為に、ダンジョンを攻略しまくり、ギルドランキング10位以内にも入ったのだ。
そう、『三日月旅団』は、ギルドランキング10位以内に入っているのだ。
それなのに、全く持って知名度が全くない。
普通ギルドランキング10位以内のギルドなら、誰もが、ギルド名ぐらいは知ってる筈なのに……
その原因は、ゾイ爺さんが作った指輪型魔道具で間違いないと思うのだが、『三日月旅団』の面々は、その事実に気付いているのだろうか……
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