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262. 火球
しおりを挟む「ブリトニー姉様は忙しそうだから、今日は僕が、いつものブリトニー姉様の場所に座ろうかな」
アンちゃんがそう言うと、湯船に入ってきた。
勿論、姫の後ろに。
いつも俺は、お風呂に入る時は必ず姫を抱っこしたままお風呂に入る。
そして腕に抱いた姫の後ろに、ブリトニーが座るというか、挿れるのがいつものスタイルなのだ。
ぬぷぷぷぷぷぷ
アンちゃんのキツめの名器が、俺のポークビッツにドッキングされる。
「アンさん?」
アンちゃんが姫を突然強く抱き締めたので、姫が驚いた顔をしている。
アンちゃんは力持ちのドワーフ族なのだ。
それも王族なので、普通のドワーフとは比べられない程のパワーを秘めている。
姫は普段から闘気を纏っているので大丈夫なのだが、普通の人間なら押し潰されてぺっちゃんこになっていただろう。
「姫ちゃん、ごめんね……
お風呂が気持ち良すぎて、思わず力がはいちゃったよ」
「アンさん、大丈夫です!
私ならへっちゃらなのです!
もっと強く抱き締めてもらっても問題ないですよ!
逆に、アンさんにギュッと抱き締めて貰えると嬉しく感じます!」
「そっか……
それなら遠慮なく」
アンちゃんは、姫を抱き締めたまま腰を振り始める。
「アッ……アンさん……」
姫はアンちゃんと一緒になって、俺の上で上下に揺れる。
「ハァハァハァハァ、サイト君、気持ちいいよ!」
「アッアッアッ、そ……そうだな……
お風呂、気持ちいいな……」
「ハァハァハァハァ、サイト君、体が熱くなってきたよぉ……」
「アッアッ、そ……そうだな……
今日のお風呂は、少し熱めだな……」
俺は姫にS〇Xしているのをバレないように、アンちゃんのエロい言葉をお風呂言葉に変換する。
「ハァハァ、マ……マスター……
私も熱くなってきたのです!」
姫まで少し尖った耳を真っ赤にさせて、ハァハァ言いだした。
「サイト君! 気持ちイイよぉ……
気持ち良すぎて、昇天しちゃうよぉ……
あぁぁぁ……イ……イク……」
ビクッ! ビクッ! ビクッ! ビクッ!
ドピュ! ドピュ! ドピュ! ドピュ!
アンちゃんがイッたのと同時に、俺も射精してしまった。
「アンさん! ど……どうしたのですか?」
アンちゃんは、どうやら失神してしまったようだ。
姫に覆い被さるようにして、ぐったりしてしまっている。
「どうやら、お風呂が気持ち良すぎてのぼせてしまったようだな。
ずっと徹夜だったので、疲れていたんだろう。
今日は、早く夕飯を食って明日に備えて早めに寝るとしよう!」
「ハイなのです!」
俺達はこの後、アンちゃんを回復魔女で復活させ、夕飯を食べ、今日は早く休んだのであった。
ーーー
「久しぶりじゃな。
お主と会うのも1000年振りかのう?」
フンフンフンフンフンフン
不死の魔女ブリジアは、元漆黒の森王宮、王の間で、北の大魔王ベルフェゴールに会いにきていた。
「ベルフェゴール閣下、とても気持ちがいいですぅ~!」
フンフンフンフンフンフン
ベルフェゴールは無言で、若いダークエルフの男のおケツにバックから責め続けている。
「アッアッアッアッアッアッアッ!
凄いです! ベルフェゴール閣下のマグナムゴツゴツして気持ちがいいですぅ~!」
「妾も一応乙女なのじゃが、人と話す時ぐらい、ナニはやめたらどうなのじゃ……」
フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!!
ベルフェゴールの腰使いが、更に激しく早くなったようだ。
「アッアッアッアッ気持ちいいよぉぉぉぉ~……アッ……」
ベルフェゴールに突かれていた若いダークエルフの男が、失神してしまったようだ。
「こやつでは、儂の欲求を満たす事はできぬな」
ベルフェゴールは巨大でゴツゴツのナニを自分自身でシコりながら、失神しているダークエルフを冷たい目で見下す。
ブリジアは初対面なのだが、この失神している赤髪の若いダークエルフは、姫の兄である事ぐらいは想像がつく。
「ウッ!!」
ドピュ! ドピュ! ドピュ! ドピュ!
ベルフェゴールのナニから、大量な精液が、ブリジアに向けて飛んできた。
「お主、わざと妾に向けて精液を飛ばしたじゃろ!」
ブリジアは勢いよく飛んできたベルフェゴールの精液を、紙一重でギリギリ躱す事に成功していた。
もしそのまま立っていたら、幼女の姿のブリジアの顔に、ベルフェゴールの精液が大量にぶっかけられる所だったのだ。
「所で、ブリジアよ。 お前はここに何しに来たのだ?
お前は、ガブリエルの味方ではなかったのか?」
「妾は、中立じゃ!
一応、これでも冒険者ギルド会議の古株なのじゃ!
お主も知っていると思うが、冒険者ギルドは、漆黒の森に不干渉と決めたからのう!
お主とて、静寂の森のエルフの女王アリシア·ホワイトや、ドワーフ王国のドラクエルとか本物の大物が出てきたら厄介であろう!
2人とも一応ギルド員であり、妾の古い友人でもあるので、妾が直接頼めば重い腰も浮かすじゃろうからな!」
「フフフフ、分かっていたさ。
しかし、アリシア·ホワイトは出てこないのだろう!
エルフは、異界の悪魔にとって不倶戴天の敵だ!
なんせ、アリシア·ホワイトは異界の天使を召喚しているからな!
奴らさえ出てこなければ、この世界の者達など、どうってことはない!」
「お主は知らぬのか?
姫には魔女様が異世界から召喚した人間が付いている事を?」
「たかが人間であろう!
魔女の奴め! 儂をトコトン邪魔しやがる!
久しぶりに姿を現したと思ったら、何が『漆黒の森を統治するのはガブリエルにする』だ!
儂は断じて許さん!
漆黒の森の王は、初代の血を引く男でなくてはならんのだ!
ガブリエルにするくらいなら、そこで失神している男の方が良いわ!
それに、名前も気に入らん!
ガブリエル?
笑わせるな!
ガブリエルとは天使の名ではないか!!」
ベルフェゴールは、チンコをビンビンにさせて怒り心頭である。
「ベルフェゴールよ!
今、魔女様がお主の前に現れて『漆黒の森を統治するのはガブリエルにする』と、話したと言っておった気がしたのじゃが?
もしかして、お主、最近、魔女様とお会いしたのか?」
「ん? お前は魔女と会ってなかったのか?
てっきり魔女の命令で、儂に兵を引けと言いにきたと思っていたのだが……」
ブリジアの瞳から、大粒の涙が溢れだす。
「魔女様……生きていた……」
「オイ! 突然、どうしたのだ?」
ベルフェゴールが、突然の事に少し動揺する。
「魔女様が、ガブリエル·ツェペシュを漆黒の森の女王にすると、直接仰ったのなら、妾は何がなんでもガブリエル·ツェペシュを漆黒の森の女王にする!
悪いな! ベルフェゴールよ!
漆黒の森は、ギルドとしては不干渉と決められていたのじゃが、妾はギルド員でありながらも、魔女様のペットであり娘なのじゃ!
魔女様が、直接、ガブリエル·ツェペシュを漆黒の森の女王にすると仰ったのであれば、その最大の敵となるお主を妾の手で倒しておくべきじゃろう!」
ブリジアは幼女姿から、本来の二股の銀狼の姿に変身し、大出力の巨大な火球を、ベルフェゴールに向けて放ったのだった。
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