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保護者が過保護
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ジュードと蒼士郎は、棚からブランデーを出してロックで飲み始めた。
つまみは冷蔵庫に唯一入っていたチーズ。
俺は別に飲もうとは思わないけど、飲酒禁止を言い渡されたので、キッチンを物色しに行こうと思う。
「婚姻は、どちらかが家に入るという事だ。蒼夜のもう一人の恋人はどうなんだ?」
「あいつ…セスは、侯爵家の次男だ。伯爵あたり叙爵して独立は可能だが、魔術師団の副団長をしていて、俺の部下にあたる」
「ちと外聞が悪い、か。侯爵家の次男と蒼夜をジュードが娶るのはどうだ?」
「対外的には問題ないが、全員王族になっちまうぞ?」
「……それがあったな」
かといって、平民の俺に王族と侯爵家の次男が嫁ぐのも問題がある。
落としどころを探して白熱する御家問題を背に、俺は部屋を出た。
なんか二人、意気投合してるし。
あとは保護者同士に任せよう。
別宅としてたまに使用する、というこの洋館は、派手さはないが瀟洒な佇まいだ。
蒼士郎の隠れ家のようなものなのか、居心地もいい。
キッチン目指してふかふかの絨毯を進んでいくと、廊下の奥で扉が閉まる音がした。
誰か来たのかと警戒して立ち止まる。角を曲がってきたのは、白い紙袋を下げた伯父だった。
「蒼、夜、くん…?君、どうしてここに…」
トサ、と紙袋が絨毯の上に落ちる。
そこには有名料亭の名が印字されていて、俺の目はそっちにくぎ付けになった。
まさかその中には、お米、ごはんが…!
「…すまなかった!」
伯父がその場でがばりと土下座したので、はっと我に返る。
一体何に対しての謝罪なのかわからず、「伯父さま?」と声をかけてみたものの、丸い背中は小刻みに震えるだけだ。
なんだろう。
家の中で俺がのけ者になっているのを見て見ぬ振りしたこと?
嘘をついて蒼士郎に会わせないようにしたこと?
俺の婚姻問題に直面している今、それらはもう問題ですらない。
もう気にしていないことだけど、許すって言えばいいのかな。
それともこうして謝れば、気が済むってことなのかな。
どうしたらいいのか考えていると、伯父は床に向かって話し始めた。
「妻は…子供の頃から亡くなった香耶さんに嫉妬していて…よく似ている君につらく当たるのを、止められなかった」
うん、ますますどう反応していいかわからない。
でも蒼士郎に持ってきたのであろう、ごはんは欲しい。
「蒼夜、大丈夫か」
ふわりと風が吹いたと思ったら、後ろから抱きしめられていた。
感じる体温に安堵して、体重を預ける。
「ジュード」
「ソウシが、敵が来た、と言うんでな」
クッ、と喉の奥で笑ったジュードは、冷たい目で叔父を見下ろした。
「なっ、なんだね、君は!」
伯父が慌てて立ち上がっても、ジュードの視線はわずかに動いただけだ。
威圧、とでもいうのか、ジュードの体から紅炎のような魔力が立ち昇り、それが見えていないはずの伯父が後退る。
「なんだね、とはなんだ。ここにいる以上、私の客に決まっているだろう」
ゆったりとした足取りで、蒼士郎もやってきた。
俺の保護者が過保護です。
何も危ないことなどないのに、俺が傷つかないようにと駆けつけてくれる。
過保護、だと思うけど、うれしい。
「は…、しかし、そのような予定は…」
「蒼夜を保護してくれた、然る国の王族だ。ちょうどいい、客間の用意と、朝食の手配を」
王族、と聞いて青ざめた伯父が、「承知いたしました!」と勢いよく頭を下げた。
逃げるように踵を返して行ってしまったので、何も言ってあげられなかったことにため息をつく。土下座までしてたのに、悪いことしたな。
「…身分制度がないのに、権力には弱いのか。どこの王族なのかもわからないのに」
「フッ、そうだな。だからこそ使いようもある」
大人の会話が怖い。
俺は料亭の袋を拾ってからキッチンへ行き、お茶の支度をして部屋に戻った。
「すごいよ!お重が二段だよ!」
俺はテーブルにお弁当を広げ、人数分の取り皿と割り箸を差し出す。
異世界で箸は見かけなかったので、ジュードにはフォークも用意した。
俺のテンションに苦笑した蒼士郎が「私はいいから、蒼夜が食べなさい」と言ってくれる。
ようやく自分の子供っぽさに気づき、「お米見るのが久しぶりではしゃいじゃった」と恥じ入った。
「へえ、見た目も味も繊細だな。これがこっちでは普通のメシなのか?」
「んーん。それこそ他国の大使や王族に振舞ったりするランク。でも庶民の普通ごはんもおいしいよ」
調味料とか、持って行っちゃダメかな。文化や技術は混ぜたら危険だと思うから、せめて作り方だけとか。
植物の種なんかは、向こうの生態系を崩す可能性がある。もともとある作物を使うべき。
もしかしたらランドルフィアで見かけないだけで、他国にはもっと違う食材や調味料があるかもしれない。俺が知らないものも。どうしよう、わくわくしてきた。
「日本酒のようなものはあるか?米を醸造させて作る酒だ」と、ジュードに質問している蒼士郎も、俺と似たようなことを考えているようだ。ほかにも貴金属の価値や通貨、しまいに爵位は金で買えるかどうかまで尋ねている。
爵位を買う?蒼士郎が?
俺はきょとんとして、料亭のおかずをつまみにウィスキーを楽しむ二人を見た。
視線に気づいた二人は、ニヤリと人の悪い笑みを浮かべる。
「私も行くぞ、蒼夜。異界で新たに村上家を興して、お前が成人するまでに王族と侯爵家を娶っても恥ずかしくない体裁を整えてやる」
俺の保護者が、過保護です。
この一週間で、こんなに甘やかされていいのか、と何回思ったことだろう。
「ソウシにはこっちより向いてるんじゃないか?」
「うむ、特に性的な意味でな」
ああ、性的な意味って言っちゃった。言っちゃったよこのひと。
でも、ははは、と笑い合う二人を見ていたら、ふつふつと喜びがこみ上げてくる。
熱を灯した胸の奥がぎゅってなる。うれしくて、しあわせで、大好き。
コミュ障なんて言ってないで、ちゃんと伝えなきゃと思う。
伝えたいし、少しでも返したい。
「ジュード、蒼士郎さん、ありがとう。俺も、みんなを幸せにできるようがんばる」
ぶはっと吹き出したジュードには「お前にハマった責任取れよ」と抱きしめられ、蒼士郎には笑いをこらえたような声で「頼むぞ」と頭を撫でられた。
ほんとうにほんとうに、俺は幸せ者です。
つまみは冷蔵庫に唯一入っていたチーズ。
俺は別に飲もうとは思わないけど、飲酒禁止を言い渡されたので、キッチンを物色しに行こうと思う。
「婚姻は、どちらかが家に入るという事だ。蒼夜のもう一人の恋人はどうなんだ?」
「あいつ…セスは、侯爵家の次男だ。伯爵あたり叙爵して独立は可能だが、魔術師団の副団長をしていて、俺の部下にあたる」
「ちと外聞が悪い、か。侯爵家の次男と蒼夜をジュードが娶るのはどうだ?」
「対外的には問題ないが、全員王族になっちまうぞ?」
「……それがあったな」
かといって、平民の俺に王族と侯爵家の次男が嫁ぐのも問題がある。
落としどころを探して白熱する御家問題を背に、俺は部屋を出た。
なんか二人、意気投合してるし。
あとは保護者同士に任せよう。
別宅としてたまに使用する、というこの洋館は、派手さはないが瀟洒な佇まいだ。
蒼士郎の隠れ家のようなものなのか、居心地もいい。
キッチン目指してふかふかの絨毯を進んでいくと、廊下の奥で扉が閉まる音がした。
誰か来たのかと警戒して立ち止まる。角を曲がってきたのは、白い紙袋を下げた伯父だった。
「蒼、夜、くん…?君、どうしてここに…」
トサ、と紙袋が絨毯の上に落ちる。
そこには有名料亭の名が印字されていて、俺の目はそっちにくぎ付けになった。
まさかその中には、お米、ごはんが…!
「…すまなかった!」
伯父がその場でがばりと土下座したので、はっと我に返る。
一体何に対しての謝罪なのかわからず、「伯父さま?」と声をかけてみたものの、丸い背中は小刻みに震えるだけだ。
なんだろう。
家の中で俺がのけ者になっているのを見て見ぬ振りしたこと?
嘘をついて蒼士郎に会わせないようにしたこと?
俺の婚姻問題に直面している今、それらはもう問題ですらない。
もう気にしていないことだけど、許すって言えばいいのかな。
それともこうして謝れば、気が済むってことなのかな。
どうしたらいいのか考えていると、伯父は床に向かって話し始めた。
「妻は…子供の頃から亡くなった香耶さんに嫉妬していて…よく似ている君につらく当たるのを、止められなかった」
うん、ますますどう反応していいかわからない。
でも蒼士郎に持ってきたのであろう、ごはんは欲しい。
「蒼夜、大丈夫か」
ふわりと風が吹いたと思ったら、後ろから抱きしめられていた。
感じる体温に安堵して、体重を預ける。
「ジュード」
「ソウシが、敵が来た、と言うんでな」
クッ、と喉の奥で笑ったジュードは、冷たい目で叔父を見下ろした。
「なっ、なんだね、君は!」
伯父が慌てて立ち上がっても、ジュードの視線はわずかに動いただけだ。
威圧、とでもいうのか、ジュードの体から紅炎のような魔力が立ち昇り、それが見えていないはずの伯父が後退る。
「なんだね、とはなんだ。ここにいる以上、私の客に決まっているだろう」
ゆったりとした足取りで、蒼士郎もやってきた。
俺の保護者が過保護です。
何も危ないことなどないのに、俺が傷つかないようにと駆けつけてくれる。
過保護、だと思うけど、うれしい。
「は…、しかし、そのような予定は…」
「蒼夜を保護してくれた、然る国の王族だ。ちょうどいい、客間の用意と、朝食の手配を」
王族、と聞いて青ざめた伯父が、「承知いたしました!」と勢いよく頭を下げた。
逃げるように踵を返して行ってしまったので、何も言ってあげられなかったことにため息をつく。土下座までしてたのに、悪いことしたな。
「…身分制度がないのに、権力には弱いのか。どこの王族なのかもわからないのに」
「フッ、そうだな。だからこそ使いようもある」
大人の会話が怖い。
俺は料亭の袋を拾ってからキッチンへ行き、お茶の支度をして部屋に戻った。
「すごいよ!お重が二段だよ!」
俺はテーブルにお弁当を広げ、人数分の取り皿と割り箸を差し出す。
異世界で箸は見かけなかったので、ジュードにはフォークも用意した。
俺のテンションに苦笑した蒼士郎が「私はいいから、蒼夜が食べなさい」と言ってくれる。
ようやく自分の子供っぽさに気づき、「お米見るのが久しぶりではしゃいじゃった」と恥じ入った。
「へえ、見た目も味も繊細だな。これがこっちでは普通のメシなのか?」
「んーん。それこそ他国の大使や王族に振舞ったりするランク。でも庶民の普通ごはんもおいしいよ」
調味料とか、持って行っちゃダメかな。文化や技術は混ぜたら危険だと思うから、せめて作り方だけとか。
植物の種なんかは、向こうの生態系を崩す可能性がある。もともとある作物を使うべき。
もしかしたらランドルフィアで見かけないだけで、他国にはもっと違う食材や調味料があるかもしれない。俺が知らないものも。どうしよう、わくわくしてきた。
「日本酒のようなものはあるか?米を醸造させて作る酒だ」と、ジュードに質問している蒼士郎も、俺と似たようなことを考えているようだ。ほかにも貴金属の価値や通貨、しまいに爵位は金で買えるかどうかまで尋ねている。
爵位を買う?蒼士郎が?
俺はきょとんとして、料亭のおかずをつまみにウィスキーを楽しむ二人を見た。
視線に気づいた二人は、ニヤリと人の悪い笑みを浮かべる。
「私も行くぞ、蒼夜。異界で新たに村上家を興して、お前が成人するまでに王族と侯爵家を娶っても恥ずかしくない体裁を整えてやる」
俺の保護者が、過保護です。
この一週間で、こんなに甘やかされていいのか、と何回思ったことだろう。
「ソウシにはこっちより向いてるんじゃないか?」
「うむ、特に性的な意味でな」
ああ、性的な意味って言っちゃった。言っちゃったよこのひと。
でも、ははは、と笑い合う二人を見ていたら、ふつふつと喜びがこみ上げてくる。
熱を灯した胸の奥がぎゅってなる。うれしくて、しあわせで、大好き。
コミュ障なんて言ってないで、ちゃんと伝えなきゃと思う。
伝えたいし、少しでも返したい。
「ジュード、蒼士郎さん、ありがとう。俺も、みんなを幸せにできるようがんばる」
ぶはっと吹き出したジュードには「お前にハマった責任取れよ」と抱きしめられ、蒼士郎には笑いをこらえたような声で「頼むぞ」と頭を撫でられた。
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