1 / 1
起きたら
しおりを挟む
あ…れ?
昨日はおはと連絡をとってて…その後……
記憶が、確か…
昨日の事をよくよく思い出そうと起き上がろうとしたが腕が思い通りに動かない。
更に動かそうとすると金具が当たるような音が部屋に響く。おかしいと思い自分の腕を見るとベッドの柵と腕が手錠で繋がっている。
……テテ何かやった?
普通ではない今の状況。
それは確かに分かるけどなんでこうなっているのかがイマイチ分からず繋がった腕を動かせないままグルグルと考えてるいると部屋の扉が開かれた音がした。
そこには何度か職場で顔を合わしたことのある男が立っていた。
確か名前は…
「なぎ…くん?」
名前を呼ばれた彼はにこりと微笑む。
「名前、覚えててくれたんですねててさん。」
背筋がひやりとした。
彼とは別な別部署で、廊下やエレベーターで顔を合わす程度の関わりだったはずだ。一体なぜ彼が…
「凪くん…ててのこの手錠って、凪くんがしたの?」
彼は綺麗な微笑みを崩さないまま「はい」と答えた。
緊張で喉がなる。次になんと質問しようかと口ごもらせていると凪くんがこちらに近づきベッドへ腰をおろしてきた。
「ててさんが悪いんですよ。あのおはって人あの人と最近よく連絡とってますよね。」
「え…それは……仕事だからね…」
凪くんはてての返事に対して不服そうに「ふーん」と口ずさむ。
「それにしては、仕事以外事もよく連絡してますね?
ててさんには自分がいるのに、どうして、どうしてですか、ててさん。
なぜ……俺でいいじゃないですか」
凪くんが言っていることがよく分からず、フリーズしてしまった。
え?てて…凪くんと付き合ってた?
あと、部署が違うのにどうしてそんなおはとの連絡の事も知ってるの?
「ね、ねぇ凪…くん…
てて、もしして、凪くんとつきあってる…?」
「いいえ、まだ付き合ってませんよ。」
てて、もう分かんない…。
まだ…?脳内の処理が追いつかずに更にグルグルと考えていると凪くんの顔がてての顔に近づてきた。
唇に触れるだけのキスをされ顔が離れる。
今…のは?
え、付き合ってないって言ったよね?
てて、ててがおかしいの?
なんでキスされの…?
更に困惑していると凪くんが髪を撫でてくる。
目線を上に向けると融けるような笑みを浮かべた凪くんが目に入った。
「でもいいんです。
今ここにててさんが居てくれる。
だからあの、おはって人は見逃してあげます。」
鼓動が煩い。
職場でも話しても無い事も知られている。何処まで?一体何処まで知ってるの?
恐怖で呼吸が荒くなる。過呼吸になりかけたその時にカシャンと片腕の金属が外れる音がした。
その音で我に返った。それと同時に身体を抱き寄せられキツく抱きしめられた。
「…ッ、ごめんなさい。ててさん
ててさんを怖がらせない訳じゃなくて、取られたくないんです。
他の誰にも、でも普通に告白しても男だからって断りますよね。
だから…こうするしか無かったんです。」
「他に…方法……無かったの」
「普通に告白して付き合ってくれましたか?」
その言葉に黙るしか出来なかった。
だっててて好きなのは女の子だし…。
「ほら、だからこうするしかないんです」
てての手錠の外れた指に凪くんの指が絡む。
抱き寄せられた身体はベッドへ押し倒され、てての身体の上に凪くんがのしかかる。
耳元で凪くんが「すいません。好きです。」と囁く。
なんだよそれ、そんな風に誤るなら普通に好きって言えよ。振られたってまた告白しに来いよ。なんでこんな、こんな
そんな風に思っていると目からボロボロと涙が溢れだしていた。
「ててさん…」
凪くんの指がてての涙をそっとすくう。
てての中で色んな感情が混ざりあって、凪くんをきっと睨みつけた。
「てて、許さないから。
……でも痛いのも嫌だから。」
蚊の鳴くような声で、せめて優しくしてと伝えると上から嬉しそうな声ではいと聞こえた。
昨日はおはと連絡をとってて…その後……
記憶が、確か…
昨日の事をよくよく思い出そうと起き上がろうとしたが腕が思い通りに動かない。
更に動かそうとすると金具が当たるような音が部屋に響く。おかしいと思い自分の腕を見るとベッドの柵と腕が手錠で繋がっている。
……テテ何かやった?
普通ではない今の状況。
それは確かに分かるけどなんでこうなっているのかがイマイチ分からず繋がった腕を動かせないままグルグルと考えてるいると部屋の扉が開かれた音がした。
そこには何度か職場で顔を合わしたことのある男が立っていた。
確か名前は…
「なぎ…くん?」
名前を呼ばれた彼はにこりと微笑む。
「名前、覚えててくれたんですねててさん。」
背筋がひやりとした。
彼とは別な別部署で、廊下やエレベーターで顔を合わす程度の関わりだったはずだ。一体なぜ彼が…
「凪くん…ててのこの手錠って、凪くんがしたの?」
彼は綺麗な微笑みを崩さないまま「はい」と答えた。
緊張で喉がなる。次になんと質問しようかと口ごもらせていると凪くんがこちらに近づきベッドへ腰をおろしてきた。
「ててさんが悪いんですよ。あのおはって人あの人と最近よく連絡とってますよね。」
「え…それは……仕事だからね…」
凪くんはてての返事に対して不服そうに「ふーん」と口ずさむ。
「それにしては、仕事以外事もよく連絡してますね?
ててさんには自分がいるのに、どうして、どうしてですか、ててさん。
なぜ……俺でいいじゃないですか」
凪くんが言っていることがよく分からず、フリーズしてしまった。
え?てて…凪くんと付き合ってた?
あと、部署が違うのにどうしてそんなおはとの連絡の事も知ってるの?
「ね、ねぇ凪…くん…
てて、もしして、凪くんとつきあってる…?」
「いいえ、まだ付き合ってませんよ。」
てて、もう分かんない…。
まだ…?脳内の処理が追いつかずに更にグルグルと考えていると凪くんの顔がてての顔に近づてきた。
唇に触れるだけのキスをされ顔が離れる。
今…のは?
え、付き合ってないって言ったよね?
てて、ててがおかしいの?
なんでキスされの…?
更に困惑していると凪くんが髪を撫でてくる。
目線を上に向けると融けるような笑みを浮かべた凪くんが目に入った。
「でもいいんです。
今ここにててさんが居てくれる。
だからあの、おはって人は見逃してあげます。」
鼓動が煩い。
職場でも話しても無い事も知られている。何処まで?一体何処まで知ってるの?
恐怖で呼吸が荒くなる。過呼吸になりかけたその時にカシャンと片腕の金属が外れる音がした。
その音で我に返った。それと同時に身体を抱き寄せられキツく抱きしめられた。
「…ッ、ごめんなさい。ててさん
ててさんを怖がらせない訳じゃなくて、取られたくないんです。
他の誰にも、でも普通に告白しても男だからって断りますよね。
だから…こうするしか無かったんです。」
「他に…方法……無かったの」
「普通に告白して付き合ってくれましたか?」
その言葉に黙るしか出来なかった。
だっててて好きなのは女の子だし…。
「ほら、だからこうするしかないんです」
てての手錠の外れた指に凪くんの指が絡む。
抱き寄せられた身体はベッドへ押し倒され、てての身体の上に凪くんがのしかかる。
耳元で凪くんが「すいません。好きです。」と囁く。
なんだよそれ、そんな風に誤るなら普通に好きって言えよ。振られたってまた告白しに来いよ。なんでこんな、こんな
そんな風に思っていると目からボロボロと涙が溢れだしていた。
「ててさん…」
凪くんの指がてての涙をそっとすくう。
てての中で色んな感情が混ざりあって、凪くんをきっと睨みつけた。
「てて、許さないから。
……でも痛いのも嫌だから。」
蚊の鳴くような声で、せめて優しくしてと伝えると上から嬉しそうな声ではいと聞こえた。
2
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
氷の檻に閉じ込められた月~兄上のすべては、私のもの~
春野ふぶき
BL
『兄上は私のものだ。魂も、肉体も。永遠に―—』
アーヴェント侯爵家の長男ライカは、妾腹として正妻に虐げられ続けてきた。
唯一の救いは、次期当主を目される異母弟カイエンの存在。
美しく聡明で、氷の騎士と呼ばれる彼だけは、常にライカの味方だった。
だが、その愛情は兄を守るものではなく、深く歪んだ執着だった。
母を排除し、兄を囲い込み、逃げれば鎖で捕らえる。
そしてついに、ライカの心身は限界に追い詰められていく。
——カイエンが下す「最後の選択」とは。
ふたりが辿る結末は、幸福か、それとも狂気の果てか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる