魔王の花嫁(男)

アキナヌカ

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03結婚式

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「さぁ~て、朝飯を食べたら執務で昨日思ったことを聞いてみるか」

 今日の朝飯は日本風の朝ご飯だった、よくあるご飯と味噌汁に焼いた魚や卵焼きという奴だ。エアルは箸の使い方が分からず戸惑い、ファインとシュネルに教わっていた。この百年で味噌とか作ってもらったのだ、俺のおぼろげな記憶から作り出された割に良くできていると思う。そうして食事を終えると執務だった。だから俺はこう言いだした。

「俺は肉用牛が安定的に食べたい、身分が高い者なら食べられるが、身分の低い者は安定して肉が食べれない。なぜなら魔物の肉に頼っているからだ。肉が食べれないと体も小さくなる、そこのところどうにかならないか?」

 俺がそう言ったら肉用牛を育てる畜産業をする者を増やすという案が出た。でもどうやって増やすのか、そもそも増やす必要があるのかと色んな意見が出た。最終的には仕事を求めている者を肉用牛を育てている畜産業を営む場所へまわすことになった。そうして次は他のことに議論が移っていった。エアルも活躍していた、議論に混じって有効な方策を提案したりしてた。そうして午前中で執務は終わりになった。午後は自由時間である、俺はエアルと一緒に過ごすことにした。図書室で本を読んでるエアルを眺めながら俺は置いてあるソファで昼寝をしていた。だが高い声が聞こえて起こされた。

「わぁ、魔王様やわ。あたしと楽しくエッチなことしましょう!!」
「アガラールか!? 今日はというかずっとそんな気分じゃないからしない」

「ええ、昔はあんなに使ってくれたのにどうしたん?」
「ちょうどいい、俺は結婚したんだ。こっちが伴侶のエアル・エスタシオンだ」

「あん、魔王様ったら男も好みでしたの? だったら良いインキュバス紹介したのに」
「いらん!!」

 俺はサキュバスの金色の髪に緑の瞳をしているアガラールを引き離すとエアルのことを紹介した、紹介したのにアガラールはインキュバスを俺にあてがおうとした。俺はエアルの傍にいって、椅子から立ち上がっていた彼を抱きしめた。

「すまん、エアル。アガラールは昔、使っていたサキュバスだ」
「はぁ、そうですか」
「はいはい、あたし魔王様が結婚したなんて知らんで」

 そういえばエアルが来たことに浮かれて正式に結婚をしていなかった。これはいけないこれではエアルの身分がはっきりしない。そうだ、結婚式をしよう。

「そういえば結婚式をしていなかったな、今からやろう」
「ええ!? その式に私も出るのですか」

「俺の花嫁のお前が出なくてどうする」
「はっ、はい。分かりました」

 俺が結婚式をするということはすぐに城内に伝わった、アガラールがそう言って城内を飛び回ったからだ。正式な婚姻ということになって城の者たちが動き始めた。俺とエアルは洋服屋に採寸され、結婚式の衣装を作ることになった。俺たちは男だから白いスーツのような服になる。エアルは花嫁だからといってドレスを着せられなかったことにホッとしてた。

「リュアクス、私を伴侶にしては子どもが残せませんよ」
「子どもなら男でも妊娠する薬もあるぞ、エアル」

「そ、そんなものがあるのですか!?」
「あるけどエアルに使う気はない、体と心への負担が大きいからな」

「それは助かりました」
「でもエアルは俺の伴侶だからな、キスくらいはさせろ」

 そう言って俺はエアルの唇にキスをした、彼はまた真っ赤になっていた。キス以上もしたらエアルは体温が上がって倒れてしまうんじゃないだろうか。俺はそう思ったからそれ以上はしなかった。そうして準備ができたらエアルを連れて俺は神殿に向かった。沢山の参列者がきていた、魔王国にも神殿があるのは神を崇拝する者がいるからだ。魔族でも神を信じるのは自由だ。さて結婚式だったがまず神殿の神官が用意した婚姻書に俺は署名した、エアルにも署名させて俺たちは結婚した。

「お前たち祝え、俺の結婚式だぞ」

 俺がそう言うと参列者から祝いの言葉と花が巻き散らかされ。調子の良いサキュバスやインキュバスが飛び回っていた。アガラールもその一人で俺にキスしていきやがった、俺は慌ててキスされた頬を服で拭った。そうしてエアルの手をひいて花が舞い散る中を歩いていった。そんな馬鹿騒ぎが終ると俺とエアルはそれぞれの部屋に戻った。そうして夕食が用意された。もちろん四人で仲良く食べた。

「派手な結婚式だったな、おかげで街中がお祭りらしい」
「そうですか、楽しんでもらえるといいですね」
「結婚式といったら初夜、頑張ってください、リュアクス様」
「結婚式といったら初夜、優しくしてあげて、リュアクス様」

「俺は凄く初夜をしたいが、エアルが嫌がっているからな」
「すみません、申し訳ないです」
「ええ、せっかくの初夜ですよ。リュアクス様、襲っちゃえ」
「そうですとも初夜なのですよ。リュアクス様、やっちゃえ」

「二人ともあまりエアルを怯えさせるな」
「私は怯えてなんかいません」
「怯えてないなら、リュアクス様の相手ができますね」
「怖くないのなら、リュアクス様とエッチできますね」

 そうして食事が終わると俺たちは二人に俺の部屋に結界をはって閉じ込められた、まぁ俺が本気を出せばこのくらいの結界は壊せた。

「エアル、せっかくだから一緒に寝よう」
「手は出さないでくださいよ」

「分かっている、俺は強姦が嫌いだ」
「それなら、一緒に寝ることにします」

「それじゃ、おやすみ。エアル」
「はい、おやすみなさい」

 俺はいつもどおりにエアルにおやすみと言って頬にキスをした。エアルはいつもどおりに拒まなかった。そうして寝ると俺はまた夢をみたエアルが俺にキスをしている夢だ、良い夢だと思いながらハッと気づいた。これは夢では無かった。俺は起き上がってエアルに聞いた。

「エアル、どうして俺にキスをした?」
「なんでもありません」

「いやキスは大切だろ、少しは俺のこと好きなのか?」
「うぅ、少しだけ好きです」

「そうか、エアルは可愛いな」
「あっ」

 俺はエアルを抱きしめてディープキスした、エアルの可愛い舌を絡めとってキスした。それからエアルの体中にキスをしていった、首や鎖骨のあたりにはキスマークを残しておいた。エアルは体が硬直していたからすこしずつキスをしてほぐしていった。俺は嬉しかった、エアルに好かれていて喜んだ。

「エアル、抱いていいか?」
「それはちょっと待っていただけたらと」

「そうか、でも俺はエアルに好きと言われて嬉しい」
「うぅ、今度は用意しておきます」

 俺は用意と聞いて首を傾げたが、真っ赤になっているエアルが可愛かったので抱きしめて眠った。エアルのほうからも抱き締められた、それで俺は十分に幸せだった。エアルが俺の頬にキスしてくれた、俺も同じように頬にキスをしてそれから抱きしめ合って眠りに落ちた。翌日の朝食の時だった。エアルにつけたキスマークを見て、ファイン、シュネルが騒いだ。

「エアル様、とうとうリュアクス様に食べられちゃった」
「エアル様、とうとうリュアクス様とエッチしちゃった」
「まだしてねぇよ、朝食をよこせ」
「は、はい。まだそこまでは」

「はい、朝食です。まだですか、がっかりです」
「スープもあります、リュアクス様。頑張って」
「お前ら城の連中に言いふらすなよ、言いふらすならしっかり初夜してたって言っとけ」
「あの、できるだけ言いふらさないでください、私が助かります」

 こうしてファインとシュネルは魔王城中に俺たちが初夜してたと言いふらしていた。エアルが真っ赤になっていたがお構いなしだった。俺は真っ赤な顔をしているエアルをつれて寝室に向かった。何故なら結婚して一週間は愛し合うのが普通だからだ。それを聞くとエアルはまた真っ赤になっていたが。

「…………用意してきます」

 と言って隣の部屋に行った。俺は用意って何だろうと首を傾げていた。まだエアルを抱く気はなかったし、そんなことができるとも思っていなかった。しばらく経ってエアルが俺の部屋に入ってきた。

「用意できました、抱いて貰っても構いません」
「えっ、いいのか」

「はい、どうぞ」
「本当にエアルを抱いていいのか?」

「はい、決心が鈍るのでもう聞かないでください」
「分かった」

 そうして俺はまず丁寧な愛撫から始めた、エアルを裸にして乳首を舐めたり手でいじったりした。もちろんエアルのものも触って愛撫してやった。

「リュアクス、そんなことをしなくても。あっ、あっ、気持ち良いですが。早く終わらせて」
「一週間あるんだぞ、俺はゆっくりとエアルを抱くぞ」

 それから俺はエアルのものにフェラチオしてやった、エアルはそんなことされるのが初めてらしく、耐えていたが最後には射精した。俺はそれを飲み込んでやった、美味いものではないがエアルの出したものだからそうしてやった。
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