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1-25古代文字を解読する
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「リタさん、この国はエルフのことも差別しません。今からでも改宗して正式な信徒、そして神官長になってみませんか?」
「そんなことができるのですか、いや僕は改宗する気はありませんし、ましてや自分が神官長になれるとも思いません」
「神殿と言っても神官長は人々に愛される存在でなくてはなりません、建国祭でのリタさんの姿や披露した歌声は十分に人々を魅了しました」
「それでも僕はエルフです、それを理由に僕を受け入れられない人間も多いはずです」
「エルフとは人々に恐れられることもありますが、逆に短い生を生きるしかない人間の憧れの種族でもあるのです」
「そうだとしても僕には無理です、僕は、僕は魔法が使えないエルフですから……」
僕は言いたくなかった自分の秘密をユーニーに言わざるを得なかった、できることなら言わずにすませたかったが、ユーニーは微笑みながらも真剣な表情をしていた、彼女は本気でそうしようと話をしているようだったからだ。ユーニーはさすがに驚いたようで頬に手を当てながら、僕がどうして魔法が使えないのかそれを聞いてきた。
「何故、貴方ほどの高貴なエルフが魔法が使えないのですか?」
「こ、心の病気です。こんな病気になったのは僕が初めてで、その理由はよく分かりません」
僕はそう答えながら嫌なことを聞く女性だと思った、そんなにズカズカと他人の繊細な心の領域にまで踏み込んでくるなんて、でも僕の返事を聞いてユーニーはまたゆっくりと微笑んだ。それは魅了の魔法がかかっているような、そんな魅力的でとても美しい女性の笑顔だった。
「では魔力自体はあるのですね、それならば何も問題はありません。信者になれば神が必ず貴方を導いてくださいます」
「いいえ!! 僕はお断りします、それではこれから用があるので、これで失礼させていただきます」
僕の心の病気が改宗したくらいで治るとは思えなかった、だがユーニーは本当に治ると確信した笑顔で僕のことを見送った、最後までこちらが恐ろしく思えるほど美しく微笑みながらこう言っていた。
「またお会いしましょう、貴方……はわたくしに必要なのです」
僕はユーニーの最後の言葉が少し心に引っかかったが、何も返事はせずに彼女の部屋を静かに出ていった。部屋の外ではステラが待っていたが、防音の魔法がかかっているのだろう、僕たちの会話は聞こえていないようだった。僕はステラにソアンが待っているところまでまた案内して貰った、ソアンは僕の顔を見るとぱぁっと笑顔になって出迎えてくれた。正直なところ先ほどのユーニーの笑顔より、ずっとその仕草が可愛らしくて思わず僕はほっとした。
「ソアン、用件はすんだよ。改宗をすすめられただけど、もちろん僕は断ったんだ」
「リタ様を改宗させて自分の傍におこうなんて、綺麗な人ですけど全く油断できませんね」
「やけに自分に自信を持っている女性だね、あのくらい心が強くないと人をまとめられないだろう」
「だけど同じ女性として言わせてもらえると、ちょっと冷静過ぎてあまりついていきたくありません」
「冷静さは上に立つ者には絶対に必要なものだ、確かに彼女の場合はちょっと冷静過ぎるようだけど」
「なぜかこう微笑んでくれていても、どこかひんやりと冷たく感じるんです」
ソアンはユーニーと同じ女性だからその本質が分かるのかもしれない、僕は男性だから本当のことをいうとあの笑顔に魅かれる気持ちもなくはなかった。ただ僕にはユーニー以上に大切な存在がいた、そうソアンの存在に比べると、ユーニーの誘いなんて僕にはどうだっていいことだった。それから僕たちはステラに軽く挨拶して、最初の予定どおりにフォシルのダンジョンに向かった。
久しぶりにくるフォシルのダンジョンには先客がいた、銅の冒険者たちはアンデッドを狩りにほとんど下水道に行ったようだ、だから先客は僕たちの思いもしない人物だった。
「おおっ、この大魔法使いジーニャス様に二度も会えるとは、運が良いなエルフの民たちよ」
「お久しぶりです、どうして貴方がここに?」
「ネクロマンサーが出た噂は聞いているだろう、下水道にそいつがいると皆は思っているが、俺はここが怪しいと思ったのだ」
「500年前のフォシルの話を、貴方は知っているのですね」
「一応は貴族だからな、この土地で起こった古い記録も知っているのだ」
「そうですか、それでは僕たちはこのダンジョンに入ってもよろしいでしょうか」
「ううむ、俺の勘がそうしていいと言っている。だが、何か見つけたならまず俺に報告しろ」
「分かりました、それならばそうさせてもらいます」
僕たちはジーニャスとその護衛の剣士たちに軽く挨拶して、フォシルのダンジョンに入っていった。そうして一番最初の行き止まりで、僕の目の高さほどにあった古代文字を見つけた。よく僕もこんなものを思い出したものだ、そこには短い言葉が古代文字で記してあった。『唱えよ』とそこには書いてあったのだが、何という言葉を唱えればいいのかは分からなかった。
「ソアン、多分だけど探し物はここにある。でも念のために他の壁も調べてみよう」
「はい、リタ様。私に分かりませんが古代文字を探せば良いのですね」
「そうここには『唱えよ』とだけ書かれている、でもどの言葉を唱えればいいのか分からない」
「なるほど、その言葉がどこか別の場所にあるかもしれないのですね」
「無駄かもしれないけれど探してみよう、ちょっと根気のいる作業だから気をつけようね」
「はい、分かりました。それでは一緒に探していきましょう」
それから僕たちはフォシルのダンジョンの壁を丁寧に見ていった、だがあの壁以外にはどこにも古代文字は書かれていなかった。ジーニャスの率いる剣士たちとも何度もすれ違った、彼らがスライムを片付けていてくれたので壁を調べるのは楽だった。ただ何もみつからない、僕たちは最初の壁の前に戻って考えた。
「多分、そんなに難しい言葉じゃないと思うんだ」
「そうですね、それじゃ『開け、ゴマ』とかでしょうか」
「ひらけ、ごま?開く、開く……。うん、そうかもしれない」
「えっとリタ様、冗談ですよ」
そう言っているソアンの言葉から僕は推測をした、この遺跡は今はもう失われた古代の遺跡だ。大きいものじゃないから個人の家だったのかもしれない、そうだったなら扉を開く言葉はおそらく日常で簡単に使うものだ。
「えっと扉を開け、『アペルタ』」
「そんなことができるのですか、いや僕は改宗する気はありませんし、ましてや自分が神官長になれるとも思いません」
「神殿と言っても神官長は人々に愛される存在でなくてはなりません、建国祭でのリタさんの姿や披露した歌声は十分に人々を魅了しました」
「それでも僕はエルフです、それを理由に僕を受け入れられない人間も多いはずです」
「エルフとは人々に恐れられることもありますが、逆に短い生を生きるしかない人間の憧れの種族でもあるのです」
「そうだとしても僕には無理です、僕は、僕は魔法が使えないエルフですから……」
僕は言いたくなかった自分の秘密をユーニーに言わざるを得なかった、できることなら言わずにすませたかったが、ユーニーは微笑みながらも真剣な表情をしていた、彼女は本気でそうしようと話をしているようだったからだ。ユーニーはさすがに驚いたようで頬に手を当てながら、僕がどうして魔法が使えないのかそれを聞いてきた。
「何故、貴方ほどの高貴なエルフが魔法が使えないのですか?」
「こ、心の病気です。こんな病気になったのは僕が初めてで、その理由はよく分かりません」
僕はそう答えながら嫌なことを聞く女性だと思った、そんなにズカズカと他人の繊細な心の領域にまで踏み込んでくるなんて、でも僕の返事を聞いてユーニーはまたゆっくりと微笑んだ。それは魅了の魔法がかかっているような、そんな魅力的でとても美しい女性の笑顔だった。
「では魔力自体はあるのですね、それならば何も問題はありません。信者になれば神が必ず貴方を導いてくださいます」
「いいえ!! 僕はお断りします、それではこれから用があるので、これで失礼させていただきます」
僕の心の病気が改宗したくらいで治るとは思えなかった、だがユーニーは本当に治ると確信した笑顔で僕のことを見送った、最後までこちらが恐ろしく思えるほど美しく微笑みながらこう言っていた。
「またお会いしましょう、貴方……はわたくしに必要なのです」
僕はユーニーの最後の言葉が少し心に引っかかったが、何も返事はせずに彼女の部屋を静かに出ていった。部屋の外ではステラが待っていたが、防音の魔法がかかっているのだろう、僕たちの会話は聞こえていないようだった。僕はステラにソアンが待っているところまでまた案内して貰った、ソアンは僕の顔を見るとぱぁっと笑顔になって出迎えてくれた。正直なところ先ほどのユーニーの笑顔より、ずっとその仕草が可愛らしくて思わず僕はほっとした。
「ソアン、用件はすんだよ。改宗をすすめられただけど、もちろん僕は断ったんだ」
「リタ様を改宗させて自分の傍におこうなんて、綺麗な人ですけど全く油断できませんね」
「やけに自分に自信を持っている女性だね、あのくらい心が強くないと人をまとめられないだろう」
「だけど同じ女性として言わせてもらえると、ちょっと冷静過ぎてあまりついていきたくありません」
「冷静さは上に立つ者には絶対に必要なものだ、確かに彼女の場合はちょっと冷静過ぎるようだけど」
「なぜかこう微笑んでくれていても、どこかひんやりと冷たく感じるんです」
ソアンはユーニーと同じ女性だからその本質が分かるのかもしれない、僕は男性だから本当のことをいうとあの笑顔に魅かれる気持ちもなくはなかった。ただ僕にはユーニー以上に大切な存在がいた、そうソアンの存在に比べると、ユーニーの誘いなんて僕にはどうだっていいことだった。それから僕たちはステラに軽く挨拶して、最初の予定どおりにフォシルのダンジョンに向かった。
久しぶりにくるフォシルのダンジョンには先客がいた、銅の冒険者たちはアンデッドを狩りにほとんど下水道に行ったようだ、だから先客は僕たちの思いもしない人物だった。
「おおっ、この大魔法使いジーニャス様に二度も会えるとは、運が良いなエルフの民たちよ」
「お久しぶりです、どうして貴方がここに?」
「ネクロマンサーが出た噂は聞いているだろう、下水道にそいつがいると皆は思っているが、俺はここが怪しいと思ったのだ」
「500年前のフォシルの話を、貴方は知っているのですね」
「一応は貴族だからな、この土地で起こった古い記録も知っているのだ」
「そうですか、それでは僕たちはこのダンジョンに入ってもよろしいでしょうか」
「ううむ、俺の勘がそうしていいと言っている。だが、何か見つけたならまず俺に報告しろ」
「分かりました、それならばそうさせてもらいます」
僕たちはジーニャスとその護衛の剣士たちに軽く挨拶して、フォシルのダンジョンに入っていった。そうして一番最初の行き止まりで、僕の目の高さほどにあった古代文字を見つけた。よく僕もこんなものを思い出したものだ、そこには短い言葉が古代文字で記してあった。『唱えよ』とそこには書いてあったのだが、何という言葉を唱えればいいのかは分からなかった。
「ソアン、多分だけど探し物はここにある。でも念のために他の壁も調べてみよう」
「はい、リタ様。私に分かりませんが古代文字を探せば良いのですね」
「そうここには『唱えよ』とだけ書かれている、でもどの言葉を唱えればいいのか分からない」
「なるほど、その言葉がどこか別の場所にあるかもしれないのですね」
「無駄かもしれないけれど探してみよう、ちょっと根気のいる作業だから気をつけようね」
「はい、分かりました。それでは一緒に探していきましょう」
それから僕たちはフォシルのダンジョンの壁を丁寧に見ていった、だがあの壁以外にはどこにも古代文字は書かれていなかった。ジーニャスの率いる剣士たちとも何度もすれ違った、彼らがスライムを片付けていてくれたので壁を調べるのは楽だった。ただ何もみつからない、僕たちは最初の壁の前に戻って考えた。
「多分、そんなに難しい言葉じゃないと思うんだ」
「そうですね、それじゃ『開け、ゴマ』とかでしょうか」
「ひらけ、ごま?開く、開く……。うん、そうかもしれない」
「えっとリタ様、冗談ですよ」
そう言っているソアンの言葉から僕は推測をした、この遺跡は今はもう失われた古代の遺跡だ。大きいものじゃないから個人の家だったのかもしれない、そうだったなら扉を開く言葉はおそらく日常で簡単に使うものだ。
「えっと扉を開け、『アペルタ』」
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