タトゥーアーティスト

アキナヌカ

文字の大きさ
18 / 23

18初夜

「よく考えたら、俺はなんで我慢してるんだ」
「ん、クライブ好き」

 俺は魅力的な薄い寝衣を着ているフォルからキスされてなんで我慢してるんだと思った。俺はもうフォルのことが好きだ、フォルを手放せるとは思えない。だったらフォルを抱いてしまっても何も問題なかった。だから今度は俺の方からフォルに深いキスをした、フォルは一瞬驚いて硬直していたが、俺の舌に自分の舌を絡ませてきた。

「クライブ、私を抱いてくれるんですか!?」
「ああ、王配にだってなんだってなってやるさ」

「やぁん、嬉しい!!」
「俺だって嬉しいさ」

 そうして俺はフォルにキスをして、そのままだんだんと下の方に向かいながら愛撫していった。フォルは乳首を舐められてびくっと震えた。でも痛いんじゃなくて気持ち良いのだと声でわかった。

「ああっ!? やぉ、クライブ。気持ち良い、気持ち良いよう」
「フォルの大事なところがびしょびしょだぜ」

「やぁん、言わないで」
「一応、舌で慣らしておくか」

 フォルの女性器はもうフォルの体液でびしょびしょだったが、俺は一応舌を入れてさらにそこをかき回した。クリトリスをいじってやるとびくびくと体がはねた。そうして何度も刺激を与えているとフォルはいってしまった。

「ああっ!?」
「…………なぁ、フォル。本当に俺でいいのか? 後悔はしないか?」

「やぁ、後悔なんてしないです!! 早くクライブをください!!」
「そうか、それならくれてやる」

 俺はフォルの両足を大きく開かせて彼女を俺自身で貫いた、処女だったから出血もしたが『治癒』を使っていたので痛くはないはずだった。

「あっ、ああっ!? やぁん、気持ち良い!! クライブが入ってきて気持ち良いー!!」
「そのまま、あんあん喘いでな。今夜は寝かさないぞ」

 そのまま俺はフォルを抱き続けた、フォルからはたえまなく嬌声が口から洩れた。そうして痛みがないからか、俺の腰にフォルは足を絡めてきた。

「ああっ!! 良いの!! すっごく気持ちが良いの!! もっとクライブ、もっと頂戴!!」
「言われなくても気絶するまで抱いてやるさ」

「ああっ!! きゃあっ!! いっちゃう!! またいっちゃうの!!」
「何度だっていっていいそ、俺もお前の中に出す!!」

 フォルの中があんまり気持ちが良すぎて、フォルがいくのと同時に俺も射精した。この世界にコンドームという物は無いから、フォルは妊娠したかもしれなかった。まぁいい、フォルが妊娠したら俺が責任をとって王宮に入れば済むことだ。

「はぁ、はぁ、はぁ。やぁん、もっと気持ち良くして、一回じゃたりないよぅ、クライブ」
「フォル、ほらっ口をあけな。キスしてやる、それにまだ止めるつもりは無いぜ」

「ああっ!! 私の中のクライブがまた固くなった。ああんっ、気持ち良い、気持ち良いよぅ」
「フォルも随分と快楽に弱いな、俺以外にこの体を抱かせるんじゃないぞ」

「やぁん、クライブだけ。クライブだけにするから、もっと頂戴。もっと愛してっ!!」
「ああ、愛してるよ。フォル、俺の大事な女」

 それからも俺はフォルを抱き続けた。何度かフォルはいったが、その度にまたねだられた。フォルは随分と快楽に弱いようだった。俺のものにフォルの体の中が絡みついて離れなかった。こうして俺とフォルの初夜は朝まで続いた。朝になったら流石にフォルも体力が尽きたのか気絶した。俺は情事の後始末をして、フォルを抱いて眠りに落ちた。

「クライブ、私、私達って昨夜!?」
「ああ、俺はフォルを抱いた。痛くなかったか?」

「大丈夫です、クライブ凄く優しくしてくれたから」
「それなら、良かった。それでこれからどうする?」

「一度王宮に帰ります、クライブが夫になったことを正式に認めて貰います」
「そうか、気楽な旅も一旦お終いか」

 フォルは真っ赤になった顔で嬉しそうに笑っていた。その笑顔を見てたら王配も悪くないと俺は思った。もう旅ができなくてもフォルの傍にいられればいいと思ったんだ。

「でも私、旅は続けたいです。だからクライブの身分をはっきりさせたらまた旅に出ましょう」
「おいおい、いいのか。第二王女に戻ったら、王宮にいなくてもいいのか」

「お父様がまだしっかりと国王をしてますから、私が王位を継ぐのはまだまだ先です」
「俺としては旅が続けられるなら、それは嬉しいことだな」

「はい、私も嬉しいです」
「ははっ、一緒だな」

 こうして俺たちは一度王宮に戻ることになった、されはれ庶民の俺が王配だと本当に認められるのだろうか。そんな不安はあったがとにかくフォルが嬉しそうなので俺は何も言わなかった。
感想 0

あなたにおすすめの小説

【長編版】欲しがり王女の侍女はつらい

碧井 汐桜香
ファンタジー
『王女殿下は欲しがり王女』の長編版です。侍女視点。 短編未読でも読めるように書いていく予定ですが、 短編もお読みいただけたら嬉しいです! 我が国の王女は欲しがり王女だ。 王女の欲しがりを断った、先の宰相はその立場を失ったという噂すら流れている。 微笑みのまま行われる王女の欲しがりは断ってはならない。そんな不文律から、各貴族家は多くのものを差し出した。 伯爵家の家宝、辺境伯家の家畜まで。 王女は欲しがって欲しがって欲しがって、誰かを守ってきた。 しかし、本人も周りも真実を公にはしない。 だからこそ、悪名高い王女殿下。そんな王女殿下から、子爵令嬢に招待状が届いて? 関連小説 『王女殿下は欲しがり王女』 『公爵閣下、社交界の常識を学び直しては?』

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…