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女主人はイキまくる。精液電マで。
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淫紋が複数刻まれた相手とのセックスに於いて、まだ機能している淫紋があるのに、別の淫紋のカウントを1つだけ残すという戦術は諸刃の剣である。
何故なら淫紋のカウントが1つだけ残っている状態の女の発情力ともいえる性の力は凄まじく、一歩間違えば男の方がいいように犯され搾り取られてしまうからである。
故に、普通は慎重を期してカウントをゼロにしてから次の淫紋の解呪に取り掛かる。
このオーソドックスなセックス戦法の観点から見れば、おっさんが女主人のケツ穴の淫紋のカウントをゼロにしたには安全策であると言えよう。
——だが、おっさん自身はそんなことなど微塵も考えていなかった。
おっさんが考えているのはただ一つ、今、自分の下にいる女主人を、徹底的にイかせてあげよう。という想いであった。
徹底的に。完膚なきまでにイカせる。
その為に、敢えて淫紋を消したのだ。
カウント1つ残しなどという狡い真似はしない。
全力のセックスをぶつける。
恐らく女主人はこれまで淫紋を一つずつ解呪していく速攻セックスで勝ってきたはず——とおっさんは考察していた。それは正解であった。
女主人は先手を取り、そのまま取り続け、ひたすら男をイカせまくり、淫紋を全て解呪した後に「どうする? まだヤル?」と通常の状態でもセックスを続けるか否かを問い、男に「も、もうでませぇん……参りました……」と言わせることで勝利を収めてきたのだ。
攻めてる方は攻め続けられる。このセックスバトルの攻防を深く理解している者のみが取れる戦法である。
この戦法から逃れた者はいない——そう。おっさんを除いて。
おっさんは今、逃れるどころか真っ向から女主人のおまんこをおちんぽで突いて、長年の歴史が積み上げた牙城を突き崩していた。
「ふんっ! ふんっ!」
どちゅごっ! どちゅごおっ!
「んおっ!? おっほぉ!?」
(ふ、深い!!! 子宮の奥——深いところに!!!当たっちゃダメなところなのにぃ!!! そこにおちんぽがあたっちゃってるうううう~~~~~!!! おちんぽきちゃってるううううううう!!!)
どちゅどちゅどちゅごぉちゅ!
「ふっ! くっ! んん——! んんんんん~~~~~~~っっっ!!!」
女主人は必死に声を押し殺した。
セックスバトルに於いて感じるということは弱みを見せるということと同義である。故に甘い声を発してはいけない。淫紋が歓喜し、どばどばどばああああ!!! と喜びの愛液を放出し、子宮が痺れていても、そんな風に快楽で溶かされてしまっていることを相手に悟られてはいけない——が、もはやこうなっては遅かった。
おっさんレベルのおちんぽの使い手になれば、おちんぽから伝わる感触で女が感じているかどうかを読み取るなど雑作もないことであった——というか、おっさんでなくともこの乱れようを見れば誰でもわかる。女主人はそういうところまで堕ちている。
だからこそ、おっさんは渋い重低音で囁く。
「我慢しなくともいいんですよ。私にはわかっていますから。あなたが感じているということが」
「あっ、くっ、う~~~~~!!! っっっ~~~~!!!」
「あなたのおまんこは私のおちんぽを咥え込んで離しませんし、子宮も口を窄めてこれから放たれる精液を逃すまいとしています」
「あっ、あっ、そ、そんなっ! ことぉ、おっ!?」
「そんなことないですか? そうですか。それじゃあ、体に聞いてみましょうか」
「ひっあっ!? や、やめ——!!!!」
「ふんっ!!!」
どびゅどびゅどびゅどびゅるううううううううううう!!!
「んめぇあっ!? あっあっ、あつ——あぎぃ——いっ——んん! んぐぅうううううううううううううううううううううううう!!!」
びくびくびくびくん!!! と背中が曲がり、全身が震えた。
ぶしゃぶしゃぶしゃぶしゃああああああああああああああ!!! と愛液が猛烈に吹き出し、周囲に飛び散った。
せめてものプライドか、イくと発音するのをなんとか鈍らせることは出来たが、イったという事実を隠し通すことなど出来なかった。
僅かなタイムラグを設けての四発分の射精であったのだ。
耐えることなど出来ず、女主人は盛大にイった。
がくがくと体が震え「はぁ——はぁ——」と呼気は荒い。
こんなイキ方をしたのはいつ以来か——。
記憶を遡っても思い出せない。もしかすると、初めてかもしれない。
初イキ——。
エッチな物心付いてからこれまで類稀なるセックスセンス——快楽への強い耐性を活かしてセックスバトルを勝ち抜いてきた。
だから、知らなかった。
「あっ、あっ、あっ、あひっ……あぇ……へぇ……」
体の芯までイくということを。
彼女はこの日初めて淫紋の真なる力、おちんぽの神秘の力を思い知った——そう。わからせられたのだ。
そして、この本物のセックスはまだ終わっていない。
「あっ——あぎぃ!?」
徐におちんぽが引き抜かれ、代わりに突き込まれた指。
おっさんの太いゆびはぐちゃぐちゃと肉を分け進み、淫ら過ぎる音を発しながら、女主人の中を暴れ回った。
「んっ! んぐぅっ! んっ! んおっ!? のっおっ!?」
的確に弱いところ攻めている——というわけではない。
指の赴くまま。気ままな風な動き。割と適当な動きである。だが、それでも感じる。凄まじく感じる。淫紋の力で子宮だけでなくおまんこも全てが完璧な性感帯になっているのだから感じて当然なのだろうが、それにしても感じる。
これは、女主人が日頃感じていなかったせいである。
快感に強い——と、そう思っていた。
しかしそれは違ったのだ。
彼女を感じさせる相手がいなかっただけなのだ。
それを理解し始めた頃に、おっさんは指を引き抜き、その反動で「あひぃん!?」とイった女主人の目の前に、抜いたばかりの指を突きつけた。
「ほら、見てください。今あなたのおまんこを掻き分けてみましたけど、自分の指にはほとんど精液がついてないでしょう? 精液がどこにいったかわかりますか? ここですよ。ここが全部飲み込んじゃったんですよ。すごいですねぇ」
「ひぎぃ!?」
子宮のあたりをおっさんの左手が軽く押した。ただそれだけで、彼女はイってしまっていた。
(あ、ありえない……こんな……触られただけでいくなんて……こんなのおかしい……おかしくなっちゃってる……こんなの……もう何をされてもイっちゃう——)
それは絶望か、あるいは希望か。
そう思ったその時、女主人は目の前の指に舌を伸ばし、しゃぶっていた。
「んっんっ、んちゅ、ちゅぅ、れろぉ……」
(あたし……なにを……)
「じゅるじゅ! じゅる! じゅ~~~~~!!! ごきゅ……んっ……ふぁっ……」
(指についた、ほんのちょっとの精液を舐めちゃってる……飲み込んじゃってる……なんで……どうして……でも、これ……すごく、きちゃう……)
既にレベル6の淫紋は消している。なので口にはもはや精液を入れる必要がない。だというのに、しゃぶってしまっている。
何故か?
答えは単純である。
欲しいから、である。
「体は正直ですねぇ」
おっさんが発したねっとりとしたその言葉が、そのまま女主人の耳に入り、心に覆い被さった。
(体は正直……本当ね……こんなにも、欲しくてたまらなくなるなんて……心では抗っていても、体は……感じたいんだ……イきたいんだ……)
認めるものかという気持ちはあるにはある。
ただ、認めたいという気持ちがそれを上回りつつある。
(ダメ……負ける……負けたくない……)という気持ちと(もういい……負けてもいい……おちんぽに屈しちゃってもいい……)という気持ちがせめぎ合い、僅かに後者が勝ち始めたまさにその時であった。
「折角なので、クリも使いますか」
「え?」
どういう意味か?
それを問う間もなく、女主人のクリトリスにおっさんはおまんこから溢れ出ていたひと掬いの精液をどろぉっと被せ——この時点で女主人は「んんっ!?」と軽くイっていた。精液を被せられただけで、である。それ程までにクリトリスは敏感の極みにある状態であった——それを指先で「えいっ」という気楽な掛け声と共に軽く弾いた。
「あんっ!?」
衝撃でイった。
しかし、たったこれだけとは、一体何がしたかったのか——? という疑問を抱くよりも早く、その効果は現れた。
「あっん!? んあっ!? あっ、な、なに!? なにがっあっひんっ!? いぎひいいいいいいいいい~~~~~~~~っっっ!!!」
「これは電マの代わりの技でしてね」
「で、でんっ!? まあっ? あっあっ!! あああああああああああああ!!!!! あっはぁああああああああああああんん!!!!?????」
「はい。電マです。あ、電マってこっちの世界の人には伝わらないかぁ……うーん……ローターとかも伝わらなさそうだしなぁ。何というべきか……」
おっさんが呑気に言葉を探している間にも、女主人はイキ続けている。
「あひっ!? あひいいいいいいいいいいいい!!! クリ!!! クリがぁ!!! イってるうううううううううう!!! ずっとイってるのおおおおおおおおおおおお!!! イグのとまらないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
ついさっき飲み込んだはずの言葉。イく。それがあっさりと出てきてしまった。我慢など出来なかった。これはある種の懇願であった。イく。それを口にすることで、このイっている状態を終わらせてくれという……無論、それがおっさんに届くわけなどない。
「イグうううううううううう!!! イってるうううううううううううううう!!! イってるからあああああああああああああああ!!!」
微弱——だが、しっかりとした振動がクリトリスを襲い続けているこの状況。
おっさんは電マに例えたが、要は継続的に振動を送っているだけである。
けれど、それをどうやって行っているのか?
この理屈は単純だ。
例えばゼリーを突いた時、ゼリーは震える。元の形に戻ろうとして震える。つまりはそういうことである。
おっさんはゼリー並みの精液をクリトリスに乗せて、そこに振動を加えた——それだけである。
だがまあ、これがどういう原理であるかを説明したとしても、今の女主人には理解出来なかっただろう。
女主人はイっていた。
ひたすらにイっていた。
「なっ!? なんなのっおほっ!!! なんなのおこれえええ!!! んぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
体を逆エビの形にそり、ぶしゃぶしゃぶしゃああああああああああああ!!! とひたすらに愛液を吹き散らかして、これまでにない勢いでイっていた。
事実、ここまで断続的にイキ続けているのは彼女の人生で初めてであった。
「んおおおおおおおおおおおおお!!! イくの止まらないのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! とめてえええええええええ!!! これとめてええええええええええええええええええ!!!クリがおかしくなるうううううううううううううううううううう!!!!!!」
「ははは。じきに止まりますから。それまで楽しんでください」
「あぎいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! クリバカになっちゃうからあああああああああああああああ!!! クリバカになっちゃうからああああああああああああああああああああああああ~~~~~~~~~!!!」
「ははは。いいじゃありませんか、バカになっても」
おっさんは軽く笑って、その身に、ぶしゃあああああああああああああ!!! と吹き出す愛液を浴びた。
あるいはこの時女主人が「あたしの負けでいいからこれとめてええええええええ!!!」と言っていたとしたら……それでもおっさんは止めなかったのは間違いない。
イくということは、気持ちいいということ。
絶頂している女から快楽を奪うなど言語道断。おっさんは誇り高きおっさんなので、そんな弱みに付け込んだ勝ち方をするはずがなかった。
彼は結果的に勝利すればいいなぁと軽く思っているだけで、とにかく女をイカせることにしか興味がないのである。
「ああああ~~~~~~!!! あっあっあっ、あひっ、あっ……あぁ……」
故に、振動が止まり、女主人が一旦イキ終わったのと同時に、
「ふんっ!」
「おごっ!? おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!? い、いまいれるなんれえええええええええええええええ!!!」
おっさんは、再びおちんぽを突き入れた。
何故なら淫紋のカウントが1つだけ残っている状態の女の発情力ともいえる性の力は凄まじく、一歩間違えば男の方がいいように犯され搾り取られてしまうからである。
故に、普通は慎重を期してカウントをゼロにしてから次の淫紋の解呪に取り掛かる。
このオーソドックスなセックス戦法の観点から見れば、おっさんが女主人のケツ穴の淫紋のカウントをゼロにしたには安全策であると言えよう。
——だが、おっさん自身はそんなことなど微塵も考えていなかった。
おっさんが考えているのはただ一つ、今、自分の下にいる女主人を、徹底的にイかせてあげよう。という想いであった。
徹底的に。完膚なきまでにイカせる。
その為に、敢えて淫紋を消したのだ。
カウント1つ残しなどという狡い真似はしない。
全力のセックスをぶつける。
恐らく女主人はこれまで淫紋を一つずつ解呪していく速攻セックスで勝ってきたはず——とおっさんは考察していた。それは正解であった。
女主人は先手を取り、そのまま取り続け、ひたすら男をイカせまくり、淫紋を全て解呪した後に「どうする? まだヤル?」と通常の状態でもセックスを続けるか否かを問い、男に「も、もうでませぇん……参りました……」と言わせることで勝利を収めてきたのだ。
攻めてる方は攻め続けられる。このセックスバトルの攻防を深く理解している者のみが取れる戦法である。
この戦法から逃れた者はいない——そう。おっさんを除いて。
おっさんは今、逃れるどころか真っ向から女主人のおまんこをおちんぽで突いて、長年の歴史が積み上げた牙城を突き崩していた。
「ふんっ! ふんっ!」
どちゅごっ! どちゅごおっ!
「んおっ!? おっほぉ!?」
(ふ、深い!!! 子宮の奥——深いところに!!!当たっちゃダメなところなのにぃ!!! そこにおちんぽがあたっちゃってるうううう~~~~~!!! おちんぽきちゃってるううううううう!!!)
どちゅどちゅどちゅごぉちゅ!
「ふっ! くっ! んん——! んんんんん~~~~~~~っっっ!!!」
女主人は必死に声を押し殺した。
セックスバトルに於いて感じるということは弱みを見せるということと同義である。故に甘い声を発してはいけない。淫紋が歓喜し、どばどばどばああああ!!! と喜びの愛液を放出し、子宮が痺れていても、そんな風に快楽で溶かされてしまっていることを相手に悟られてはいけない——が、もはやこうなっては遅かった。
おっさんレベルのおちんぽの使い手になれば、おちんぽから伝わる感触で女が感じているかどうかを読み取るなど雑作もないことであった——というか、おっさんでなくともこの乱れようを見れば誰でもわかる。女主人はそういうところまで堕ちている。
だからこそ、おっさんは渋い重低音で囁く。
「我慢しなくともいいんですよ。私にはわかっていますから。あなたが感じているということが」
「あっ、くっ、う~~~~~!!! っっっ~~~~!!!」
「あなたのおまんこは私のおちんぽを咥え込んで離しませんし、子宮も口を窄めてこれから放たれる精液を逃すまいとしています」
「あっ、あっ、そ、そんなっ! ことぉ、おっ!?」
「そんなことないですか? そうですか。それじゃあ、体に聞いてみましょうか」
「ひっあっ!? や、やめ——!!!!」
「ふんっ!!!」
どびゅどびゅどびゅどびゅるううううううううううう!!!
「んめぇあっ!? あっあっ、あつ——あぎぃ——いっ——んん! んぐぅうううううううううううううううううううううううう!!!」
びくびくびくびくん!!! と背中が曲がり、全身が震えた。
ぶしゃぶしゃぶしゃぶしゃああああああああああああああ!!! と愛液が猛烈に吹き出し、周囲に飛び散った。
せめてものプライドか、イくと発音するのをなんとか鈍らせることは出来たが、イったという事実を隠し通すことなど出来なかった。
僅かなタイムラグを設けての四発分の射精であったのだ。
耐えることなど出来ず、女主人は盛大にイった。
がくがくと体が震え「はぁ——はぁ——」と呼気は荒い。
こんなイキ方をしたのはいつ以来か——。
記憶を遡っても思い出せない。もしかすると、初めてかもしれない。
初イキ——。
エッチな物心付いてからこれまで類稀なるセックスセンス——快楽への強い耐性を活かしてセックスバトルを勝ち抜いてきた。
だから、知らなかった。
「あっ、あっ、あっ、あひっ……あぇ……へぇ……」
体の芯までイくということを。
彼女はこの日初めて淫紋の真なる力、おちんぽの神秘の力を思い知った——そう。わからせられたのだ。
そして、この本物のセックスはまだ終わっていない。
「あっ——あぎぃ!?」
徐におちんぽが引き抜かれ、代わりに突き込まれた指。
おっさんの太いゆびはぐちゃぐちゃと肉を分け進み、淫ら過ぎる音を発しながら、女主人の中を暴れ回った。
「んっ! んぐぅっ! んっ! んおっ!? のっおっ!?」
的確に弱いところ攻めている——というわけではない。
指の赴くまま。気ままな風な動き。割と適当な動きである。だが、それでも感じる。凄まじく感じる。淫紋の力で子宮だけでなくおまんこも全てが完璧な性感帯になっているのだから感じて当然なのだろうが、それにしても感じる。
これは、女主人が日頃感じていなかったせいである。
快感に強い——と、そう思っていた。
しかしそれは違ったのだ。
彼女を感じさせる相手がいなかっただけなのだ。
それを理解し始めた頃に、おっさんは指を引き抜き、その反動で「あひぃん!?」とイった女主人の目の前に、抜いたばかりの指を突きつけた。
「ほら、見てください。今あなたのおまんこを掻き分けてみましたけど、自分の指にはほとんど精液がついてないでしょう? 精液がどこにいったかわかりますか? ここですよ。ここが全部飲み込んじゃったんですよ。すごいですねぇ」
「ひぎぃ!?」
子宮のあたりをおっさんの左手が軽く押した。ただそれだけで、彼女はイってしまっていた。
(あ、ありえない……こんな……触られただけでいくなんて……こんなのおかしい……おかしくなっちゃってる……こんなの……もう何をされてもイっちゃう——)
それは絶望か、あるいは希望か。
そう思ったその時、女主人は目の前の指に舌を伸ばし、しゃぶっていた。
「んっんっ、んちゅ、ちゅぅ、れろぉ……」
(あたし……なにを……)
「じゅるじゅ! じゅる! じゅ~~~~~!!! ごきゅ……んっ……ふぁっ……」
(指についた、ほんのちょっとの精液を舐めちゃってる……飲み込んじゃってる……なんで……どうして……でも、これ……すごく、きちゃう……)
既にレベル6の淫紋は消している。なので口にはもはや精液を入れる必要がない。だというのに、しゃぶってしまっている。
何故か?
答えは単純である。
欲しいから、である。
「体は正直ですねぇ」
おっさんが発したねっとりとしたその言葉が、そのまま女主人の耳に入り、心に覆い被さった。
(体は正直……本当ね……こんなにも、欲しくてたまらなくなるなんて……心では抗っていても、体は……感じたいんだ……イきたいんだ……)
認めるものかという気持ちはあるにはある。
ただ、認めたいという気持ちがそれを上回りつつある。
(ダメ……負ける……負けたくない……)という気持ちと(もういい……負けてもいい……おちんぽに屈しちゃってもいい……)という気持ちがせめぎ合い、僅かに後者が勝ち始めたまさにその時であった。
「折角なので、クリも使いますか」
「え?」
どういう意味か?
それを問う間もなく、女主人のクリトリスにおっさんはおまんこから溢れ出ていたひと掬いの精液をどろぉっと被せ——この時点で女主人は「んんっ!?」と軽くイっていた。精液を被せられただけで、である。それ程までにクリトリスは敏感の極みにある状態であった——それを指先で「えいっ」という気楽な掛け声と共に軽く弾いた。
「あんっ!?」
衝撃でイった。
しかし、たったこれだけとは、一体何がしたかったのか——? という疑問を抱くよりも早く、その効果は現れた。
「あっん!? んあっ!? あっ、な、なに!? なにがっあっひんっ!? いぎひいいいいいいいいい~~~~~~~~っっっ!!!」
「これは電マの代わりの技でしてね」
「で、でんっ!? まあっ? あっあっ!! あああああああああああああ!!!!! あっはぁああああああああああああんん!!!!?????」
「はい。電マです。あ、電マってこっちの世界の人には伝わらないかぁ……うーん……ローターとかも伝わらなさそうだしなぁ。何というべきか……」
おっさんが呑気に言葉を探している間にも、女主人はイキ続けている。
「あひっ!? あひいいいいいいいいいいいい!!! クリ!!! クリがぁ!!! イってるうううううううううう!!! ずっとイってるのおおおおおおおおおおおお!!! イグのとまらないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
ついさっき飲み込んだはずの言葉。イく。それがあっさりと出てきてしまった。我慢など出来なかった。これはある種の懇願であった。イく。それを口にすることで、このイっている状態を終わらせてくれという……無論、それがおっさんに届くわけなどない。
「イグうううううううううう!!! イってるうううううううううううううう!!! イってるからあああああああああああああああ!!!」
微弱——だが、しっかりとした振動がクリトリスを襲い続けているこの状況。
おっさんは電マに例えたが、要は継続的に振動を送っているだけである。
けれど、それをどうやって行っているのか?
この理屈は単純だ。
例えばゼリーを突いた時、ゼリーは震える。元の形に戻ろうとして震える。つまりはそういうことである。
おっさんはゼリー並みの精液をクリトリスに乗せて、そこに振動を加えた——それだけである。
だがまあ、これがどういう原理であるかを説明したとしても、今の女主人には理解出来なかっただろう。
女主人はイっていた。
ひたすらにイっていた。
「なっ!? なんなのっおほっ!!! なんなのおこれえええ!!! んぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
体を逆エビの形にそり、ぶしゃぶしゃぶしゃああああああああああああ!!! とひたすらに愛液を吹き散らかして、これまでにない勢いでイっていた。
事実、ここまで断続的にイキ続けているのは彼女の人生で初めてであった。
「んおおおおおおおおおおおおお!!! イくの止まらないのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! とめてえええええええええ!!! これとめてええええええええええええええええええ!!!クリがおかしくなるうううううううううううううううううううう!!!!!!」
「ははは。じきに止まりますから。それまで楽しんでください」
「あぎいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! クリバカになっちゃうからあああああああああああああああ!!! クリバカになっちゃうからああああああああああああああああああああああああ~~~~~~~~~!!!」
「ははは。いいじゃありませんか、バカになっても」
おっさんは軽く笑って、その身に、ぶしゃあああああああああああああ!!! と吹き出す愛液を浴びた。
あるいはこの時女主人が「あたしの負けでいいからこれとめてええええええええ!!!」と言っていたとしたら……それでもおっさんは止めなかったのは間違いない。
イくということは、気持ちいいということ。
絶頂している女から快楽を奪うなど言語道断。おっさんは誇り高きおっさんなので、そんな弱みに付け込んだ勝ち方をするはずがなかった。
彼は結果的に勝利すればいいなぁと軽く思っているだけで、とにかく女をイカせることにしか興味がないのである。
「ああああ~~~~~~!!! あっあっあっ、あひっ、あっ……あぁ……」
故に、振動が止まり、女主人が一旦イキ終わったのと同時に、
「ふんっ!」
「おごっ!? おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!? い、いまいれるなんれえええええええええええええええ!!!」
おっさんは、再びおちんぽを突き入れた。
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