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第二章 変わり始める互いの世界
アカツキ領の職人街
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次に、ハンターギルドのも顔を出す。受付に客がいなかったため、景気やら害獣やら魔物の増減なども聞いてみる。すると、魔物や害獣が若干増えているとのこと。
(ここはギルド長に挨拶くらいしていくか)
受付に、ギルド長に会いたいと言ってみる。すると、多忙につき会えないと返事が返ってきたので、悠生がここの領主になったこと、面会時間は挨拶程度であまり時間は取らせないなどと言ってみたら、慌てて奥へ駆け込んでいった。
しばらくすると、受付が戻って来て、奥へ案内された。
「私が、ハーパヤのギルド長、シルベルタ・ソーラルです」
「私が、ここの新しい領主となったユウセイ・フォン・アカツキだ。こちらが妻のステファニアだ。今は街の視察中で挨拶に来た」
二人で握手をする。
ギルド長にも景気やら害獣やら魔物の増減など聞いてみたが、やはり、若干増えているそうだ。しかし、余裕で対処できているようで問題は無いそうだ。
次に宿屋へ行って景気について聞いてみた。そこそこ街への商人や、ハンターの出入りがあるらしく、まぁまぁ儲かっているそうだ。
そして、一本裏路地へ入ってみる。こちらは商店の品物の搬入口やら武器や防具の工房、鍛冶屋なの職人の通りのようだ。
鍛冶屋に行って同じように景気を聞いてみると、武器や防具の売れ行きのおかげで若干景気が良いそうだ。ちなみに、歯車やエナメル線が作れるか聞いたところ、
「歯車?そんな複雑な形の金属はうちじゃなく鋳物職人の仕事だ。まぁ、形の精度が必要ならこっちに回ってくるがな。あと、エナメル線?そっちは冶金屋にでも聞いてくれ」
という返事だった。
なので、景気を聞くついでに鋳物職人に歯車が作れるか聞いたところ、作れるらしい。
ただ、鍛冶屋も言っていたが、形が若干甘く出来るため、形の精度が必要なら鍛冶屋へ行くそうだ。次に、冶金屋へ行って、エナメル線が出来ないか聞いてみると、
「針金なんかはうちで作れますよ。でも、そんな長いものは作ったことがありません。ご要望なら挑戦してみます。あと、エナメル加工なら問題なくできます」
「あと、もう一つ、半田なんかは作れるか?」
「えぇ、作れますよ。スズと鉛の割合も、ご注文通り調整できますよ」
これは収穫だ。こちらで電気・電子工作ができる。
まぁ、日本で買った方が品質が良く、安上がりではあるが。
その後もあちこち回ってみた。平均して景気は去年と同等くらいだそうだ。
一通り街をぶらついてみた。住宅街の方にも回ってみた。
貧富の差があるようで、立派な石造りの家があるかと思えば、布とつっかえ棒だけのこれが家か?と思う程の粗末な住処まで。
そして、領主邸へ帰って代官、ミラト・バハーミッツと話してみた。やはり、この街の景気は去年とほぼ同じ、トントンという返事だった。その後、物価操作の話をしてみると、
「売れ行きの良い贅沢品に税を重く掛け、その資金を使って食料品などの生活必需品の価格を抑えるのですか。そんな方法があったのですか。考えも及びませんでした」
妙に感心されてしまった。物価操作って無いのか?この国?
「ところで、この辺りに大きな河はあるか?」
「えぇ、町の西にエボーン河という河がありまして、水害は辛うじて起きておりませんが、水流が激しく、数年単位で、河川敷内でよくうねり方が変わったりします」
「そこに水車を建てたい。私も今度偵察に行くが、河岸工事もするから専門家を連れて適した場所を探しておいてくれ」
「水車に河岸工事ですか。また大事業ですな」
(行く先々で河があるか聞いてるな僕。それにしても、水車、水力発電所、一回も作ってないなぁ)
想像ばかりで水力発電所など、一度も作ったことがない悠生であった。
「さて、もう時間も良い頃だな。そろそろ授業の準備をしなければならん。私は王都に戻るから、あとはよろしう頼んだぞ。また来る。この領地の治政や将来についてまた話そう」
「ミラト、しかと心得ました」
そうして悠生とステファニアは掃き出し窓の魔法で王都の屋敷へ戻る。そして、その日の授業の準備をするのであった。
(ここはギルド長に挨拶くらいしていくか)
受付に、ギルド長に会いたいと言ってみる。すると、多忙につき会えないと返事が返ってきたので、悠生がここの領主になったこと、面会時間は挨拶程度であまり時間は取らせないなどと言ってみたら、慌てて奥へ駆け込んでいった。
しばらくすると、受付が戻って来て、奥へ案内された。
「私が、ハーパヤのギルド長、シルベルタ・ソーラルです」
「私が、ここの新しい領主となったユウセイ・フォン・アカツキだ。こちらが妻のステファニアだ。今は街の視察中で挨拶に来た」
二人で握手をする。
ギルド長にも景気やら害獣やら魔物の増減など聞いてみたが、やはり、若干増えているそうだ。しかし、余裕で対処できているようで問題は無いそうだ。
次に宿屋へ行って景気について聞いてみた。そこそこ街への商人や、ハンターの出入りがあるらしく、まぁまぁ儲かっているそうだ。
そして、一本裏路地へ入ってみる。こちらは商店の品物の搬入口やら武器や防具の工房、鍛冶屋なの職人の通りのようだ。
鍛冶屋に行って同じように景気を聞いてみると、武器や防具の売れ行きのおかげで若干景気が良いそうだ。ちなみに、歯車やエナメル線が作れるか聞いたところ、
「歯車?そんな複雑な形の金属はうちじゃなく鋳物職人の仕事だ。まぁ、形の精度が必要ならこっちに回ってくるがな。あと、エナメル線?そっちは冶金屋にでも聞いてくれ」
という返事だった。
なので、景気を聞くついでに鋳物職人に歯車が作れるか聞いたところ、作れるらしい。
ただ、鍛冶屋も言っていたが、形が若干甘く出来るため、形の精度が必要なら鍛冶屋へ行くそうだ。次に、冶金屋へ行って、エナメル線が出来ないか聞いてみると、
「針金なんかはうちで作れますよ。でも、そんな長いものは作ったことがありません。ご要望なら挑戦してみます。あと、エナメル加工なら問題なくできます」
「あと、もう一つ、半田なんかは作れるか?」
「えぇ、作れますよ。スズと鉛の割合も、ご注文通り調整できますよ」
これは収穫だ。こちらで電気・電子工作ができる。
まぁ、日本で買った方が品質が良く、安上がりではあるが。
その後もあちこち回ってみた。平均して景気は去年と同等くらいだそうだ。
一通り街をぶらついてみた。住宅街の方にも回ってみた。
貧富の差があるようで、立派な石造りの家があるかと思えば、布とつっかえ棒だけのこれが家か?と思う程の粗末な住処まで。
そして、領主邸へ帰って代官、ミラト・バハーミッツと話してみた。やはり、この街の景気は去年とほぼ同じ、トントンという返事だった。その後、物価操作の話をしてみると、
「売れ行きの良い贅沢品に税を重く掛け、その資金を使って食料品などの生活必需品の価格を抑えるのですか。そんな方法があったのですか。考えも及びませんでした」
妙に感心されてしまった。物価操作って無いのか?この国?
「ところで、この辺りに大きな河はあるか?」
「えぇ、町の西にエボーン河という河がありまして、水害は辛うじて起きておりませんが、水流が激しく、数年単位で、河川敷内でよくうねり方が変わったりします」
「そこに水車を建てたい。私も今度偵察に行くが、河岸工事もするから専門家を連れて適した場所を探しておいてくれ」
「水車に河岸工事ですか。また大事業ですな」
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「さて、もう時間も良い頃だな。そろそろ授業の準備をしなければならん。私は王都に戻るから、あとはよろしう頼んだぞ。また来る。この領地の治政や将来についてまた話そう」
「ミラト、しかと心得ました」
そうして悠生とステファニアは掃き出し窓の魔法で王都の屋敷へ戻る。そして、その日の授業の準備をするのであった。
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