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魔王退治ととある商人の暗躍
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午前中、家族で小旅行を楽しんだ後、リチャードお義父様、チャールズお義兄様、アヴァリンお嬢様は仕事で城へ向かい、ブレンナお義母様は屋敷の工房の大掃除の続きに、シンロブモントおじさまは執務室で事務作業に向かった。
「なぁ薫、速度出しすぎて、また燃料半分になったよ」
「あなた飛ばしすぎね」
日本で得た廃油とこちらで得た廃油は混ぜないことにした。ほら、油の質が違うと性質も違うわけだし、安全性を考慮して。
「やっぱりどこか、料理店で、油を下さいって回った方がいいかも知れないわね」
子守をカーライルたちに任せ、城下町に降り、お惣菜屋さんを回ると、「回収に来る前だったら分けてやってもいいぞ」と、色よい返事をもらった。大抵の店では、開店直後なら分けてもらえるらしい。
油の問題が片付くと、屋敷に戻り、
『時間が中途半端だし、今日はお勉強しましょうか?』
薫はそう言うのであった。
『まずは基本文字から練習しましょう』
子供たち2人にまずは書き取りの練習をさせる。薫は元々こういう展開にしようと思っていたのか、家族人数分の石版と石筆を買っていた。石版は黒板、石筆はチョークみたいなものだ。それを子供たちに渡して字の練習だ。俺は勇者特典であろうか、文字を読めるし書ける。俺は図書室から本を借り、魔術の基礎の勉強だ。
前句として、初心者向けとしては、「天におわす父なる神よ、地におわす母なる神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ」で大抵は通る。他に、ピンポイントで狙うとしては、空向けとしては、「天におわす父なる神よ」、地・土木向けとしては、「地におわす母なる神よ」、水系としては、「大地を潤す大いなる水の神よ」、風・大気向けとしては、「大気を潤す大いなる風の神よ」、熱、炎、爆発系向けとしては、「熱風荒れ狂う大いなる火の神よ」、氷、冷風、寒さ系としては、「寒風吹きすさぶ大いなる氷の神よ」に続いて、「我に大いなる力を分け与えたまえ」で、締めくくるらしい。そして、魔法名を叫んで魔法が完成する。また、魔法によっては初心者向けのように、複数の神に祈る形態もあるらしい。
他にも、マイナーな神様だったり、高度な魔法のときにしか使わない神様だったり、マイナーすぎて、忘れ去られて今では誰も知らない神様だったりが居るようだが、まずはこの6神を覚えておけばいいそうだ。
皆、熱心に勉強をしていると、
『旦那様、お坊ちゃま、姫様がお戻りになりました』
その知らせで玄関ホールでお出迎えである。
『うむ。ただ今戻った』
そして、夕食。
『そう言えば、いつまで屋敷に居るつもりなのかね?』
と、リチャードお義父様が聞いてくるので、
『明日、朝には発ちます』
と、薫が返答した。
夕食の後は作戦会議だ。
『魔法の基礎練習の途中だったでしょ?慣れるためにあれをもう少し続けたいのよね』
ということで、明日からしばらくは荒野で魔法の練習に決まった。
次の日、目覚めて朝食を摂ると、城下町で食料を補充し、城下町の徐行区間を過ぎて、門を出ると、運転をカーライルに任せた。
『アクセルを少し踏んでちょっと回転を上げてからクラッチをゆっくり戻して…』
カーライルに運転を教えながら荒野を目指す。MTは、走り出しだけが面倒で、速度に乗ると、快調に目的地に進んだ。
『運転とは緊張するものですな』
『じゃぁ、カーライルは少し休んでなよ』
他のメンバーは元気なので、この前と同じようにバラけてそれぞれ練習を始めた。
『熱風荒れ狂う大いなる火の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。ファイアーボール!』
おぉ、この前より少し、威力が上がった。
『寒風吹きすさぶ大いなる氷の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。アイシクルボール!』
氷の玉に、
『熱風荒れ狂う大いなる火の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。ファイアーアロー!』
火の矢に、
『寒風吹きすさぶ大いなる氷の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。アイシクルアロー!』
氷の矢に、
『天におわす父なる神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。サンダーボルト!』
落雷。どれも威力が上がっている。
学んだ成果を感じつつ、魔法の練習は続いた。薫は今日も全体のサポート役だ。1人1人に声をかけてはアドバイスを送り、空いた時間を見つけては、キャンピングカーの荷物をあさり、すりこぎでごりごり、液体をたらーりとたらして回復薬を作り、
「何だか疲れてきたー」
花菜香や風雅が疲れを訴え始めたら、回復薬を与えていた。
「苦い-!」
そうこうして練習していると、3時になった。夜の心配をしなければならない時間である。皆でキャンピングカーに戻る。
カーライルに運転をしてもらいながら話をした。
『この近くといえばクロドリフの森でしょうか。そちらに向かっています』
車はしばらく走り、クロドリフの森の外れに着いた。
『ここで今日は休みましょう』
テントを張り、石を積んでかまどを作り、薪を集めてくる。そして、子供が手持ち無沙汰にしているので、森の反対側、離れたところで魔法の練習の続きをさせる。疲れたと言っては薬を飲ませるのも一緒だ。
そうこうしている間に夕食もでき、みんな揃って食べ始めた。
『明日はどうする?』
と、俺が聞くと、
『あなたと同じように前句を使い分けることを子供たちに教えましょうか』
と、子供の鍛え方の方針が決まった。
そうして荒れ地とクロドリフの森の往復をした。
『そろそろ食料も心許ないし、明日は王都へ帰りましょう』
そう言いだしたのは、数日が経ってからのことであった。
次の朝、朝食を摂り終わり、車のエンジンをかけた。燃料メーターがEを大きく振り切れている。予備タンク… があった頃もあるようだが、最近の車では、燃料が空の表示になってもしばらくは走れるようにメーターの表示が調整されている。で、いつ空になるか正直分らない。
『燃料が不安だから今日は俺が運転するわ』
走り出してしばらくすると、プスンといってエンジンが止まった。完全にガス欠である。俺は後ろのタンクから燃料を補充し、
『えーっと、この画面で、ごうだったな』
センターコンソールの画面をいじってからエンジンをかけた。
センターコンソールの外面には「調整中」の文字が表示され、しばらくすると、「調整終了」の文字に変わり、通常画面に戻った。エンジン音は、最初は不安定だったが、「調整終了」の頃には安定して回転していた。
この車、どこまでサービスが行き届いてるんだよ!
燃料の不安がなくなり、カーライルに運転を代わり、荒野まで走った。
魔法の練習をして3時になった。一旦王都に戻る時間だ。
『門の手前で運転代わろうな』
皆を車に乗せ、アンリエッタに運転させる。
『そうそう、いい調子。で、そのまま前に集中しながらキープして』
MTは、走り出しだけが面倒なのであった。
門の手前まで来て運転を代わる。ここからは徐行区間だ。
『ねぇ、ちょっと王城へ寄ってくれる?』
薫がそんなことを言い出した。
王城へ着くと薫は、
『武器保管庫へ案内してもらえるかしら』
そう、城の使用人に伝えた。
久しぶりに来る武器保管庫。最近、剣の鍛錬をしていないのに、ここに何の用があるのかと思っていたら、
『あ、やっぱりあった。杖』
薫はそう言い、
『二郎にはこれでしょ、ハナちゃんにはこれ、フウ君にはこれで私はこれ』
薫は杖を次々に渡していった。
どれもこれも木の杖だ。違いと言えば、長さが身長に合わせてあるくらいだ。
『さぁ、ここでの用も終わったし、バーンクリット邸へ行くわよ!』
薫は元気であった。
『お嬢様とご家族の皆様、お帰りなさいませ。パーティーメンバーの皆様いらっしゃいませ』
門番とそんなやり取りをし、俺は車を玄関に回し、皆を降ろした後、駐車場らしきところに車を停めた後、俺も邸内に入った。
『またご厄介になる』
そう告げて屋敷に入ると、
『お姉様方、お帰りなさいませ』
アヴァリンお嬢様が出迎えてくれた。
夕食のときは今で歓談し、風呂に入って眠った。
明くる朝、やはり俺は一番に目が覚めた。
俺は身支度を済ませ、キャンピングカーの下へ行き、後ろのタンクと漉し器を持ち出し城下町に降りた。
そして、惣菜屋を巡っては、油をもらって回った。
タンクがいっぱいになり、キャンピングカーに補充するためバーンクリット邸へと戻ると、
『あなた、しばらくはこのお屋敷にお世話になるわ』
そう薫は俺に言うのであった。
「なぁ薫、速度出しすぎて、また燃料半分になったよ」
「あなた飛ばしすぎね」
日本で得た廃油とこちらで得た廃油は混ぜないことにした。ほら、油の質が違うと性質も違うわけだし、安全性を考慮して。
「やっぱりどこか、料理店で、油を下さいって回った方がいいかも知れないわね」
子守をカーライルたちに任せ、城下町に降り、お惣菜屋さんを回ると、「回収に来る前だったら分けてやってもいいぞ」と、色よい返事をもらった。大抵の店では、開店直後なら分けてもらえるらしい。
油の問題が片付くと、屋敷に戻り、
『時間が中途半端だし、今日はお勉強しましょうか?』
薫はそう言うのであった。
『まずは基本文字から練習しましょう』
子供たち2人にまずは書き取りの練習をさせる。薫は元々こういう展開にしようと思っていたのか、家族人数分の石版と石筆を買っていた。石版は黒板、石筆はチョークみたいなものだ。それを子供たちに渡して字の練習だ。俺は勇者特典であろうか、文字を読めるし書ける。俺は図書室から本を借り、魔術の基礎の勉強だ。
前句として、初心者向けとしては、「天におわす父なる神よ、地におわす母なる神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ」で大抵は通る。他に、ピンポイントで狙うとしては、空向けとしては、「天におわす父なる神よ」、地・土木向けとしては、「地におわす母なる神よ」、水系としては、「大地を潤す大いなる水の神よ」、風・大気向けとしては、「大気を潤す大いなる風の神よ」、熱、炎、爆発系向けとしては、「熱風荒れ狂う大いなる火の神よ」、氷、冷風、寒さ系としては、「寒風吹きすさぶ大いなる氷の神よ」に続いて、「我に大いなる力を分け与えたまえ」で、締めくくるらしい。そして、魔法名を叫んで魔法が完成する。また、魔法によっては初心者向けのように、複数の神に祈る形態もあるらしい。
他にも、マイナーな神様だったり、高度な魔法のときにしか使わない神様だったり、マイナーすぎて、忘れ去られて今では誰も知らない神様だったりが居るようだが、まずはこの6神を覚えておけばいいそうだ。
皆、熱心に勉強をしていると、
『旦那様、お坊ちゃま、姫様がお戻りになりました』
その知らせで玄関ホールでお出迎えである。
『うむ。ただ今戻った』
そして、夕食。
『そう言えば、いつまで屋敷に居るつもりなのかね?』
と、リチャードお義父様が聞いてくるので、
『明日、朝には発ちます』
と、薫が返答した。
夕食の後は作戦会議だ。
『魔法の基礎練習の途中だったでしょ?慣れるためにあれをもう少し続けたいのよね』
ということで、明日からしばらくは荒野で魔法の練習に決まった。
次の日、目覚めて朝食を摂ると、城下町で食料を補充し、城下町の徐行区間を過ぎて、門を出ると、運転をカーライルに任せた。
『アクセルを少し踏んでちょっと回転を上げてからクラッチをゆっくり戻して…』
カーライルに運転を教えながら荒野を目指す。MTは、走り出しだけが面倒で、速度に乗ると、快調に目的地に進んだ。
『運転とは緊張するものですな』
『じゃぁ、カーライルは少し休んでなよ』
他のメンバーは元気なので、この前と同じようにバラけてそれぞれ練習を始めた。
『熱風荒れ狂う大いなる火の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。ファイアーボール!』
おぉ、この前より少し、威力が上がった。
『寒風吹きすさぶ大いなる氷の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。アイシクルボール!』
氷の玉に、
『熱風荒れ狂う大いなる火の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。ファイアーアロー!』
火の矢に、
『寒風吹きすさぶ大いなる氷の神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。アイシクルアロー!』
氷の矢に、
『天におわす父なる神よ、我に大いなる力を分け与えたまえ。サンダーボルト!』
落雷。どれも威力が上がっている。
学んだ成果を感じつつ、魔法の練習は続いた。薫は今日も全体のサポート役だ。1人1人に声をかけてはアドバイスを送り、空いた時間を見つけては、キャンピングカーの荷物をあさり、すりこぎでごりごり、液体をたらーりとたらして回復薬を作り、
「何だか疲れてきたー」
花菜香や風雅が疲れを訴え始めたら、回復薬を与えていた。
「苦い-!」
そうこうして練習していると、3時になった。夜の心配をしなければならない時間である。皆でキャンピングカーに戻る。
カーライルに運転をしてもらいながら話をした。
『この近くといえばクロドリフの森でしょうか。そちらに向かっています』
車はしばらく走り、クロドリフの森の外れに着いた。
『ここで今日は休みましょう』
テントを張り、石を積んでかまどを作り、薪を集めてくる。そして、子供が手持ち無沙汰にしているので、森の反対側、離れたところで魔法の練習の続きをさせる。疲れたと言っては薬を飲ませるのも一緒だ。
そうこうしている間に夕食もでき、みんな揃って食べ始めた。
『明日はどうする?』
と、俺が聞くと、
『あなたと同じように前句を使い分けることを子供たちに教えましょうか』
と、子供の鍛え方の方針が決まった。
そうして荒れ地とクロドリフの森の往復をした。
『そろそろ食料も心許ないし、明日は王都へ帰りましょう』
そう言いだしたのは、数日が経ってからのことであった。
次の朝、朝食を摂り終わり、車のエンジンをかけた。燃料メーターがEを大きく振り切れている。予備タンク… があった頃もあるようだが、最近の車では、燃料が空の表示になってもしばらくは走れるようにメーターの表示が調整されている。で、いつ空になるか正直分らない。
『燃料が不安だから今日は俺が運転するわ』
走り出してしばらくすると、プスンといってエンジンが止まった。完全にガス欠である。俺は後ろのタンクから燃料を補充し、
『えーっと、この画面で、ごうだったな』
センターコンソールの画面をいじってからエンジンをかけた。
センターコンソールの外面には「調整中」の文字が表示され、しばらくすると、「調整終了」の文字に変わり、通常画面に戻った。エンジン音は、最初は不安定だったが、「調整終了」の頃には安定して回転していた。
この車、どこまでサービスが行き届いてるんだよ!
燃料の不安がなくなり、カーライルに運転を代わり、荒野まで走った。
魔法の練習をして3時になった。一旦王都に戻る時間だ。
『門の手前で運転代わろうな』
皆を車に乗せ、アンリエッタに運転させる。
『そうそう、いい調子。で、そのまま前に集中しながらキープして』
MTは、走り出しだけが面倒なのであった。
門の手前まで来て運転を代わる。ここからは徐行区間だ。
『ねぇ、ちょっと王城へ寄ってくれる?』
薫がそんなことを言い出した。
王城へ着くと薫は、
『武器保管庫へ案内してもらえるかしら』
そう、城の使用人に伝えた。
久しぶりに来る武器保管庫。最近、剣の鍛錬をしていないのに、ここに何の用があるのかと思っていたら、
『あ、やっぱりあった。杖』
薫はそう言い、
『二郎にはこれでしょ、ハナちゃんにはこれ、フウ君にはこれで私はこれ』
薫は杖を次々に渡していった。
どれもこれも木の杖だ。違いと言えば、長さが身長に合わせてあるくらいだ。
『さぁ、ここでの用も終わったし、バーンクリット邸へ行くわよ!』
薫は元気であった。
『お嬢様とご家族の皆様、お帰りなさいませ。パーティーメンバーの皆様いらっしゃいませ』
門番とそんなやり取りをし、俺は車を玄関に回し、皆を降ろした後、駐車場らしきところに車を停めた後、俺も邸内に入った。
『またご厄介になる』
そう告げて屋敷に入ると、
『お姉様方、お帰りなさいませ』
アヴァリンお嬢様が出迎えてくれた。
夕食のときは今で歓談し、風呂に入って眠った。
明くる朝、やはり俺は一番に目が覚めた。
俺は身支度を済ませ、キャンピングカーの下へ行き、後ろのタンクと漉し器を持ち出し城下町に降りた。
そして、惣菜屋を巡っては、油をもらって回った。
タンクがいっぱいになり、キャンピングカーに補充するためバーンクリット邸へと戻ると、
『あなた、しばらくはこのお屋敷にお世話になるわ』
そう薫は俺に言うのであった。
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