眠り姫はエリート王子に恋をする

一二三

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20.王子様は眠り姫を心配する

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 翌朝、割れるような頭痛で目が覚めた冬夜は、重い体をなんとか起こし、よろめきながら洗面台に向かった。
 
 昨日の帰宅直後、ずぶ濡れで冷え切った体を温めようと風呂に入ったのだが、気分が悪くなり、途中で出てしまっていた。
 髪を乾かす気力もなく、そのまま布団に入って眠ってしまったので、余計に体を冷やしたのだろう。
 風邪を引き込んだらしく、ひどい悪寒と、関節の痛み、そしてひどい頭痛で、全身がどうにかなりそうだった。
 顔を洗うつもりだったが、歩き出した途端に吐き気を感じ、足を向ける方向を変えてトイレに駆け込んだ。
 昨夜は何も食べずに眠ってしまったので、吐くものは苦みのある胃液しかない。
 そればかりをひたすら吐いて、ゼイゼイと苦しさにあえぎながらその場に座り込んだ。

 吐き気がおさまってから、はいずるようにしてキッチンへ向かい、コップ一杯の水をあおる様にして飲む。
 少しだけ頭痛がおさまった気がしたのでそのまま洗面台に向かい、なんとか身支度を整えると、すでに会社に向かうにはギリギリの時刻になっていた。
 
 コートを手に取ってみると、それは一晩部屋に干しただけでは全く乾いておらず、ずっしりと重く濡れたままだった。
 朦朧とした頭では予備のコートをどこにしまい込んだのか思い出せず、仕方なく何も羽織らずに家を出る。
 一歩を前に出すことが辛かったが、重い体にムチ打つ様にして駅に向かい、なんとか駅のホームまではたどり着くことができた。
 しかし当然のことながら、ホームは人で溢れかえっている。
 この状態で満員電車に揺られて、果たして無事でいられるのだろうかという不安が頭をよぎった。
 それでも頑張るしかないと足を進めた瞬間、強い眩暈に襲われ、冬夜はその場に膝から崩れ落ちた。
 はずだった。

「瀬川さん!」

 ぐらりと体が揺れたが、膝が床につく前に誰かに腕をとられ、強く体を引きあげられる。
 抵抗せずに体を預けると、腰に力強い腕が回され、しっかりと体を支えられた。
「瀬川さん、大丈夫ですか?」
「……藤堂?」
 ぼんやりかすむ頭に、藤堂の顔が思い浮かぶ。
 そうだ、この声は藤堂だ、と、のろのろと顔を上げると、整った男らしい眉を心配そうに顰めた男の顔が目に入った。
「瀬川さん、顔、真っ青です。一体どうしてこんな……」
 そう言うが早いか冬夜の額に手を当て、「熱がある」と呟く。
 ぞくぞくとひどい悪寒に襲われ、小刻みに体を震わせていると、それに気づいた藤堂が「もしかしなくても、寒いんですよね?」と確認し、すばやくコートを脱いだ。
「なんだってこんな気温の低い日に、コートを着てないんですか?しかも、すごく調子が悪そうなのに」
 藤堂は冬夜に自分のコートを着せかけてくるむと、抱きかかえるようにして人の少ない方へと歩き出した。

「……どうしてここに?」
 藤堂が住んでいるのは、確かこの駅より2つ程向こうだったはずだ。
 こんな所にいるはずのない相手がどうしてここにいるのかと、冬夜がそう疑問をぶつけると、藤堂は困ったような顔で少しだけ笑う。
「昨日、直帰したでしょ?電話受けた山口さんが、瀬川さんの様子がなんか変だったって」
 平静を装って電話したつもりだったが、山口は何かを感じ取ったらしい。
 自分の部下は、そろいもそろってやたらに勘の良い者たちばかりだと思う。

「食欲もなさそうだったし、何かあったんじゃないかと思って、ここで降りて瀬川さんを待ってたんです。そしたらいつもの時間には現れないし。一度連絡いれてみようかと思ってたら、倒れそうになってるの見かけて」
 とにかく、一旦家に戻りましょう?と言われるのに、冬夜は首を横に振る。
「今日……会議あって。どうしても行かなきゃ」
 今日は事業部から本部長クラスを招いての全体会議が行われる。冬夜自身は出席するのみで特にすることはないが、元いた事業部からお偉方がくるとあっては、たとえ体調不良であっても出席しないわけにはいかない。
「会議って、事業本部長が来るあれでしょ?なにも瀬川さんが出なくても」
「……座ってる、だけだから。顔だけでも出しとかないとマズイし」
 欠席して上の機嫌を損ねたせいで、自分だけならまだしも、第二グループに影響が出るのは困る。
 
 行くと言い張る冬夜を説得するのは難しいと判断したらしい藤堂は、「支えます」と冬夜の腰に腕を回し、小脇に抱えるようにして乗客の列に並ぶ。
 鞄を取り上げられ、「コートに袖通して」と指示されるがまま、冬夜には随分大きいコートに腕を通すと、ボタンを藤堂に留められ、仕上げの様に再び傍らに抱き寄せられた。
 混雑した駅のホームで、こんな風に抱えられている冬夜は、さぞや悪目立ちしていることだろう。
 藤堂に申し訳なく思うと同時に、「媚びている」という石丸の声が脳内で甦る。
 冬夜が体を離そうとすると、表情を厳しくした藤堂にジロリと見下ろされた。
「大人しくしていないなら、会社に連れて行きませんよ」
 低い声で唸る様に脅され、腰を引き寄せられるまま。体を藤堂へ預けた。
 正直に言えば、大きな体にもたれ掛かることが出来るのは、今の冬夜にはとてもありがたい。
 気を抜けば立っていることも難しい程の、ひどいだるさと体の痛みに襲われていた。
 
 電車が到着し、人の流れに押されるように車内になだれ込むと、藤堂はドア近くの壁際に人一人が入り込める分のポジションを魔法のように確保し、そこへ冬夜を押し込む。
 壁と藤堂の体に挟み込まれるようにどうにかおさまったが、それでも冬夜の体は頼れるものを探して、ズルズルと崩れ落ちそうになった。
 冬夜が意識を失いそうになったのに気付いた藤堂が、鞄を持っていない方の手で強く冬夜を抱き寄せる。
 ぐったりと藤堂の胸に凭れるように顔をうずめると、そこからはもう、目を開けていることが出来なくなった。
「ごめん……迷惑かけて」
 荒い呼吸の隙間から絞り出すようにそう謝罪すると、冬夜を抱き寄せた腕にぐっと力がこもる。
 
「あの……ひょっとして、お連れの方、気分を悪くされてますか?」
 やさしい声にうっすらと目を開けると、心配そうな顔をした女性が冬夜と藤堂の顔を交互に見比べていた。
 以前、藤堂と一緒に乗り合わせた満員電車で会った女性だと気づいたのは、あの時非常に恥ずかしい思いをしたからだが、今日はあれよりもさらにありがたくない状態であることに気付く。
 離れようと体を動かすが、藤堂の腕の力にはかなうはずもなく、冬夜はあきらめて目を閉じた。
「すみません、ご迷惑はおかけしませんから」
 藤堂が女性へ謝罪する声が聞こえる。
 ごめん、謝らせてしまって……とキュッと眉間に力を込めると、「いえ、あの、そうじゃなくて……」と女性の戸惑う声が聞こえた。
「あの、私、看護師なんです」
 ちょっと失礼していいですか?と、ゴソゴソと音がして、ひやりとしたものが冬夜の首筋に触れた。
 それが女性の手だと気づいたのは、顎や喉をさするように押されてからで、女性はそのまま耳の後ろにも触れ、それから手を離した。
「熱が随分高いみたいですけど、腫れはないみたいですし、発疹等もないのでただの風邪だと思います。唇が渇いてるので、脱水を起こしかけてるかもしれません。あとで沢山水分を取らせてあげて下さい」
 てきぱきと冬夜の状態を説明する女性の声に、ありがとうございます、と礼を言い、藤堂が微笑む気配が伝わってくる。

「荷物、持ちますね。一緒の駅ですから」と、冬夜の手から今にも落ちそうだった鞄を受け取ってくれた。
 藤堂と看護師の女性は、周りに迷惑とならない程度に、穏やかに会話を交わしている。
 密着しているために体に直接響く低い声と、冬夜を気遣う女性のソフトな声が眠気を誘い、申し訳ないと思いつつも藤堂にもたれ掛かり、うつらうつらしながらそれを聞いていた。
 藤堂のコートと高い体温で、冷え切った体が徐々に温まりつつある。
 次第に体の震えもおさまり、すると今度は悲しくもないのに目尻からポロポロと涙がこぼれ始めた。

「あら、涙が……」
 両手がふさがってなにもできない藤堂の代わりに、女性がハンカチでそっと涙を拭き取ってくれた。
 冬夜が涙を溢す姿に、藤堂がいつになく動揺した様子を見せる。
「熱が上がり切ったんですね。もう寒くないでしょ?」
 たまにいらっしゃるんですよ。高熱が出ると、涙が出てしまう方が、と女性が安心させるように笑うと、ほっとしたのか、藤堂が長く息を吐き出したのが、胸の上下する様子から伝わってきた。
「体の自然な反応ですから、大丈夫ですよ」
 男の人がポロポロ泣いてるのって、なんだかちょっとかわいいですね、と、女性がウフフと笑う。
 女性に涙を拭いてもらうのが恥ずかしくて、藤堂の胸に顔を伏せて隠してみたが、そうすると藤堂の高そうなスーツに涙を吸い込ませる事態になることに気づく。
 しまった、と顔を戻そうとすると、冬夜の動揺に気付いたらしい藤堂が、「大丈夫ですよ、濡らしても」と笑ってくれた。

 藤堂のイケメンぶりに思わず顔を赤らめる冬夜に、「じゃあ、こうしましょうか」と、女性が藤堂のスーツと冬夜の顔の間にハンカチを挟んでくれる。
 冬夜は遠慮なくそれに顔をうずめて涙を吸わせながら、残りの時間をやり過ごした。
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