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第2章

第5話 理天

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ユウジは夢を見ていた。。

••「わしじゃよ、わし」••

ユウジ「あなたは、、」

謎の声「祈祷師ヘレンじゃ。」

祈祷師ヘレン、彼は、
ユウジが芸能界を目指した時、
ユウジの母親が頼み込んで出会わせた
祈祷を行う老人だった。
今は他界している。

尚、アズサ言わく、
前世はユウジの修行者だった頃の
師匠。
兄弟子や姉弟子と修行をしていた。

ヘレン「わしは死んでいる。
この時を待っていた。
お前はわしを頼り、芸能界という
壁を越えようとしていた。
そしてわしは、‘翡翠’の数珠と共に、
観音力や七福神のパワー、
そして何らかの‘壁’を越える力を
与えた。
アズサ、彼女は、お前と
出会うべき魂の友の一人。

彼女こそ‘理天’出身の魂じゃ。」

理天、それは、最終的な天国であり、
15次元の場所。
宇宙においての故郷。

地獄道(じごく)・餓鬼道(がき)・畜生道(ちくしょう)・修羅(阿修羅)道(しゅら)・人道(人間)・天道など仏教で言う六道を解脱した魂達が行く場所‥。

ユウジは昔探していた、
‘理天’を。

アズサ「私は神様とアクセスできるわ。
そして‘理天’とも。
綺麗な桃の生えた木々や、ライオンがあくびをしている平和な場所よ。」

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