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11章 夏の海ではしゃいじゃお
429.報酬いろいろ
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最初のバトル以降も、現れる敵は水属性モンスターばかり。
羽飛魚は一度に複数体で現れて、なんだかんだ突進を回避しきれず毎回毒状態にされて大変!
他のモンスターも様々な魚やエビ・カニ・イカ・タコのような見た目で、毒や麻痺、眠りなどのデバフをかけてくる。
僕の【天からの光梯子】スキルと状態異常回復薬が大活躍だよ。
……薬の所持数がちょっと危うくなってる。無くなる前に帰還した方がよさそうだなぁ。
ちょっとしょんぼりしちゃうけど、いいことも結構あった。
まずはペタとの絆度が10%になったこと!
水中で協力して五体の敵を倒すっていうミッションをクリアしたんだ。その報酬で、ペタはスキル【高圧水撃】を習得したよ。
高圧水撃は、圧縮した水を噴射して敵単体を攻撃するスキル。大ダメージを与えられるんだ。
このスキルで敵をふっとばしたペタ、すごくカッコよかったよー。
絆度を高めて習得するスキルって、高威力のものが多い。
今後もみんなと絆度を高めていかないと。みんなと強くなりたいもん。
その他にいいことといえば、シーズンアイテムがたくさん集まったことと、僕のレベルが上がったこと。
今、経験値倍増キャンペーン中だから、いつもより楽々とレベルが上がって楽しーい♪
ルトには「え、まだその程度なのか?」って言われちゃったけど。
のんびりプレイの僕とバトルジャンキー的なプレイのルトのレベルを比べないでほしいな!
レベル35になったことで、僕の進化ルートが少し判明したのは、期待していたとはいえ大きなご褒美。
「うーん、進化、どうしよっかなぁ……」
海中窟ダンジョン内のセーフティエリア──ルト曰く「一階ボス部屋前の休憩場所」に辿り着いて、ステータスを眺めながら悩む。
判明した進化ルートは三つだったんだけど、まだ『???』状態のものがあるのがわかって、進化するべきか決断が難しい。
――――――
【天翼兎】
光属性のモンスター
大きな翼を持ち、大空の天使と呼ばれるほど空中戦を得意とする
進化すると、光属性スキルの効果が二倍、魔力・物理攻撃力+15、防御力+20、素早さ+10
【光羽兎】
光属性のモンスター
天兎と羽の大きさは変わらないが、少し透明感と輝きが増している
進化すると、光属性スキルの効果が二倍、魔力・物理攻撃力+30、素早さ+15
【睡天兎】
光・風属性のモンスター
ふわふわした毛はおひさまのぬくもり!
のんびりやさんで、フィールドではよく眠っている姿が目撃される
進化すると、すべての攻撃に低確率で【睡眠】のデバフが追加される
防御力+30、精神力+10、素早さ+5、幸運値+10
――――――
前にモンちゃんから聞いた種族【天翼兎】と【光羽兎】が示されたのは予想通り。
どっちを選んでも、戦闘力が増す感じだね。
若干、光羽兎は『攻撃は最大の防御なり!』派な脳筋種族な気がする。
……あんまり僕には合ってなさそう。
初めて知ったのは【睡天兎】。
これは特殊進化なのか正当進化なのか……? 天兎ってついてるから普通っぽいけど、キャラがちょっと普通じゃないよね?
デバフ【睡眠】をかけまくれるのは嬉しいけど、この進化先を選んだらルトに呆れられそう。
「モンちゃんに聞いた【神兎】は出てこなかったなぁ」
確か、神降臨の地で目撃されたっていうモンスターだよね。
僕はもふもふ神だし、進化先候補としては有力だったんだけど……まだ進化条件をクリアする必要がありそう。
神兎に会う、とか?
「残ってる『???』も気になるぅ……」
名前が明らかになっていない進化先は全部で五つ。
びっくりするくらいたくさん用意してあるんだね? 用意した運営さん、すごい!
隠されてると、全部知りたくなっちゃうなぁ。
「──進化はもうちょっと待とう」
現在示されている種族にはすぐに進化できそうだけど、もうちょっと情報を集めて、進化条件のクリアを目指してみることにした。
進化してから後悔したくないもんね!
「進化しねぇんだ?」
ルトがクッキーをかじりながら首を傾げる。
「うん。情報集めてからにする」
「ほーん、いいんじゃね? 確かツッキーは進化してるだろ。話聞いてみたらどうだ?」
「えっ!? それ初耳!」
何気なくもたらされた情報に、思わず飛び跳ねて驚いちゃう。
え、ツッキーって進化してるんだ? そういえば最近会ってなかったから、話を聞く機会もなかったなぁ。
ツッキーは月狼だったはず。
進化してどうなったんだろう?
首を傾げる僕に、リリが微笑みながら「これだよ」とスクショを見せてくれた。
そこには、リリの隣で胸を張りウィンクしてる大きな白銀の狼が写ってる。なんかキラキラ感と大きさが増してる!
「輝月狼っていうんだってー」
「へぇ、月狼の正当進化?」
「そうらしいぞ。戦闘力が高くなったって喜んでた」
リリに続き、ルトが説明してくれた。
ツッキー、カッコよくなって羨ましいなぁ。ちょっと、街中を歩くのが不便そうな大きさだけど。
「ムギとソウタはまだ進化先を検討中って言ってたよ。今度一緒に話してみたら?」
「そうする!」
リリの勧めに力強く頷く。
こういう悩みは希少種会で共有するのがいいよね。
ムギたちと会うついでに、第三陣の希少種に会って、希少種会に勧誘したいな♪
羽飛魚は一度に複数体で現れて、なんだかんだ突進を回避しきれず毎回毒状態にされて大変!
他のモンスターも様々な魚やエビ・カニ・イカ・タコのような見た目で、毒や麻痺、眠りなどのデバフをかけてくる。
僕の【天からの光梯子】スキルと状態異常回復薬が大活躍だよ。
……薬の所持数がちょっと危うくなってる。無くなる前に帰還した方がよさそうだなぁ。
ちょっとしょんぼりしちゃうけど、いいことも結構あった。
まずはペタとの絆度が10%になったこと!
水中で協力して五体の敵を倒すっていうミッションをクリアしたんだ。その報酬で、ペタはスキル【高圧水撃】を習得したよ。
高圧水撃は、圧縮した水を噴射して敵単体を攻撃するスキル。大ダメージを与えられるんだ。
このスキルで敵をふっとばしたペタ、すごくカッコよかったよー。
絆度を高めて習得するスキルって、高威力のものが多い。
今後もみんなと絆度を高めていかないと。みんなと強くなりたいもん。
その他にいいことといえば、シーズンアイテムがたくさん集まったことと、僕のレベルが上がったこと。
今、経験値倍増キャンペーン中だから、いつもより楽々とレベルが上がって楽しーい♪
ルトには「え、まだその程度なのか?」って言われちゃったけど。
のんびりプレイの僕とバトルジャンキー的なプレイのルトのレベルを比べないでほしいな!
レベル35になったことで、僕の進化ルートが少し判明したのは、期待していたとはいえ大きなご褒美。
「うーん、進化、どうしよっかなぁ……」
海中窟ダンジョン内のセーフティエリア──ルト曰く「一階ボス部屋前の休憩場所」に辿り着いて、ステータスを眺めながら悩む。
判明した進化ルートは三つだったんだけど、まだ『???』状態のものがあるのがわかって、進化するべきか決断が難しい。
――――――
【天翼兎】
光属性のモンスター
大きな翼を持ち、大空の天使と呼ばれるほど空中戦を得意とする
進化すると、光属性スキルの効果が二倍、魔力・物理攻撃力+15、防御力+20、素早さ+10
【光羽兎】
光属性のモンスター
天兎と羽の大きさは変わらないが、少し透明感と輝きが増している
進化すると、光属性スキルの効果が二倍、魔力・物理攻撃力+30、素早さ+15
【睡天兎】
光・風属性のモンスター
ふわふわした毛はおひさまのぬくもり!
のんびりやさんで、フィールドではよく眠っている姿が目撃される
進化すると、すべての攻撃に低確率で【睡眠】のデバフが追加される
防御力+30、精神力+10、素早さ+5、幸運値+10
――――――
前にモンちゃんから聞いた種族【天翼兎】と【光羽兎】が示されたのは予想通り。
どっちを選んでも、戦闘力が増す感じだね。
若干、光羽兎は『攻撃は最大の防御なり!』派な脳筋種族な気がする。
……あんまり僕には合ってなさそう。
初めて知ったのは【睡天兎】。
これは特殊進化なのか正当進化なのか……? 天兎ってついてるから普通っぽいけど、キャラがちょっと普通じゃないよね?
デバフ【睡眠】をかけまくれるのは嬉しいけど、この進化先を選んだらルトに呆れられそう。
「モンちゃんに聞いた【神兎】は出てこなかったなぁ」
確か、神降臨の地で目撃されたっていうモンスターだよね。
僕はもふもふ神だし、進化先候補としては有力だったんだけど……まだ進化条件をクリアする必要がありそう。
神兎に会う、とか?
「残ってる『???』も気になるぅ……」
名前が明らかになっていない進化先は全部で五つ。
びっくりするくらいたくさん用意してあるんだね? 用意した運営さん、すごい!
隠されてると、全部知りたくなっちゃうなぁ。
「──進化はもうちょっと待とう」
現在示されている種族にはすぐに進化できそうだけど、もうちょっと情報を集めて、進化条件のクリアを目指してみることにした。
進化してから後悔したくないもんね!
「進化しねぇんだ?」
ルトがクッキーをかじりながら首を傾げる。
「うん。情報集めてからにする」
「ほーん、いいんじゃね? 確かツッキーは進化してるだろ。話聞いてみたらどうだ?」
「えっ!? それ初耳!」
何気なくもたらされた情報に、思わず飛び跳ねて驚いちゃう。
え、ツッキーって進化してるんだ? そういえば最近会ってなかったから、話を聞く機会もなかったなぁ。
ツッキーは月狼だったはず。
進化してどうなったんだろう?
首を傾げる僕に、リリが微笑みながら「これだよ」とスクショを見せてくれた。
そこには、リリの隣で胸を張りウィンクしてる大きな白銀の狼が写ってる。なんかキラキラ感と大きさが増してる!
「輝月狼っていうんだってー」
「へぇ、月狼の正当進化?」
「そうらしいぞ。戦闘力が高くなったって喜んでた」
リリに続き、ルトが説明してくれた。
ツッキー、カッコよくなって羨ましいなぁ。ちょっと、街中を歩くのが不便そうな大きさだけど。
「ムギとソウタはまだ進化先を検討中って言ってたよ。今度一緒に話してみたら?」
「そうする!」
リリの勧めに力強く頷く。
こういう悩みは希少種会で共有するのがいいよね。
ムギたちと会うついでに、第三陣の希少種に会って、希少種会に勧誘したいな♪
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