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11章 夏の海ではしゃいじゃお
447.スライム漁スタート♪
ぷる君にステータスアップポーション(体力・攻撃力+10)を飲ませて、準備は完了。
僕たちが周りのモンスターを牽制して援護する中、まずはスラリンが海に入った。
「きゅぃ(こうやって浮かんで吸うんだよ!)」
スラリンが張り切って教えてるけど、あいにくぷる君には通じてない。
同じ種族でも、言葉がわかるわけではないもんなぁ。僕も天兎に会った時、ちょっぴり困ったし。
「スラリンの真似をして浮かんで海水を吸ってみてねー」
僕が簡単に通訳している間に、スラリンは海水とモンスターを吸って、大きくなっていった。
ぷる君はそれを見て「はわわ……」と声を漏らす。
初見だとビックリするよね。スライムの大きさの限界って、どのくらいなんだろう?
「きゅぷ(海水があると一気に分解・吸収することができないから、慣れないうちは思い切って海水を吐き出すといいよー)」
あ、そうなんだ?
スラリンが漁の方法を解説してくれたのは初めてだから、海水が邪魔だなんて僕も知らなかったな。
ぷる君に教えたら、わかったのか曖昧な口調で「な、なるほど……?」と返ってきた。
実際にやってみないときっとわからないよね。僕も海水を吸収するっていう時点で、自分のこととして想像できないもん。
「きゅぴー」
スラリンが海水を吐き出す。それと一緒に小さな魚介類が浜辺に打ち上げられた。
ビタビタしてるそれらは、バイタリティ強化のイベント補正がなかったのか、すぐに食料アイテムに変わる。
「たくさんの魚介類だー! 今日は海鮮パーティーしようね」
「らぴゅ(イカ食べたぃ)」
真っ先に反応したラッタンが期待の眼差しで僕を見るけど、今のところイカ系のモンスターは獲れてないんだよなぁ。
今後も獲れなかったら、海賊狩りをした時に獲得したイカを出してあげよう。
浜辺に転がった魚介類をすべてクーラーボックス(魚介類保存用アイテム)に詰めて、アイテムボックスに収納する。
スラリンが「きゅぃ(じゃあ、君もやってみよー)」とぷる君に視線を向けていた。
「ぷる君、行けそう?」
「……い、行きます!」
返答までちょっと間があったけど、ぷる君は気合いを入れて海に向かい始める。
ラッタンがその後に続き、すぐさま追い抜いていった。
「うん……ぷる君の進む速度、遅すぎかな……」
思わず苦笑する。
モンスターがいる海に入るのが怖い気持ちはわかるから、なんとも言えないけど。
とりあえず、いつでも救出に入れるようにしておこう。
先に海に入ったラッタンは「らぴゅ(気持ちぃ)」とスイスイと泳ぎ始める。
そして、ぱちゃっと海に潜ったかと思うと、しばらくして両手に山盛りの魚介類を抱えて海面に顔を出した。
「……さすが海の生き物。呼吸するように漁をするね!」
僕が感心してると、ラッタンが「らぴゅ(はぃ)」と獲ってきたものをスラリンの体に押しつけ始めた。
スラリンは「きゅぃ(え……どうしたの?)」と戸惑いながらも体内に取り込んでいく。
何してるんだろう?
ラッタンは再び海に潜って、魚介類を獲ってくると、スラリンに押しつける。
スラリンの体の中が魚介類でいっぱいだ。
「あ、わかった! スラリンを保存容器代わりにしてるね!」
僕がビシッと指すと、それが聞こえたのか、ラッタンがニコーと笑って、両手を使い大きな丸を作った。正解だったらしい。
スラリンが「きゅぃ(なるほどー。保存は僕に任せて、たくさん獲ってきたらいいよ)」と頼もしいことを言う。
うん、スラリンがそれでいいなら、僕も構わないけど。
でも、ラッタンって異次元ポケットを持ってるよね? それを使えばよくない? 気分が乗らないからダメってこと?
「はわわ……かわゆい……」
気づいたら、タマモが「かわゆい」と言うだけのbotと化していた。
ラッタンの漁が気に入ったんだね。
「あのー! 僕のこと、見てますかー!?」
海に入る手前のところで、ぷる君が僕たちを振り返って叫ぶ。
ごめん、ラッタンに気を取られてたよ。
「見てるよー。しっかり援護するから、行っちゃってー」
ブンブンと手を振ってアピール。
でも、正直ラッタンとぷる君を同時に見守るのは難しいかも。
「──よし、ペタを喚ぼう。【召喚】ペタ!」
決めてすぐに召喚した。パーティ枠が一つ余ってたから、ちょうどいいね。
「くるる(こんちゃー)」
現れたペタが片手を上げて挨拶する。
その挨拶、いつの間に覚えたの!?
「こ、こんちゃー……」
まさかモンスターAIにもふもふ教の挨拶が刷り込まれてる?
運営さん、それはどうかと思うよ!
「くるる(リリに教えてもらった挨拶だよー)」
僕の疑問を察したのか、ペタが教えてくれた。ちょっとホッとしたよ、ありがとう!
「なるほどー。リリが原因なら仕方ないね」
リリはこの挨拶を気に入ってたもんな、と納得した。
「くるる(ボク、何をしたらいいのー?)」
ペタはキョロキョロと周囲を見回して、海から飛ぶようにして襲ってくるモンスターを即座に水噴射で撃ち落とす。まさしくサーチアンドデストロイ! 心強い味方だね。
「ぷる君──あのスライム君が倒されないように、水中から援護してあげてほしいんだ」
「くるる(援護……わかったー)」
ペタはうん、と頷き海に向かう。
ついでに、海手前で躊躇していたぷる君をペシッと押して、転がした。ぷる君はあっという間に海の中にポチャッと浸かる。
「ふおっ!? え、なに、なに、ほあー!?」
「つ、強い……スパルタ……!」
ぷる君の悲鳴が聞こえたけど、僕はペタの思い切りのよさにちょっと感心した。
僕はそこまではできないよー。
ぷる君は海にプカプカと浮いてる。
寄ってくるモンスターは、全部ペタが倒してるみたいだ。次々に討伐アナウンスが聞こえてくるもん。
ペタ、その調子でぷる君の漁&レベリングを手伝ってあげてね~。
僕たちが周りのモンスターを牽制して援護する中、まずはスラリンが海に入った。
「きゅぃ(こうやって浮かんで吸うんだよ!)」
スラリンが張り切って教えてるけど、あいにくぷる君には通じてない。
同じ種族でも、言葉がわかるわけではないもんなぁ。僕も天兎に会った時、ちょっぴり困ったし。
「スラリンの真似をして浮かんで海水を吸ってみてねー」
僕が簡単に通訳している間に、スラリンは海水とモンスターを吸って、大きくなっていった。
ぷる君はそれを見て「はわわ……」と声を漏らす。
初見だとビックリするよね。スライムの大きさの限界って、どのくらいなんだろう?
「きゅぷ(海水があると一気に分解・吸収することができないから、慣れないうちは思い切って海水を吐き出すといいよー)」
あ、そうなんだ?
スラリンが漁の方法を解説してくれたのは初めてだから、海水が邪魔だなんて僕も知らなかったな。
ぷる君に教えたら、わかったのか曖昧な口調で「な、なるほど……?」と返ってきた。
実際にやってみないときっとわからないよね。僕も海水を吸収するっていう時点で、自分のこととして想像できないもん。
「きゅぴー」
スラリンが海水を吐き出す。それと一緒に小さな魚介類が浜辺に打ち上げられた。
ビタビタしてるそれらは、バイタリティ強化のイベント補正がなかったのか、すぐに食料アイテムに変わる。
「たくさんの魚介類だー! 今日は海鮮パーティーしようね」
「らぴゅ(イカ食べたぃ)」
真っ先に反応したラッタンが期待の眼差しで僕を見るけど、今のところイカ系のモンスターは獲れてないんだよなぁ。
今後も獲れなかったら、海賊狩りをした時に獲得したイカを出してあげよう。
浜辺に転がった魚介類をすべてクーラーボックス(魚介類保存用アイテム)に詰めて、アイテムボックスに収納する。
スラリンが「きゅぃ(じゃあ、君もやってみよー)」とぷる君に視線を向けていた。
「ぷる君、行けそう?」
「……い、行きます!」
返答までちょっと間があったけど、ぷる君は気合いを入れて海に向かい始める。
ラッタンがその後に続き、すぐさま追い抜いていった。
「うん……ぷる君の進む速度、遅すぎかな……」
思わず苦笑する。
モンスターがいる海に入るのが怖い気持ちはわかるから、なんとも言えないけど。
とりあえず、いつでも救出に入れるようにしておこう。
先に海に入ったラッタンは「らぴゅ(気持ちぃ)」とスイスイと泳ぎ始める。
そして、ぱちゃっと海に潜ったかと思うと、しばらくして両手に山盛りの魚介類を抱えて海面に顔を出した。
「……さすが海の生き物。呼吸するように漁をするね!」
僕が感心してると、ラッタンが「らぴゅ(はぃ)」と獲ってきたものをスラリンの体に押しつけ始めた。
スラリンは「きゅぃ(え……どうしたの?)」と戸惑いながらも体内に取り込んでいく。
何してるんだろう?
ラッタンは再び海に潜って、魚介類を獲ってくると、スラリンに押しつける。
スラリンの体の中が魚介類でいっぱいだ。
「あ、わかった! スラリンを保存容器代わりにしてるね!」
僕がビシッと指すと、それが聞こえたのか、ラッタンがニコーと笑って、両手を使い大きな丸を作った。正解だったらしい。
スラリンが「きゅぃ(なるほどー。保存は僕に任せて、たくさん獲ってきたらいいよ)」と頼もしいことを言う。
うん、スラリンがそれでいいなら、僕も構わないけど。
でも、ラッタンって異次元ポケットを持ってるよね? それを使えばよくない? 気分が乗らないからダメってこと?
「はわわ……かわゆい……」
気づいたら、タマモが「かわゆい」と言うだけのbotと化していた。
ラッタンの漁が気に入ったんだね。
「あのー! 僕のこと、見てますかー!?」
海に入る手前のところで、ぷる君が僕たちを振り返って叫ぶ。
ごめん、ラッタンに気を取られてたよ。
「見てるよー。しっかり援護するから、行っちゃってー」
ブンブンと手を振ってアピール。
でも、正直ラッタンとぷる君を同時に見守るのは難しいかも。
「──よし、ペタを喚ぼう。【召喚】ペタ!」
決めてすぐに召喚した。パーティ枠が一つ余ってたから、ちょうどいいね。
「くるる(こんちゃー)」
現れたペタが片手を上げて挨拶する。
その挨拶、いつの間に覚えたの!?
「こ、こんちゃー……」
まさかモンスターAIにもふもふ教の挨拶が刷り込まれてる?
運営さん、それはどうかと思うよ!
「くるる(リリに教えてもらった挨拶だよー)」
僕の疑問を察したのか、ペタが教えてくれた。ちょっとホッとしたよ、ありがとう!
「なるほどー。リリが原因なら仕方ないね」
リリはこの挨拶を気に入ってたもんな、と納得した。
「くるる(ボク、何をしたらいいのー?)」
ペタはキョロキョロと周囲を見回して、海から飛ぶようにして襲ってくるモンスターを即座に水噴射で撃ち落とす。まさしくサーチアンドデストロイ! 心強い味方だね。
「ぷる君──あのスライム君が倒されないように、水中から援護してあげてほしいんだ」
「くるる(援護……わかったー)」
ペタはうん、と頷き海に向かう。
ついでに、海手前で躊躇していたぷる君をペシッと押して、転がした。ぷる君はあっという間に海の中にポチャッと浸かる。
「ふおっ!? え、なに、なに、ほあー!?」
「つ、強い……スパルタ……!」
ぷる君の悲鳴が聞こえたけど、僕はペタの思い切りのよさにちょっと感心した。
僕はそこまではできないよー。
ぷる君は海にプカプカと浮いてる。
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