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12章 美味しいもの大好き!
503.新エリアにゴー
ポンチョの耐久値がギリギリになり、修復スキルもクールタイム待ちだから、冒険に出発するよ!
……憂さ晴らしっていう気分があることは否定しない。爆発を浴び続けるの嫌になっちゃうんだもーん。
「やって来ました、バトルフィールド【王都北】!」
気分を切り換えて、イェーイとテンションを上げながら宣言する。
本日のパーティメンバーはスラリン、ユキマル、ショコラ、ペタ、ナッティだよ。状況に応じて、他の子と交代することも考えてる。
「きゅぃ(初めての場所だね!)」
「ぴぅ(どんな敵が出るかな?)」
「くまま(森だねー)」
「くるる(この世界、森が多いよね)」
「きゅーきゅい(私、ここのレベルと合ってない気がするわ……)」
ほのぼのしてるスラリン、ショコラ、ペタと違い、ユキマルは冷静に周囲を警戒してるし、ナッティはみんなよりちょっとレベルが低いからか不安そう。
「できる限りがんばってくれたらいいよー。ナッティには森の中での探知系を期待してる! 目標は幻の食材【秘燕】と【鞣富】の発見だよ」
目指せ、幻の食材ゲット! が今日の僕たちの合言葉。
正直、名前と発見できるエリアしか知らないから、目標の達成はあまり期待してない。
「きゅーきゅい(そうなの? じゃあ、がんばってみるわ。私、森は得意なフィールドよ)」
「だよね。元々森の中に住んでるし」
頼りにしてるぞ、ナッティ!
表情が明るくなったナッティを連れて、王都北エリアを進む。
このエリアの先には第四の街があるはずだけど、まだ開放アナウンスはない。確か、神殿から特別なアイテムをゲットしないと到着できないんだっけ?
モンちゃんから依頼されてるはぐれ竜──龍馬もこのエリアにいるはずだ。
どっかに竜の里もあるんだろうけど、攻略難度が高いし今は行かなくていいや。
現れるモンスターを倒しつつ、地道に周囲を探索して回る。
さすがに敵のレベルが高いから、順調に経験値を集められてる。とはいえ、僕はまだ進化してないし、レベルを上げるには経験値がたくさん必要なんだけど。
「この辺はもふもふなモンスターが多いねぇ」
「きゅぃ(モモほど可愛いもふもふはいないよ!)」
「ありがとう?」
なぜか褒められながらバトルして探索してる最中に、ふとある情報を思い出した。
「──そういえば、ここって、僕の進化先候補の光羽兎が出現するんだっけ。結構戦闘意欲高めな感じだけど、見た目は僕と近いらしいよねー」
会ってみたいかも、と思いながら呟くと、みんなの動きが止まった。
え、どうしたの?
「きゅぃ(モモみたいな敵とは戦いたくないよ!)」
「ぴぅ(……うぅ……でも、敵なら、がんばる……)」
「くまま(え、とんでもないことをしてくる兎ー? ヤダなー)」
「くるる(きっと予想の斜め上の行動をする兎だよね。横道に逸れなきゃ会わないんじゃない?)」
「きゅーきゅい(モモのことは好きだけど、似たような性格の敵は面倒くさそうだわ)」
あれ? スラリンとユキマルはともかく、ショコラとペタ、ナッティは言ってることひどくない!? 僕、そんな風に思われてたの?
「……見た目が似てるだけで、中身は全然違うと思うよ」
ムスッとしながらも訂正を入れると、ショコラとペタは『あ、そうなんだ? それならいいや』という感じで軽く流した。
ナッティはホッとした感じで尻尾を揺らす。
「きゅーきゅい(あら、それなら遠慮なく私の尻尾で一撃入れるわ。スカッとしそう)」
やる気に満ち溢れた言葉に、僕はちょっぴり『ナッティを怒らせるようなことしたっけ?』と自分の行動を振り返ってみた。
……たぶんしてないと思うんだけどなぁ?
首を傾げていたら、近くの茂みがガサガサッと揺れる。
敵がやってきたかも。
「ぷぁ……!」
茂みから顔を出したモンスターと見つめ合った。
ヒクヒクと動く鼻。つぶらな瞳。ピンと立った長い耳。淡い黄色の体色。そして、茂みの奥に光る羽がうっすら見えるような──
「光羽兎発見!」
どう見ても、そう。
今日も僕の幸運値は張り切って仕事をしてくれてる。
まぁ、幻の食材発見か、龍馬との遭遇を実現してほしかったけど。
「くまま(やるぞー!)」
「くるる(水で撃退しちゃおう)」
「きゅーきゅい(私の尻尾の一撃を食らいなさい!)」
ねぇ、なんでこの三体は、僕似のモンスターに対してこんなに殺る気に満ち溢れてるの? やっぱり僕に不満があるのですか……? ちょっとショックなんですけどー。
「きゅぃ(やっぱりモモほど可愛くないね!)」
「ぴぅ(これなら普通に戦えそう)」
スラリンとユキマルだけが僕の癒しです。
しょんぼりしながらみんなのバトルを見守る。自由に戦ってるのが楽しそうだから、指示しなくていいかなって思って。
決してやさぐれてるわけじゃないよ! ……ちょっぴりそういう側面があるかもしれないけど。
「ぷぁ!」
光羽兎はショコラたちに攻撃されて、すぐさま茂みから出てきた。
その勢いで蹴り技を繰り出したり、羽を動かして光の刃を放ったり、好戦的な感じで動き回ってる。
見た目は似てるけど、僕はここまで強い眼差しで戦えないかも? 光羽兎は小柄だけど強者らしい威圧感を出してるし。
「やっぱり、僕は光羽兎に進化するのはやめておこう」
僕のほのぼのさとミスマッチだもん。可愛いんだけどね。
他の進化先も早く見つけたいな~。
……憂さ晴らしっていう気分があることは否定しない。爆発を浴び続けるの嫌になっちゃうんだもーん。
「やって来ました、バトルフィールド【王都北】!」
気分を切り換えて、イェーイとテンションを上げながら宣言する。
本日のパーティメンバーはスラリン、ユキマル、ショコラ、ペタ、ナッティだよ。状況に応じて、他の子と交代することも考えてる。
「きゅぃ(初めての場所だね!)」
「ぴぅ(どんな敵が出るかな?)」
「くまま(森だねー)」
「くるる(この世界、森が多いよね)」
「きゅーきゅい(私、ここのレベルと合ってない気がするわ……)」
ほのぼのしてるスラリン、ショコラ、ペタと違い、ユキマルは冷静に周囲を警戒してるし、ナッティはみんなよりちょっとレベルが低いからか不安そう。
「できる限りがんばってくれたらいいよー。ナッティには森の中での探知系を期待してる! 目標は幻の食材【秘燕】と【鞣富】の発見だよ」
目指せ、幻の食材ゲット! が今日の僕たちの合言葉。
正直、名前と発見できるエリアしか知らないから、目標の達成はあまり期待してない。
「きゅーきゅい(そうなの? じゃあ、がんばってみるわ。私、森は得意なフィールドよ)」
「だよね。元々森の中に住んでるし」
頼りにしてるぞ、ナッティ!
表情が明るくなったナッティを連れて、王都北エリアを進む。
このエリアの先には第四の街があるはずだけど、まだ開放アナウンスはない。確か、神殿から特別なアイテムをゲットしないと到着できないんだっけ?
モンちゃんから依頼されてるはぐれ竜──龍馬もこのエリアにいるはずだ。
どっかに竜の里もあるんだろうけど、攻略難度が高いし今は行かなくていいや。
現れるモンスターを倒しつつ、地道に周囲を探索して回る。
さすがに敵のレベルが高いから、順調に経験値を集められてる。とはいえ、僕はまだ進化してないし、レベルを上げるには経験値がたくさん必要なんだけど。
「この辺はもふもふなモンスターが多いねぇ」
「きゅぃ(モモほど可愛いもふもふはいないよ!)」
「ありがとう?」
なぜか褒められながらバトルして探索してる最中に、ふとある情報を思い出した。
「──そういえば、ここって、僕の進化先候補の光羽兎が出現するんだっけ。結構戦闘意欲高めな感じだけど、見た目は僕と近いらしいよねー」
会ってみたいかも、と思いながら呟くと、みんなの動きが止まった。
え、どうしたの?
「きゅぃ(モモみたいな敵とは戦いたくないよ!)」
「ぴぅ(……うぅ……でも、敵なら、がんばる……)」
「くまま(え、とんでもないことをしてくる兎ー? ヤダなー)」
「くるる(きっと予想の斜め上の行動をする兎だよね。横道に逸れなきゃ会わないんじゃない?)」
「きゅーきゅい(モモのことは好きだけど、似たような性格の敵は面倒くさそうだわ)」
あれ? スラリンとユキマルはともかく、ショコラとペタ、ナッティは言ってることひどくない!? 僕、そんな風に思われてたの?
「……見た目が似てるだけで、中身は全然違うと思うよ」
ムスッとしながらも訂正を入れると、ショコラとペタは『あ、そうなんだ? それならいいや』という感じで軽く流した。
ナッティはホッとした感じで尻尾を揺らす。
「きゅーきゅい(あら、それなら遠慮なく私の尻尾で一撃入れるわ。スカッとしそう)」
やる気に満ち溢れた言葉に、僕はちょっぴり『ナッティを怒らせるようなことしたっけ?』と自分の行動を振り返ってみた。
……たぶんしてないと思うんだけどなぁ?
首を傾げていたら、近くの茂みがガサガサッと揺れる。
敵がやってきたかも。
「ぷぁ……!」
茂みから顔を出したモンスターと見つめ合った。
ヒクヒクと動く鼻。つぶらな瞳。ピンと立った長い耳。淡い黄色の体色。そして、茂みの奥に光る羽がうっすら見えるような──
「光羽兎発見!」
どう見ても、そう。
今日も僕の幸運値は張り切って仕事をしてくれてる。
まぁ、幻の食材発見か、龍馬との遭遇を実現してほしかったけど。
「くまま(やるぞー!)」
「くるる(水で撃退しちゃおう)」
「きゅーきゅい(私の尻尾の一撃を食らいなさい!)」
ねぇ、なんでこの三体は、僕似のモンスターに対してこんなに殺る気に満ち溢れてるの? やっぱり僕に不満があるのですか……? ちょっとショックなんですけどー。
「きゅぃ(やっぱりモモほど可愛くないね!)」
「ぴぅ(これなら普通に戦えそう)」
スラリンとユキマルだけが僕の癒しです。
しょんぼりしながらみんなのバトルを見守る。自由に戦ってるのが楽しそうだから、指示しなくていいかなって思って。
決してやさぐれてるわけじゃないよ! ……ちょっぴりそういう側面があるかもしれないけど。
「ぷぁ!」
光羽兎はショコラたちに攻撃されて、すぐさま茂みから出てきた。
その勢いで蹴り技を繰り出したり、羽を動かして光の刃を放ったり、好戦的な感じで動き回ってる。
見た目は似てるけど、僕はここまで強い眼差しで戦えないかも? 光羽兎は小柄だけど強者らしい威圧感を出してるし。
「やっぱり、僕は光羽兎に進化するのはやめておこう」
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