もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!

ゆるり

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13章 ワクワク冒険がいっぱいだ!

552.ギルドの依頼を確認中

 ドルジアさんが「まあ、依頼受けんのにランク制限はねぇし……」と呟きながら、ペラッと数枚の紙をカウンターに載せた。

「これが第四の街周辺の異常に関して、現時点で出ている依頼だ。質問があれば、答えられるものには応じる」
「ありがとー」

 お礼を言って、依頼書を確認。

 一枚目に書かれているのは『異常行動を起こしているモンスターの種類に関する調査依頼』だった。
 王都北エリアの奥へと進んで、異常なモンスターを倒すと、勝手にその種類をギルドカードに登録してくれるらしい。

 報告は冒険者ギルドのカウンターか、システムメニューの依頼一覧から可能。
 報告したモンスターの種類に応じて、報酬のお金とギルドポイントをもらえるようだ。

〈『特殊依頼:王都北エリアの異常なモンスターを調査せよ』を受諾可能になりました。この依頼は何度でも受諾・報告可能です〉

 お、アナウンスが入った。
 こうしてカウンターで説明を聞かないと、受けられない依頼だったみたいだね。
 特殊依頼かぁ……一回ぐらい通常依頼も受けてみたいなぁ。

 ふむ、と考えながら、次の紙を確認する。

 二枚目に書かれているのは『植生変化に関する調査』だった。
 王都北エリアの奥では、採集できるものの種類に異変が起きている可能性があり、実際に採集して調べてほしいようだ。

 報告は採集したアイテムを納品することで達成できる。
 これもシステムメニューから納品して報告可能だ。

〈『特殊依頼:王都北エリアで採集調査をせよ』を受諾可能になりました。この依頼は各アイテムにつき一度だけ達成可能です〉

 さっきと違うのは達成可能な回数だね。

 メニューから依頼を確認してみると、特殊依頼がさらに小分けされて、様々なアイテム名や『???』という字が並んでいた。
 すでに他のプレイヤーによって報告されているアイテムは、名前が表示されているらしい。

 その表示されているアイテムも、調査に使うという理由で、一度だけ納品可能になっている。
 ただし、初めて報告した人より、もらえる報酬は下がるようだ。

 なるほどねー。たくさんの報酬をもらうのは早い者勝ちってことかぁ。
 そういう勝負事は結構好きだよ。まだ『?』マークのままのアイテムは多いし、がんばっちゃおうかな~。

 ニコニコしながら、三枚目の紙に視線を移す。
 そこに書かれているのは『巨大な妖樹トレント系モンスターに関する調査』の文字。

 ナカムラさんに教えてもらった通りの内容が記された上で、さらに判明した情報があれば随時報告、と記されていた。
 報酬は応相談で、カウンターでのみ報告可能。

〈『特殊依頼:王都北エリアの妖樹トレント系モンスターを調査せよ』を受諾可能になりました。この依頼は何度でも受諾・報告可能です〉

 報告された内容は、みんなに周知されるようになっているようだ。
 僕がナカムラさんから聞いた情報の一部も、プレイヤーの誰かの成果なんだろうな。

「あ、最後はやっぱり討伐依頼かー」

 四枚目の紙を確認して、予想通りの内容に頷いた。

 妖樹トレント系のモンスターを討伐するっていう単純明快な依頼。
 これを倒さないことには、第四の街の現状も確認できないみたいだからねぇ。

〈『特殊依頼:王都北エリアの妖樹トレント系モンスターを全滅させよ』を受諾可能になりました。この依頼はクリアされたことを冒険者ギルドが確認でき次第、依頼を受諾した冒険者全員に報酬が贈られます〉

 依頼を受諾しさえすれば、実際に自分が達成しなくても報酬がもらえるってこと?

 依頼をよく確認すると、貢献度に応じてもらえる報酬が変わると記載されていた。
 なるほどー。何もしてない状態で依頼が達成されたら、報酬がめっちゃ少ないんだろうな。

 もしかして、この妖樹トレント系モンスターって、一度全滅したらもう復活しないタイプなのかな。

 第二の街開放のためのボスモンスターも、そういうタイプだったよね。
 この感じだと、依頼を達成した後に、別のエリアボスが出現しそうだなぁ。

 ふむふむ、と考えながら依頼書を読み進めると、初めて見た言葉が並んでいた。

 この依頼は、冒険者パーティが【チーム】を組むことを推奨されているようだ。
 でも、チームってなに?

〈冒険者支援システム【チーム】を使用可能になりました〉

——————
システム【チーム】
 複数のプレイヤーやパーティが協力して一つの依頼に挑戦することを支援するシステム

 チームを作り、依頼に参加するメンバー(プレイヤーまたはパーティ)を募集することができます
 また、メンバー募集中のチームに参加申請することができます

 チーム作成・募集時に、挑戦する依頼を明記する必要があります
——————

 お、ソロに優しいシステムだ!
 友だちが少なくても、たくさんのプレイヤーで挑戦する必要があるミッションに取り組みやすいね。

 システムメニューに新たに登場した【チーム】を選んでチェックしてみる。
 すると、目の前に現れたウィンドウいっぱいに、チーム名がズラッと並んだ。

 どのチームも、王都北エリアの妖樹トレント系ボス討伐を目的としているようだ。
 チームからのコメントとして、依頼に取り組む予定時間も記載されている。
 これなら、ログインできる時間に合ったチームを選んで参加することができるね。

「あれ? チーム名って、ほぼ同じものが多い……?」

 よく見たら、同じ名前で末尾の数字だけを変えたチームが、繰り返しメンバー募集を出していることに気づいた。
 まだこの依頼に参加するプレイヤーがあまり多くなくて、たくさん挑戦したい人が時間帯を変えて、先々の予定までチーム募集をしているようだ。
 なかなか大変そう。

 ふーん……と呟きつつ、【チーム】の画面を閉じる。
 とりあえず、ボス討伐は依頼の受諾だけしておいて、他の依頼をこなしながらレベルアップを目指そう。

 全依頼を受諾すると、アナウンスが聞こえてきた。

〈ワールドミッション【第四の街ツーリの開放】が開始しました〉

——————
ワールドミッション【第四の街ツーリの開放】
 第四の街ツーリの周辺で異常事態が続発中……
 現在、街がどのような被害を受けているかも定かではない
 冒険者ギルドで出されている依頼を達成して、第四の街ツーリを開放しよう
——————

 街開放ミッションが出てきた~。
 ぼちぼちとマイペースにがんばるぞ!

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