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13章 ワクワク冒険がいっぱいだ!
573.チョコっとおまけ
応接間に腰を落ち着けると、早速とばかりにレアナさんが箱入りのチョコレートを渡してくれた。
「はい、どうぞ。仙桃ミルクのトリュフチョコレートよ」
「わーい! 僕が好きなやつだ!」
天兎という種族が共通して好む仙桃ミルクは、元々桃好きな僕にとっても大好物。
それを使ったチョコレートなんて、約束されし美味だよね!
六個入りだったから、アリアとレオパパに一個ずつあげて、残り四個は僕のもの~♪
ルンルンとしながら箱を抱えてチョコレートを食べ始めたら、モンちゃんに『お前がめついな』と言いたげな目をされた。
独り占めしてないだけ、優しいよね? アリアたちがもっと食べたがったら、僕特製の美味しいスイーツをあげるし。
メープルシロップ好きなアリアは、蜂蜜もそれなりに好んでいるみたいだから、蜂蜜スイーツをいっぱい作り置きしてあるんだよ。
レオパパはメロンパン好きだから、それもたくさんある。ホイップクリームやメロンジャム、チョコチップとかが入った、スペシャルメロンパンもあるよー。
──なんてことを視線に込めて無言でモンちゃんに伝えてみた。
でも、「そんな目で見なくても取らねーよ」って言われたから、伝わらなかったみたいだ。
以心伝心までは、もうちょっと時間がかかりそうである。うむ。精進しよう。
今はチョコレートを楽しむよ~。
「はぐ……もぐもぐ……うまうま♡」
パクリとトリュフチョコレートを口に入れた途端、程よい甘さと滑らかな舌触り、仙桃ミルクの豊かな風味が口いっぱいに広がった。
まるで桃とミルクの楽園……幸せいっぱいだぁ!
「ふふ、喜んでもらえて嬉しいわ」
「めちゃくちゃ喜んだよー。レアナさんへのお返しは、僕のぬいぐるみね」
お返しを忘れてた、と慌ててアイテムボックスから取り出したぬいぐるみを、レアナさんに渡す。
僕そっくりの天兎ぬいぐるみは、レアナさんが片腕で抱えられるサイズ。
首には上品な金刺繍が施された赤色のリボンが巻いてあって、半透明な小袋を括り付けてある。
小袋の中身はマカロンだよ。五種類の味があるから、たっぷり楽しんでね。
「まあ、可愛い! マカロンも美味しそうね。ありがとう、モモ」
レアナさんがニコニコと微笑んで、天兎ぬいぐるみを抱きしめた。
そんなに喜んでもらえたら、がんばって作った甲斐があったよー。
〈バレホー記念日イベントでお返しをして、友好度が5%アップしました。おまけで【幸運石】を入手しました〉
——————
【幸運石】レア度☆☆☆☆
使用すると、幸運値が5上がる
効果は一時間持続する
——————
お、イベントの説明で書いてあった『お返しをするといいことがあるかもしれない』っていうのは、友好度アップとアイテムをもらえることだったのか。
アイテムをもらえたのは嬉しいけど、幸運値に困ったことは今のところないから、幸運石はルトにあげようかなー。
レアナさんにつられてニコニコしながら、レオパパとアリアにお菓子をあげていると、モンちゃんが「ん」と箱を差し出してきた。
照れくささを隠しきれてない。モンちゃんは反抗期中の男の子だったのかな?
面白いな~と思いながらも、これを揶揄うと嫌がられそうだと、珍しく自重した。
僕だって、ちゃんと気を遣えるんだよ!
「モンちゃんもくれるの? ありがとー」
「……なんか微妙に馬鹿にされてないか?」
「気のせいだよー」
反抗期の少年の照れ仕草って微笑ましいよね。実際は確実にモンちゃんの方が僕より年上なんだけど。
ニコニコしながら、受け取った包みを開けてみる。
中身はなんだろな~、ワクワク。
「──おお! 大福だ!」
「生チョコ大福な。仙桃ミルク味」
ちょっぴり訂正されて「なるほど」と頷く。
中に入っていたのは一口大の真っ白な大福が六つ。中に仙桃ミルクチョコが入ってるらしく、ほのかなピンク色が透けて見えて可愛らしい。
「コロンとしてて可愛いね! 仙桃ミルクなら味も絶対美味しい!」
わーい、と喜んで見せたら、モンちゃんが「……よかった」とホッとした感じで呟いた。
心配しなくたって、モンちゃんからもらえるものはなんだって嬉しいよ。
えへへ、と笑いながら、忘れない内にとお返しを渡す。
「僕からは天兎リュックをプレゼント~」
「……これ、子ども用じゃないか?」
「ちゃんとモンちゃんでも背負えるよ」
天兎のぬいぐるみを背負うようなリュックを見て、モンちゃんが顔を引き攣らせた。
子どもが背負ってたら絶対に可愛いやつ! オジサンの場合は……うん、好みは人それぞれだよね、って感じ。
「ん? なんか入ってるな」
「飴ちゃんをいっぱい詰めたよ」
「お、これは美味そうだ」
リュックより、その中に詰めた飴ちゃんを喜ばれた。
それはそうなるだろうと僕もわかってたから、「疲れてる時とか、飴ちゃんを食べてしっかり休んでねー」とニコニコしておく。
リュックは部屋にでも飾ってください。
〈バレホー記念日イベントでお返しをして、友好度が5%アップしました。おまけで【友のリボン】を入手しました〉
——————
【友のリボン】レア度☆☆☆☆
頭に飾るアクセサリー
装備すると、モンスターとの友好度が上がりやすくなる
——————
テイマーらしいおまけをもらえた!
モンスターとの友好度で悩んだことないけど、今後役に立つかも?
ここぞという時に使おうっと。
「はい、どうぞ。仙桃ミルクのトリュフチョコレートよ」
「わーい! 僕が好きなやつだ!」
天兎という種族が共通して好む仙桃ミルクは、元々桃好きな僕にとっても大好物。
それを使ったチョコレートなんて、約束されし美味だよね!
六個入りだったから、アリアとレオパパに一個ずつあげて、残り四個は僕のもの~♪
ルンルンとしながら箱を抱えてチョコレートを食べ始めたら、モンちゃんに『お前がめついな』と言いたげな目をされた。
独り占めしてないだけ、優しいよね? アリアたちがもっと食べたがったら、僕特製の美味しいスイーツをあげるし。
メープルシロップ好きなアリアは、蜂蜜もそれなりに好んでいるみたいだから、蜂蜜スイーツをいっぱい作り置きしてあるんだよ。
レオパパはメロンパン好きだから、それもたくさんある。ホイップクリームやメロンジャム、チョコチップとかが入った、スペシャルメロンパンもあるよー。
──なんてことを視線に込めて無言でモンちゃんに伝えてみた。
でも、「そんな目で見なくても取らねーよ」って言われたから、伝わらなかったみたいだ。
以心伝心までは、もうちょっと時間がかかりそうである。うむ。精進しよう。
今はチョコレートを楽しむよ~。
「はぐ……もぐもぐ……うまうま♡」
パクリとトリュフチョコレートを口に入れた途端、程よい甘さと滑らかな舌触り、仙桃ミルクの豊かな風味が口いっぱいに広がった。
まるで桃とミルクの楽園……幸せいっぱいだぁ!
「ふふ、喜んでもらえて嬉しいわ」
「めちゃくちゃ喜んだよー。レアナさんへのお返しは、僕のぬいぐるみね」
お返しを忘れてた、と慌ててアイテムボックスから取り出したぬいぐるみを、レアナさんに渡す。
僕そっくりの天兎ぬいぐるみは、レアナさんが片腕で抱えられるサイズ。
首には上品な金刺繍が施された赤色のリボンが巻いてあって、半透明な小袋を括り付けてある。
小袋の中身はマカロンだよ。五種類の味があるから、たっぷり楽しんでね。
「まあ、可愛い! マカロンも美味しそうね。ありがとう、モモ」
レアナさんがニコニコと微笑んで、天兎ぬいぐるみを抱きしめた。
そんなに喜んでもらえたら、がんばって作った甲斐があったよー。
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お、イベントの説明で書いてあった『お返しをするといいことがあるかもしれない』っていうのは、友好度アップとアイテムをもらえることだったのか。
アイテムをもらえたのは嬉しいけど、幸運値に困ったことは今のところないから、幸運石はルトにあげようかなー。
レアナさんにつられてニコニコしながら、レオパパとアリアにお菓子をあげていると、モンちゃんが「ん」と箱を差し出してきた。
照れくささを隠しきれてない。モンちゃんは反抗期中の男の子だったのかな?
面白いな~と思いながらも、これを揶揄うと嫌がられそうだと、珍しく自重した。
僕だって、ちゃんと気を遣えるんだよ!
「モンちゃんもくれるの? ありがとー」
「……なんか微妙に馬鹿にされてないか?」
「気のせいだよー」
反抗期の少年の照れ仕草って微笑ましいよね。実際は確実にモンちゃんの方が僕より年上なんだけど。
ニコニコしながら、受け取った包みを開けてみる。
中身はなんだろな~、ワクワク。
「──おお! 大福だ!」
「生チョコ大福な。仙桃ミルク味」
ちょっぴり訂正されて「なるほど」と頷く。
中に入っていたのは一口大の真っ白な大福が六つ。中に仙桃ミルクチョコが入ってるらしく、ほのかなピンク色が透けて見えて可愛らしい。
「コロンとしてて可愛いね! 仙桃ミルクなら味も絶対美味しい!」
わーい、と喜んで見せたら、モンちゃんが「……よかった」とホッとした感じで呟いた。
心配しなくたって、モンちゃんからもらえるものはなんだって嬉しいよ。
えへへ、と笑いながら、忘れない内にとお返しを渡す。
「僕からは天兎リュックをプレゼント~」
「……これ、子ども用じゃないか?」
「ちゃんとモンちゃんでも背負えるよ」
天兎のぬいぐるみを背負うようなリュックを見て、モンちゃんが顔を引き攣らせた。
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「ん? なんか入ってるな」
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