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5-2.ストレス発散も大切です
223.みんな集合〜
カナたちがダンジョン内観光に出かけたのを見送り、俺はリルの草原に戻ってきた。
それからはサクと一緒にひたすらクッキング!
集中して料理し続けた結果、なかなかいい感じに完成したぞー。
カナたちは見た目が肉食っぽいから、肉料理を多めに作った。
食いきれなくても、リルかエンドが喜んで食べるから問題なし。
今はインクやアリーたちを調査のために外に出しているから、ちょっとだけ参加人数が少ない。
『マスター、ただいまー!』
「お、いいところに帰ってきたな。飯できてるぞー」
ルンルンとご機嫌な様子で帰ってきたリルをわしゃわしゃと撫でる。
『やったー! 久しぶりにいっぱい動いたから、お腹空いた気がしてたんだよね。マスター、ありがとー!』
魔物は基本的に魔力があれば飯がいらないから、お腹が空いた感覚は気のせいなんだろうけど。美味いものを食わせようという、俺の努力が実を結んでる気がして嬉しい。
ブンブンと尻尾を振って嬉しそうにしているリルを、ニコニコと眺めた。
もふもふの楽しそうな姿を見ると、心が潤う。癒やし効果抜群だ。
『なんや、不思議なニオイがするなー』
『ふむ……主が好むエネルギー源でありましょうか』
『わわっ、怖いのがいる……』
影兎の案内によって、ダンジョン内観光をしていたコウたちも合流した。カナはリルの姿を見て、ぴゃっとコウの後ろに隠れたけど。
『んん? ……なんか前と違うね』
「気づいたか? 誓約スキルっていうのを使って、仲間にしたからな。嫌な感じは、もうないだろ?」
カナの方をきょとんと見つめたリルに、仲間にした流れを説明した。
俺が木偶なしでカナと対面したことについては物言いたげな顔をされたが、仲間にした判断には納得したようだ。
『……そっかぁ。僕がいる時にやってほしかったけど、今の状態を考えると、カナにとっては早めの対処がよかったのかもね』
「ん? どういう意味だ?」
『変な繋がりが絶たれて、カナの存在感が安定してるもん。最初のままだと、放っておいたら存在ごと消えるだろうなー、って思ってたんだけど』
とんでもないことを言われた気がするぞ?
ジトッとリルを見ると、無邪気な顔で『なぁに?』と聞かれた。
リルにとって敵に近い存在だった頃のカナの安全なんて、どうでもいいことのようだ。
「……過ぎたことだし、もういいや。カナはもう大丈夫そうなんだな?」
『うん。ちゃんと僕たちの仲間だよ! 嫌な感じは一切ないし!』
リルが元気よく断言すると、ずっと俺の傍を離れなかったミーシャも、ホッと安堵した様子だ。
よかったー。これでミーシャもカナと打ち解けられる兆しが見えたな!
「カナ、改めて紹介するよ。この神狼は俺の相棒のリルだ。仲間に手出しするようなヤツじゃないから、怖がる必要はないぞー。こっちのニャンコはミーシャだ。俺の護衛として傍にいることが多い」
カナに向き合ってそう告げた。
怖がる気持ちはわかるけど、ずっと怯えてるのは可哀想だから、早めに慣れてほしいな。リルもミーシャも、すごく可愛くて頼りになるもふもふだし。
『よろしくねー。リルっていい名前でしょ。カナもそう呼んでいいよ。マスターを守る仲間同士、楽しくがんばろー』
『困ったことがあったら、ミーシャに相談していいにゃ』
リルが緩い口調で挨拶し、ミーシャが警戒心を和らげた眼差しで言うと、カナの緊張が少しはほぐれたようだ。コウの後ろから躊躇いがちに出てきた。
『……ウチはカナ。よろしくね。マスターを守る方法はわからないけど、できる限りがんばるよ』
『うんうん、それでいいよ。マスターを守るのは、僕がいれば大抵問題ないし。カナはゆるっと過ごしなよー』
えっへんと胸を張るリルは、どう見ても新人にマウントを取っているように見える。
一番マスターのことが好きで、頼られてるのは僕だぞ、って感じで。
可愛いオブ可愛い。
俺の相棒が最高に可愛くて頼りになる! リルが言ってることは、ほぼ間違ってないし。
『……わかった。とりあえず言われたことをするよ』
きょとんとした顔で頷いたカナの背後にエンドが現れた。
影兎に呼びに行かせていたんだけど、ちゃんと来てくれたようだ。
『ごはん食べに来たよー』
突然の登場に、カナが「キャンッ」と鳴いて、飛び跳ねる。
逃げようにも前方にリルがいるから、どうしたらいいのかとパニックになってオロオロとしていた。
前門の虎後門の狼ならぬ、前門の神狼後門の古竜だな。
敵だったらマジで地獄だ。
最終的に、リルには多少慣れたからか、カナはリルの足元に駆け込んで隠れた。
強いものを味方につけて盾にしようとする精神、なかなか強かでいいと思う。
『うん? カナ、どうしたの?』
『あー……まだ怖い?』
不思議そうなリルと、カナから目を逸らしてやるエンドを眺め、俺は手を伸ばせる距離にきたカナの頭を撫でた。
「エンドも仲間には優しいヤツだから、安心していいぞ。ほら、視線も向けないでくれてるだろ?」
『……ほんとだ』
ちょっと顔を出してエンドを見たカナが、意外そうに呟く。
エンドは優しい子なんだぞー。プラス、めちゃくちゃ強くて頼りになる。
『ボクはエンドだよ。よろしくね』
『……ウチはカナ。よろしく』
まだぎこちないけど、たぶん時間が解決してくれるだろ。
ということで、みんなで飯にしよう!
上手い飯を食って、気分が和らげば、ネガティブな思考も吹っ飛ぶはず。
これまで楽しいなんて感じたことがなかっただろうカナも、仲間になった途端お仕事ばかりさせてしまったスイ・コウも、たくさん食べて、みんなと楽しく話してくれ!
『フェリスだよー』
『カナだよ。よろしく』
……あ、フェリスも帰ってきてたんだな。リルの毛に紛れてて気づかなかった。
問題なくカナと仲良くなれそうで何より。
食べるのが落ち着いたら、ぜひフェリスのモチフワを堪能させてほしいな。フェリスの独特な触り心地が癖になるんだよ。
それからはサクと一緒にひたすらクッキング!
集中して料理し続けた結果、なかなかいい感じに完成したぞー。
カナたちは見た目が肉食っぽいから、肉料理を多めに作った。
食いきれなくても、リルかエンドが喜んで食べるから問題なし。
今はインクやアリーたちを調査のために外に出しているから、ちょっとだけ参加人数が少ない。
『マスター、ただいまー!』
「お、いいところに帰ってきたな。飯できてるぞー」
ルンルンとご機嫌な様子で帰ってきたリルをわしゃわしゃと撫でる。
『やったー! 久しぶりにいっぱい動いたから、お腹空いた気がしてたんだよね。マスター、ありがとー!』
魔物は基本的に魔力があれば飯がいらないから、お腹が空いた感覚は気のせいなんだろうけど。美味いものを食わせようという、俺の努力が実を結んでる気がして嬉しい。
ブンブンと尻尾を振って嬉しそうにしているリルを、ニコニコと眺めた。
もふもふの楽しそうな姿を見ると、心が潤う。癒やし効果抜群だ。
『なんや、不思議なニオイがするなー』
『ふむ……主が好むエネルギー源でありましょうか』
『わわっ、怖いのがいる……』
影兎の案内によって、ダンジョン内観光をしていたコウたちも合流した。カナはリルの姿を見て、ぴゃっとコウの後ろに隠れたけど。
『んん? ……なんか前と違うね』
「気づいたか? 誓約スキルっていうのを使って、仲間にしたからな。嫌な感じは、もうないだろ?」
カナの方をきょとんと見つめたリルに、仲間にした流れを説明した。
俺が木偶なしでカナと対面したことについては物言いたげな顔をされたが、仲間にした判断には納得したようだ。
『……そっかぁ。僕がいる時にやってほしかったけど、今の状態を考えると、カナにとっては早めの対処がよかったのかもね』
「ん? どういう意味だ?」
『変な繋がりが絶たれて、カナの存在感が安定してるもん。最初のままだと、放っておいたら存在ごと消えるだろうなー、って思ってたんだけど』
とんでもないことを言われた気がするぞ?
ジトッとリルを見ると、無邪気な顔で『なぁに?』と聞かれた。
リルにとって敵に近い存在だった頃のカナの安全なんて、どうでもいいことのようだ。
「……過ぎたことだし、もういいや。カナはもう大丈夫そうなんだな?」
『うん。ちゃんと僕たちの仲間だよ! 嫌な感じは一切ないし!』
リルが元気よく断言すると、ずっと俺の傍を離れなかったミーシャも、ホッと安堵した様子だ。
よかったー。これでミーシャもカナと打ち解けられる兆しが見えたな!
「カナ、改めて紹介するよ。この神狼は俺の相棒のリルだ。仲間に手出しするようなヤツじゃないから、怖がる必要はないぞー。こっちのニャンコはミーシャだ。俺の護衛として傍にいることが多い」
カナに向き合ってそう告げた。
怖がる気持ちはわかるけど、ずっと怯えてるのは可哀想だから、早めに慣れてほしいな。リルもミーシャも、すごく可愛くて頼りになるもふもふだし。
『よろしくねー。リルっていい名前でしょ。カナもそう呼んでいいよ。マスターを守る仲間同士、楽しくがんばろー』
『困ったことがあったら、ミーシャに相談していいにゃ』
リルが緩い口調で挨拶し、ミーシャが警戒心を和らげた眼差しで言うと、カナの緊張が少しはほぐれたようだ。コウの後ろから躊躇いがちに出てきた。
『……ウチはカナ。よろしくね。マスターを守る方法はわからないけど、できる限りがんばるよ』
『うんうん、それでいいよ。マスターを守るのは、僕がいれば大抵問題ないし。カナはゆるっと過ごしなよー』
えっへんと胸を張るリルは、どう見ても新人にマウントを取っているように見える。
一番マスターのことが好きで、頼られてるのは僕だぞ、って感じで。
可愛いオブ可愛い。
俺の相棒が最高に可愛くて頼りになる! リルが言ってることは、ほぼ間違ってないし。
『……わかった。とりあえず言われたことをするよ』
きょとんとした顔で頷いたカナの背後にエンドが現れた。
影兎に呼びに行かせていたんだけど、ちゃんと来てくれたようだ。
『ごはん食べに来たよー』
突然の登場に、カナが「キャンッ」と鳴いて、飛び跳ねる。
逃げようにも前方にリルがいるから、どうしたらいいのかとパニックになってオロオロとしていた。
前門の虎後門の狼ならぬ、前門の神狼後門の古竜だな。
敵だったらマジで地獄だ。
最終的に、リルには多少慣れたからか、カナはリルの足元に駆け込んで隠れた。
強いものを味方につけて盾にしようとする精神、なかなか強かでいいと思う。
『うん? カナ、どうしたの?』
『あー……まだ怖い?』
不思議そうなリルと、カナから目を逸らしてやるエンドを眺め、俺は手を伸ばせる距離にきたカナの頭を撫でた。
「エンドも仲間には優しいヤツだから、安心していいぞ。ほら、視線も向けないでくれてるだろ?」
『……ほんとだ』
ちょっと顔を出してエンドを見たカナが、意外そうに呟く。
エンドは優しい子なんだぞー。プラス、めちゃくちゃ強くて頼りになる。
『ボクはエンドだよ。よろしくね』
『……ウチはカナ。よろしく』
まだぎこちないけど、たぶん時間が解決してくれるだろ。
ということで、みんなで飯にしよう!
上手い飯を食って、気分が和らげば、ネガティブな思考も吹っ飛ぶはず。
これまで楽しいなんて感じたことがなかっただろうカナも、仲間になった途端お仕事ばかりさせてしまったスイ・コウも、たくさん食べて、みんなと楽しく話してくれ!
『フェリスだよー』
『カナだよ。よろしく』
……あ、フェリスも帰ってきてたんだな。リルの毛に紛れてて気づかなかった。
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