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2-3.嵐襲来?
70.自称勇者vs.闇
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インクに準備の詳細を聞くより先に朝になった。
予想外に勤勉だったらしいイサムたちが、早速八階層の攻略に出発したのを見て、インクはすぐさま魔石を仕掛けた場所に戻る。
一体、何をするつもりなんだろうな?
ここから立ち去る前に『ふふふ、ロアンナに手を出そうした身の程知らずに、恥辱をもたらしてやりますよ……』と呟いていたのが気になる。
お前が怒っているのは、やっぱりロアンナのことなのか。マスターである俺が狙われたのはどうでもいいのか。
ちょっと納得がいかない気分だ。
『リルが帰ってきてないにゃ』
二階層を進み、八階層を目指しているイサムたちを眺めながら、ミーシャが呟く。ちょっと不安そうだ。
ミーシャはイサムを倒せる、と豪語していたけど、リルという最強の守護者がいないのは落ち着かないらしい。
俺の安全を気にしてるミーシャ、ほんとに可愛い子だなー。リルがいろんな仕掛けをしてくれたらしいし、安心していいと思うぞー。
そんなことを言いながらミーシャの頭を撫でていると、突然所持DPの桁が増えた。
これ、土龍を倒した時並みの上がり方なんだけど……リルの狩りの成果だよな? 今度は何を連れてきて倒したんだ? あの山に、そんなに強い魔物がまだ残っていたのか?
「……複数体?」
DPがどんどん増えていく。
リル、たくさんの魔物を狩りすぎでは? 山の魔物が枯渇しちゃわないか?
コネクトで連絡を取るべきか悩んだけど、やめておいた。
どうせすぐにここに来るだろうし。
『イサムたちが八階層に着いたにゃー』
「お、予想以上に早かったな」
ミーシャに言われて、モニターに集中する。
影兎たちが戦いたくてうずうずとしているのを感じながら、イサムたちの攻略を眺めた。
[へぇ、ここが密林か]
[そうっす。奥に狼らしきものを讃えてる神殿跡みたいなものがあるらしいっすよ。そこにはアンデッドが出るって聞いてるっす]
[アンデッド? ここ、そんな魔物も出るのか……臭そうだな]
タパの解説に顔を顰めたイサムに、俺は密かに共感した。
アンデッドって臭そうだよな。スケルトンとかはまだいいけど、ゾンビは見た目からして汚いし。まぁ、ゴースト系は無臭な気がする?
[そういや、イサムはアンデッド対策してるのか?]
[……俺が持ってるのは伝説の剣だぞ? アンデッドくらい切れる……はずだ]
[はず]
イサムの語尾を復唱して、アッキーが微妙な顔をしてる。
ついでに小声で[まぁ、俺らは聖水買ってきてるし、いざとなったらイサムを捨てて逃げりゃあ、ここまでの稼ぎを丸々持ち帰れる可能性が高いな]と姑息なことを呟いてる。
イサム頼りでここまで来て、タパと二人で無事にダンジョン外に戻れると考えるのは楽観的すぎないか? ……あ、この世界の人って、楽観的なのが基本なんだった。
[まぁ、最初のアンデッドを倒せなかったら、引き返せばいいんすよ! この階層、果物もあるらしいんで、探したら金になるっす]
[へぇ、果物か……この世界の果物って、味がよくないんだよなぁ]
イサムが嫌そうな顔をして呟く。
え、そうなのか? 果物の調査はあんまりできてないんだけど……
[いやいや、このダンジョンで採れる果物は、見た目は同じでも、味は別物だって話だぜ? きっとアンタも気に入るさ]
アッキーがそう教えると、イサムは少しやる気になったようだ。
それじゃあ遺跡の攻略に苦労しそうだったら果物を探してみよう、と魔物を倒しながらドンドンと進む。
……やっぱりあの剣、卑怯じゃね? この階層の狼系魔物さえ簡単に倒せちゃうのかよ。
「この感じだと、遺跡の中のアンデッドたちも本当に倒せそうだな」
思わず顰めっ面をしてしまう。
インクの攻撃やリルが仕掛けたと言っていたトラップで、イサムの侵攻を止められたらいいんだけど……
そんなことを考えながら見守っていると、木の陰に潜んだインクの姿を見つけた。
あいつ、結構バレバレな感じで隠れてるな?
「おい、あれ、すぐに見つかるんじゃ」
『インク、何やってるにゃ……』
焦ったり呆れたりしている俺たちの目の前で、イサムがインクの気配に気づいたのかパッと振り向いた。
[なんか気配が、っ]
[なんだ? ……ぐっ!?]
[これは闇の魔法っす! うあっ]
インクが闇に姿を溶かしたかと思うと、イサムたちの顔が暗くなった。
え、どういうこと? 漫画とかで負の感情を示す時みたいな影が見えるぞ?
「これがインクの闇魔法か? これから何が起きる……?」
固唾を飲んで見つめる。
不意にイサムが[ふふふふ]と不気味な笑い声を上げた。
[——俺はイサム。伝説の剣に選ばれし勇者さ。近い内に、この国にいる魔物をすべて倒し、誰もが崇める存在になる男だ……!]
は?
イサムの声が何重にも反響しているように聞こえた。急に夢みたいなことを自分語りを始めたけど、なんで?
どんどん黒歴史になりそうなことを呟いてるイサムに、正直ドン引きする。
『イサムの声がいろんなところから聞こえるにゃー。たぶん魔石があるところから、響いてるにゃ』
「魔石がスピーカーみたいになってるってことか。それ、なんか意味がある?」
『八階層を攻略してる他の冒険者を映してみてほしいにゃ』
首を傾げつつ、ミーシャに言われるがままに、別モニターに八階層の様子を映す。
あ、栄光のファイターがいた。影兎に何度やられても、懲りずにまた来てくれてたんだな。
[この声はなんでしょう?]
[あー……これ、たぶん、闇魔法の一種の〈黒歴史〉だと思う]
[なんです、それ?]
不思議そうなモニスの横で、魔法について解説していたラナドが、顔を引き攣らせている。
魔法使いよりもヒーラーの方が、この魔法について詳しいんだな?
[すっげぇ嫌な魔法な気がする……]
[俺たち、耳を塞いでてやるべきなんじゃないか?]
カイトとファイが顔を見合わせてそう言いながらも、諦めた顔で周囲の警戒を再開した。
耳なんて塞いだら、また魔物に襲われて死に戻りする可能性が高まるもんな。
[黒歴史になりそうな自分の過去や現在を、ついつい語っちゃうっていう魔法だよ。正気に戻ったら死にたくなるやつが多いらしい]
[はあ……?]
いまいち理解していないモニスに、ラナドが死んだような顔でイサムの声が聞こえる方を指さす。
[ふはは、すべての名声は俺のもの! 女ども、俺に媚びを売るのは今の内だぞ。今を逃せば、俺は上位の女しか相手にしてやらないからな!]
……イサム、最低ー。
ミーシャや影兎たちからブーイングが飛ぶ。
それだけじゃなく、八階層を攻略中の女性冒険者たちが[クッソ野郎!]と叫んでる声が聞こえてきた。
あー、これは今後女性陣から総スカンをくらいますねー、カワイソウ。
予想外に勤勉だったらしいイサムたちが、早速八階層の攻略に出発したのを見て、インクはすぐさま魔石を仕掛けた場所に戻る。
一体、何をするつもりなんだろうな?
ここから立ち去る前に『ふふふ、ロアンナに手を出そうした身の程知らずに、恥辱をもたらしてやりますよ……』と呟いていたのが気になる。
お前が怒っているのは、やっぱりロアンナのことなのか。マスターである俺が狙われたのはどうでもいいのか。
ちょっと納得がいかない気分だ。
『リルが帰ってきてないにゃ』
二階層を進み、八階層を目指しているイサムたちを眺めながら、ミーシャが呟く。ちょっと不安そうだ。
ミーシャはイサムを倒せる、と豪語していたけど、リルという最強の守護者がいないのは落ち着かないらしい。
俺の安全を気にしてるミーシャ、ほんとに可愛い子だなー。リルがいろんな仕掛けをしてくれたらしいし、安心していいと思うぞー。
そんなことを言いながらミーシャの頭を撫でていると、突然所持DPの桁が増えた。
これ、土龍を倒した時並みの上がり方なんだけど……リルの狩りの成果だよな? 今度は何を連れてきて倒したんだ? あの山に、そんなに強い魔物がまだ残っていたのか?
「……複数体?」
DPがどんどん増えていく。
リル、たくさんの魔物を狩りすぎでは? 山の魔物が枯渇しちゃわないか?
コネクトで連絡を取るべきか悩んだけど、やめておいた。
どうせすぐにここに来るだろうし。
『イサムたちが八階層に着いたにゃー』
「お、予想以上に早かったな」
ミーシャに言われて、モニターに集中する。
影兎たちが戦いたくてうずうずとしているのを感じながら、イサムたちの攻略を眺めた。
[へぇ、ここが密林か]
[そうっす。奥に狼らしきものを讃えてる神殿跡みたいなものがあるらしいっすよ。そこにはアンデッドが出るって聞いてるっす]
[アンデッド? ここ、そんな魔物も出るのか……臭そうだな]
タパの解説に顔を顰めたイサムに、俺は密かに共感した。
アンデッドって臭そうだよな。スケルトンとかはまだいいけど、ゾンビは見た目からして汚いし。まぁ、ゴースト系は無臭な気がする?
[そういや、イサムはアンデッド対策してるのか?]
[……俺が持ってるのは伝説の剣だぞ? アンデッドくらい切れる……はずだ]
[はず]
イサムの語尾を復唱して、アッキーが微妙な顔をしてる。
ついでに小声で[まぁ、俺らは聖水買ってきてるし、いざとなったらイサムを捨てて逃げりゃあ、ここまでの稼ぎを丸々持ち帰れる可能性が高いな]と姑息なことを呟いてる。
イサム頼りでここまで来て、タパと二人で無事にダンジョン外に戻れると考えるのは楽観的すぎないか? ……あ、この世界の人って、楽観的なのが基本なんだった。
[まぁ、最初のアンデッドを倒せなかったら、引き返せばいいんすよ! この階層、果物もあるらしいんで、探したら金になるっす]
[へぇ、果物か……この世界の果物って、味がよくないんだよなぁ]
イサムが嫌そうな顔をして呟く。
え、そうなのか? 果物の調査はあんまりできてないんだけど……
[いやいや、このダンジョンで採れる果物は、見た目は同じでも、味は別物だって話だぜ? きっとアンタも気に入るさ]
アッキーがそう教えると、イサムは少しやる気になったようだ。
それじゃあ遺跡の攻略に苦労しそうだったら果物を探してみよう、と魔物を倒しながらドンドンと進む。
……やっぱりあの剣、卑怯じゃね? この階層の狼系魔物さえ簡単に倒せちゃうのかよ。
「この感じだと、遺跡の中のアンデッドたちも本当に倒せそうだな」
思わず顰めっ面をしてしまう。
インクの攻撃やリルが仕掛けたと言っていたトラップで、イサムの侵攻を止められたらいいんだけど……
そんなことを考えながら見守っていると、木の陰に潜んだインクの姿を見つけた。
あいつ、結構バレバレな感じで隠れてるな?
「おい、あれ、すぐに見つかるんじゃ」
『インク、何やってるにゃ……』
焦ったり呆れたりしている俺たちの目の前で、イサムがインクの気配に気づいたのかパッと振り向いた。
[なんか気配が、っ]
[なんだ? ……ぐっ!?]
[これは闇の魔法っす! うあっ]
インクが闇に姿を溶かしたかと思うと、イサムたちの顔が暗くなった。
え、どういうこと? 漫画とかで負の感情を示す時みたいな影が見えるぞ?
「これがインクの闇魔法か? これから何が起きる……?」
固唾を飲んで見つめる。
不意にイサムが[ふふふふ]と不気味な笑い声を上げた。
[——俺はイサム。伝説の剣に選ばれし勇者さ。近い内に、この国にいる魔物をすべて倒し、誰もが崇める存在になる男だ……!]
は?
イサムの声が何重にも反響しているように聞こえた。急に夢みたいなことを自分語りを始めたけど、なんで?
どんどん黒歴史になりそうなことを呟いてるイサムに、正直ドン引きする。
『イサムの声がいろんなところから聞こえるにゃー。たぶん魔石があるところから、響いてるにゃ』
「魔石がスピーカーみたいになってるってことか。それ、なんか意味がある?」
『八階層を攻略してる他の冒険者を映してみてほしいにゃ』
首を傾げつつ、ミーシャに言われるがままに、別モニターに八階層の様子を映す。
あ、栄光のファイターがいた。影兎に何度やられても、懲りずにまた来てくれてたんだな。
[この声はなんでしょう?]
[あー……これ、たぶん、闇魔法の一種の〈黒歴史〉だと思う]
[なんです、それ?]
不思議そうなモニスの横で、魔法について解説していたラナドが、顔を引き攣らせている。
魔法使いよりもヒーラーの方が、この魔法について詳しいんだな?
[すっげぇ嫌な魔法な気がする……]
[俺たち、耳を塞いでてやるべきなんじゃないか?]
カイトとファイが顔を見合わせてそう言いながらも、諦めた顔で周囲の警戒を再開した。
耳なんて塞いだら、また魔物に襲われて死に戻りする可能性が高まるもんな。
[黒歴史になりそうな自分の過去や現在を、ついつい語っちゃうっていう魔法だよ。正気に戻ったら死にたくなるやつが多いらしい]
[はあ……?]
いまいち理解していないモニスに、ラナドが死んだような顔でイサムの声が聞こえる方を指さす。
[ふはは、すべての名声は俺のもの! 女ども、俺に媚びを売るのは今の内だぞ。今を逃せば、俺は上位の女しか相手にしてやらないからな!]
……イサム、最低ー。
ミーシャや影兎たちからブーイングが飛ぶ。
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