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五月雨家へ
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「空中浮遊だと予想より早く着けたね」
雫は自分の家を見上げる。家々を飛び越え、ちらほらと町を行き交う車や人を見下ろしながらここまで来た。すでに生身の体ではない霊体だからか、疲労感はまったく感じていない。考えようによっては、霊体の身体は便利だ。
「普通ですね」
「ははっ、どんな家想像してたの?でも、家の中は見かけによらず広いよ」
雫の家は無機質な白いコンクリート壁のエッジが効いたシンプルモダンなデザイン。白基調のスタイリッシュな外観の3階建ての住宅だ。その住宅を厚く高さのある塀が道路側の視線をシャットアウトさせるように囲んでいる。雫の家は閑静な住宅街の一角にひっそりと佇んでいた。殺し屋一家とは結びつかないほど周辺の住宅街に溶け込んでいる。ただ一点だけ特徴的な部分があった。緑色の蔦植物が一部白いコンクリートの壁に2階部分まで這っているのが見える。
「じゃあ、入ろっか。体があればいいんだけどね」
二人は塀を飛び越えて敷地内に入った。
敷地内の庭は外から見る印象よりも広々としている。塀と塀の間にある門扉から玄関ドアまで続くレンガ道を点々と置かれている照明が淡く照らしていた。照明の灯りのおかげで家全体を把握することができる。
「静かですね」
「まぁ、夜だしね。寝てはいないだろうけど」
普段は気にも留めない静けさなのに、今はどうしても妙な異様さを感じる。もし、家族の中で誰も雫の死に関わっておらず、しかもここに死体がなかったら家族は雫が死んでいることを知らない。連絡がつかない雫に対して不審に思うだろう。いや、死体があったとしてもこれほど静まり返れるものだろうか。
何かしらのアクションがこれほど家に近づいても感じられない。
雫は視線を上に上げ、灯りが付いているある一室を見つめる。
「あそこが私の部屋だよ」
雫は窓の方を指差した。その時、灯りの中でぼんやりとした人影が揺れ動いた。影の動きをよく見るとそれは一人ではなく幾人が存在している。どうやら、雫の部屋で何人かが集まっているらしい。
「何やってんだろう、私の部屋で」
「それを確かめに行きましょう」
「うん」
その時、がちゃりと扉が開く音がした。二人は音がした方向に目を向けると、玄関扉から誰かが出てきた。
10代後半の男性だった。顎の長さまで切りそろえた男性にしては少し長めの銀髪におっとりとした印象を受ける顔立ちをしている。華奢な身体に不釣合いな、だぼっとした白いTシャツを着ており、両手に大きな袋を下げているのが見える。
「ああ、そっか。明日ゴミの日だから」
「彼は雫さんのお兄さんですか?」
「ううん、違う。彼は穂積さん。家で雇っているお手伝いさん。掃除とか色々やってもらってるんだよね」
穂積と言われた青年はたくさんのゴミが入った袋を玄関脇に4つほど置いている。薄暗さのせいか初見では気づかなかったが、青年の首元には痛々しい裂かれた傷跡が目についた。
「彼、首の裂傷のせいで声が出ないんだ」
雫は穂積の傷跡に見入っていた玖月に語った。
「それなのに、雇ってるのですか?」
「うん、掃除が上手いからね」
穂積はゴミ袋をすべて置き終えたらしく、家の中に入っていった。
「じゃあ、まず一階からね。色々と説明するから気づいたことがあったらまたさっきみたいに言ってね」
「ええ」
穂積が家の中に入ったのを見計らって二人は家の玄関扉を通り抜けた。
「普通ですね」
「だから、どんなの想像してたの。家の中が武器だらけだと思ってた?」
玖月の開口一番に放った言葉に雫はおどけた態度で返した。
玄関ホールはすっきり開けており、木目調のコの字型の収納が目に付く。今のところ、物騒な箇所はどこにも見当たらない。
「人目につくところには武器は置かないよ」
「なるほど」
玖月は察した。人目につくところには置かない。つまり、死角のところに武器があるという意味だろう。
廊下を進むとすぐ脇の浴室からシャワー音が耳に入った。
「誰?」
通常だったら、シャワーを浴びてもおかしくない時間帯。
しかし今は五月雨家の人間である雫がいない、いわばゆゆしき事態。一般的に言うとシャワーを浴びているところではない。
「ま、いいけど」
雫は一瞬むっとした表情を見せたが、すぐに興味を失せたらしくリビングのほうに足を進ませる。
「ここが、リビングね。まぁ、見ての通りなんだけど」
自然素材のフローリングに白い壁の広々としたリビング。ナチュラルテイストの落ち着いた色合いの家具が点在している。リビングに現在、一人もいないため見通しがよくなり、より広々と感じさせる。
キッチンは対面式になっており、リビング全体を見渡せる開放的な造りになっている。キッチンの反対側は大開口窓があり、淡いグリーンカーテンで外を遮断させていた。
6人掛け長方形のダイニングテーブルの上に白い皿が並べられているのが目に付く。足を踏み入れたとき誰もいないと思われたが一人、キッチンで夕食の準備をしているらしい。キッチンを覗くと質素な服に白い無地のエプロンをつけた一人の女性がまな板で野菜を切っていた。長い髪を頭部に束ねた知的そうな20前後の女性。その隣りのコンロに大きな鍋があり、スープのようなものをぐつぐつと煮立たせている。
「彼女はお姉さんですか?」
「ううん。彼女も雇われているお手伝い。料理が上手い緑さん」
「そういえば、雫さんの家族は何人いるのですか?」
「あれ、言ってなかったっけ?お手伝いの二人を除いて7人。上に3人の兄と姉が一人。下に弟が一人いるの。父親は今、地方に行ってるから家にはいないんだ。殺しの仕事じゃなくて表の仕事でね」
「母親はいないんですか?」
「うん、私には最初からいないんだ」
「?」
「二階に行こっか。たぶん、私の部屋に集まってると思う。シャワー浴びている人間除いて。死体があるかないかすぐわかると思う」
「……そうですね」
雫の言葉に多少の違和感を感じつつも、玖月はその提案に頷いた。
階段を上がると長く広い廊下が続いており、いくつか部屋があった。どの部屋からも物音一つ感じ取ることが出来ず、不気味なほど静まり返っていた。扉が閉ざされていてもこの静けさは少し異様さがある。
「右側の二番目の部屋」
雫は歩きながら部屋を指差した。
「ずいぶん、静かですね」
「部屋にそれぞれ防音対策しているからね、私の部屋も含め」
雫は自分の部屋のドアをじっと見つめる。この扉の向こう側に己の死因のヒントがあるのかもしれない。見慣れているドアなのに妙な静けさも相まって緊張感が走る。
「死体がなかったらどうする?」
雫は緊張をほぐすため、気をそらすように玖月に話を振った。
「ただ、ふりだしに戻るだけです。でも、僕としては死体がここにあってくれたほうが探す手間が省けるので」
「まぁね。でも、私としては死体があっても微妙だろうなぁ」
己の死んだ死体をこの目で見ることになるのかもしれない。それはあまり気分のいいものではないだろう。最悪の場合、原型をとどめていない可能性だってある。体中、蜂の巣だらけの穴があいているのかもしれない。四肢が切り落とされているのかもしれない。顔がぐちゃぐちゃに潰されているのかもしれない。マイナスの可能性を考え出したらキリがない。
「せめて、原型はとどめてあってほしい」
切な願いを口に出し、一呼吸置いた後部屋を通り抜けた。
「さて、あるかないか――」
「うわぁぁぁん!!」
入った瞬間、鼓膜が破けるような泣き声が二人の耳を襲う。
「……」
「……」
「……1秒でわかった」
入った瞬間すぐにこの状況を理解できた。現在、雫の部屋に3人の人間がいる。二人の少年と一人の少女。3人はベッドに横たわる物言わぬ人間を取り囲むように並んでいた。
物言わぬ人間とは雫の生身の身体、『遺体』だ。帰宅時とは違う格好で、仰向けになっている。華奢な身体にしては大きめのボルドー色の半袖Tシャツにゆったりとした白いゴムパンツ。それは雫が普段、パジャマとして着用していたものだった。
雫の遺体はさきほど想像していた四肢は切り落とされておらず、顔も潰されていない。ベッドの上でその体勢は端から見たら眠っているように見えるだろう。
服の上からなので、まだ詳しい死因はわからない。雫はとりあえず、身体の原型は留まっていることに対して少なからず安堵した。同時にどうしたものかと頭を抱える思いでいた。
雫は自分の家を見上げる。家々を飛び越え、ちらほらと町を行き交う車や人を見下ろしながらここまで来た。すでに生身の体ではない霊体だからか、疲労感はまったく感じていない。考えようによっては、霊体の身体は便利だ。
「普通ですね」
「ははっ、どんな家想像してたの?でも、家の中は見かけによらず広いよ」
雫の家は無機質な白いコンクリート壁のエッジが効いたシンプルモダンなデザイン。白基調のスタイリッシュな外観の3階建ての住宅だ。その住宅を厚く高さのある塀が道路側の視線をシャットアウトさせるように囲んでいる。雫の家は閑静な住宅街の一角にひっそりと佇んでいた。殺し屋一家とは結びつかないほど周辺の住宅街に溶け込んでいる。ただ一点だけ特徴的な部分があった。緑色の蔦植物が一部白いコンクリートの壁に2階部分まで這っているのが見える。
「じゃあ、入ろっか。体があればいいんだけどね」
二人は塀を飛び越えて敷地内に入った。
敷地内の庭は外から見る印象よりも広々としている。塀と塀の間にある門扉から玄関ドアまで続くレンガ道を点々と置かれている照明が淡く照らしていた。照明の灯りのおかげで家全体を把握することができる。
「静かですね」
「まぁ、夜だしね。寝てはいないだろうけど」
普段は気にも留めない静けさなのに、今はどうしても妙な異様さを感じる。もし、家族の中で誰も雫の死に関わっておらず、しかもここに死体がなかったら家族は雫が死んでいることを知らない。連絡がつかない雫に対して不審に思うだろう。いや、死体があったとしてもこれほど静まり返れるものだろうか。
何かしらのアクションがこれほど家に近づいても感じられない。
雫は視線を上に上げ、灯りが付いているある一室を見つめる。
「あそこが私の部屋だよ」
雫は窓の方を指差した。その時、灯りの中でぼんやりとした人影が揺れ動いた。影の動きをよく見るとそれは一人ではなく幾人が存在している。どうやら、雫の部屋で何人かが集まっているらしい。
「何やってんだろう、私の部屋で」
「それを確かめに行きましょう」
「うん」
その時、がちゃりと扉が開く音がした。二人は音がした方向に目を向けると、玄関扉から誰かが出てきた。
10代後半の男性だった。顎の長さまで切りそろえた男性にしては少し長めの銀髪におっとりとした印象を受ける顔立ちをしている。華奢な身体に不釣合いな、だぼっとした白いTシャツを着ており、両手に大きな袋を下げているのが見える。
「ああ、そっか。明日ゴミの日だから」
「彼は雫さんのお兄さんですか?」
「ううん、違う。彼は穂積さん。家で雇っているお手伝いさん。掃除とか色々やってもらってるんだよね」
穂積と言われた青年はたくさんのゴミが入った袋を玄関脇に4つほど置いている。薄暗さのせいか初見では気づかなかったが、青年の首元には痛々しい裂かれた傷跡が目についた。
「彼、首の裂傷のせいで声が出ないんだ」
雫は穂積の傷跡に見入っていた玖月に語った。
「それなのに、雇ってるのですか?」
「うん、掃除が上手いからね」
穂積はゴミ袋をすべて置き終えたらしく、家の中に入っていった。
「じゃあ、まず一階からね。色々と説明するから気づいたことがあったらまたさっきみたいに言ってね」
「ええ」
穂積が家の中に入ったのを見計らって二人は家の玄関扉を通り抜けた。
「普通ですね」
「だから、どんなの想像してたの。家の中が武器だらけだと思ってた?」
玖月の開口一番に放った言葉に雫はおどけた態度で返した。
玄関ホールはすっきり開けており、木目調のコの字型の収納が目に付く。今のところ、物騒な箇所はどこにも見当たらない。
「人目につくところには武器は置かないよ」
「なるほど」
玖月は察した。人目につくところには置かない。つまり、死角のところに武器があるという意味だろう。
廊下を進むとすぐ脇の浴室からシャワー音が耳に入った。
「誰?」
通常だったら、シャワーを浴びてもおかしくない時間帯。
しかし今は五月雨家の人間である雫がいない、いわばゆゆしき事態。一般的に言うとシャワーを浴びているところではない。
「ま、いいけど」
雫は一瞬むっとした表情を見せたが、すぐに興味を失せたらしくリビングのほうに足を進ませる。
「ここが、リビングね。まぁ、見ての通りなんだけど」
自然素材のフローリングに白い壁の広々としたリビング。ナチュラルテイストの落ち着いた色合いの家具が点在している。リビングに現在、一人もいないため見通しがよくなり、より広々と感じさせる。
キッチンは対面式になっており、リビング全体を見渡せる開放的な造りになっている。キッチンの反対側は大開口窓があり、淡いグリーンカーテンで外を遮断させていた。
6人掛け長方形のダイニングテーブルの上に白い皿が並べられているのが目に付く。足を踏み入れたとき誰もいないと思われたが一人、キッチンで夕食の準備をしているらしい。キッチンを覗くと質素な服に白い無地のエプロンをつけた一人の女性がまな板で野菜を切っていた。長い髪を頭部に束ねた知的そうな20前後の女性。その隣りのコンロに大きな鍋があり、スープのようなものをぐつぐつと煮立たせている。
「彼女はお姉さんですか?」
「ううん。彼女も雇われているお手伝い。料理が上手い緑さん」
「そういえば、雫さんの家族は何人いるのですか?」
「あれ、言ってなかったっけ?お手伝いの二人を除いて7人。上に3人の兄と姉が一人。下に弟が一人いるの。父親は今、地方に行ってるから家にはいないんだ。殺しの仕事じゃなくて表の仕事でね」
「母親はいないんですか?」
「うん、私には最初からいないんだ」
「?」
「二階に行こっか。たぶん、私の部屋に集まってると思う。シャワー浴びている人間除いて。死体があるかないかすぐわかると思う」
「……そうですね」
雫の言葉に多少の違和感を感じつつも、玖月はその提案に頷いた。
階段を上がると長く広い廊下が続いており、いくつか部屋があった。どの部屋からも物音一つ感じ取ることが出来ず、不気味なほど静まり返っていた。扉が閉ざされていてもこの静けさは少し異様さがある。
「右側の二番目の部屋」
雫は歩きながら部屋を指差した。
「ずいぶん、静かですね」
「部屋にそれぞれ防音対策しているからね、私の部屋も含め」
雫は自分の部屋のドアをじっと見つめる。この扉の向こう側に己の死因のヒントがあるのかもしれない。見慣れているドアなのに妙な静けさも相まって緊張感が走る。
「死体がなかったらどうする?」
雫は緊張をほぐすため、気をそらすように玖月に話を振った。
「ただ、ふりだしに戻るだけです。でも、僕としては死体がここにあってくれたほうが探す手間が省けるので」
「まぁね。でも、私としては死体があっても微妙だろうなぁ」
己の死んだ死体をこの目で見ることになるのかもしれない。それはあまり気分のいいものではないだろう。最悪の場合、原型をとどめていない可能性だってある。体中、蜂の巣だらけの穴があいているのかもしれない。四肢が切り落とされているのかもしれない。顔がぐちゃぐちゃに潰されているのかもしれない。マイナスの可能性を考え出したらキリがない。
「せめて、原型はとどめてあってほしい」
切な願いを口に出し、一呼吸置いた後部屋を通り抜けた。
「さて、あるかないか――」
「うわぁぁぁん!!」
入った瞬間、鼓膜が破けるような泣き声が二人の耳を襲う。
「……」
「……」
「……1秒でわかった」
入った瞬間すぐにこの状況を理解できた。現在、雫の部屋に3人の人間がいる。二人の少年と一人の少女。3人はベッドに横たわる物言わぬ人間を取り囲むように並んでいた。
物言わぬ人間とは雫の生身の身体、『遺体』だ。帰宅時とは違う格好で、仰向けになっている。華奢な身体にしては大きめのボルドー色の半袖Tシャツにゆったりとした白いゴムパンツ。それは雫が普段、パジャマとして着用していたものだった。
雫の遺体はさきほど想像していた四肢は切り落とされておらず、顔も潰されていない。ベッドの上でその体勢は端から見たら眠っているように見えるだろう。
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