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摩訶不思議珈琲店。
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カランカランといつものように勢い良くドアベルを鳴らせてカフェに入る。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいました!」
「ふふっ。相変わらずですね、明日喜くんは」
店主に微笑まれ、明日喜と呼ばれた少年は照れたような笑みを返す。
「いや、その」
「今日は何にしますか?」
「えーっと、いつもので」
「かしこまりました」
いつも通りカウンター席を促され、明日喜は端の席に座った。ここへ来ると明日喜はいつも同じ席に座る。この席が一番落ち着くのだ。
待っている間に明日喜は学生鞄からタブレットを取り出し、宿題をこなして行く。ある程度設問を解いた所で頭を抱えた。
「はい。明日喜くん専用ミルクたっぷりのカフェラテです」
「あ、マスター!ありがとうございます。これって俺専用だったんすね」
「この分量は明日喜くん専用です。数学の問題を解いてたんですか?」
店主に聞かれ、明日喜は苦い顔をした。
「そうなんすよ。俺、数学すげぇ苦手で」
「成程。苦戦してるわけですね」
「はい。もうすぐテストなんで軽く鬱っす」
明日喜はカフェ近くの高校に通うサッカー部の1年だ。
いかにもスポーツ部といった黒髪短髪に大きめの瞳。カッコイイというより可愛いという言葉が似合うような外見だった。
今はテストに対する気持ちの所為で不貞腐れた顔をしていた。
それを見て優しく微笑んでいるのはこのカフェの店主で明日喜が「マスター」と呼ぶ人物だ。
マスターは長い銀髪を後ろでひとつに結っていて、中性的な顔立ちをしている。それらが相まって一瞬性別を錯覚しそうにもなるが、身長が180センチを超えている為間違われることは少なかった。
身長があまり高くない明日喜にとってマスターの身長は羨ましくもあり、憧れでもあった。
いや、身長だけではない。
明日喜はマスターに対して多くの憧れを抱いていた。それはつまり──恋をしているとも言える。
「おや。珍しいですね。いつも元気な明日喜くんがこんなにも落ち込むなんて」
「そうですね……。何か最近色々あって。あ、マスターに言うことでもないっすけど。少し愚痴こぼしたら止まらなくなりそうです」
「いいですよ。幸い今はお客さんもいませんし。何でも言ってください」
綺麗な笑みを作られ、明日喜は思わずドキッとしてしまう。直視するだけで胸が高鳴るのを感じた。
なるべく平静を装って「じゃ、じゃあ少し……」と話を続けた。
「ここんとこ色んな面倒事が重なってて。家では親に反発しちまうし勉強は分からないことばっかりで部活は上手くいかないし。1個崩れたら全部崩れちまったっていうか」
「ふむふむ」
「悪循環なんすよね。家にいても不快だから部活にのめり込もうと思ってたのに今はそれも上手くいかないんすよ。昔からサッカーが大好きでそれだけが取り柄だって自分でも分かってんのに、どうしても不調で」
こくりと頷くマスターをちらっと見た後、言葉を繋げる。
「サッカーが上手く出来なくなったことなんて今まで1回もなかったからますます焦っちまったんすよね。もうすぐテストだからサッカーは一先ず置いておいて、勉強でもすっかと思ったら分からねぇことばかりって感じで……なんかもう負のループっす」
言い切った明日喜は疲れたような笑みを浮かべていた。
毎週のようにこのカフェへ訪れる明日喜だが、今までで1番疲弊しているように見えた。
マスターは何も言わずカウンターの裏へ向かった。
「?」
不思議に思って尋ねようとする明日喜だったが思いの外早くマスターが戻ってきた。
手に持っていたのはティーポットだ。
紅茶に使うようなティーポットから明日喜のマグカップに何かを注いだ。
「え?」
透明の液体が注がれていくのを明日喜は驚き顔で見つめる。
一口も飲んでいないマグカップに液体が注がれているのに、何故か零れることはなかった。容量が全く変わらないのだ。
「えっ……どういう」
明日喜の言葉を遮るようにマスターは自分の唇に人差し指をあてた。何も言うなという意味だろう。
マスターに従い、明日喜は口を閉じて注がれていく液体を見つめていた。
1分程経ってようやくティーポットが空になった。
相変わらずマグカップに入ったカフェラテには何の変化もない。
上目遣いで見るとマスターは意味深な笑みを浮かべていた。
「えっと……結局、今のは?」
「そうですねぇ。分かりやすく言うなら魔法ってやつでしょうか」
「は?魔法?」
突然出てきたファンタジー発言に明日喜はぽかんとしてしまう。だがマスターは至って真面目な顔をしていた。
「ええ。そう言えば明日喜くんはうちのドリンクについてどう思いますか?」
「美味しいっす。他のカフェよりずっと好きです」
「ありがとうございます」
「それが何か……?」
話が全く見えず明日喜は再び尋ねた。
マスターは笑って「飲んでみてください」とマグカップを明日喜の前に近付けた。
綺麗な笑みを前に明日喜はドギマギしつつ頷いた。
カップを持ち上げてカフェラテを飲み込む。
程よい温かみと甘みと苦味──いつも通りの味だった。
「美味しいです、とても。けどいつもと変わらないっすね」
「ええ。特に何もしてませんから」
「え?でもさっき透明の液体が……」
「先程も言いましたが、あれは魔法です」
「つまり魔法の液体をいれたってことっすか?」
明日喜の質問にマスターはにっこり笑う。
「そういうことです。実際カフェラテは溢れなかったでしょう?」
「はい。確かに液体は入ってたのに」
「あれには明日喜くんが元気になる魔法が込められてたんです」
「……な、成程」
理解したとは言い難いが、不思議と納得している自分もいた。
マスターにはそういう力があるのだ。
普通の人間ではなく、魔法使いと言われても信じてしまいそうな雰囲気を纏っている。
もしかしたら本当に──。
「マスターって……魔法使いなんですか?」
「明日喜くんはどう思いますか?」
「もし本当に魔法使いって言われても納得しそうです。なんかこのカフェって不思議なぐらいホッとするんすよね。他のカフェでは味わえない空気っていうか」
「ふふっ、そうですか。明日喜くんがそう思うならそうだと思いますよ」
微笑みで真相をはぐらかされた気もするが明日喜はこくりと頷く。
全てはそういうことなのだと思う。
「自分がそう思うならそう」なのだと。
「じゃあ俺勝手にマスターのこと魔法使いだと思うことにします」
「勿論いいですよ。ところで元気は出ましたか?」
「あ、はい!出ました。頭がスッキリしたっていうか。あの液体に何か入ってたわけじゃないっていうなら……何でっすか?」
ごくりとカフェラテを飲んでから尋ねるとマスターは首を傾げた。
「何ででしょうね」
「え?マスターも分かんないんすか?」
「そういうことにしておきましょうか。とにかく明日喜くんが元気になったなら良かったです」
「ありがとうございます、本当に」
微笑むマスターに微笑み返す。
その途端、お店の雰囲気が変わった気がした。
(あれ?)
カフェに客が入ってきた。一組、二組……ぞくぞくと。
いつものカフェの雰囲気が一気に戻ってきたのだ。まるで止まっていた時間が動き出したかのように。
(もしかして俺を元気付ける為にカフェを閉じてたとか?)
マスターがカフェに何かしていたとしか思えないタイミングだった。
だが「CLOSE」の看板は掛けられていなかったはずだ。
──気になる、聞きたい、知りたい。
けれどそれは秘密である方がいいのだ、きっと。
このカフェは摩訶不思議なマスターだからこそこれだけ魅力があるのだろうから。
客の相手をしに行ったマスターを見つめて思う。
やっぱり憧れで、大好きな人だと。
自分がもっと大人になったらこの気持ちを伝えたい、と。
明日喜の視線に気付いたのかマスターはウインクを返してくれた。
それがすごく「特別」な気がして──心まで満たされたのだった。
この魔法使いの珈琲店は明日喜が生まれる前から存在して、この先もずっと存在し続けるのだ──「その場所」に。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいました!」
「ふふっ。相変わらずですね、明日喜くんは」
店主に微笑まれ、明日喜と呼ばれた少年は照れたような笑みを返す。
「いや、その」
「今日は何にしますか?」
「えーっと、いつもので」
「かしこまりました」
いつも通りカウンター席を促され、明日喜は端の席に座った。ここへ来ると明日喜はいつも同じ席に座る。この席が一番落ち着くのだ。
待っている間に明日喜は学生鞄からタブレットを取り出し、宿題をこなして行く。ある程度設問を解いた所で頭を抱えた。
「はい。明日喜くん専用ミルクたっぷりのカフェラテです」
「あ、マスター!ありがとうございます。これって俺専用だったんすね」
「この分量は明日喜くん専用です。数学の問題を解いてたんですか?」
店主に聞かれ、明日喜は苦い顔をした。
「そうなんすよ。俺、数学すげぇ苦手で」
「成程。苦戦してるわけですね」
「はい。もうすぐテストなんで軽く鬱っす」
明日喜はカフェ近くの高校に通うサッカー部の1年だ。
いかにもスポーツ部といった黒髪短髪に大きめの瞳。カッコイイというより可愛いという言葉が似合うような外見だった。
今はテストに対する気持ちの所為で不貞腐れた顔をしていた。
それを見て優しく微笑んでいるのはこのカフェの店主で明日喜が「マスター」と呼ぶ人物だ。
マスターは長い銀髪を後ろでひとつに結っていて、中性的な顔立ちをしている。それらが相まって一瞬性別を錯覚しそうにもなるが、身長が180センチを超えている為間違われることは少なかった。
身長があまり高くない明日喜にとってマスターの身長は羨ましくもあり、憧れでもあった。
いや、身長だけではない。
明日喜はマスターに対して多くの憧れを抱いていた。それはつまり──恋をしているとも言える。
「おや。珍しいですね。いつも元気な明日喜くんがこんなにも落ち込むなんて」
「そうですね……。何か最近色々あって。あ、マスターに言うことでもないっすけど。少し愚痴こぼしたら止まらなくなりそうです」
「いいですよ。幸い今はお客さんもいませんし。何でも言ってください」
綺麗な笑みを作られ、明日喜は思わずドキッとしてしまう。直視するだけで胸が高鳴るのを感じた。
なるべく平静を装って「じゃ、じゃあ少し……」と話を続けた。
「ここんとこ色んな面倒事が重なってて。家では親に反発しちまうし勉強は分からないことばっかりで部活は上手くいかないし。1個崩れたら全部崩れちまったっていうか」
「ふむふむ」
「悪循環なんすよね。家にいても不快だから部活にのめり込もうと思ってたのに今はそれも上手くいかないんすよ。昔からサッカーが大好きでそれだけが取り柄だって自分でも分かってんのに、どうしても不調で」
こくりと頷くマスターをちらっと見た後、言葉を繋げる。
「サッカーが上手く出来なくなったことなんて今まで1回もなかったからますます焦っちまったんすよね。もうすぐテストだからサッカーは一先ず置いておいて、勉強でもすっかと思ったら分からねぇことばかりって感じで……なんかもう負のループっす」
言い切った明日喜は疲れたような笑みを浮かべていた。
毎週のようにこのカフェへ訪れる明日喜だが、今までで1番疲弊しているように見えた。
マスターは何も言わずカウンターの裏へ向かった。
「?」
不思議に思って尋ねようとする明日喜だったが思いの外早くマスターが戻ってきた。
手に持っていたのはティーポットだ。
紅茶に使うようなティーポットから明日喜のマグカップに何かを注いだ。
「え?」
透明の液体が注がれていくのを明日喜は驚き顔で見つめる。
一口も飲んでいないマグカップに液体が注がれているのに、何故か零れることはなかった。容量が全く変わらないのだ。
「えっ……どういう」
明日喜の言葉を遮るようにマスターは自分の唇に人差し指をあてた。何も言うなという意味だろう。
マスターに従い、明日喜は口を閉じて注がれていく液体を見つめていた。
1分程経ってようやくティーポットが空になった。
相変わらずマグカップに入ったカフェラテには何の変化もない。
上目遣いで見るとマスターは意味深な笑みを浮かべていた。
「えっと……結局、今のは?」
「そうですねぇ。分かりやすく言うなら魔法ってやつでしょうか」
「は?魔法?」
突然出てきたファンタジー発言に明日喜はぽかんとしてしまう。だがマスターは至って真面目な顔をしていた。
「ええ。そう言えば明日喜くんはうちのドリンクについてどう思いますか?」
「美味しいっす。他のカフェよりずっと好きです」
「ありがとうございます」
「それが何か……?」
話が全く見えず明日喜は再び尋ねた。
マスターは笑って「飲んでみてください」とマグカップを明日喜の前に近付けた。
綺麗な笑みを前に明日喜はドギマギしつつ頷いた。
カップを持ち上げてカフェラテを飲み込む。
程よい温かみと甘みと苦味──いつも通りの味だった。
「美味しいです、とても。けどいつもと変わらないっすね」
「ええ。特に何もしてませんから」
「え?でもさっき透明の液体が……」
「先程も言いましたが、あれは魔法です」
「つまり魔法の液体をいれたってことっすか?」
明日喜の質問にマスターはにっこり笑う。
「そういうことです。実際カフェラテは溢れなかったでしょう?」
「はい。確かに液体は入ってたのに」
「あれには明日喜くんが元気になる魔法が込められてたんです」
「……な、成程」
理解したとは言い難いが、不思議と納得している自分もいた。
マスターにはそういう力があるのだ。
普通の人間ではなく、魔法使いと言われても信じてしまいそうな雰囲気を纏っている。
もしかしたら本当に──。
「マスターって……魔法使いなんですか?」
「明日喜くんはどう思いますか?」
「もし本当に魔法使いって言われても納得しそうです。なんかこのカフェって不思議なぐらいホッとするんすよね。他のカフェでは味わえない空気っていうか」
「ふふっ、そうですか。明日喜くんがそう思うならそうだと思いますよ」
微笑みで真相をはぐらかされた気もするが明日喜はこくりと頷く。
全てはそういうことなのだと思う。
「自分がそう思うならそう」なのだと。
「じゃあ俺勝手にマスターのこと魔法使いだと思うことにします」
「勿論いいですよ。ところで元気は出ましたか?」
「あ、はい!出ました。頭がスッキリしたっていうか。あの液体に何か入ってたわけじゃないっていうなら……何でっすか?」
ごくりとカフェラテを飲んでから尋ねるとマスターは首を傾げた。
「何ででしょうね」
「え?マスターも分かんないんすか?」
「そういうことにしておきましょうか。とにかく明日喜くんが元気になったなら良かったです」
「ありがとうございます、本当に」
微笑むマスターに微笑み返す。
その途端、お店の雰囲気が変わった気がした。
(あれ?)
カフェに客が入ってきた。一組、二組……ぞくぞくと。
いつものカフェの雰囲気が一気に戻ってきたのだ。まるで止まっていた時間が動き出したかのように。
(もしかして俺を元気付ける為にカフェを閉じてたとか?)
マスターがカフェに何かしていたとしか思えないタイミングだった。
だが「CLOSE」の看板は掛けられていなかったはずだ。
──気になる、聞きたい、知りたい。
けれどそれは秘密である方がいいのだ、きっと。
このカフェは摩訶不思議なマスターだからこそこれだけ魅力があるのだろうから。
客の相手をしに行ったマスターを見つめて思う。
やっぱり憧れで、大好きな人だと。
自分がもっと大人になったらこの気持ちを伝えたい、と。
明日喜の視線に気付いたのかマスターはウインクを返してくれた。
それがすごく「特別」な気がして──心まで満たされたのだった。
この魔法使いの珈琲店は明日喜が生まれる前から存在して、この先もずっと存在し続けるのだ──「その場所」に。
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