運命に集められた子ども達

白銀優実華

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アンバー・バーベッチの入学試験内容。





扉をくぐったアンバーが目にしたのはコキネリてんとう虫が50匹うようよ居る光景だった。

コキネリとは赤色で模様が黒色のてんとう虫で、大きさは20cmである。

そして扉が閉まったその時、どこからともなくゼストの声が聞こえてきた。

「この部屋はコキネリの部屋だ。50匹のコキネリを倒したらクリアだ。じゃ頑張れ」

そしてゼストの声が聞こえなくなったと同時に、コキネリ達がアンバーに攻撃しようと集まって来た。

「自分から集まって来るなんておバカさん!」

少し後ろに下がったアンバーは、不敵な笑みを浮かべて攻撃体制に入る。

「デスゲート!」

デスゲートは死への扉を開き、デスゲートの周りに居るコキネリ達を持続的にダメージを与えるが、強くなったのか一発で死滅していくコキネリ達。

残りは20匹くらいになったが、コキネリ達が逃げ惑うので次の攻撃が出来ずにいるアンバーだが、すぐにある手段がある事を思い出す。

「デスチェーン!デスチェーン!デスチェーン!デスチェーン!」

逃げ惑うコキネリ達を5匹づつ、捕まえては引き寄せを、4回繰り返した。

「ギロチン!」

そして集まった20匹のコキネリ達をサイズのワザで倒した。

「あー楽しかったー!次の部屋も戦闘がいいなー!」

アンバーはスキップしながら次の扉の前まで行き、扉が開いたのでアンバーは扉をくぐった。





次の部屋に入ったアンバーが目にしたのはプチラーが部屋いっぱいに居る光景だった。

プチラーとは黄色の蜂の事で、大きさは25cmある。

そして扉が閉まったその時、またどこからともなくゼストの声が聞こえてきた。

「この部屋はプチラーの部屋だ。その中からリオプチラー馬蜂5匹を見つけて倒す事。但しプチラーを1匹でも傷つけたらクリアにはならないから気をつけろ。じゃ頑張れ」

リオプチラーとは馬の顔をした蜂の事で、大きさは30cmである。

そしてゼストの声が聞こえなくなった。

「わたしちまちまやるのきらーい、でもクリアはしたいからさっさとリオプチラー5匹見つけるぞー」

アンバーはプチラーの間を縫う様に歩いた。

注意深く見て歩いているとリオプチラーが居た。

「くらえ!」

アンバーは不敵な笑みを見せてリオプチラーへと攻撃体制に入った。

「デスファイア!」

死の炎の玉が10個リオプチラーに当たり死滅した。

「まずは1匹ー」

アンバーはそう言いながらプチラーの間をまた縫う様に歩いた。

暫く歩いているとまたリオプチラーを見つけた。

「死ねー!」

アンバーは不敵な笑みを深め、リオプチラーへと攻撃体制に入った。

「デスファイア!」

死の炎の玉が10個リオプチラーに当たり死滅した。

「2匹目ー」

アンバーは2匹目のリオプチラーに目もくれず、プチラーの間をまた縫う様に歩いた。

だが3匹目のリオプチラーが見つからずアンバーはイライラし始めた。

「どこに居るのー!」

そう言って後ろを振り返ったアンバーが見たのは、3匹一緒に居るリオプチラーだった。

「ふ、ふ、ふー。くらえー!」

アンバーはさっきよりも不敵な笑みを深め、3匹のリオプチラーへと攻撃体制に入った。

「デスファイア!デスファイア!デスファイア!」

3匹一緒に居たリオプチラー達は攻撃が当たり死滅した。

すると扉が開く音がしてアンバーは、その方向に満足そうな笑みを見せながら歩いた。

「はー、満足ー!」

アンバーは扉をくぐった。





次の部屋に入ったアンバーが目にしたのはキングゼリーピヨコ1匹だった。

そして扉が閉まったその時、またどこからともなくゼストの声が聞こえてきた。

「この部屋はボスの部屋、キングゼリーピヨコを倒す事だ。入学許可ボタンを忘れず取る事だな。じゃ頑張れ」

そしてゼストの声は聞こえなくなったと同時に、キングゼリーピヨコが攻撃を仕掛けてきた。

「ソウルゲート!」

アンバーはキングゼリーピヨコの真後ろに移動した。

「デスゲート!デスファイア!」

そしてすぐに攻撃をしたアンバー。

すると入学許可ボタンだけが床に転がっていた。

アンバーはその入学許可ボタンを拾いあげて、帰りの扉に向かって歩いた。

扉は開きアンバーは扉をくぐった。





扉をくぐったアンバーは最初のゼストが居る部屋に戻って来た。

「ゼスト先生ー。入学許可ボタンを持ってきたよー!」

アンバーはゼストに近づき入学許可ボタンを渡す。

「アンバー・バーベッチか……。お前も合格だ。他の奴らが来るまでレイチェルと待っていてくれな」

「はーい」

「お疲れ様ですー」

レイチェルがアンバーに声をかける。

「お疲れ様ー」

これでアンバー・バーベッチの入学が決まった。
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