2 / 8
第ニ事件
しおりを挟む
学校から帰ってきたら、お父さんがリビングにいるのを見た。
お父さんは、いつも23時に帰宅。私が寝てる時間だ。
今日は早いのは、金曜日だからだ。17時に帰宅。
そうだ。金曜日だけは、お父さんとの時間がある。
私は、嬉しくて、お父さんを後ろから抱きしめる。
「ただいま」
「おー、おかえり。今日の夜ごはんで、ピザ食べに行くね。」
「やったー!」
ピザ食べに行くのが久しぶり。
「楽しみ!」
という気持ちが、あの女が来って終わった。
ドアを強く閉じって、走って少しずつ近づく足音。
ホラー映画みたい。
「はるっち~」
私を力強く押さえられたせいで、壁に腕ぶつかった。
「痛ー」
私の不幸に微笑む、本当に性格の悪い継母。名前は知奈。
どうやら私のこと好きらしい(冗談)。
知奈は、また気持ち悪い喋り方を始める。
「ねえー、はるっち~!高級レストラン行こうよ。二人でー!」
ダメ!お父さんとピザを食べに行く約束をしたもん!
お父さんは、約束を破れない人だよ。
「二人?冬木は?」
「えー!でも、冬木ちゃんは、友達と遊びに行くって言ってたんだよ。ねえ、ふゆっち。」
知奈は、笑顔で話す。でも、目は正直。そして、知奈の目は、私をゴミのように見つめる。
きっと頷いて欲しいだろう。でも、無理。
というより何?ふゆっちって?始めてそう呼ばれただけど気持ち悪い。
「パパ、私それ言ってない。」
知奈は、笑顔からすぐに真顔になる。
怖ーー
「なんな知奈?なんでいつも冬木抜きにするの?」
「違う!私たち二人の時間が欲しいだけだよ。」
「ややや、二人で出かけたじゃんこの前。っていうかなんで冬木がいないとき誘わないの?」
「もーう。泣く。どっちの方を愛してるの?私か?冬木か?」
「二人とも。」
「そうじゃなくて本当に愛してる方、一人。」
「冬木。僕の大切な娘。」
「もーーーう!」
「冬木、ベランダで待ってくれへん?」
「あ、うん」
ベランダで待ってというのは、喧嘩が始めるということだ。いつもそう。
私は、ヘッドホンと携帯を持って、ベランダに出た。
狭いアパートのベランダに、いろんなものが入ってる箱が一つ。私はそこに座る。私はヘッドホンを耳にかける。
性格悪い知奈とお父さんの喧嘩声。内容は、愛とお金と私。
この状況で一番良いなのは、今聞いてる曲と夜の景色。
私が住んでいるアパートは、木で囲んでいる。
風がたくさん吹くし、木の影で日頃太陽の日差しが強くない。
だから、夏の今でも涼しい。
ララララーラララーー
気がついたら、曲のリズムに合わせて指や足を動かす。
携帯に一瞬目を通したら
「あ、」
後5パーしかない。
まあいいか。仕方がない。
私は、曲を聞き続く。
ママと会いたい。。。
急に寂しくなる。
そして、私は空を見る。星が多いわけでもないけどなんだか、落ち着く。
そういえばこれ、、、
あの日に似てる。
お父さんは、いつも23時に帰宅。私が寝てる時間だ。
今日は早いのは、金曜日だからだ。17時に帰宅。
そうだ。金曜日だけは、お父さんとの時間がある。
私は、嬉しくて、お父さんを後ろから抱きしめる。
「ただいま」
「おー、おかえり。今日の夜ごはんで、ピザ食べに行くね。」
「やったー!」
ピザ食べに行くのが久しぶり。
「楽しみ!」
という気持ちが、あの女が来って終わった。
ドアを強く閉じって、走って少しずつ近づく足音。
ホラー映画みたい。
「はるっち~」
私を力強く押さえられたせいで、壁に腕ぶつかった。
「痛ー」
私の不幸に微笑む、本当に性格の悪い継母。名前は知奈。
どうやら私のこと好きらしい(冗談)。
知奈は、また気持ち悪い喋り方を始める。
「ねえー、はるっち~!高級レストラン行こうよ。二人でー!」
ダメ!お父さんとピザを食べに行く約束をしたもん!
お父さんは、約束を破れない人だよ。
「二人?冬木は?」
「えー!でも、冬木ちゃんは、友達と遊びに行くって言ってたんだよ。ねえ、ふゆっち。」
知奈は、笑顔で話す。でも、目は正直。そして、知奈の目は、私をゴミのように見つめる。
きっと頷いて欲しいだろう。でも、無理。
というより何?ふゆっちって?始めてそう呼ばれただけど気持ち悪い。
「パパ、私それ言ってない。」
知奈は、笑顔からすぐに真顔になる。
怖ーー
「なんな知奈?なんでいつも冬木抜きにするの?」
「違う!私たち二人の時間が欲しいだけだよ。」
「ややや、二人で出かけたじゃんこの前。っていうかなんで冬木がいないとき誘わないの?」
「もーう。泣く。どっちの方を愛してるの?私か?冬木か?」
「二人とも。」
「そうじゃなくて本当に愛してる方、一人。」
「冬木。僕の大切な娘。」
「もーーーう!」
「冬木、ベランダで待ってくれへん?」
「あ、うん」
ベランダで待ってというのは、喧嘩が始めるということだ。いつもそう。
私は、ヘッドホンと携帯を持って、ベランダに出た。
狭いアパートのベランダに、いろんなものが入ってる箱が一つ。私はそこに座る。私はヘッドホンを耳にかける。
性格悪い知奈とお父さんの喧嘩声。内容は、愛とお金と私。
この状況で一番良いなのは、今聞いてる曲と夜の景色。
私が住んでいるアパートは、木で囲んでいる。
風がたくさん吹くし、木の影で日頃太陽の日差しが強くない。
だから、夏の今でも涼しい。
ララララーラララーー
気がついたら、曲のリズムに合わせて指や足を動かす。
携帯に一瞬目を通したら
「あ、」
後5パーしかない。
まあいいか。仕方がない。
私は、曲を聞き続く。
ママと会いたい。。。
急に寂しくなる。
そして、私は空を見る。星が多いわけでもないけどなんだか、落ち着く。
そういえばこれ、、、
あの日に似てる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる