リーンハルト戦記

第一章 帝国のリーンハルト

疑惑と進軍

対異端者部隊には鉄騎兵と呼ばれる鎧に身を包む兵となる兵科があり、pstの要となる。私はその上のpst帝国騎士団の一員として階級を持つ者として活躍した…

それらが治安維持の為、帝国領の反発する村に入り込み鎮圧活動をする部隊でもある。私が部隊に編成され実戦投入で異端者から味方を支援していて戦果を上げていた時、この鎮圧活動に参加させられて何かの不穏と疑惑を組織に対して投げ付けてやりたい気持ちが込み上げてきた時期だった…

なぜならpst帝国騎士団を指揮する第一軍率いるフォン・ブランドル大佐の軍に続く、第二軍の部隊、前線指揮を任されていた私がいた部隊だが、装甲列車をレジスタンスが足止めをして来た時、真実を知り出した…
それは、敵側で反逆するアルバートと言う戦士が前に立ちはだかり攻撃を仕掛けては多大な損害を与えながは撤退して行く…互いにひかぬ、同等の戦力であった…

その剣を交えた時に、彼が帝国は地球外と未来人に乗っ取られていると言う話や、街の者が実験され、機械兵にされていると言う事実を聞かされる…

それ以降何か別の気持ちが生まれた…

疑惑…正義と使命も誇りも…全て偽りである事を…

ある任務を思い出した…

帝国領のとある村…暴動者の殲滅作戦に参加した時…私は何故同じ血を持つ者に銃を向けなくてはならなかったのか…


え…！？、次から次へと街の者を殺めていく…民家から何まで…


目的は異端者の殲滅だった…

反乱者を連れて来た当時の指揮官は狂っていた…何か狂気じみていた…何が正義で何が悪か…

撃て！指揮官が銃を渡す…


指揮官だろうが何か従えなかった…



だが

装甲服に身を包んだ私は指揮官の反乱者を撃つ命を受けたが…撃てず…

違うんだ！戦争戦略…国家戦略…劣勢を覆す…でも自国の者まで…

装甲服越しに銃を私に発泡…私はかがみ込む…
何か違う…バイアス…人殺し…撃ってはいけない。魔法使いだろうが元は私達と同じ人間…差別…同じ能力では無いズバ抜けた者を見てエリートぶった帝国兵は魔法使いが見下していると思い銃を向け殺める…それを守者も…普通の人間が劣っていると魔法使いを差別する…

間違えてる！

小隊長！

それは思い込みで固定観念だ！撃つな！それ以上、市民に銃を向けて撃つんじゃなアアアアイ！！！！

まるで悪夢だ…

軍密偵の戦友も調査中にこの村を守ってしまい、我が部隊の銃弾で倒れた…

彼の助言を聞き…帝国が何かを隠している事がわかった…むしろ危うく、裏組織が行動している事が…

何か狙われている事がわかり…不穏さから彼らの偽りの正義を身限り…裏切り行為に見えなくも無いが帝国を離れる事にした…

翌る日酒場でいつか来るであろう悪しき帝国の真実を知る者達の為に軌道を残し、それに気付き共闘してくれる者達の為、置手紙をし、帝国の騎士団の一人と一騎打ちをする為、強襲を仕掛けようとしたそれが、唯一の反逆の試みた…一部のかつての戦友達も間違った戦争を理解し立ち上がってくれた…
狙いは帝国騎士団の砦の一つがあるルクセンブルク…そこには裏組織の機械兵等の研究施設があるとされる…そこに行く為にはエリート帝国騎士の一人、アーマゼロトを倒すしかない…奴は暗黒導に堕ちていた…

作戦を立て、戦いを挑んだ…その際に何と運が味方したのか…連合軍の一強襲師団が現れ、その一人が酒場の娘から手紙を見せてもらったと言って駆けつけた…

初めは疑心暗鬼だったが。未来と宇宙侵略を受けていれる話題となり、上官の理解をえた…
彼を信じましょう…未来から来た奴と宇宙人の侵略を受けているんです！

あたまを打ったのか…？だが、私もジュール・ベルヌは好きだ…諸君聞いての通りだ、奴ら我がマークiv戦車を砲塔がわりに置いている！革命家御一行共の、宴に殴り込むぞ！総員戦闘準備！その後も彼らの友軍が現れ進軍する…これを好奇に砦内部に突入し、奴の元へ…アーマゼロトは何とも悍ましい者達である、デーモンや、ゴブリン、サテュロスと部隊を率いていた…そして彼から放たれる黒い波動…暗黒導に堕ちていた…これ以上を彼を動かしていては他の帝国兵は闇に飲み込まれる…

貴公は帝国騎士団の者ではないか…アーマゼロトは最早人間ではなくなっていた…彼にも家系があるが…人間を捨てた存在…兵士を犠牲には出来ない…やらなきゃならない！

聖クロイツがそれを許すと言うのですか…失意の騎士は信じていた組織達が魔界の住人と共に契約し魔界の果実を口にして闇に堕ちて世界を手にしようとした事による裏切り行為が失望と絶望感で怒りが込み上げた！

信仰を持つ者は利用しやすいな…貴公の様な者は最も優秀な兵士なのだよ！

騙していたのか！恥を知れ！
闇の住人を召喚し力を手に入れた者に言われたくは無い！

帝国騎士団エリートのアーマゼロトとかつての鉄十字の死神と呼ばれた男の剣と斧の激しい戦いが始まった…斧を振り上げたリーンハルトはアーマゼロト目掛け叩きつけるがヒラリと避け、地面はさながら天変地異の如く奥へ割れる…戦斧ボレロスの脅威的威力が物語る一撃…。
暗黒導の力を発動し始めていたアーマゼロトを傍目にリーンは自身の仲間の伏兵に目をやる！隙をつき闇の力の発動中に伏兵の針の人差しだった…これも、リーンの戦略で奴の動きを想定しての作戦だ！怯んだ奴を今度こそ戦斧ボレロスの一撃で地面に叩きつけた…やった！
しかし、人間の域を超えた奴は、闇の波動が現れリーンを覆い尽くしてしまう…

しかし、仲間の声が聞こえて…隊長…国を立て直しましょう…


覇気で奴の闇を薙ぎ払い…デーモン部隊も壊滅させたのだ…