あなたへ

ひびきん

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妹sへ

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いつも言っているでしょうに。

上を目指せば目指すほど、他人はあなたを妬むのです。そして同時に突き落としていくの。
「上手くなりたい」
そうあなたは泣きながら言ったね。
でもいつになったら、その涙はおさまるの?   上に行けるの?

何回も言ったでしょう、上を目指すのだったら、下を見て進みなさいって。上ばかり見ているから穴に落ちんだよ。
鹿を追うもの山を見ず。
今のあなたは階段にいる。走って、走って、とにかく最上階にたどり着こうとしているの。
でもそうやっていたら、いつか。
足元が崩れる日が来るよ。

声あげて落ちていくあなたは、どんな顔しているんだろうね。


私を見て。
下向きながらも前進している私たちを見て。
自分が一番だなんて考えてはいけない。
周りは雑魚いなんて笑っちゃいけない。
本当は、
あなたが、
一番下にいることを
早くきづければいいんだけどね。

今も1階で無謀な練習をしている。
昔と違って、彩りが消え失せた、乾いた
ピアノの音が暴れていた。
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