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59 決行の日
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「セラフィナ、昨日は本当にすまなかった」
「昨日? ああ、エスコートのことですか? 私なら大丈夫ですから、お気になさらずに」
翌日の晩、アンドリュー様は夫婦の寝室へとやってくるなり開口一番に謝罪した。
すでに寝台に横たわっていた私は、なんでもないふりを装ってそう応える。
「急いで大広間へ戻ったら、君はすでに部屋へ戻ってしまったと聞いて……私に愛想を尽かしてしまったのかと心配だったんだ」
「まあ、そのような」
ふふ、と笑って見せたが、私はうまく笑えているだろうか?
ぎこちなくないだろうか?
「私の方からエスコートを持ちかけておきながら、本当に申し訳ないことを……」
「もうそのことは忘れてください。突然の御用ができたと聞いておりますから」
私はそう言って毛布の中に身を埋める。
これ以上、傷を抉るような真似をしないで欲しかった。
彼のことを忘れると決心してからは少しばかり気は晴れやかになったものの、あの舞踏会での衝撃は今も私の心に暗い影を落としているのだから。
「ああ、そのことなのだが……セラフィナ?」
「……」
今この場で、マリア様の元を訪れていたという事実を聞きたくはなかった。
もう嫌というほどに苦しんだ。
ようやくその苦しみから解放されるのだ。
これ以上もう何も知りたくはない。
アンドリュー様は恐らく昨晩の事情を説明しようとしたのだが、私は目を閉じて眠ったフリをしながら寝返りを打ち、彼に背を向けた。
「眠ってしまったのか……?」
そっと優しく頬を撫でられた。
その手は温かく、これが以前のような関係であったならどれだけ幸せなことか……と、この期に及んでそんな悪あがきをしてしまいそうになるのを我慢した。
「話はまた今度にしよう。おやすみ、セラ」
アンドリューさまはそう言うと、私の額に唇を寄せる。
乾いたそれが額に触れた瞬間、涙がこぼれ落ちそうになった。
──アンドリュー様の方から私の顔が見えなくてよかった。
結局その晩、私は眠りにつくことができないまま夜を明かしたのである。
◇
「これでお城を出る支度は全て整ったわ。あとは行動に移すだけ……」
数日後の夕刻、私はアシェラとノエル、そしてウェスカーに最後の別れを告げるため彼らを自室へ呼んでいた。
三人とも部屋へ呼ばれた目的を察しているようで、俯き暗い表情を浮かべているのがわかる。
いつもこの時間帯に使用人たちは簡単な夕食をとることとなっており、まさにこれからの時間は夕食時と重なるだろう。
そのため意外にも廊下は人気なく静まり返っているのだ。
その隙を縫って城を抜け出そうという魂胆なのである。
そして念には念をということで、私は華やかなドレスは脱ぎ捨てノエルから借りた侍女の制服を身につけていた。
「私がお城を出るつもりだったことは、あなたたちは知らなかった。そう手紙にも書いたわ。手紙はここに……」
そう言って机の上を指差す。
そこには一通の白い封筒が置かれていた。
中には城を勝手に出たことの謝罪と、アシェラたち三人の処遇についてが記してある。
私が姿を消した後、頃合いを見計らってこれを彼らの手で届けてもらうのだ。
「本当にこれまでよくしてくれてありがとう。特にアシェラ、あなたには……言葉にできないほどお世話になったわ」
「っ……私こそ、長い間おそばに置いていただき……ありがとうございました」
しゃくりあげながら告げられた感謝の言葉に、鼻の奥がツンと痛む。
アシェラはわあっと泣き崩れ、それをノエルが支えた。
「ウェスカー……彼女たちをお願いね」
立ち尽くしたままの彼を真っ直ぐ見据え、懇願する。
「っ……私の命に替えましても、お約束いたします」
そう言って深々と頭を下げたウェスカーの姿を確認した私は、慣れ親しんだ部屋をぐるりと見渡した。
期間にしてみれば一年ほどであったが、私の心の拠り所はこの場所であったことは間違いない。
ここでアシェラと共に隔離生活を送り、ノエルやウェスカーと知り合った。
アンドリュー様の元へ嫁いでからの私の苦悩を、他の誰よりも見届けてきたのはこの部屋であったのかもしれない。
そんな場所とも、今日でおさらばだ。
「森の入り口を横切って、城の裏口から外へ出る手筈となっているわ。道は事前に確認済みよ」
その際に忘却草を摘み取り、城の外へ出てからそれを口に含むと決めている。
城の中で記憶を失ってしまえば、自力で外に出ることが難しくなる。
途中で誰かに見つかりでもしたら厄介だ。
そのためこうするほかないのである。
城の裏門は日暮れ時からの三十分の間だけ、交代のため警護が手薄となることが事前の確認でわかっている。
その一瞬の隙を狙って外へと出るのだ。
「……いつまでもこうしていては名残惜しくなってしまうだけね。そろそろ行かなくては」
啜り泣くアシェラやそれを宥めるノエルたちの姿を横目に、私は鞄の取っ手に指をかける。
大した物は入っていないというのにずっしりと重いそれは、まるで今の私の気持ちを表しているかのようだ。
そして、鞄の隣に置かれていた思い出のオルゴールに目をやる。
私の心の拠り所であったそれを、共に城の外へ持ち出すことは叶わない。
アンドリュー様との思い出の旋律ごと、私はこの城に置き去りにしなければならないのだ。
──さようなら、思い出たち。
「お待ちください、セラフィナ様」
彼らに背を向けて入り口へと歩みを進めようとした私を、ウェスカーの声が引き止める。
その声に応えるかのように、私は後ろを振り返った。
「何かしら、ウェスカー」
毎日幾度となく呼んだその名を呼ぶのはこれが最後かもしれないと、噛み締めるようにして口にする。
「じきに日が暮れます。人気がなくとも、獣がやってくるかもしれません。くへぐれもお気をつけて」
「お気遣いありがとう。あなたの優しさは最後まで忘れないわ」
ウェスカーはそれ以上何も言わなかった。
私はもう一度部屋中を見渡した後、彼らの姿をじっと目に焼き付ける。
そしてその思いを振り切るかのように背を向けると、入り口の扉を開けて廊下に出たのだ。
少しひんやりとした空気が私を包み込み、ついこれから先におこなうことを考えてしまい緊張が走った。
──大丈夫、これを乗り越えれば。
きっと安らかな未来が待っているはずなのだから……。
「昨日? ああ、エスコートのことですか? 私なら大丈夫ですから、お気になさらずに」
翌日の晩、アンドリュー様は夫婦の寝室へとやってくるなり開口一番に謝罪した。
すでに寝台に横たわっていた私は、なんでもないふりを装ってそう応える。
「急いで大広間へ戻ったら、君はすでに部屋へ戻ってしまったと聞いて……私に愛想を尽かしてしまったのかと心配だったんだ」
「まあ、そのような」
ふふ、と笑って見せたが、私はうまく笑えているだろうか?
ぎこちなくないだろうか?
「私の方からエスコートを持ちかけておきながら、本当に申し訳ないことを……」
「もうそのことは忘れてください。突然の御用ができたと聞いておりますから」
私はそう言って毛布の中に身を埋める。
これ以上、傷を抉るような真似をしないで欲しかった。
彼のことを忘れると決心してからは少しばかり気は晴れやかになったものの、あの舞踏会での衝撃は今も私の心に暗い影を落としているのだから。
「ああ、そのことなのだが……セラフィナ?」
「……」
今この場で、マリア様の元を訪れていたという事実を聞きたくはなかった。
もう嫌というほどに苦しんだ。
ようやくその苦しみから解放されるのだ。
これ以上もう何も知りたくはない。
アンドリュー様は恐らく昨晩の事情を説明しようとしたのだが、私は目を閉じて眠ったフリをしながら寝返りを打ち、彼に背を向けた。
「眠ってしまったのか……?」
そっと優しく頬を撫でられた。
その手は温かく、これが以前のような関係であったならどれだけ幸せなことか……と、この期に及んでそんな悪あがきをしてしまいそうになるのを我慢した。
「話はまた今度にしよう。おやすみ、セラ」
アンドリューさまはそう言うと、私の額に唇を寄せる。
乾いたそれが額に触れた瞬間、涙がこぼれ落ちそうになった。
──アンドリュー様の方から私の顔が見えなくてよかった。
結局その晩、私は眠りにつくことができないまま夜を明かしたのである。
◇
「これでお城を出る支度は全て整ったわ。あとは行動に移すだけ……」
数日後の夕刻、私はアシェラとノエル、そしてウェスカーに最後の別れを告げるため彼らを自室へ呼んでいた。
三人とも部屋へ呼ばれた目的を察しているようで、俯き暗い表情を浮かべているのがわかる。
いつもこの時間帯に使用人たちは簡単な夕食をとることとなっており、まさにこれからの時間は夕食時と重なるだろう。
そのため意外にも廊下は人気なく静まり返っているのだ。
その隙を縫って城を抜け出そうという魂胆なのである。
そして念には念をということで、私は華やかなドレスは脱ぎ捨てノエルから借りた侍女の制服を身につけていた。
「私がお城を出るつもりだったことは、あなたたちは知らなかった。そう手紙にも書いたわ。手紙はここに……」
そう言って机の上を指差す。
そこには一通の白い封筒が置かれていた。
中には城を勝手に出たことの謝罪と、アシェラたち三人の処遇についてが記してある。
私が姿を消した後、頃合いを見計らってこれを彼らの手で届けてもらうのだ。
「本当にこれまでよくしてくれてありがとう。特にアシェラ、あなたには……言葉にできないほどお世話になったわ」
「っ……私こそ、長い間おそばに置いていただき……ありがとうございました」
しゃくりあげながら告げられた感謝の言葉に、鼻の奥がツンと痛む。
アシェラはわあっと泣き崩れ、それをノエルが支えた。
「ウェスカー……彼女たちをお願いね」
立ち尽くしたままの彼を真っ直ぐ見据え、懇願する。
「っ……私の命に替えましても、お約束いたします」
そう言って深々と頭を下げたウェスカーの姿を確認した私は、慣れ親しんだ部屋をぐるりと見渡した。
期間にしてみれば一年ほどであったが、私の心の拠り所はこの場所であったことは間違いない。
ここでアシェラと共に隔離生活を送り、ノエルやウェスカーと知り合った。
アンドリュー様の元へ嫁いでからの私の苦悩を、他の誰よりも見届けてきたのはこの部屋であったのかもしれない。
そんな場所とも、今日でおさらばだ。
「森の入り口を横切って、城の裏口から外へ出る手筈となっているわ。道は事前に確認済みよ」
その際に忘却草を摘み取り、城の外へ出てからそれを口に含むと決めている。
城の中で記憶を失ってしまえば、自力で外に出ることが難しくなる。
途中で誰かに見つかりでもしたら厄介だ。
そのためこうするほかないのである。
城の裏門は日暮れ時からの三十分の間だけ、交代のため警護が手薄となることが事前の確認でわかっている。
その一瞬の隙を狙って外へと出るのだ。
「……いつまでもこうしていては名残惜しくなってしまうだけね。そろそろ行かなくては」
啜り泣くアシェラやそれを宥めるノエルたちの姿を横目に、私は鞄の取っ手に指をかける。
大した物は入っていないというのにずっしりと重いそれは、まるで今の私の気持ちを表しているかのようだ。
そして、鞄の隣に置かれていた思い出のオルゴールに目をやる。
私の心の拠り所であったそれを、共に城の外へ持ち出すことは叶わない。
アンドリュー様との思い出の旋律ごと、私はこの城に置き去りにしなければならないのだ。
──さようなら、思い出たち。
「お待ちください、セラフィナ様」
彼らに背を向けて入り口へと歩みを進めようとした私を、ウェスカーの声が引き止める。
その声に応えるかのように、私は後ろを振り返った。
「何かしら、ウェスカー」
毎日幾度となく呼んだその名を呼ぶのはこれが最後かもしれないと、噛み締めるようにして口にする。
「じきに日が暮れます。人気がなくとも、獣がやってくるかもしれません。くへぐれもお気をつけて」
「お気遣いありがとう。あなたの優しさは最後まで忘れないわ」
ウェスカーはそれ以上何も言わなかった。
私はもう一度部屋中を見渡した後、彼らの姿をじっと目に焼き付ける。
そしてその思いを振り切るかのように背を向けると、入り口の扉を開けて廊下に出たのだ。
少しひんやりとした空気が私を包み込み、ついこれから先におこなうことを考えてしまい緊張が走った。
──大丈夫、これを乗り越えれば。
きっと安らかな未来が待っているはずなのだから……。
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