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第7章 移り行く、こころのパッチワーク
84 変わらない日常 4 〔星にねがいが……〕
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「ただいまあ~」
「もう、ソージったら、遅いよ! どこ行ってたの?」
ちょっと帰りが遅かったな。今日は2学期の終業式で、いつもより少し早く退勤できたんだけど、なかなか選べなくて、遅くなってしまった。
「ああ、ちょっと買い物が……ほら!」
「わー、何? その大きな箱?」
「うふぁふぁ……これは後のお楽しみだ! 他にも、シャンパン買って来たぞ~」
「何? シャンパンって?」
ん? 飲んだことなかったっけかな?
「まあ、お酒だな……晩ご飯の時に飲むぞ!」
「わあああい、今日は晩ご飯の時にお酒が飲めるんだね!」
まったく、ベルってばお酒が好きなんだなあ~。あんなにすぐ酔ってしまうのに……。
「ベル? ところで、今日、校長先生とどんな話をしてたんだ?」
「別に……普段何やってるか? とか、毎日楽しいか? とか、聞かれただけだよ。……ああ、そう言えば、校長先生が言ってたよ。『今晩は、きっとごちそうが出るから楽しみにしてなさい』って……本当にご馳走なの?」
ベルは、楽しみにしてるんだな。何となく嬉しそうな顔してるし、いつもよりきれいな感じがする?
「ベル? ひょっとしてお化粧でもしたのか?」
「あれ? ソージもわかるんだね!……学校から帰る時にね、メグちゃんがしてくれたの! 『今日は、頑張ってね』って言ってたけど、あたしは何を頑張ればいいのかなあ~ソージは知ってる?」
そう言えば、服もよそ行きのドレスを着ているなあ。淡いピンクのロングドレスだ。胸元は隠れているけど、その分両肩が露出している。
「素敵な服だな~それもメグミが?」
「うん、これねメグちゃんが着てたものなんだって! ほら見て、肩が出るから、ブラはね肩紐のないの買ってくれたの! ほら、ほら!」
「あのね~……めくって見せなくていいから。……ちゃあんとしまっておきなさい。わかったから、とっても似合ってるよ……」
「ああーー、ソージまた赤くなってる。いつもは、平気で洗濯とかしてるのに、時々見せてあげたら、赤くなるのよね~」
まったく、洗濯物のブラと、身に付けている時のブラは、違うものなのに。平気で見せるんだから。
「さあ、いいから、ちょっと手を貸してくれないか? 食卓テーブルをベランダの窓際に持っていくから……」
「いいわよ! あ、ソージは離れてていいからね。どこに置くの?」
ベルは、片手でテーブルを持ち上げた。
リビングには大きなベランダがあり、比較的外の景色が見える。
もう、日が沈んで暗くなっているので、カーテンは閉めてあるが、ちょうど南向きになっていて、日当たりもいいのである。
おまけに、南側は公園というか空き地で、建物がない。公園の向こうは、大きな川が流れているので、2階の僕の部屋からは視界を遮るものもない。
「今日はクリスマスイブだから、ちょっと気分を変えて、楽しくやろう!」
「クリスマス? って何なの? ソージ」
「ああ、まあ楽しいお祭りのようなものだ。トニカクご馳走が食べられるんだぞ~」
「いいね~ソージ! あたしも手伝うよ!」
食卓テーブルに新しい真白いテーブルクロスをかけた。
2、3日前から下ごしらえした鶏の照り焼き、オニオンスープ、辛子の効いたドレッシングをかけたミックスサラダ、そして、お決まりのオードブルに手巻き寿司のセットだ。
手巻き寿司セットには、お魚の刺身はもちろんだが、牛肉やハンバーグ、チーズミックスツナサラダなど回転寿司でよく見かけるサイドメニューもたくさん取りそろえた。
これは、全部僕が仕込んだものだ。夕べから寝ないで作り置きしたものだ。おかげで、今日は学校で居眠りをしてしまった。
あ! やっぱり校長先生は見てたんだ。だからベルに『今晩はご馳走だ』なんて言ったんだ。
うーん、南部校長恐るべし!
「さあベル、今日はここに座ってもらえるかな?」
ベランダに向かって置かれた食卓テーブル、窓に向かって僕とベルは、横に並んで座った。
「ベル、真ん中に置いた箱を開けてごらん」
「うん、この白い大きな箱ね!……えい!……わあああああああああ!!!!きれい! 何この真っ白い丸いもの、上にきれいな果物がたくさん乗ってるわ!……あ! 真ん中に人形が乗ってる! 可愛いわ~なんか妖精みたいね~」
「これはね、クリスマスケーキって言うんだよ。ろうそくを付けるよ」
僕は、テーブルの上に置かれた2本の燭台のろうそくに火を付け、部屋の照明は消した。
「わああー素敵!」
「もっと、素敵にするぞ。ちょっとだけ目を閉じていてくれるかな」
僕は、静かにベランダのカーテンを開けた。そして、ベルに目を開けるように言った。
「きゃあああ、ステキ~!!! なんてきれいな星空なのかしら、あの星に手が届きそうよ!」
「あはは……そんなに喜んでもらえると、僕も嬉しいよ! じゃあ、乾杯しよ!」
シャンパンの栓を抜き、ベルのグラスに注いだ。
細かな泡が、グラスの底から湧き上がり、ろうそくの灯りを反射し、きれいな光の粒のように見えた。
僕のグラスには、ベルが注いてくれた。
「「かんぱーーい!」」
「うわあー、シュワッとして美味しいわ! ビールもシュワッとするけど、この『シャンパン』って、甘くてすごく美味しく感じる~」
「そうかい、良かったら、他のお酒もあるから、好きだけ飲んでいいよ」
この日の晩ご飯は、きれいな星空を眺めながら、美味しいご馳走と美味しいお酒を心ゆくまで楽しんだ。
ベルはたくさんシャンパンを飲んだ。ご馳走も平らげた。
次第に、いつもと同じように酔いがまわってきたようだ。
「ベル? 眠くなったら、寄りかかっていいからね?」
「う、うん……れも、ちゃのしいから……ねるのみょったいない……う、うんとねー……手……」
ベルは、僕の肩に寄りかかって、片方の手を前に出してきた。
僕は、その手をしっかりと握って、転げ落ちないように肩も支えた。
すぐにベルは、小さな寝息を立てて、気持ち良さそうに眠りに落ちた。星空のせいか、きょうは寝息も静かだった。
「さあベル…………今日はもう寝ようか」
僕は、ベルを抱えてソファベッドに静かに寝かせた。ドレスだけを脱がせて、毛布と布団を静かに掛けてあげた。
しばらく、寝顔を見ていたが、不意に目頭が熱くなってきたのを感じた。
「……なあベル……お前はどうして、期限付きなんだよ~」
心の奥にあったものが、知らないうちにこぼれていたことに、僕は気づかなかった。
(つづく)
「もう、ソージったら、遅いよ! どこ行ってたの?」
ちょっと帰りが遅かったな。今日は2学期の終業式で、いつもより少し早く退勤できたんだけど、なかなか選べなくて、遅くなってしまった。
「ああ、ちょっと買い物が……ほら!」
「わー、何? その大きな箱?」
「うふぁふぁ……これは後のお楽しみだ! 他にも、シャンパン買って来たぞ~」
「何? シャンパンって?」
ん? 飲んだことなかったっけかな?
「まあ、お酒だな……晩ご飯の時に飲むぞ!」
「わあああい、今日は晩ご飯の時にお酒が飲めるんだね!」
まったく、ベルってばお酒が好きなんだなあ~。あんなにすぐ酔ってしまうのに……。
「ベル? ところで、今日、校長先生とどんな話をしてたんだ?」
「別に……普段何やってるか? とか、毎日楽しいか? とか、聞かれただけだよ。……ああ、そう言えば、校長先生が言ってたよ。『今晩は、きっとごちそうが出るから楽しみにしてなさい』って……本当にご馳走なの?」
ベルは、楽しみにしてるんだな。何となく嬉しそうな顔してるし、いつもよりきれいな感じがする?
「ベル? ひょっとしてお化粧でもしたのか?」
「あれ? ソージもわかるんだね!……学校から帰る時にね、メグちゃんがしてくれたの! 『今日は、頑張ってね』って言ってたけど、あたしは何を頑張ればいいのかなあ~ソージは知ってる?」
そう言えば、服もよそ行きのドレスを着ているなあ。淡いピンクのロングドレスだ。胸元は隠れているけど、その分両肩が露出している。
「素敵な服だな~それもメグミが?」
「うん、これねメグちゃんが着てたものなんだって! ほら見て、肩が出るから、ブラはね肩紐のないの買ってくれたの! ほら、ほら!」
「あのね~……めくって見せなくていいから。……ちゃあんとしまっておきなさい。わかったから、とっても似合ってるよ……」
「ああーー、ソージまた赤くなってる。いつもは、平気で洗濯とかしてるのに、時々見せてあげたら、赤くなるのよね~」
まったく、洗濯物のブラと、身に付けている時のブラは、違うものなのに。平気で見せるんだから。
「さあ、いいから、ちょっと手を貸してくれないか? 食卓テーブルをベランダの窓際に持っていくから……」
「いいわよ! あ、ソージは離れてていいからね。どこに置くの?」
ベルは、片手でテーブルを持ち上げた。
リビングには大きなベランダがあり、比較的外の景色が見える。
もう、日が沈んで暗くなっているので、カーテンは閉めてあるが、ちょうど南向きになっていて、日当たりもいいのである。
おまけに、南側は公園というか空き地で、建物がない。公園の向こうは、大きな川が流れているので、2階の僕の部屋からは視界を遮るものもない。
「今日はクリスマスイブだから、ちょっと気分を変えて、楽しくやろう!」
「クリスマス? って何なの? ソージ」
「ああ、まあ楽しいお祭りのようなものだ。トニカクご馳走が食べられるんだぞ~」
「いいね~ソージ! あたしも手伝うよ!」
食卓テーブルに新しい真白いテーブルクロスをかけた。
2、3日前から下ごしらえした鶏の照り焼き、オニオンスープ、辛子の効いたドレッシングをかけたミックスサラダ、そして、お決まりのオードブルに手巻き寿司のセットだ。
手巻き寿司セットには、お魚の刺身はもちろんだが、牛肉やハンバーグ、チーズミックスツナサラダなど回転寿司でよく見かけるサイドメニューもたくさん取りそろえた。
これは、全部僕が仕込んだものだ。夕べから寝ないで作り置きしたものだ。おかげで、今日は学校で居眠りをしてしまった。
あ! やっぱり校長先生は見てたんだ。だからベルに『今晩はご馳走だ』なんて言ったんだ。
うーん、南部校長恐るべし!
「さあベル、今日はここに座ってもらえるかな?」
ベランダに向かって置かれた食卓テーブル、窓に向かって僕とベルは、横に並んで座った。
「ベル、真ん中に置いた箱を開けてごらん」
「うん、この白い大きな箱ね!……えい!……わあああああああああ!!!!きれい! 何この真っ白い丸いもの、上にきれいな果物がたくさん乗ってるわ!……あ! 真ん中に人形が乗ってる! 可愛いわ~なんか妖精みたいね~」
「これはね、クリスマスケーキって言うんだよ。ろうそくを付けるよ」
僕は、テーブルの上に置かれた2本の燭台のろうそくに火を付け、部屋の照明は消した。
「わああー素敵!」
「もっと、素敵にするぞ。ちょっとだけ目を閉じていてくれるかな」
僕は、静かにベランダのカーテンを開けた。そして、ベルに目を開けるように言った。
「きゃあああ、ステキ~!!! なんてきれいな星空なのかしら、あの星に手が届きそうよ!」
「あはは……そんなに喜んでもらえると、僕も嬉しいよ! じゃあ、乾杯しよ!」
シャンパンの栓を抜き、ベルのグラスに注いだ。
細かな泡が、グラスの底から湧き上がり、ろうそくの灯りを反射し、きれいな光の粒のように見えた。
僕のグラスには、ベルが注いてくれた。
「「かんぱーーい!」」
「うわあー、シュワッとして美味しいわ! ビールもシュワッとするけど、この『シャンパン』って、甘くてすごく美味しく感じる~」
「そうかい、良かったら、他のお酒もあるから、好きだけ飲んでいいよ」
この日の晩ご飯は、きれいな星空を眺めながら、美味しいご馳走と美味しいお酒を心ゆくまで楽しんだ。
ベルはたくさんシャンパンを飲んだ。ご馳走も平らげた。
次第に、いつもと同じように酔いがまわってきたようだ。
「ベル? 眠くなったら、寄りかかっていいからね?」
「う、うん……れも、ちゃのしいから……ねるのみょったいない……う、うんとねー……手……」
ベルは、僕の肩に寄りかかって、片方の手を前に出してきた。
僕は、その手をしっかりと握って、転げ落ちないように肩も支えた。
すぐにベルは、小さな寝息を立てて、気持ち良さそうに眠りに落ちた。星空のせいか、きょうは寝息も静かだった。
「さあベル…………今日はもう寝ようか」
僕は、ベルを抱えてソファベッドに静かに寝かせた。ドレスだけを脱がせて、毛布と布団を静かに掛けてあげた。
しばらく、寝顔を見ていたが、不意に目頭が熱くなってきたのを感じた。
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