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第4章 地球温暖化研究所の野望?
36 第4章第14話 お互いの秘密
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「……よし、よし……聞こえるぞ! 所長と湖路奈さんの会話が……」
あたし(真夏美)とアッツ(熱太郎)とミー先輩(南中子)は、レシーバーを部室にあった小型音楽ディスク再生機に繋げ、スピーカーに向かって耳を欹てたの。
*******
湖路奈『所長~私、もっとコーラ飲みたいの事で~す』
所 長『ダメ! コーラは、1日1瓶まで。それでなくても、湖路奈は、午前中で2本も飲んでるんだぞ』
*******
「ほらね。あんなに儲かっているのに、たかがコーラ1本でケチ臭いこと言ってるだろ?」
「そうね、アッツの偵察の通りだわ! 流石、あたしの下部だわ」
「しっ!……何か続きを話してるわよ」
*******
湖路奈『本当に、所長はケチ臭い事です。……制服が売れてあんなに儲かっているのに』
所 長『ん? 儲かっているって?……湖路奈よ、あのくらいのお金では、お前のデータは、現実化できないんだよ』
湖路奈『何よ? 私のデータって?……私は、何も知らいの事よ!』
所 長『ああ、お前は知らないかもしれんが……お前の中に、あるんだよ。大切なデータが』
********
「データ? いったい何の事なの? ミー先輩知ってます?」
「んー……私には分からん。アッツ、データについては何か調べてきたのか?」
「すみません部長!……所長が留守の間に、研究所の中はすべて調べてみたのですが、大事そうな物は何もありませんでした!」
「え? アッツ、研究所の中にも入ったのか?」
「はい、もちろんです! ……マナの奴が、死ぬ気で調べて来いって言ってましたので!」
「うん、よくやったアッツ! ……それでこそ、あたしの下部だ!」
「はい、嬉しいです! お姫い様!」
「いや~あ、アッツ、それはダメだろ! ……黙って、人の家に入っちゃ……」
「いえ、大丈夫であります! 部長! ……自分は、ちゃんと許しをもらって入ったであります!」
「え? 誰に?」
「湖路奈さんであります! 湖路奈さんに、研究所に入って中を調べていいかと聞いたところ、自由にしていいと言ってくれました!」
「ええ? 調べるって、言ったの? アッツ?」
「その通りであります! 正義の味方は、悪いことをしちゃいかんのです! だから、大丈夫であります!」
「はははは……そうなの……へ~。……マナ、お前の下部は、スゴイな!」
「へへへ……凄いでしょ! (^^)/」
「えーっと……マナ、褒めてないからね……それからアッツ、もう下部ごっこはヤメテ!」
「ヘ~ぃ (>︿<) 」
*********
所 長『湖路奈、ここに座ってこれを被ってくれるか?』
湖路奈『いいよ……所長のためなら、何でもするの事よ!』
……ガリガリ……ブブ……ビビ……ツツー……ガガー……ピッピー…………
*********
「何だ、この音は? わかるか、アッツ?」
「いや~こんな音のでるオヤツは置いてなかったですね……あったのは、大家さんからもらった水羊羹ぐらいでしたよ。……甘くて美味しかったな~」
「アッツ、オヤツまでご馳走になったの?」
「あ! ……ゴメンよ~、マナの分もらって来るの忘れたよ~許して~」
「……ゴン!……これで、勘弁してやる!」
「ふぇえ~~」
「えーーい、煩い! お前らいい加減にしろ!……ほら、何か聞こえるぞ!」
*********
所 長『……うーん、この程度のお金では、まだ半分ぐらいしか組み立てられないな~』
湖路奈『所長、いったい何を作ろうとしているの事?』
所 長『これは、地球温暖化を止めるための大切なシステムだ!』
湖路奈『へーえ、よく所長がそんな凄いもの作れるの事ね!』
所 長『ん? これはな、僕の力じゃないさ……すべては、お前の中に眠っている設計図のお陰なんだ』
湖路奈『え? ……設計図? ……そんなの私は知らないよ!』
所 長『そうだな……この設計図は……君の……君の研究の成果だもんな……』
***********
「……ミー先輩、あたし分かっちゃった! ……所長は、とんでもないものを作ろうとしているんだわ! だから、たくさんお金がいるのね」
「そうらしいな……でも、いったい……」
こんなの、夏野所長のところに押しかけて、聞いちゃえばいいんじゃないの? って、思ったけど、ミー先輩は、そんなことをしても無駄だと言ったわ。
そりゃそうよね……あの所長、意外と頭がいい上に、頑固だから、あたし達が聞いても、素直に教えてくれるわけがないのよね。
それで、ミー先輩の案で、もう少し様子を見ることにしたの。なぜか、ウィルスから解放された校長先生達も、夏野所長に協力してくれるようになったから、制服は益々売れるわ。だから、お金もきっと貯まるはず。そうすれば、所長が作ろうとしているものが、完成するはず!
完成間近に現物を見つけた上で問い詰めれば、きっと所長もすべてを話してくれるんじゃないかって、ミー先輩は言うの。
「じゃあ、それまで、あたし達は、今まで通り知らない振りしていればいいのね」
「ああ、そうだ。協力してくれるな、マナ?」
「うん、もちろん、ミー先輩がそう言うなら!」
「オレだって協力するよ!また、悪い奴らが出て来たら、オンダンVにだって、チェインジするからね!」
「そうね、あれはあれで、ストレス解消になるしね!」
「うん、ミー先輩、それじゃあ……頑張ろうね!」
「「「 オー! 」」」
あ! シーちゃんセンセには、何も言ってないや! ……ま、いいっか。どうせ、センセは暴れられれば、それでいいから、余計なことは黙ってよ~!
(第4章 完 ・ 物語はつづく)
あたし(真夏美)とアッツ(熱太郎)とミー先輩(南中子)は、レシーバーを部室にあった小型音楽ディスク再生機に繋げ、スピーカーに向かって耳を欹てたの。
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湖路奈『所長~私、もっとコーラ飲みたいの事で~す』
所 長『ダメ! コーラは、1日1瓶まで。それでなくても、湖路奈は、午前中で2本も飲んでるんだぞ』
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「ほらね。あんなに儲かっているのに、たかがコーラ1本でケチ臭いこと言ってるだろ?」
「そうね、アッツの偵察の通りだわ! 流石、あたしの下部だわ」
「しっ!……何か続きを話してるわよ」
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湖路奈『本当に、所長はケチ臭い事です。……制服が売れてあんなに儲かっているのに』
所 長『ん? 儲かっているって?……湖路奈よ、あのくらいのお金では、お前のデータは、現実化できないんだよ』
湖路奈『何よ? 私のデータって?……私は、何も知らいの事よ!』
所 長『ああ、お前は知らないかもしれんが……お前の中に、あるんだよ。大切なデータが』
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「データ? いったい何の事なの? ミー先輩知ってます?」
「んー……私には分からん。アッツ、データについては何か調べてきたのか?」
「すみません部長!……所長が留守の間に、研究所の中はすべて調べてみたのですが、大事そうな物は何もありませんでした!」
「え? アッツ、研究所の中にも入ったのか?」
「はい、もちろんです! ……マナの奴が、死ぬ気で調べて来いって言ってましたので!」
「うん、よくやったアッツ! ……それでこそ、あたしの下部だ!」
「はい、嬉しいです! お姫い様!」
「いや~あ、アッツ、それはダメだろ! ……黙って、人の家に入っちゃ……」
「いえ、大丈夫であります! 部長! ……自分は、ちゃんと許しをもらって入ったであります!」
「え? 誰に?」
「湖路奈さんであります! 湖路奈さんに、研究所に入って中を調べていいかと聞いたところ、自由にしていいと言ってくれました!」
「ええ? 調べるって、言ったの? アッツ?」
「その通りであります! 正義の味方は、悪いことをしちゃいかんのです! だから、大丈夫であります!」
「はははは……そうなの……へ~。……マナ、お前の下部は、スゴイな!」
「へへへ……凄いでしょ! (^^)/」
「えーっと……マナ、褒めてないからね……それからアッツ、もう下部ごっこはヤメテ!」
「ヘ~ぃ (>︿<) 」
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所 長『湖路奈、ここに座ってこれを被ってくれるか?』
湖路奈『いいよ……所長のためなら、何でもするの事よ!』
……ガリガリ……ブブ……ビビ……ツツー……ガガー……ピッピー…………
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「何だ、この音は? わかるか、アッツ?」
「いや~こんな音のでるオヤツは置いてなかったですね……あったのは、大家さんからもらった水羊羹ぐらいでしたよ。……甘くて美味しかったな~」
「アッツ、オヤツまでご馳走になったの?」
「あ! ……ゴメンよ~、マナの分もらって来るの忘れたよ~許して~」
「……ゴン!……これで、勘弁してやる!」
「ふぇえ~~」
「えーーい、煩い! お前らいい加減にしろ!……ほら、何か聞こえるぞ!」
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所 長『……うーん、この程度のお金では、まだ半分ぐらいしか組み立てられないな~』
湖路奈『所長、いったい何を作ろうとしているの事?』
所 長『これは、地球温暖化を止めるための大切なシステムだ!』
湖路奈『へーえ、よく所長がそんな凄いもの作れるの事ね!』
所 長『ん? これはな、僕の力じゃないさ……すべては、お前の中に眠っている設計図のお陰なんだ』
湖路奈『え? ……設計図? ……そんなの私は知らないよ!』
所 長『そうだな……この設計図は……君の……君の研究の成果だもんな……』
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「……ミー先輩、あたし分かっちゃった! ……所長は、とんでもないものを作ろうとしているんだわ! だから、たくさんお金がいるのね」
「そうらしいな……でも、いったい……」
こんなの、夏野所長のところに押しかけて、聞いちゃえばいいんじゃないの? って、思ったけど、ミー先輩は、そんなことをしても無駄だと言ったわ。
そりゃそうよね……あの所長、意外と頭がいい上に、頑固だから、あたし達が聞いても、素直に教えてくれるわけがないのよね。
それで、ミー先輩の案で、もう少し様子を見ることにしたの。なぜか、ウィルスから解放された校長先生達も、夏野所長に協力してくれるようになったから、制服は益々売れるわ。だから、お金もきっと貯まるはず。そうすれば、所長が作ろうとしているものが、完成するはず!
完成間近に現物を見つけた上で問い詰めれば、きっと所長もすべてを話してくれるんじゃないかって、ミー先輩は言うの。
「じゃあ、それまで、あたし達は、今まで通り知らない振りしていればいいのね」
「ああ、そうだ。協力してくれるな、マナ?」
「うん、もちろん、ミー先輩がそう言うなら!」
「オレだって協力するよ!また、悪い奴らが出て来たら、オンダンVにだって、チェインジするからね!」
「そうね、あれはあれで、ストレス解消になるしね!」
「うん、ミー先輩、それじゃあ……頑張ろうね!」
「「「 オー! 」」」
あ! シーちゃんセンセには、何も言ってないや! ……ま、いいっか。どうせ、センセは暴れられれば、それでいいから、余計なことは黙ってよ~!
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