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第7章 涼しい風を吹かせるために
89 第7章第4話 4階の研究室
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「ほらっ! アッツ、起きてよ。起きなさいってば!」 ゴン!
「痛ってーーえ? あれ? 俺、何かしたか?」
「起きた? アッツ!」
「お、おおー。ところでマナ? 何、今の拳骨?」
「さっきの返しよ! そんな細かいこと気にしないで、さっさと付いて来て!」
「へーーい……マナさま~」
とりあえず、みんなを引き連れて夏野キャップのところに向かうことにしたの!
とは言っても、校長室こそ離れているけど、地温研の部室も夏野キャップの研究室もすべてこの虹ノ森高校の4階にあるのよね。
校長先生とシーセンセは、校長室から引っ張って来たけど、部室で寝ていたアッツを起こした時に、「どこ行くの?」って、ミー先輩が聞いて来たので、面倒くさいから一緒に連れて来ちゃった!
まあ、夏野キャップには、上手いこと言って誤魔化すから大丈夫!
****************
コンコンコン!
「夏野キャップいますか~?」
「おう! マナちゃんか? それにみんなも、まあ、入ってくれ」
「おじゃましま~す! キャップ、ちょっと相談したいことがあって……」
「んー。実は、僕も君達に相談……と、言うか……お願いと言うか……協力してほしいことがあってな……」
おや? 夏野キャップも何かあるんだ! こりゃ、先にそっちの話を聞いた方が、いいような気がして来たぞ。うまくいけば、こっちから相談のお願いしなくても、上手くいい考えがもらえるかもしれないし……。
「それじゃあ、キャップの話を聞きますよ。丁度みんなを連れて来たんだから、いいでしょ!」
「よし、それじゃあ、隣の大ホールに行こう! あそこで、ちょっと説明したいことがあるんだ!」
********************
「うしょおおーーー! やっぱり、この部屋は凄いや。壁一面のモニターに世界各地の気象情報が映し出されてるもんな」
まったく、アッツは子どもみたいに燥いじゃって! どうして、男の子って、こんな秘密基地みたいのが好きなのかしらね!
あたしなら、もうちょっと飾り付けとかして、可愛いお部屋を作るのにな……。
ま、そっか。この部屋をデザインしたのが、夏野キャップだし、お金を出したのがあっちょんだからな。秘密基地になるのは、仕方ないのかなあ。
「ところで、夏野所長。お話って、いったいなんですか?」
おや、ミー先輩が食いついてきたぞ! さっきまで、黙ってPCの画面と睨めっこしていたのに。ただ、相変わらず沈着冷静なんだよね~。その笑み一つない冷たい話し方もいいんだなあ~
「そうだな! 実は、『氷の結晶』の必要個数が満たされたんだ!」
「え? どういうことですか? 所長!」
真っ先に、椅子から立ち上がり、反応を見せたのが、ミー先輩だった。あの冷静な上杉南中子の普段からは、考えられないような反応だったわ。
「うん、だから……。これで、地球を冷やす道具が手に入ったということなんだ!」
「じ、じゃあ……。これで、地球は冷えるんですね!」
久しぶりに笑顔を見たような気がした。ミー先輩が、あんなに嬉しそうな顔をするなんて、よっぽど嬉しいのかなあ。
「ただ、次に進むには、問題があるんだ」
(つづく)
「痛ってーーえ? あれ? 俺、何かしたか?」
「起きた? アッツ!」
「お、おおー。ところでマナ? 何、今の拳骨?」
「さっきの返しよ! そんな細かいこと気にしないで、さっさと付いて来て!」
「へーーい……マナさま~」
とりあえず、みんなを引き連れて夏野キャップのところに向かうことにしたの!
とは言っても、校長室こそ離れているけど、地温研の部室も夏野キャップの研究室もすべてこの虹ノ森高校の4階にあるのよね。
校長先生とシーセンセは、校長室から引っ張って来たけど、部室で寝ていたアッツを起こした時に、「どこ行くの?」って、ミー先輩が聞いて来たので、面倒くさいから一緒に連れて来ちゃった!
まあ、夏野キャップには、上手いこと言って誤魔化すから大丈夫!
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コンコンコン!
「夏野キャップいますか~?」
「おう! マナちゃんか? それにみんなも、まあ、入ってくれ」
「おじゃましま~す! キャップ、ちょっと相談したいことがあって……」
「んー。実は、僕も君達に相談……と、言うか……お願いと言うか……協力してほしいことがあってな……」
おや? 夏野キャップも何かあるんだ! こりゃ、先にそっちの話を聞いた方が、いいような気がして来たぞ。うまくいけば、こっちから相談のお願いしなくても、上手くいい考えがもらえるかもしれないし……。
「それじゃあ、キャップの話を聞きますよ。丁度みんなを連れて来たんだから、いいでしょ!」
「よし、それじゃあ、隣の大ホールに行こう! あそこで、ちょっと説明したいことがあるんだ!」
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「うしょおおーーー! やっぱり、この部屋は凄いや。壁一面のモニターに世界各地の気象情報が映し出されてるもんな」
まったく、アッツは子どもみたいに燥いじゃって! どうして、男の子って、こんな秘密基地みたいのが好きなのかしらね!
あたしなら、もうちょっと飾り付けとかして、可愛いお部屋を作るのにな……。
ま、そっか。この部屋をデザインしたのが、夏野キャップだし、お金を出したのがあっちょんだからな。秘密基地になるのは、仕方ないのかなあ。
「ところで、夏野所長。お話って、いったいなんですか?」
おや、ミー先輩が食いついてきたぞ! さっきまで、黙ってPCの画面と睨めっこしていたのに。ただ、相変わらず沈着冷静なんだよね~。その笑み一つない冷たい話し方もいいんだなあ~
「そうだな! 実は、『氷の結晶』の必要個数が満たされたんだ!」
「え? どういうことですか? 所長!」
真っ先に、椅子から立ち上がり、反応を見せたのが、ミー先輩だった。あの冷静な上杉南中子の普段からは、考えられないような反応だったわ。
「うん、だから……。これで、地球を冷やす道具が手に入ったということなんだ!」
「じ、じゃあ……。これで、地球は冷えるんですね!」
久しぶりに笑顔を見たような気がした。ミー先輩が、あんなに嬉しそうな顔をするなんて、よっぽど嬉しいのかなあ。
「ただ、次に進むには、問題があるんだ」
(つづく)
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