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新入社員歓迎会④
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そんなこんなで、イケメンVSブス専論議に花が咲いた新歓は無事に終わった。
私がブス専って噂が広がってしまった。
本当は納得した訳じゃないけど・・・
もう、否定するのも疲れてきた
そして私のまわりの人達は二次会に行くって事で凄い盛り上がりを見せている。
勿論、私は行かないけど・・・
二次会に行くメンバーと別れ、反対側の駅に向かう道を歩いていると・・・
後ろから私を呼ぶ声が聞こえてくる
「花子ちゃんーーーー!!待ってよ!」
私は声がする方へ視線を向ける
「花子ちゃん、足早すぎなんだけど・・・」
爽やかに笑みを浮かべたホスト風偽王子が呼び止めてきた。
何してんのコイツ?
何故、私を追ってくる?
新手のストーカー?
「武田さん、いつからストーカーに成り下がったんですか?」
「クックックッ
ストーカー呼ばわりされてるとは思わなかったな・・・
花子ちゃんともう少し飲んでみたいと思って!良かったらこれから飲みに行かない?」
「はぁ?私と飲みたいと?・・・・丁寧にお断りさせて頂きます!」
私が速攻で拒否ると、またしても笑い出す。
「俺の誘いを断るってある意味凄いよね!!」
そして、意味ありげにセクシービームを瞳から発動してきそうな勢いのホスト風偽王子。
言っとくけどそんな中途半端なフェロモンじゃ堕ちないよ!!
するといきなり私達の近くの人達が騒ぎ出す。
[誰かが倒れたぞ!!]
[痙攣起こして倒れた!!]
野次馬がブワッと集まってくる。
流れに任せて私とホスト風偽王子も野次馬の中へと紛れる
すると道端で男の人が痙攣しながら倒れていた。
野次馬たちも何も出来ずにこの状況にオロオロするばかり
「この状態になってから何分ですか?」
倒れてる人に駆け寄り野次馬に質問する
「1分ぐらいだと思う」
「誰か救急車呼んで!!」
私は直ぐに気道の確保をして、ワイシャツのボタンを外す。
そして腕時計で時間を確認しながら状況を観察する
暫くすると痙攣は止まったようだ
私は、倒れた人に声をかけてみる
「大丈夫ですか?」
そうこうする内に救急車が到着する。
私はすかさず救急隊に向かって説明する
「気道確保とワイシャツのボタンを外しておきました。
痙攣は約3分から5分ぐらい続いて、意識は混濁しているようです。」
私は一気に喋ると、救急隊の人が笑顔で答える。
「迅速な応急処置ありがとうございます。
お疲れさまでした。」
私の顔をマジマジと見てから尊敬の眼差しを向けてくる。
「何ですか?」
「ヤバイ、花子ちゃんカッコいい」
「はぁ、只の人命救助だし」
「ヤバイ、マジで惚れそう!本格的に俺と付き合ってみない?」
「目が悪くなった?何処に惚れる要素が・・・
しかもセクシー系がタイプなんでしょ?」
「確かに、ぶっちゃけると全然タイプじゃないんだけど・・・・
その誰にも屈しない毒舌にツボった。」
私がブス専って噂が広がってしまった。
本当は納得した訳じゃないけど・・・
もう、否定するのも疲れてきた
そして私のまわりの人達は二次会に行くって事で凄い盛り上がりを見せている。
勿論、私は行かないけど・・・
二次会に行くメンバーと別れ、反対側の駅に向かう道を歩いていると・・・
後ろから私を呼ぶ声が聞こえてくる
「花子ちゃんーーーー!!待ってよ!」
私は声がする方へ視線を向ける
「花子ちゃん、足早すぎなんだけど・・・」
爽やかに笑みを浮かべたホスト風偽王子が呼び止めてきた。
何してんのコイツ?
何故、私を追ってくる?
新手のストーカー?
「武田さん、いつからストーカーに成り下がったんですか?」
「クックックッ
ストーカー呼ばわりされてるとは思わなかったな・・・
花子ちゃんともう少し飲んでみたいと思って!良かったらこれから飲みに行かない?」
「はぁ?私と飲みたいと?・・・・丁寧にお断りさせて頂きます!」
私が速攻で拒否ると、またしても笑い出す。
「俺の誘いを断るってある意味凄いよね!!」
そして、意味ありげにセクシービームを瞳から発動してきそうな勢いのホスト風偽王子。
言っとくけどそんな中途半端なフェロモンじゃ堕ちないよ!!
するといきなり私達の近くの人達が騒ぎ出す。
[誰かが倒れたぞ!!]
[痙攣起こして倒れた!!]
野次馬がブワッと集まってくる。
流れに任せて私とホスト風偽王子も野次馬の中へと紛れる
すると道端で男の人が痙攣しながら倒れていた。
野次馬たちも何も出来ずにこの状況にオロオロするばかり
「この状態になってから何分ですか?」
倒れてる人に駆け寄り野次馬に質問する
「1分ぐらいだと思う」
「誰か救急車呼んで!!」
私は直ぐに気道の確保をして、ワイシャツのボタンを外す。
そして腕時計で時間を確認しながら状況を観察する
暫くすると痙攣は止まったようだ
私は、倒れた人に声をかけてみる
「大丈夫ですか?」
そうこうする内に救急車が到着する。
私はすかさず救急隊に向かって説明する
「気道確保とワイシャツのボタンを外しておきました。
痙攣は約3分から5分ぐらい続いて、意識は混濁しているようです。」
私は一気に喋ると、救急隊の人が笑顔で答える。
「迅速な応急処置ありがとうございます。
お疲れさまでした。」
私の顔をマジマジと見てから尊敬の眼差しを向けてくる。
「何ですか?」
「ヤバイ、花子ちゃんカッコいい」
「はぁ、只の人命救助だし」
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