毒舌お嬢と愉快な仲間たち

すけさん

文字の大きさ
14 / 104

恋は突然やってくる

しおりを挟む


◇◆武田葵side◇◆


あの新入社員歓迎会の突然の告白事件から一夜明け自分の言動に戸惑っていた。



俺、花子ちゃんに告ったよな・・・・


夢だったのか・・・・


いやいや・・・


夢じゃなく現実だ!


嘘だろ俺何してんだろう・・・・



俺があんな地味子にマジになるはずないよ
だって、今まで付き合ってきた相手とタイプが全く違いすぎるだろ!
ここに燻って消化しきれない気持ちは
きっと勘違いだ・・・



落ち着け、俺!!



取り合えず酔った勢いの嘘っぱちだと笑い話ににしてしまえば勘違いだと認識してもらえるだろう・・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー


昨日の夜にあんなにイメトレしていたのに、花子ちゃん見たら真っ赤になってしまった。

俺どうしたんだろう・・・・


ドキドキと心臓の音が激しく波打つ



気がついたら彼女の腕を掴んでいた。



おい!!



ここは職場だ!!


何やってんだ俺!!




咄嗟に一緒に営業に同行させてしまった。




公私混同だな・・・・

思わず自分の行動に笑ってしまう。








顔は素っぴんに近いみたいで化粧毛もなく、あの瓶底眼鏡で顔が覆い隠されている。
口元のでかい黒子が妙に目立ち
髪は真っ黒で後ろで一本で縛り本当に地味すぎる容姿だ。



服装は基本のリクルートスーツって感じで、白いブラウスに黒の膝丈のタイトスカート


本当にTHE平凡って感じの
どこに惚れる要素があるんだ?



でも・・・・



でも・・・・



昨日の咄嗟に行動した行動がテキパキとしていて妙に格好良く見えた。

只の人命救助だって言っても、その場に遭遇してしまったら普通はテンパったって可笑しくないのに・・・・


彼女のテキパキと動く姿に、その行動力に、呆気にとられてしまっていた。

彼女のまわりにキラキラと輝くオーラが見えて目が離せなくなったんだ。



何故だかあの地味な顔が可愛いって思えてしまうほど末期みたいだ・・・・



そして興味をそそるのが、俺なんて眼中にないって独特のスタンス
それがかえって闘争本能に刺激を与えてるのかもしれない・・・


だって、俺ってかなりのモテ男なのに俺の誘いに全然のらないってのがなんとも興味深い。







しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

処理中です...