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プレゼンチーム加入
しおりを挟む新人としては異例の大抜擢で私が三田産業のプレゼンチームに加入した。
それにしても女子社員達の妬みや僻みの視線が凄いんだけど・・・・
プレゼンのチーム編成は、私を含めて5人いるらしい。
メンバーの中の女子は私1人しかいないみたいだけど
初めてのプレゼンチームでの会議と言うことで緊張してきた
第2会議室に入ると主任を除いた全員が既に集まっていた。
凄い注目されてるけどジロジロ見られる事に慣れてないから戸惑ってしまう。
とにかく空いてる席に座ると、最後にホスト風偽王子が部屋に入ってきた。
「あっ、お待たせ。全員揃ったかな?
今日からこの5人のチームで頑張っていこうと思う。これから3ヶ月宜しくお願いします。」
ホスト風偽王子が皆に頭を下げる。
次に自己紹介が始まる。
「櫻井です宜しくお願いします。」
目がクリっとした爽やかイケメン。
「金田です。頑張りますので宜しくお願いします。」
可愛い顔した童顔チックな雰囲気に年下に見えなくもない。
「槇です。宜しくお願いします。」
熊さんみたいな風貌でとにかく図体がでかい
「山田花子です。新人なのでご迷惑おかけすると思いますが宜しくお願いします。」
私が挨拶すると明らかに、櫻井と金田の態度が悪くなる
熊さん、いや槇さんは優しく微笑んでくれた。
「はい、最後に俺だな!このプレゼンを仕切るチームリーダーの武田です。
宜しくって事でこれからプレゼンの詳細を説明します。」
ホスト風偽王子が満面の笑みを撒き散らす。
「うちの会社のダイエット食品【DKG】を三田産業にプレゼンする。
競合するのはうちを含めて3社、各々自社製品のショートCMを作成して披露する。」
「CMですか?大々的なプレゼンですね。」
可愛いらしく金田が微笑む。本当に可愛い弟タイプ
「期限は今週末までにプレゼンの企画書提出してね。宜しく。」
初めての顔合わせは無事に終わった。
会議室を出てデスクにそれぞれ戻っていく。
取り合えず、企画書を作成してからじゃないと埒があかないらしいので、何としてでも今週末までに終わらせなくては
すると仁王立ちで待ち構えているブリブリ恵美。
今にもなぐりかかってきそうな勢いだけど・・・
「ねぇ、どんな手を使って武田主任のチームに入れて貰ったのよ?
間違っても変な期待しない方がいいわよ!」
いやいや、別に全然期待してないし・・・
逆に面倒な事に巻き込まれて私としては不本意なのに・・・
はぁ・・・・・
マジで面倒くさいんだけど!!
深い溜め息を吐いてしまう
そんな私のデスクに暗い顔した美奈子が顔を出す。
明らかに様子が可笑しいけど・・・・
「山田さん、ちょっと相談があるんだけど・・
お昼一緒に食べない?」
「うん、いいよ。」
私は美奈子に返事すると、ウルウルと瞳を潤ませてる
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