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創立記念パーティー⑥
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「あの~、どうして私と宮内さんの事を知ってるんですか?それに復讐って・・・」
「言ったでしょ、私への質問は一切受け付けないって!で、どうする?あの馬鹿男をやっつけるの?」
私は美奈子に詰め寄ると
「ふ、復讐したいです・・・・・・」
私を真っ直ぐに見つめて宣言した。
「了解!!」
私は笑顔を美奈子に向けると彼女も微笑み返してくれた。
そして、会場に再び訪れるーーーー!!
周りの視線が私達四人に集中する。
“ねぇ、あれってファッションブランド欄の欄丸じゃない?”
“あの綺麗な人誰??”
“あれって、メイクアップアーチストの河口だよね・・・・・”
ヒソヒソとギャラリーから噂話が聞こえてくる。
綺麗に変身した美奈子に男共が鼻の下を伸ばしている・・・・
すると美奈子の元に宮内が近づいてくる
「へぇ~、女は化けるね~
お前がその気なら後一回ぐらい寝てやってもいいけど・・・」
美奈子に耳打ちする宮内に怒りが頂点に達しようとしたその時。
宮内を冷めた目つきで睨みつけ・・・
「一回寝たぐらいで彼氏ズラしないでよね!
あんたなんか眼中にないから!!」
捨て台詞を吐く美奈子に拍手喝采をしたのはいうまでもあるまい。
「このアマ調子のってんじゃねぇよ!!」
美奈子の腕を強引に掴んでグイッと引き寄せる。
そんな宮内の腕を掴んで睨みつける男が・・・
「その汚い手離してくれる?彼女は俺の女だから!!」
そのまま反対側の腕を掴むと自分の方に引き寄せる
「今後一切彼女に関わらないでくれるかな?
俺の彼女だから。」
「欄丸さん・・・・」
そんな欄丸を見つめながら頬を染める美奈子。
そのまま、欄丸が美奈子の手を繋いで宮内から奪うような姿にドラマのワンシーンみたいでキュンってする
「めっちゃスカッてしたよ~!美奈子も頑張ったね・・・
欄丸!!私は健兄のとこに行くから美奈子を宜しくね。」
そのまま2人から離れて健兄を探す。
見つけた・・・・
でも、アイツらも一緒だ。
思わず後ずさりしていると、真田と目があってしまう。
嫌な予感が・・・・・
真田が健兄に耳打ちすると私の方に視線向け
「樹里~。こっちこっち!!」
大きな声で私を呼ぶ健兄。
出来れば行きたくない、だってホスト風偽王子に俺様毒舌も一緒だから・・・・
私は逃げようと後ずさりし始めると、真田が私に近づいてくる。
なぜ?こっちに来るの?
・・・・・・・。
「樹里さん、代表があちらでお待ちです。
宜しければわたくしがお連れします。」
すっと、妖艶な微笑みを私に惜しげもなく放つイケメン。
しょうがないと諦めモードで真田の手を取る。
そのまま手を繋ぎ健兄の隣に来ると、
「樹里、遅かったじゃん、どこほっつき歩いてるんだよ。悪い虫が寄ってくるじゃん。」
「面倒くさ・・・・
大丈夫よ、そんな馬鹿な男なんて私が相手にする訳ないでしょ。」
一斉にこっちを向く三武将トリオ。
「樹里さん、男は狼なんです。いつ危険な刃を繰り出すか分からないですから用心しておいて下さいね。」
銀縁メガネをクイっと上にズラしながら私を真っ直ぐに見つめてくる真田・・・
「はぁ・・・・・」
思わず苦笑いしてしまう。
先程からやたらと私を見つめる視線を感じる。
ふと視線をそちらに向けると目が合ってしまった。
「初めまして、企画開発の織田です。宜しくお願いします。」
私に握手を求めてくる俺様毒舌に、仕方がないので手をだし握手する。
すると、耳元で・・・
「どこかで会った事ありませんか?」
不意に呟いた言葉にビクっとしてしまう。
「初めてお会いすると思いますけど・・・」
真っすぐ俺様を見れないでいる私に
「恥ずかしがってる樹里さんも素敵ですね。」
横から甘い声が聞こえてくる。
真田が私にメロメロなのか鼻の下が伸びきった状態でニヤニヤしてる。
「言ったでしょ、私への質問は一切受け付けないって!で、どうする?あの馬鹿男をやっつけるの?」
私は美奈子に詰め寄ると
「ふ、復讐したいです・・・・・・」
私を真っ直ぐに見つめて宣言した。
「了解!!」
私は笑顔を美奈子に向けると彼女も微笑み返してくれた。
そして、会場に再び訪れるーーーー!!
周りの視線が私達四人に集中する。
“ねぇ、あれってファッションブランド欄の欄丸じゃない?”
“あの綺麗な人誰??”
“あれって、メイクアップアーチストの河口だよね・・・・・”
ヒソヒソとギャラリーから噂話が聞こえてくる。
綺麗に変身した美奈子に男共が鼻の下を伸ばしている・・・・
すると美奈子の元に宮内が近づいてくる
「へぇ~、女は化けるね~
お前がその気なら後一回ぐらい寝てやってもいいけど・・・」
美奈子に耳打ちする宮内に怒りが頂点に達しようとしたその時。
宮内を冷めた目つきで睨みつけ・・・
「一回寝たぐらいで彼氏ズラしないでよね!
あんたなんか眼中にないから!!」
捨て台詞を吐く美奈子に拍手喝采をしたのはいうまでもあるまい。
「このアマ調子のってんじゃねぇよ!!」
美奈子の腕を強引に掴んでグイッと引き寄せる。
そんな宮内の腕を掴んで睨みつける男が・・・
「その汚い手離してくれる?彼女は俺の女だから!!」
そのまま反対側の腕を掴むと自分の方に引き寄せる
「今後一切彼女に関わらないでくれるかな?
俺の彼女だから。」
「欄丸さん・・・・」
そんな欄丸を見つめながら頬を染める美奈子。
そのまま、欄丸が美奈子の手を繋いで宮内から奪うような姿にドラマのワンシーンみたいでキュンってする
「めっちゃスカッてしたよ~!美奈子も頑張ったね・・・
欄丸!!私は健兄のとこに行くから美奈子を宜しくね。」
そのまま2人から離れて健兄を探す。
見つけた・・・・
でも、アイツらも一緒だ。
思わず後ずさりしていると、真田と目があってしまう。
嫌な予感が・・・・・
真田が健兄に耳打ちすると私の方に視線向け
「樹里~。こっちこっち!!」
大きな声で私を呼ぶ健兄。
出来れば行きたくない、だってホスト風偽王子に俺様毒舌も一緒だから・・・・
私は逃げようと後ずさりし始めると、真田が私に近づいてくる。
なぜ?こっちに来るの?
・・・・・・・。
「樹里さん、代表があちらでお待ちです。
宜しければわたくしがお連れします。」
すっと、妖艶な微笑みを私に惜しげもなく放つイケメン。
しょうがないと諦めモードで真田の手を取る。
そのまま手を繋ぎ健兄の隣に来ると、
「樹里、遅かったじゃん、どこほっつき歩いてるんだよ。悪い虫が寄ってくるじゃん。」
「面倒くさ・・・・
大丈夫よ、そんな馬鹿な男なんて私が相手にする訳ないでしょ。」
一斉にこっちを向く三武将トリオ。
「樹里さん、男は狼なんです。いつ危険な刃を繰り出すか分からないですから用心しておいて下さいね。」
銀縁メガネをクイっと上にズラしながら私を真っ直ぐに見つめてくる真田・・・
「はぁ・・・・・」
思わず苦笑いしてしまう。
先程からやたらと私を見つめる視線を感じる。
ふと視線をそちらに向けると目が合ってしまった。
「初めまして、企画開発の織田です。宜しくお願いします。」
私に握手を求めてくる俺様毒舌に、仕方がないので手をだし握手する。
すると、耳元で・・・
「どこかで会った事ありませんか?」
不意に呟いた言葉にビクっとしてしまう。
「初めてお会いすると思いますけど・・・」
真っすぐ俺様を見れないでいる私に
「恥ずかしがってる樹里さんも素敵ですね。」
横から甘い声が聞こえてくる。
真田が私にメロメロなのか鼻の下が伸びきった状態でニヤニヤしてる。
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